2018年09月11日
すい臓癌が発生するメカニズムの一端を解明
すい臓癌は、近年の医療の進歩にもかかわらず、その5年生存率は10%程度にとどまる難治性悪性腫瘍です。一般的に、すい臓癌は良性腫瘍(前癌病変)が悪化することによって発生すると考えられていますが、その発がんのメカニズムは明確には解明されていません。
今度、名古屋大学大学院医学系研究科の梛野正人教授と山口淳平助教らの研究グループは、胃粘膜で産出される細胞外分泌型タンパク質であるTFF1がすい癌の発生に大きく関与していることを明らかにしました(2018年6月18日リリース)。
同研究グループがすい癌におけるTFF1の作用を確認したところ、TFF1はすい癌細胞の上皮間葉転換(上皮細胞が間葉系細胞の性格を獲得するプロセス)を抑制し、すい癌の浸潤・転移する能力を弱めることが判明しました。
また、遺伝子改変マウスを用いてTFF1とすい癌発生の関係を調べたところ、TFF1はすい癌の良性腫瘍(前癌病変)であるPan1Nが悪性度を増してがん化することを妨げていることがわかりました。
本研究の結果により、TFF1はすい癌の発生を抑制する癌抑制作用を持っていることが判明し、今後、TFF1を用いた新たなすい癌治療の開発が期待されます。
今度、名古屋大学大学院医学系研究科の梛野正人教授と山口淳平助教らの研究グループは、胃粘膜で産出される細胞外分泌型タンパク質であるTFF1がすい癌の発生に大きく関与していることを明らかにしました(2018年6月18日リリース)。
同研究グループがすい癌におけるTFF1の作用を確認したところ、TFF1はすい癌細胞の上皮間葉転換(上皮細胞が間葉系細胞の性格を獲得するプロセス)を抑制し、すい癌の浸潤・転移する能力を弱めることが判明しました。
また、遺伝子改変マウスを用いてTFF1とすい癌発生の関係を調べたところ、TFF1はすい癌の良性腫瘍(前癌病変)であるPan1Nが悪性度を増してがん化することを妨げていることがわかりました。
本研究の結果により、TFF1はすい癌の発生を抑制する癌抑制作用を持っていることが判明し、今後、TFF1を用いた新たなすい癌治療の開発が期待されます。
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