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ステロイドの副作用からこどもの骨を守る治療法開発に初めて成功

〜小児骨粗しょう症に対する抗シグレック15療法〜


ステロイドは炎症や免疫反応を抑える作用があるため様々な病気の治療に使われていますが、代表的な副作用の一つに骨粗しょう症があります。そのため成人では、ステロイドを服用する場合、骨粗しょう症治療薬を予防的に併用することが推奨されています。

一方、小児ではネフローゼ症候群や、白血病、膠原病などの病気にステロイドが広く使用されているにもかかわらず併用できる骨粗しょう症治療薬がありません。これは、既存の骨粗しょう症治療薬を小児に投与した場合、骨に成長障害などが生じる可能性があるためです。

そのため、小児にも安全に使用できる新しいステロイド性骨粗しょう症治療薬の開発が必要とされています。

今度、北海道大学大学院医学研究院の高畑雅彦准教授、同大学院歯学研究院の網塚憲生教授らの研究グループは、第一三共(株)と共同で、同社が創生したシグレック15抗体が、小児ステロイド性骨粗しょう症に対して、有効かつ安全な治療法となることを世界で初めて証明しました(2020年4月21日リリース)。

本研究では、ステロイドを投与した成長期ラットに、シグレック15抗体、または代表的な骨粗しょう症治療薬であるビスフォスフォネートを投与した際の骨粗しょう症予防効果や骨成長への影響を調査しました。

その結果、シグレック15中和抗体はビスフォスフォネートよりも骨量増加効果に優れることがわかりました。

シグレック15抗体は破骨細胞の最終分化のみを抑制(骨を溶かす機能の低い小型破骨細胞はできる)するため骨芽細胞が減らず、ある程度、骨の新陳代謝を保ったまま骨が減るのを抑えられるためと考えられます。

また、シグレック15中和抗体を投与したラットは骨の成長にはまったく影響がでないことが確認されました。



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