2009年01月05日

植物染色体図鑑

世界初の植物の染色体図鑑を出版 
(引用)
『中国で科学者によって編纂された世界初の植物の染色体図鑑「中国主要経済植物染色体図鑑」が、天津で出版されました。
 図鑑は、1978年から2008年まで、中国各地で採集されたの食用植物およそ4000種の染色体を収録しました。この中には、年齢にすると5000歳以上の植物もあります。全巻5冊に、果樹、農産物、草花、竹や薬用植物などの染色体が描かれ、植物の交配や起源、進化を知ることができる基礎資料となっています。』

中国は人海戦術型の学術研究があるが・・・
こういう形で登場するとは おもしろいねぇ。
電子版だともっと利用価値がありそうだ。
ウェブで 全部発表してほしいなぁ。

世界最古の花
(引用)
『2008年3月3日発行の雑誌「サイエンス」は表紙裏側の重要な位置に、吉林大学の孫革、中国地質学院の李強両研究員が発見した世界的に公認される「世界最古の花」を掲載した。
発見者(孫革氏 吉林大学古生物研究センター主任)の話
2000年7月、李強研究員が遼寧省西部の凌源で2つの珍しい化石を発見した。私は化石の数本の枝に、果実とおしべ、葉が密集しているのに気づき、やはり「古果」(古代の果物)に属するとしても、新種であり、水生植物であると判断した。
私は古代植物形態学と分子生物学を応用して研究を続け、遼寧古果と中華古果の主要な性状と特性について、これまでに知られるすべての被子植物とはいずれも異なり、過去に報道された「最古」の被子植物よりさらに1500万年早いものであることを立証した。科学者はこのすでに絶滅した古い被子植物類群により、早期の被子植物の新科――「古果科」を確立してくれるだろう。
権威筋の評価
雑誌「ネイチャー」編集者――この重大な発見は、世界の被子植物の起源と早期の変化の研究にとって新たな突破口を開くものである。よく論じられる認識とは異なり、被子植物の起源について深く研究する上で新たな考え方を提供してくれた。』

被子植物とは
『種子植物のうち、一般に花と呼ばれる生殖器官の特殊化が進んで、胚珠が心皮にくるまれて子房の中に収まったものをいう。』

植物の種は 約30万種 
そのうち被子植物が、23万種 約76%しめる。

花びらをもつが 出現するのは 白亜紀のはじめ
およそ 1億4000万年前から 6500万年前。
植物は主流であった原始的な裸子植物やシダなどが減少し、
被子植物が主流となって進化、繁栄を遂げた。

被子植物の起源
『一般的には最初の被子植物は、1億4000万年前(ジュラ紀)に裸子植物から分化したとされているが、もっと昔の三畳紀に分化したとする説もある。(サンミゲリアは外見が被子植物に似ているが、真の被子植物かどうか定かでない。またシダ種子植物のカイトニアは心皮が胚珠を包む傾向があり、これらが被子植物の起源ともいわれる。)現在確認されている最も古い被子植物の化石は、ジュラ紀から白亜紀に入る頃のアルカエフルクトゥスとされており、これは水中生活に適応して特殊化したともいわれるが、まだ花がコンパクトにまとまらず1つの枝のように見える。被子植物は、白亜紀以降、繁栄の時代を迎えた。』

この研究は 「最古の被子植物」よりも 1500万年前というが
最古の被子植物は一体何を指しているのだろうか?
この「古果」は アルカエフルクトゥス といわれる。

アルカエフルクトゥスとは・・・
『アルカエフルクトゥス (Archaefructus) はジュラ紀から白亜紀に入る頃生育した被子植物の化石属。現在見出されている最も古い被子植物の化石で、古い被子植物の形態を表していると考えられている。
中国遼寧省の中生代の地層から、吉林大学の孫革らによって発見された。Archaefructusは“古代の果実”の意味。Archaefructus属は現在A. sinensis、A. liaoningensis、A. eofloraの3種が報告されている。
この属の花は枝の先の方を占めており、基部の雄蕊と先端部の雌蕊がそれぞれ複数、間隔を置いて互生またはらせん状に枝について構成されている。花被(花びらまたはがく)はない。雄蕊・雌蕊の間隔が開いているので花序のようにも見え、単純な花からなる花序との見方もある。雌蕊は2つに折れた葉の形をしており中に複数の種子を含む(マメ科のように見える)。雄蕊は花糸の先に葯(単溝粒花粉を含む)がついた被子植物らしい形をしているが、花糸が分岐する点で特殊。葉は細かく切れており、葉柄の基部は膨らんでいる。水中に生育していた草と考えられており、葉などの形態も水中に適応したものと考えられるが、花は水上に出ていたと思われる。』



touxia at 09:41│Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!進化論 

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