●シークワシャーに、がん抑制物質

沖縄本島北部(やんばる)が主産地のシークヮーシャーに
発がん抑制物質「ノビレチン」が多く含まれていることが分かった。
東京薬科大学薬学部の研究グループ(指田豊教授)が発表した。
指田教授は「ノビレチンは果汁に多く含まれており、加熱 
しても変質しにくいので、加工用として可能性は大きい」と強調。
同研究グループは、マウスを使った動物実験で、
ノビレチンに発がん抑制作用があることを実証。 
慢性リウマチの予防、治療にも効果があるという。

このことが、シイクワシャーのブームの基礎になりました。
さらに、アルアル大辞典で取り上げられ、
今のシイクワシャーブームとなりました。

●シイクワシャーとは、

「シイクワシャ-」は、シイカ-サ-、ヒラミレモンとも言われ、
沖縄本島北部、 台湾北部の山地にかなり多く野性状態で生育し、
その分布は、沖縄の各島々はもちろん、北は奄美大島にまで及んでいる。
シイクワシャ-は、小みかん系の小果に属し、果皮は薄く滑らか柑橘で、
同じ系統の柑橘ではタチバナなどがある。

●シイクワシャーの名前の由来

沖縄の木綿が入ってきたのは、17世紀頃と言われている。
それまで、芭蕉布が沖 縄の一般の人々の衣類に利用された。
今日では、芭蕉布は高級衣料と化してしまったが、
戦前まで夏期の普段着として芭蕉布が広く用いられていた。

この芭蕉布の洗濯には酸を加えることがよく、
この酸の強いシイクワシャ-の実を得るため、
この木が庭先に植えられた。

芭蕉布の特産地といわれた中部の中城村、
北部の今帰仁村、本部町及びの大宜味村においては、
屋敷内に老樹のシイクワシャ-が残っている。

シイクワシャ-は、「酸(シイ)を加える(カ-サ-、クワシャ-)」ということで
ある。沖縄のオバアたちは、シイクワシャ-の実を半分に切り、その果汁をタライ
に入れ、芭蕉着を洗濯していた。

戦前は、芭蕉着を石鹸で洗った後、シイクワシャ-の果汁を入れた水に浸しておく
ことが最も良いとされていた。
現在でも石鹸で押し洗いした後、芭蕉布は、食用酢
または酢酸を薄めた水にしばらく浸している。

別名の「ヒラミレモン」は、早田文蔵氏が台湾産の標本に対し「平実のレモン」と
言う意味で名付けている。

しかし、この柑橘は、性質においてもレモンとは全く異なり、
むしろタチバナや酸桔等に近いものであると田中論一郎氏は説明している。

このことからもシイクワシャ-の名を用いる人も多いが、
なんとなく上品な「ヒラミレモン」という名を用いる人も少なくはない。

シイクワシャ-は古くから人々に親しまれ、詩にまで歌われている。

(おもろさうし) (意味)
『ごえくあやみやに 『越来城内のイベの前の立派な広場に
こがねげ うへて クガニ-(シイクワシャ-の総称)の
木が繁茂している。
こがねげ 下 このクガニ-の木の下で
きみのあちの 君の按司(越来の最高神官)が
しのぐりよわる 神遊びをしているものは
きよらや』 美しいものだ』
(第二の三四) 「沖縄植物風土記(三)多和田真淳」からの転記

追補…投稿記事が100になったそうだ。

シークワシャーのサイト集