先週は、ぐったりと疲れていて、珍しく
メールマガジンをお休みしてしまいました('д` ;)
かたじけない・゚・(ノД`;)・゚・
さてさて、前回より「トリクルダウン」という
言葉について見てきました
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さてさて、前回より「トリクルダウン」という
言葉について見てきました

復習をしますと、「トリクルダウン」というのは経済学上の言葉。
tricle down (滴り落ちる)は上から下へと経済が回り始めるという
考え方。先にお金持ちを儲けさせることにより、そのお金が投資や
消費という形で下に降りてくることで、みんなにお金が回る
消費という形で下に降りてくることで、みんなにお金が回る
という考え方です。
主にサプライサイド(供給側・企業側)から言われている論理です。
今日は、日本の歴史を紐解きながら、トリクルダウンの
実現可能性を見ていきましょう。
「すべての人にお金が行き渡っていた時代」ということでいうと、
高度経済成長から「いざなぎ景気」、バブル辺りを思い
浮かべる方も多いかと思います。
1970~1990年辺りまでは、それこそ一億総中流と
言われるくらい、国民経済が潤っていました。
「景気回復」の声のなかには、あの時代をもう一度
望む声もあるのかもしれません。
では、これはトリクルダウンが実現した効果なのでしょうか?
その背景を見ていきましょう。
この時代において大切なことは3つあります。
1.爆発的な経済復興
戦後の焼け野原から一気に加速した高度経済成長の時代、
そこからのいざなぎ景気~バブルと呼ばれた時代には、
今では考えられないような大幅な経済の加速がありました。
「トリクルダウン」政策では大企業を儲けさせる
ことが求められてきますが、国内の急速な経済復興
があったため、自然発生的に大企業は儲かることが
できたのです。
また、今ほど供給過多ではなく、新しい電化製品も
どんどん生まれていた時代。大企業ではないからといって
儲からなかったわけではありません。
急激な右肩上がりの経済成長に加えて、国際的な競争も
多くはありませんでした。そのため、企業は有り余る
利益を従業員に還元することができたのです。
2.セーフティーネットの整備
企業の収益が上がれば、税収も上がっていきます。
それを有効に使うべく、多くの社会保障・セーフティー
ネットが生まれました。
この頃には国民皆保険や雇用保険、年金などが政策により
整備されていきます。トリクルダウンは福祉という形でも
拡大していったと言えるでしょう。
これによって、国民が安心して将来に備えることも
可能になりました。その結果として住宅ローンや
車などを購入する人が増えて、さらに消費が上がって
いったのです。
3.雇用の安定と年功序列
経済が右肩上がりなので仕事はどんどん創出できます。
戦後は圧倒的に需要が多かったので、それを埋める形での
商売がどんどん発達していきました。
将来的な拡大が予想されていたため、短期的な雇用は
考えずに、ほぼすべての人が正社員という、大きく守られた
形で人々は生きていくことができました。
また、年功序列で賃金も上がっていったため、
家庭も持ちやすかったのだろうと思います。
今のように、少しでも安い労働力を探しに海外まで目を
向けるというのが物理的にも難しかったでしょうし、
お金が余っていたので、考える必要がなかったのです。
と、ここまで見ていくと、ひとつのことに気がつきます。
この時代のトリクルダウンには「焼け野原からの復興」
という爆発的なエネルギーがありました。
ですので、給料や福祉など、どんなに下に落としても、
お金が余っている時代といえたのです。お金は十分にあるので、
大企業も「もっと儲けるために税金を優遇しろ」とは言いませんでした。
そして、この流れは世界の中でも歴史のなかでも、かなり
珍しいといわれています。
どちらかと言えば、今の不安定な状況のほうが世界的には
標準的で、当時の守られている状況のほうが珍しいのだそうです。
次回は、バブル崩壊以降のトリクルダウンを見ていきましょう。
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