洞泉寺住職の日常

長野県伊那市美篶の曹洞宗 洞泉寺のブログです。

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ぼちぼち年賀状を考える時期になりました。

正直にも言うと、めんどくさいです・・・

伝統的なものを守る立場にある私ですが・・・

やっぱり、めんどくさいのです。

だがしかし・・・
こんな私でも、以前は凝った年賀状を作っていたのです。

それは・・・

コスプレ年賀状・・・

読んで字のごとく、コスプレをして写真を撮り、それを年賀状にしていたのです。

コスプレって・・・汗

檀家の皆様、ご安心ください、別にアニメのコスプレをしていたわけではありませんから。

たとえば、恐竜の着ぐるみを着たり・・・
鏡餅や鯛の被り物をしたり・・・
幼稚園児のカッコをしてみたり・・・

そういうやつですから大丈夫です。(←どこが大丈夫じゃ!)

子供がまだ保育園に行っていたころの話でして・・・
イベントのひとつとして親子三人でコスプレをして写真を撮っていたのです。

キャーキャー言いながらカメラの前で様々なポーズをとって大騒ぎ。
でも最初は大喜びしていた子供も次第に飽きてきます。
しかし、私と家内はますますヒートアップしていきます。

「表情にインパクトがない! もう一枚!」
「こんなありきたりのポーズじゃ駄目だ! もう一枚!」
「なんか斬新なアイデアはないのかい! もう一枚!」

楽しかった撮影会が地獄の撮影会に・・・

12月だというのに汗だく・・・

そんなコスプレ年賀状なんですが、ひとつ大きな問題がありました。

それは宛先が限られるということです。

そりゃそうでしょう・・・

師匠筋にそんな年賀状送ることはできませんからね・・・

こちらはお正月に楽しんでもらおうというサービス精神なのですが、シャレの分かる人と分からない人がいますから・・・

ということで、あまり世に出回っていない超レアな年賀状なのでした。

そんなコスプレ年賀状を封印したのは、住職になることが決まったときです。

だって、もし檀家さんがそれを見たら・・・

「今度来る住職さんって、この人だって」
そう言われて見せられたのがコスプレ年賀状だったら・・・

やっぱり大事でしょ・・・

第一印象・・・

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東京へ行ってきました。
ご法事をお勤めするためです。
窓から見える建物は、都庁です。
会場は新宿にある高層ホテルの最上階・・・

反対側の窓からは、微かにスカイツリーが・・・
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まさに天空の法事・・・

新宿は学生のときバイトをしていた場所です。
バイト先は○○ホームというハウスメーカーでした。
ホテルの近くに建つビルの・・・はて?何階だったかな・・・

そこで私はCADのバイトをしていました。
社員さんが書いた設計図面をコンピューターに入力する仕事でした。

あれから30年くらい経つのか・・・
あの頃の社員さん達はどうしてるのかな・・・
当時の若手社員も、既に定年間際・・・

○○さんは有能だったからきっと出世しているに違いない・・・
もしかしたら社長になってたりして・・・

バイト先のビルを眺めながら感慨にふける私・・・
まさか、あのバイト君が天空の法事会場から見下ろしてるとは思うまいて・・・

当時は都庁が建設途中でした。
友人が都庁の現場のバイトに行っていました。
てっぺんの方に行かされ、その高さにビビりまくったと言ってたな・・・

そんなことを思い出しながら、定刻を少し遅れて始まったご法事。

私の場合・・・
読経の第一声で様々な情報を集めます。
それは、その「場」を構成する様々な要素・・・

ご供養の対象そのものに関する情報はもちろんのこと。
参列者が発する情報もその一つ。
会場の物理的な条件もその一つ。

それらをうまく鎮め、そして連れてゆく・・・

情報をやり取りしながら、対応してゆく・・・

通常、今回のような会場はやりにくいものです。
本堂のような「場」作りができていませんから。

ですが、不思議とやりにくさを感じませんでした。
三回忌であったこともあるでしょう。
参列の方の想いがまとまっていたこともあるでしょう。

良いご供養だったと思います。

バイト君もプロフェッショナルになってきたかな・・・

住職、ガチで冬眠したのでは・・・

ブログの更新が少々途絶えたために、そう思われた方もいるかもしれない・・・

今年は少々早い気がしますが、すでに冬ムードになってきましたね。
しかし、私は起きています。

早いと言えば、来年の「洞泉寺新年祈祷法要」の時期が例年より早まりました。
いつもは、1月の下旬に行っていましたが、来年は1/8(成人の日)に行います。

なぜそうなったかというと、開催案内の配布時期を早めたことがきっかけとなりました。
開催案内は、例年私が年始のご挨拶にお持ちして、申し込み締め切りは1/16でした。
でも、もっと早く開催案内を配ってほしいとの要望がありました。

そこで、今年は試験的に11月に開催案内を配布することにしました。
そして、申し込み締め切りを12/31としたために、法要の日程を前倒しすることが可能になりました。

考えてみたら、厄年のご祈祷などは、年明けのなるべく早い時期にやった方がいいわけで・・・
じゃあ、早くやろうということになりました。
とはいうものの、年明けは年始回りがありますので、ギリギリの前倒しで1/8としました。

そんなことで、もう檀家さんのお手元には開催案内が届いていることと思います。
そして既に私の元にはいくつかの申込みがきています。

洞泉寺はいわゆる祈祷寺ではないのですが、新年のご祈祷以外にも時々ご祈祷を頼まれることがあります。
そして、多くの場合、良い結果をもたらしています。

もちろん、なんでも願いが叶うわけではありません。
というか、叶えてはいけない願いもあるのです。
結果的に、いわゆる呪詛になってしまうようなものはイケません。

誰かが不幸になってしまうようなものはダメです。

その願いが叶うことによって、自分もみんなも幸せになる・・・
そういう願いなら、叶うでしょう。
いや、叶うべきなのです。

自分が願いを持つということ、それを遠慮してはいけません。
自分を卑下してはいけません。
世界平和を祈るような大きな願いでなくても良いのです。

個人的な小さな願いでいいのです。
でも、それが叶うことによって、自分以外の誰かも一緒に幸せになるような願い・・・
そんな小さな願いをみんなが抱けばよいのです。

一人ひとりの小さな願いが叶うことによって、大きな祈りとなって世の中が良い方向に変わってゆくのです。

そんな願いが叶わないとしたら、叶え方を知らないか、あるいは方法が間違っているのです。

何か叶えたい願いはありませんか?

今年も残りわずかとなりました。
一年の出来事を振り返るとともに、自分の心も振り返ってみてください。

あなたの願いは叶いましたか?

そして、あなたの本当の願いは何ですか?


寒いのが嫌いな私は・・・

気温の低下につれて動きが鈍くなりつつあります・・・

日中はともかくとして、朝はすでに寒いじゃないですか。

トカゲなら布団から出ずに、じっとうずくまっているところです・・・

されども、私は哺乳類です。
うずくまっているわけにはいかないのであります。

そもそも、まだ11月です。
「寒い」などと口走ってはいけません。

ここは南極でもなければ、グリーンランドでもない・・・

ストーブもあればコタツもある・・・

何を恐れることがあろうか!

どっからでもかかってこんか~い!!!

そんな今日この頃ですが・・・

境内を見渡すと、その美しさにうっとりします。
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いい感じに色づくドウダンツツジです。
この季節のお寺はカラフルです。
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イチョウの葉は結構落ちましたね。
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黄金の絨毯状態になっています。

どうですか?
みなさん、お散歩に来ませんか?

前回の繰り返しになりますが・・・

何なんだこの天気・・・

よく降りますなぁ・・・

そんな中、洞泉寺仏教婦人会の旅行に行ってきました。
旅行と言っても、日帰り遠足です。
30人ほどお集まりいただきました。

そして当日は、雲ひとつない快晴・・・

ブラボー!

今回の遠足のメインは「満蒙開拓平和祈念館」と「長岳寺」でした。

満蒙開拓平和記念館」は下伊那郡阿智村にあります。
ここは、満蒙開拓の歴史を後世に伝えるために作られた記念館です。

長岳寺」は記念館のすぐ近くにあり、「中国残留孤児の父」と言われた山本慈照師が住職をされていたお寺です。

私は3年ほど前にもこれらを訪れたことがあります。

今回あらためて感じたのは、未解決の想いです。
いや「想い」という表現では軽すぎる・・・

「念い」と書くべきかもしれません。

命を落とした人の念い・・・
命を奪った人の念い・・・

あのような悲劇を繰り返してはいけない。

そう言うのは簡単です。
そして、それは間違いではないし、そうあるべきです。

では、具体的に私たちは何をどうしてゆけばよいのだろうか?
私たちは如何に歩んでいけばよいのであろうか?

その答えはどこにあるのでしょうか?

政治が答えを出してくれるのでしょうか?
昨今の国際情勢が怪しいのは、政治家が無能だからでしょうか?

答えを外に求めてはいけません。
答えをくれる誰かを求めてはいけません。

私たちのそういう態度が答えを遠ざけるのです。

私たちに必要なのは、自分の言葉なのです。

ありきたりの言葉ではなく・・・
誰かの受け売りでもなく・・・

自分の言葉で表現しなくてはならない。

そうでなければ、あそこで感じた「念い」は鎮まらない。
そうでなければ、私たちの未来は描けない。

言葉にしてみよう。

誰にも騙されることなく・・・
誰かに遠慮することなく・・・

怖がることはない・・・
自信なんていらない・・・

だって、どんなに厚い雨雲だって、その上はいつだって快晴なのだから・・・

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