ボタンボウフウ
(転載)
『ボタンボウフウ(学名 Peucedanum japonicum)は主に九州南部から沖縄の海岸沿いに自生するセリ科の多年草です。

沖縄では長命草やサクナとも呼ばれ、葉が和え物や天ぷらとして食されています。

タカラバイオは、屋久島に生育するボタンボウフウの機能性研究を行い、“イソサミジン(クマリン化合物)”という成分が動脈硬化の予防に有用な働きを持つことを明らかにしました。

動脈硬化とは動脈壁が硬くなったり、厚くなるなどして本来の構造に変化をおこし、血管の機能低下をきたす状態をさします。動脈硬化が進行すると血栓形成などによる血流障害が起こり、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞などの心疾患・脳血管疾患の発症につながります。
 

この動脈硬化の初期病変として、血管内膜においてマクロファージが酸化LDLを取り込み細胞内にコレステロールエステルを蓄積する泡沫化という現象が起こります。この結果、血管内皮の厚みが増し、血管が狭くなり血栓などができやすくなります。

心疾患・脳血管疾患はがんに次ぐ日本人の主要な死因であることから、初期の段階から動脈硬化を予防することが重要です。
 

マウスのマクロファージ様細胞に変性LDLと屋久島産ボタンボウフウのエタノール抽出物を加えて培養後、細胞に蓄積されたコレステロールエステル量を評価しました。

その結果、屋久島産ボタンボウフウのエタノール抽出物によって、泡沫化(コレステロールエステルの蓄積)が抑制されることが明らかとなりました。
 

さらに、屋久島産ボタンボウフウの泡沫化活性成分を精製し、構造を解析したところ、イソサミジンを主成分とするクマリン化合物であることがわかりました』