
これは、私のパソコンのモニターにつけているライトの手元リモートコントローラーである。
以前は、普通のデスクライトを使っていたのだが、思い切って昨年新たに購入した。
ライトとしての目に優しい機能はもとより、手元で明るさや色温度を調整できるという、素晴らしい品である。
レビュー記事も調べまくった上で、少々値段が高いというハードルを飛び越えて購入したものである。
ところがである。
何ともこの手元リモートコントローラーの操作性が良くないのである。
真ん中の部分が、スイッチであるのだが、どうも反応が悪い。
しかも、そのスイッチのところから出ている黒いベロのようなものの使い道が不明なのだ。
そのベロをクルクル回しても、何も変化しない。
明るくもならないし、色温度の変化もない。
そんな不満を感じながらも、とりあえず使っていた。
それが、今日になって、ようやくマニュアルを確認してみようという気になった。
メーカーサイトを開き、仕様書を探した。
そこに写っているイメージ写真を見て気がついたことがあった。
ベロがない・・・
おや?
もしや?と思って、机にある手元リモートコントローラーのベロを引っ張ってみた。
びっくりするくらい簡単に、スルッと抜けた。

ああ・・・
そういうことなのね。
要するにこれ、保護資材ね。
何のことはない、必要のないものをくっつけていたから上手く機能しなかったのだ。
それからというもの、手元リモートコントローラーの操作性は、抜群である。
レビューで評価されていた、その実力がよくわかるのである。
快適なこと、この上ない。
それにしても、今まで私は何をしていたのだろう。
しかし、人間って、案外そんなもんなのである。
ちょっとした気づきで、世界は一変する。
それに気が付かないために、不自由な生き方をしている。
気がついてみれば、何だよ・・・ということなのだ。
気づくのなら早いほうがいい。
