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インフルエンザと上手に付き合う  その2

前回(インフルエンザと上手に付き合う その1)に引き続きインフルエンザワクチン(以下、ワクチンと略す)の効果について検討します。

1.ワクチンが効かないワケ

(1)インフルエンザウィルス(以下、ウィルスと略す)は絶えず変異する
ウィルスの1年は人間の100万年以上に相当しますので、変異のスピードにワクチンが追いつく事はできません。

(2)不活化タイプ
ワクチンには「生ワクチン」と「不活化ワクチン」があります。「生ワクチン」は生きているウィルスを丸ごと使用しますので効果も副作用も大きい。「不活化ワクチン」はウィルスが体内で増殖しない様にホルマリンで殺してから使用しますので、効果も副作用も小さい。

(3)コンポーネントタイプ
ワクチンは、ウィルスの一部分(HAタンパク質)を使用しますのでHAに対する抗体のみを作ります。従って、ウィルスのHAタンパク質や膜への抗体はできませんので不完全な免疫しかできません。

(4)同一タイプのウィルスが流行する事は少ない
同時期のインフルエンザでも地域や流行時間(始めと終わり)ではウィルスのタイプは異なります。

(5)のどや鼻の粘膜では抗体は作られない
ワクチンは注射しますので、血液中に抗体はできても感染しやすいのどや鼻には抗体はできません。

(6)効果の持続が短い
ワクチンによって作られた抗体は2ヶ月位で減り始め5ヶ月位で消滅します。


2.ワクチンのウソ

(1)インフルエンザは死に至るほど危険な病気である
インフルエンザはカゼの1種で合併症で肺炎になると体の弱っている人は危険です。しかし、インフルエンザ以外でもカゼをこじらせれば合併症の肺炎を起こします。また、高熱が出たからインフルエンザであるとも言えないし、熱が上がらないからインフルエンザではないとも言えません。

(2)パンデミック(爆発的な大流行)が生じる
1918年のスペインカゼの時代と異なり今は�インフルエンザの原因がウィルスである事が判明�肺炎の治療薬の抗生物質がある�衛生状態も栄養状態も良い。従って、当時の様な猛威をふるうとは思えません。

(3)重症化を防ぐ
ワクチンが重症化をどの程度防いだかは判るはずがありません。ワクチンを接種したので軽くすんだという説明には何の根拠もありません。また、インフルエンザと脳症は全く別の病気でその原因の一部は解熱剤にある事も判明しています。さらに、高齢者の肺炎は、インフルエンザで発症する事もありますが、肺炎の多くは嚥下障害によるものです。従って、ワクチンの接種によって重症化が防げる事は殆どありません。

(4)他人への感染を予防する
ワクチンの接種でインフルエンザの流行を阻止できない事が明白になったので、1994年に小中学生に対する集団接種をやめたのですから、他人への感染は予防できません。さらにウィルスに感染しても症状が出ない「不顕性感染」(前橋リポートでは5人に1人)もあり、知らないうちにウィルスの感染源になっている事もあります。

次回はインフルエンザの最終回です。

関連記事:
 もう、見ました?あの張り紙…インフルエンザの?
 インフルエンザの? その2
 インフルエンザの? その3(実践だよ?チックン!)
 * その3はインフルエンザの予防法。お勧めです。
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