パセリ(学名:Petroselinum crispum)は、セリ科の二年草。野菜として食用にされる。和名はオランダゼリ(和蘭芹)。(英語 parsley、フランス語 persil、中国語 香芹 xiāngqín;欧芹洋香菜洋芫荽;巴西利

 

葉が縮れているので、カーリーパセリ (Curly parsley) とも呼ばれる。葉が縮れていないイタリアンパセリ(学名:P. neapolitanum)は同属別種。中国パセリ(コリアンダー、学名:Coriandrum sativum)は同科別属。

地中海沿岸原産。草丈は15 - 20cmで、さわやかな香りを持ち、あざやかな緑色をしている。古代ローマ時代より料理に用いられており、世界で最も使われているハーブの1つでもある。地質や気候への適応性に優れ、栽培が容易なため世界各地で栽培されているが、乾燥には弱い。

日本では主に料理の付け合わせや飾り(デコレーション)として使われるが、他にもそのまま食用としたり、ブーケガルニなどにして香りづけに用いたり、におい消し、飲用など多種多様の形で利用されている。また、パセリは精油成分を多く含むハーブの1つでもある。

逸話

 料理の飾りとして使われるパセリをあまり食べない日本人が多く、ヨーロッパなどへのパック旅行でレストランに入った観光客たちが皆パセリを残すのを従業員が不思議がり「日本の宗教にはパセリを食べるな、という戒律があるのか」と添乗員に訊ねたというエピソードがラジオなどで紹介されている。ちなみに、外国人がよく使用するパセリはイタリアンパセリであるため、日本で一般的なパセリを見せても、それがパセリとわかる人はほとんどいない

 同じく食用でありながら、パセリが持つ硬さが原因で人間の味覚がまずいと反応してしまうため、食している人が少ないと考えられている。上記の証左として、イタリアンパセリとの味覚差はほとんどない