助詞
2011年08月09日
日本語 助詞『に』と『で』の違い
助詞 『に』 と 『で』の違い
(転載)
『ポイントは、後に来る動詞です。
格助詞「で」は、動作・行為性の動詞の場合に使われ、
格助詞「に」は、存在性の動詞の場合に使われます。
「~で…する」
「~に(…が)ある・いる」
というのが原則です。
ただ、以下のように「で」「に」の両方が使われる動詞もあります。
その場合も、「で」は動作(行為)を表し、「に」は存在(場所)を表すということができます。
もっと厳密に言えば、「に」は、動作の結果(動作・行為の結果)がそこにおいて実現してい
ることを表す、となると思います。
「生まれる」「育つ」「消える」などは、「で」「に」両方の格助詞に連なる
といえます。
このテレビは中国の工場【で】作られた。…テレビを「作る」という行為が行われたのが中国。
新しい施設が中国のテレビ工場【に】作られた。…施設が「作られ」てある場所が中国。
田舎【で】暮らす。…「暮らす」という行為が行われているのが田舎。
田舎【に】暮らす。…「暮ら」している場所が田舎。
森【で】家を建てた。…「建て」るという行為が行われたのが森。森に家があるとは限らない。
森【に】家を建てた。…「建て」られた家のある場所が森。
河原【で】石を投げる。…「投げる」という行為が行われたのが河原。石はどこにあるか決まらない。
河原【に】石を投げる。…「投げ」た目標(対象)としての場所が河原。石は河原にあるはず。
彼は都会で生まれた(育った)。
彼は都会に生まれた(育った)。
彼の姿は人混みで消えた。
彼の姿は人混みに消えた。』
(転載)
『ポイントは、後に来る動詞です。
格助詞「で」は、動作・行為性の動詞の場合に使われ、
格助詞「に」は、存在性の動詞の場合に使われます。
「~で…する」
「~に(…が)ある・いる」
というのが原則です。
ただ、以下のように「で」「に」の両方が使われる動詞もあります。
その場合も、「で」は動作(行為)を表し、「に」は存在(場所)を表すということができます。
もっと厳密に言えば、「に」は、動作の結果(動作・行為の結果)がそこにおいて実現してい
ることを表す、となると思います。
「生まれる」「育つ」「消える」などは、「で」「に」両方の格助詞に連なる
といえます。
このテレビは中国の工場【で】作られた。…テレビを「作る」という行為が行われたのが中国。
新しい施設が中国のテレビ工場【に】作られた。…施設が「作られ」てある場所が中国。
田舎【で】暮らす。…「暮らす」という行為が行われているのが田舎。
田舎【に】暮らす。…「暮ら」している場所が田舎。
森【で】家を建てた。…「建て」るという行為が行われたのが森。森に家があるとは限らない。
森【に】家を建てた。…「建て」られた家のある場所が森。
河原【で】石を投げる。…「投げる」という行為が行われたのが河原。石はどこにあるか決まらない。
河原【に】石を投げる。…「投げ」た目標(対象)としての場所が河原。石は河原にあるはず。
彼は都会で生まれた(育った)。
彼は都会に生まれた(育った)。
彼の姿は人混みで消えた。
彼の姿は人混みに消えた。』