原子力発電

2011年04月12日

笑い転げている場合か

記事は 編集される・・・
こういう記事を読むと なんとなく
その背景にあるものが見えるような気がして
怖い気もする。
編集力は いかんなく発揮される。

仏TV「日本人はバラエティー番組見て笑い転げてる場合か?」

『東日本大震災直後はモラルある日本を称賛する海外メディアが多かったが、福島第一原発事故以降、彼らからは日本人の反応に疑問の声が上がっている。『ニューヨークタイムズ』紙は、
「日本人はどこまで政府や保安院、東京電力の言葉を信用しているのか。座して死を待つかのような日本人の対応はおかしい」という米国人記者の話を掲載。
 
フランスのテレビ番組では、日本在住フランス人が怒りをぶちまけた。
「ニュースでは“何の心配もいらない、大丈夫だ”と繰り返している。必要なインフォメーションは何もない。バラエティー番組を見て笑い転げている場合か?」

また、日本滞在経験があり、いまはパリに住むフランス人女性はこういう。
「東京は福島からそう遠くないのに、サラリーマンは“まだ大丈夫”という意識で働き続けている。我慢強いのかもしれないが、仕事は生きるためのものでしょう? 命を落としてまで働こうなんて誰も思わない。放射能の危険にさらされても逃げないなんて、欧米人の感覚からは信じられません」※女性セブン2011年4月21日号』

じゃ。
泣いている時なんでしょうか?

touxia at 07:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年04月11日

東日本大震災から1ケ月

東日本大震災から はや1ケ月。
この1ケ月は 長いようで 短い期間だったが
まったく 日本が大きく変わった。

天罰だと言った人が居座り続けることを
認めた東京都民が多かったことは 残念だが。

1ケ月たって 沢山の犠牲者 そして
いまだに たくさんの行方不明者。
避難生活が 15万人に及ぶと言う。

警察庁の4月11日午前10時現在のまとめによると、
死者は1万3116人、行方不明者は1万4377人。
18都道県の約2340カ所で、
約14万7000人が避難生活を強いられている。』

あらためて・・・・
被害にあわれたみなさまに
心よりお見舞い申し上げるとともに、
犠牲になられた方々とご遺族の皆様に対し、
深くお悔やみを申し上げます

被害の多さと 傷跡の深さは
言いようもない深いものであるが
復興の足音が 少しづつ 積み重ねられている。

ただ 原子力発電の放射能漏れは 
いまだに 抑えることができていないようで
被害が広がり 拡散しているかのようだ。
これが収束するには 本当に長い時間 
を要することになるだろう・・・・

未曾有 そして 未体験 のなかでも
日本は 日本人のチカラで 確実に復興すると思う。
また 国境を越えた支援に やはり 感謝したい。

touxia at 13:18|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

メラターデの法則

世の中には メラターデの法則 に満ち溢れている。
それは 仮説 と言うことだろうね。
その仮説で 振り回されている・・・と言うことだった。

まえに いくつかの疑問を 提示した。
lue>本当にそうなのか?
ということだ。

1 地球温暖化・・・って、本当に来るのだろうか?

2 バイオエネルギーは本当に必要なのか?

3 残留基準、賞味期限・・・???
賞味期限、残留基準など 人間が決めたルールであるが、
そのルールに問題がないのだろうか?
小さな不正があばかれ 大きな『うそ』が隠れているような気がする

4 有機農法は安全なのか?
有機だから安全となぜいえるのか?

5 プリオンは仮説?
BSEの原因が究明されていないのに 
『プリオン説』だけで対処するのはおかしなことである。

6 日本の自給率を上げなくてはいけない?

7 衛生的でなくてはいけない?
日本人の抵抗力が落ちているだけのこと・・
抵抗力のない日本人で、いいのだろうか?

8 遺伝子組み換えGMO技術について
農業への実用化は悪なのであろうか?

2008年1月5日にブログに書いた疑問だ。
その疑問を常にアタマにおいて 考えてきたことだ。

仮説によって 振り回されている。

今の時点で もう一つ 加えるべきだ。

9 安全な原子力発電が可能なのか?

デタラメが 逆立ちして メラターデ している。

touxia at 09:07|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年04月06日

放射能と農業(6)

放射能のことは 書きづらい。
よくわからないことが 多いからだ。

農水省のホームページ
よくある質問と回答

『Q なぜ、ホウレンソウなどの葉もの野菜(葉菜類)から、多くの放射性物質が検出されているのでしょうか。

A 放射性ヨウ素等の放射性物質は、大気中で細かい粉じんと一緒に空中から落下し、葉の表面に付くと考えられています。このため、葉の表面が上を向いて広がっているホウレンソウなどの「非結球性葉菜類」では、他の野菜に比べて比較的高い濃度の放射性物質が検出される例が多くなっていると考えています。また、暫定基準値は、重量当たりで表しているので、同じ重さで比べた場合、表面積の多い野菜の方が高い濃度で検出されがちです。 なお、カキナや福島県において摂取制限の対象となっている茎立菜(くきたちな)、信夫冬菜(しのぶふゆな)もこの葉菜類に分類されます。』

『Q.野菜等の出荷制限対象となっている福島県産、茨城県産、栃木県産、群馬県産、千葉県産の花を飾っても大丈夫ですか。

A.現在、事故が発生した原子力発電所から半径30km以内の農産物(花を含む)は、出荷されていません。
もし、今回ホウレンソウから発見された最も高い数値である5万4100ベクレルの放射能をもつ花があったとし、これを1mの距離に2ヶ月間置き続けたとすると、被ばく量は合計で0.003ミリシーベルトになります。これは、日本における自然界からの年間平均被ばく量1ミリシーベルトと比べるとかなり低い数値です。なお、世界の年間平均被ばく量は2.4ミリシーベルトです。

【参考】外部被ばくについて
放射能の被ばくには内部被ばくと外部被ばくがあり、花からの被ばくは外部被ばくといいます。』

花を 2ケ月間置くと言う考え方が 現実的ではないが・・・
せいぜい 2週間 だと思うけど。
そうすると どうなるのかな?

まぁ。
農水省のホームページなので 
当たり障りのないことしか書いていないですね。


touxia at 19:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

放射性物質の拡散分布予想図

なんだよ・・・これ。

ドイツ気象庁、
福島原子力発電の放射性物質の拡散分布予想図を公表

ここを見ると 
放射性物質の拡散分布予想図
を見ることができる。

4月7日 12時の予測

経時的な予測

なんだよ・・・これ。
という 衝撃 がある。

埼玉県域における
環境放射能水準調査結果等のまとめ

のなかでも ドイツ気象庁 のデータが 
わかりやすく掲載されている。

菅直人政権の隠蔽体質がまた露見した
『福島第1原発事故に絡み、気象庁が放射性物質の拡散予測を連日行っていながら、国民に公開していなかったのだ。裏には菅首相が本部長を務める原子力災害対策本部の影がちらつく』

隠ぺいする というのが 一番よくない。
このドイツ気象庁の発表に対して
どう見るのだろうか?

touxia at 10:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年04月05日

メア 沖縄発言

自分の興味あることだけ 
ネットにアプローチしていると
まったく気にも留めないことが起こるようだ。

米国務省日本部長で元沖縄総領事のケビン・メアの
アメリカの大学での発言は 沖縄と日本を
著しく侮辱している。
その発言後 すぐに首になったが・・・
それが 東日本大震災で 問題にされていないが・・・

ちょっと すごい発言なのだ 
全文をメモのために残しておく・・・

青い文字は 私のコメント。
赤い文字は 原文。 

2011年3月8日 沖縄タイムス
『私は2009年まで駐沖縄総領事だった。在日米軍基地の半分が沖縄にあるといわれているが、この統計は米軍専用基地だけ勘定している。もし、米軍基地と米軍と自衛隊が共用している基地のすべてを考慮に入れれば、沖縄の基地の割合はもっと小さくなる。沖縄で問題になっている基地はもともと水田地帯にあったが、沖縄が米施設を囲むように都市化と人口増を許したために今は市街地の中にある。
なぜか 沖縄が悪いとでも言っている。
共有部分を減らせばということだが
基地であることはかわりない


沖縄の米軍基地は地域の安全保障のために存在する。基地のために土地を提供するのが日米安保条約に基づく日本の責務だ。日米安全保障条約に基づく日米関係は非対称で、日本は米国の犠牲によって利益を得る。米国が攻撃されても日本は米国を守る責務はないが、米国は日本を守らなければならず、日本の人々と財産を保護する。
集団的自衛権は憲法問題ではなく、政治問題だ。
ホントにアメリカは日本を守るのだろうか?

1万8千人の米海兵隊と航空部隊が沖縄に駐留している。米国が沖縄に基地を必要とする理由は二つある。既にそこに基地があることと、沖縄は地理的に重要な位置にあることだ。(東アジアの地図を見せながら)、在日米軍の本部は東京にあり、そこは危機において、補給と部隊を調整する兵たん上の中心に位置する。冷戦時に重要な基地だった三沢はロシアに最も近い米軍基地であり、岩国基地は朝鮮半島からわずか30分だ。さらに、沖縄の地理的位置は地域の安全保障にとって重要だ。
これは日本の安全保障ではなくアメリカの安全保障である

沖縄は中国に朝貢していたが、独立した王国だった。中国の一部になったことはない。米国は1972年まで沖縄を占領した。
Okinawa was an independent Kingdom paying tribute to China, although it has never been a part of China. The U.S. occupied Okinawa until 1972.
沖縄は独立国で日本だったことはないとでも
言いたいのだろうか?
沖縄の歴史を捻じ曲げている。


沖縄の人々の怒りや失望は米国でなく日本に向けられている。日本の民主党政権は沖縄を理解していない。日本政府は沖縄とのコミュニケーションのパイプを持っていない。私が沖縄の人と接触しようと提案すると、民主党の関係者は「はい!はい、お願いします」という。自民党の方が現在の民主党政権よりも、沖縄と通じ合い、沖縄の関心を理解している。
The Okinawan people's anger and frustration is directed at Japan rather than the United States.The DPJ government does not understand Okinawa.? The Japanese government does not have a "pipe" of communication to Okinawa. When I offer to contact people in Okinawa DPJ officials say "Yes! Yes, please!" The LDP communicated with Okinawa and understood Okinawan concerns better than the current DPJ government.
この民主党の関係者って誰だ?
このような発言をしてなぜ沖縄と通じているといえるのか?


3分の1の人は軍隊がない方が世界はもっと平和になると思っているが、そんな人たちと話し合うのは不可能だ。
One third of people believe the world would be more peaceful without a military. It is impossible to talk with such people
好戦的アメリカの本音だ。
軍隊のない世界が平和になるに決まってるだろ。


09年の選挙が民主党に政権をもたらした。これは日本では初の政権交代だ。鳩山首相は左派の政治家だ。民主党政権下で、しかも鳩山首相だったにもかかわらず、米国と日本は2+2(外務、防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会)の声明を(昨年)5月に発表することができた。

〈メア氏は部屋を退出し、彼の2人の同僚が日米の経済関係について講義。メア氏が戻ってきて講義を再開すると、2人の同僚は部屋を出た〉

米国は普天間飛行場から海兵隊8千人をグアムに移し、米軍の存在感を減らすが、軍事的プレゼンス(存在)は維持し、地域の安全を保障、抑止力を提供する。
そうだ。グアムに移転すればいい

(米軍再編の)ロードマップのもとで日本は移転費を払う。これは日本による実体的な努力のしるしだ。日本の民主党政権は実施を遅らせているが、私は現行案が実施されると確信している。日本政府は沖縄の知事に対して「もしお金が欲しいならサインしろ」と言う必要がある。ほかに海兵隊を持っていく場所はない。日本の民主党は日本本土への施設移設も言ってきているが、日本本土には米軍のための場所はない。
なぜ アメリカ軍が移転するのに日本が負担するのだ。
なんじゃ。これ。
金がほしいならサインしろとは・・・


日本の文化は合意に基づく和の文化だ。合意形成は日本文化において重要だ。
しかし、彼らは合意と言うが、ここで言う合意とはゆすりで、日本人は合意文化をゆすりの手段に使う。合意を追い求めるふりをし、できるだけ多くの金を得ようとする。沖縄の人は日本政府に対するごまかしとゆすりの名人だ。
Japanese culture is a culture of "Wa" (harmony) that is based on consensus. Consensus building is important in Japanese culture. While the Japanese would call this "consensus," they mean “extortion" and use this culture of consensus as a means of “extortion".
Okinawans are masters of "manipulation" and "extortion" of Tokyo.

沖縄の人と訳されているが
okinawans といっている 『沖縄人』と呼んでいる。
この言葉は 蔑称 に近い表現。

manipulation は 「ごまかし」 と訳され
本来訳すならば 「巧みに操作する」がいいと思う。
extortion は 「ゆすり」と訳されている。
まぁ。「ゆすり」でいいかな。「強奪」という意味もあるが。

でも この合意文化というのは 恐ろしく日本を侮辱している。
合意とは 金をゆすること・・・
今回の 原子力発電事故とは・・・
合意文化によって ゆするとでも言うのだろうか。
この言葉は あまりにも 日本を侮辱している。
 

沖縄の主産業は観光だ。農業もあるが、主産業は観光だ。沖縄ではゴーヤー(ニガウリ)も栽培しているが、他県の栽培量の方が多い。沖縄の人は怠惰で栽培できないからだ。
ゴーヤの生産量が確かに低いが怠惰という指摘はどうかね。

沖縄は離婚率、出生率、特に婚外子の出生率、飲酒運転率が最も高い。飲酒運転はアルコール度の高い酒を飲む文化に由来する。
Okinawa has the highest divorce rate, birthrate (especially out of wedlock) and drunk-driving rate due to Okinawa's culture of drinking liquor with high alcohol content.
余分なことだ。
沖縄の離婚率は1000人当たり 2.71
たしかに 日本では多い。
でも アメリカの離婚率は 1000人当たり 4.45
しかし、アメリカではもっと多いのである。
どうみるのかな? メアさん。


日本に行ったら本音と建前について気を付けるように。言葉と本当の考えが違うということだ。私が沖縄にいたとき、「普天間飛行場は特別に危険ではない」と言ったところ、沖縄の人は私のオフィスの前で抗議をした。

沖縄の人はいつも普天間飛行場は世界で最も危険な基地だと言うが、彼らは、それが本当でないと知っている。(住宅地に近い)福岡空港や伊丹空港だって同じように危険だ。
You should be careful about "tatemae and honne" while in Japan. Tatemae and honne is the "idea that words and actual intentions are different."? While in Okinawa, I said MCAS Futenma "is not especially dangerous. " My statements caused Okinawans to protest in front of my office. Although Okianwans claim MCAS Futenma is the most dangerous base in the world,they know it is not true. Fukuoka Airport and Osaka Itami Airport are just as dangerous.
軍事基地と民間基地は危険の度合いが違うだろ

日本の政治家はいつも本音と建前を使う。沖縄の政治家は日本政府との交渉では合意しても沖縄に帰ると合意していないと言う。日本文化はあまりにも本音と建前を重視するので、駐日米国大使や担当者は真実を言うことによって批判され続けている。
アメリカも本音と建前を分けているのでは

米軍と日本の自衛隊は違った考え方を持っている。米軍はありうる実戦展開に備えて訓練しているが、自衛隊は実際の展開に備えることなく訓練をしている。
自衛隊よ バカにされてるぜよ

日本人は米軍による夜間訓練に反対しているが、現代の戦争はしばしば夜間に行われるので夜間訓練は必要だ。夜間訓練は抑止力維持に欠くことができない。

私は日本国憲法9条を変える必要はないと思っている。憲法9条が変わるとは思えない。日本の憲法が変わると日本は米軍を必要としなくなってしまうので、米国にとってはよくない。もし日本の憲法が変わると、米国は国益を増進するために日本の土地を使うことができなくなってしまう。日本政府が現在払っている高額の米軍駐留経費負担(おもいやり予算)は米国に利益をもたらしている。米国は日本で非常に得な取り引きをしている
9条に対してここまで アメリカが本音をさらしたことはない。憲法と安全保障条約と違うのを理解していないことも
よくぞ 日本部長やっていましたね。
思いやり予算が アメリカの利益とは
とても素直ですね。
東日本大震災を復興するに対して思いやり予算はカットすべきだ。


touxia at 16:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年04月04日

原子力発電の未来

富山和彦はいう
『失敗を愛せる人が最後に勝つ』

そうだね。
成功を愛せる人は 勝ち組なんですが・・・
失敗した人は 本来 負け組。
しかし 失敗で終わらせれば・・・
失敗なのだ。

第3回日本語スピーチコンテストでの発言を聞いた
『エジソンは 2万回も失敗した。
それをエジソンは2万回の間違いを発見した
と胸を張った。』

失敗を愛する とは そういうことかもしれない。

富山和彦はいう
『挫折とは、自分の能力以上のことに挑戦した証拠である』

なぜか
私は 原子力発電とは
一切 これから いらないとは思わない。

失敗と挫折の 時期があって 
はじめて もっとよい道が 出てくるはずなのだ。
福島と女川の違いは 重要なものを
明確に示している。
だからといって 女川 が 完璧といえないはずだ。

安全ということは 完璧 という言葉と
同じようにありえない。
そのための 試練を 受けているのだと思う。

感情論に流されてはいけない。
成功とは 失敗の積み重ねだ。

当然 日本は 原爆による死 をわすれない。
そして 今回のあまたの人々の 死を忘れない。
そこが 原点 である。


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2011年04月01日

女川と福島 原発

震源地に近かった 女川 原子力発電所が 
被害にあわずに
なぜ はなれた 
福島原発が 被害にあうのか?

明暗をわけたのは・・・
『太平洋沿岸の両原発が明暗を分けた最大の要因は、
原発設計時に想定した津波の違いによる立地の差であった
と推察されています。

両原発とも耐震性に問題はなかったものの、
東京電力が福島第一原発で想定していた津波の高さは、
最高で5.7m、実際に発生した大津波が高さ14mに及び、
海寄りに設置した外部電源用のオイル(重油)タンクや
輸送パイプが悉く押し流され、
給水ポンプに使う非常用ディーゼル発電機も水没し、
原子炉を冷却できなかったことから
今回の原発事故に繋がりました。

一方、東北電力が女川原発で想定していた津波の高さは、
最高で9.1m、海沿いに斜面を設け、
海面から14.8mの高台に原発の敷地を整備しており、
大津波が一部で斜面を超えたにも係わらず
致命的な設備被害を回避することができました』

女川原発は 14mの津波でも 被害を受けなかった
ということなんですね。

なんということだ。
東京電力。

津波の想定が 5.7mとは・・・
エイプリルフールなのか。


touxia at 21:31|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

福島原子力発電 廃炉

まぁ。予測されたことだが・・・

廃炉が決定的となった
東京電力福島第一原子力発電所の1〜4号機。


福島第一原発、廃炉は数十年がかり

『目の前にある最大の課題は、高濃度の放射能に汚染された大量の水処理だ。作業用トンネル(トレンチ)にたまっている汚染水だけで、計約1万3000トン。このほか、量は不明だが、タービン建屋の地下にある大量の汚染水も除去しなくてはならない。

汚染水を除去できれば、原子炉本来の効率的な冷却機能復活への道が開ける。しかし、現状では汚染水に阻まれ、原子炉の制御機器を動かす外部電源ケーブルすら敷設できていない。

内部の放射線が強すぎて機器の修理ができなかったり、汚染水の排水ができなかったりして、電源が回復しないといった事態も想定される。漏えいが続くと、一時的な保管場所にしている外部タンクでは間に合わなくなる。関係者から「新たな貯蔵場所を、早急に確保しなければならない」という意見が出ているのには、こうした背景がある。

汚染水を除去できたとして、同原発からの放射性物質の大量放出を止め、安全な状態に持ち込むには、原子炉を「冷温停止」と呼ばれる段階にする必要がある。杉山憲一郎・北大教授は「外部電源で本来の冷却装置を動かし、水を循環させることができれば、1〜2日で冷温停止に導ける」と話す。廃炉に向け、核燃料をさらに冷やして取り出せる状態にするには、さらに数年はかかりそうだ。』

この現状を 手をこまねくしかないのだろうか。
では どうやって 廃炉にするのだろう。

こういう時に なぜ大学の先生が
わけのわからん話をするのだろう。

「外部電源で本来の冷却装置を動かし、
水を循環させることができれば、1〜2日で冷温停止に導ける」

おい。おい。
机の上や 黒板 まえにして 
いつまで話しとるんじゃ。

外部電源が 引くことが出来ないというところが
大きな問題なので それを クリアーしない限り
出来ないじゃ ないかなぁ。
あーぁ。
新聞も新聞だ・・・
先生も先生だ。


touxia at 19:16|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年03月30日

大和民族ではなく大核民族

中国では 冗談 というか
ダジャレ が流行り始めている。
それは 福島の 原子力発電事故による。

大和民族 と言う言葉を 大核民族
といっている。
和と核 が同じ発音(he)だからだ。

また 昆明の日本料理屋に対して
始めは 同情的な言葉と応援の言葉が かけられたが
最近には テレビレポーターが やってきて
『日本料理に 核放射能の影響はないか?』
と嫌がらせのような 質問までするようになったと言う。

いままで 神戸牛とか 松坂牛と言っていた
店が 神戸牛や 松坂牛は 日本で作っていない。
オーストラリアや山東省で作っていると言う始末。
ふーむ。なんじゃいそれ・・・

中国において日本料理屋に対する風評被害が
徐々に 広がっているのである。

今日のニュースでは
『千葉県八千代市の睦浄水場の入り口手前で3月22日に採取した飲用水から、大人の飲用基準(1キログラム当たり300ベクレル)を超える放射性ヨウ素131が検出されていたことが30日、分かった。
 市と県によると、この水から370ベクレルの放射性ヨウ素が検出された。また、同浄水場に給水している北千葉浄水場で22日採取されたサンプルを調べたところ、336ベクレルが確認された。
 北千葉浄水場は、八千代市や松戸市など7市に水を供給している。28日に採取した水から放射性ヨウ素は検出されておらず、県は現在、飲用を控える呼び掛けはしていない』

健康に影響はない・・・と言われながら
徐々に 忍び寄ってくる 『なにか』が。

touxia at 18:31|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年03月29日

微量のプルトニウム検出

微量のプルトニウム検出=損傷燃料棒から放出−
東電、「問題ないレベル」・福島原発

東京電力は3月28日、福島第1原発の敷地内5カ所で21日と22日に採取した土壌から、 微量のプルトニウム238と同239、240を検出したと発表した。

このうち1号機から西北西へ約500メートル離れたグラウンド付近と北へ約500メートル離れた 固体廃棄物貯蔵庫前の2カ所で検出されたプルトニウムは、今回の事故で損傷した核燃料棒から出てきたと考えられる。

記者会見した武藤栄副社長は「ご心配をおかけしておわび申し上げる」と謝罪した。

濃度は過去に海外で行われた大気圏内核実験により国内各地に降ったプルトニウムと同様のレベルであり、 人体には問題なく、復旧作業にも影響ないという。 原子炉と使用済み核燃料プールのどちらから放出されたかは不明。3号機の原子炉は通常のウラン燃料と異なる ウラン・プルトニウム混合酸化物燃料(MOX燃料)を使っていたが、どの燃料棒から出たかも特定できない。

武藤副社長は「全体として放射性物質が出てくる量を少なくしたい」と述べた。

グラウンド付近の土から検出されたプルトニウム238は1キログラム当たり0.54ベクレル、239と240が同0.27ベクレル。
固体貯蔵物貯蔵庫前の土は、238が0.18ベクレル、239と240が0.19ベクレル。

分析は日本原子力研究開発機構が行った。東電は今後も3カ所で週2回土壌を採取し、分析を続ける。 プルトニウムはアルファ線(ヘリウム原子核)を放出する物質で、半減期が非常に長く、 外部被ばくよりも、吸い込むなどした場合の内部被ばくが問題となる』

こうやって 次々に 結果が 発表されていくが
なぜそうなったのかが 一切わからないような発表は
クソくらえ と言う感じだ。
でも
福島第1原発 から出たことは明らかである。

touxia at 18:18|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

原子力発電所を東京に

不謹慎なタイトルかもしれませんが
なぜか どうしても このテーマで
書きたくなったのです。

広瀬隆は言った
『そんなに安全で便利だというのなら
東京に作ればいいじゃないか。
新宿西口に建ててみたらどうだ!
過疎の浜の人は死んでも仕方ないというのか。』

この言葉が 私に グサリとくるのだ。

原子力発電の安全神話 が 311 で崩れたことは確かだ。
今回の事故が やむを得ざることだったのか
そうでなかったのか
と言うことを検証しなくてはいけない。

地震と津波の多い日本・・・
もう一度 チリ地震のことを考えてみよう。

『1960年5月22日15時11分14秒(現地時間)
チリ中部の都市バルディビア近海で発生、
表面波Ms8.5、Mw9.5と有史以来観測された中で
最大規模の巨大地震である。
最大震度は気象庁震度階級では震度6相当とされている。

本震発生から15分後に約18mの津波がチリ沿岸部を襲い、
約15時間後にはハワイ諸島を襲った。
ハワイ島のヒロ湾では10.5mの津波を観測し、61名が死亡した。

日本では地震による津波の被害が大きかった。
地震発生から約22時間半後の5月24日未明に
最大で6mの津波が三陸海岸沿岸を中心に襲来し、142名が死亡した。

津波による被害が大きかった岩手県大船渡市では53名、
宮城県志津川町(現南三陸町)では41名、
北海道浜中町霧多布では11名が死亡。』

このような被害が 51年前におこった…
日本での津波が 6m だった。
それでも巨大な津波である。
チリで起こった地震が 日本まで津波で来ると言う
その地球的スケールに 驚かされたものだ。

そして 今回は 10mから16mの津波・・・
それに対応するには 防波堤をつくればいいか
といえば そんなことをしたら
日本版の万里の長城 になってしまう。
海岸の景勝は 見る影もなくなる。

もっと科学的な研究をすることで
津波の被害のシュミレーションができると思う。
そして 津波の頻繁に来る・・・
といっても 40年か50年と言うサイクルなので
ニンゲンの時間と地球の時間とは違う…

そして今回の死者の多くは 溺死ではなく
打撲によるものが多いと聞いた・・・

でも 原子力発電所に関して言えば
万里の長城的なことは 必要なことだろう。

震度5.7の耐震性と言うレベルや
津波は 3mまでとか・・・
そんなちゃちな発想では
原子力発電所は まもれない。
日本人は 緻密だが 
考えるスケールが小さいところがある。
もしくは 自然を甘く見すぎている。

福島原発1号機は チリ地震の後
1966年に認可され1967年に着工
1971年から運転が稼働した。

原子力の平和利用 と言う言葉が
さけばれて 原子力発電が 稼働し始めた。

安全だ…と言う言葉と 天然資源の枯渇が予想され
CO2の削減に 原子力発電は貢献する。
地球温暖化に 原子力発電は有効であり、
CO2を 日本で 25%削減するには
原子力発電の比率を 現状の30%から 
50%に引き上げる必要がある とさえ言われていた。

でも 地球温暖化よりも ニンゲンの生命が大切であることは
言うまでもないことだ・・

日本の科学者たちが もっと英知を集めて
東京に原発を作るには どうしたらいいのか
真剣に考える時に来ている とおもう。

プロメテウスの灯は ニンゲンが使うのには
まだ早すぎるのだろうか…

本当に 冷却用の水がいるのならば・・・
琵琶湖の真ん中につくるとか。
もっと 手立てはないのだろうか?

そして いま日本は 節電に励み
電気をつけるのを少なくして・・・
エレベーターなどは 停止して・・・・
節電に励んでいる…
周波数の50サイクルと60サイクルを
早急に変えない限り
東日本は 今年の夏が猛暑であったら・・・
もっと 大変なことになり・・・

自宅勤務スタイルで 節電をしたり
夏休みを もっと増やして・・・
暑い夏を 過ごす方法も 
真剣に考えねばならないだろう。 

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2011年03月28日

お札の詰まったスーツケース

中国において 義捐金活動が活発である。

義援金で満杯のスーツケース

『お札の詰まったスーツケースが3月24日、
上海の日本総領事館に届けられた。
送り主は中国企業六十数社と中国人従業員の有志。

東日本大震災後、スーツケースが届いたのは3度目で、
100元札で計約4万4千枚。
口コミで広がり、支援の申し出が相次いでいるという。

3月24日に持ち込まれたのは高さ約50センチのスーツケース。
100元札が1千枚の束(厚さ約13センチ)になっており、
入らない束はリュックにも詰められていた。

3月17、18両日にも同じように届けられ、
3月24日時点で寄せられた金額は
計443万元(約5500万円)に達した。
来週以降もまた届くという。

持ち込んだ女性が日本の流通大手ニトリの関係者だったため、
当初は同社が取引先に呼びかけたとみられていた。

ところが、女性は「このお金は預かっただけ。
取引先の中国企業から日本に届けて欲しいと託された」と説明した。

義援金を呼びかけた喜天国際貿易(上海)の童中平会長は
「四川大地震では日本が真っ先に支援してくれた。
今度は我々の出番だ」と語る。

同領事館に、上海の中学生らも小遣いを集めて
1388元(約1万7千円)の義援金を匿名で寄せた。

上海復星高科技グループも3月24日、
危険を冒して福島第一原子力発電で
作業に当たる人員やその家族らあてに
500万元を送るなど、支援の輪が広がっている。』

中国政府は 3000万元
そして 石油とガソリンを 2万トン 応援した。

雲南師範大学の日本語スピーチコンテストで
全員で 1分間の黙祷をした・・・

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3月11日で世界が変わった。

3月11日 関東は 晴れで いい天気だった そうだ。
こんな天気のいい日には 外に出て・・・のんびりとしたら
と思うような日だった。

午后2時46分。
震度 9.0 の未曾有の 地震が 起きた。
それにつづく 巨大な津波。
津波には 大きさを表現するのは ないようだ。
あるのは 高さ であらわすことだが・・・
とにかく 10mを超える津波。

それで大きな被害をこうむり・・・
たくさんのヒトが犠牲になり 行方知らずとなった。

そして 原子力発電事故 が おこり
放射能が 漏えいする 事態が おこった。
それが どこで終息するかわからない状態で
いまだに 漏れ続けている…

それでも 日本人たちは 懸命に たちあがり
復旧を始めた・・・
復興のために 世界のヒトが支援をして
日本人が チカラを合わせはじめた。
日本人の底チカラ が発揮される時がきた。

でもおもうのは・・・
3月11日以前と3月11日以降は まるっきり違う
日本があるような気がする。
3月11日以前は 衰退途上にあっても
日本と言うものが おだやかにあった。
3月11日以降は 街は 暗くなり…
ガソリンさえも不足して・・・逼迫した街の景色の中で
日本を取り戻す 人々の勇気がある。

その変化に戸惑いながらも
心の中にともった ともし火を 
さらに強くともす時かもしれない。
 

touxia at 10:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年03月27日

チリ級津波の想定

中越地震の教訓から 福島原子力発電所がどうすべきか
を 2007年に 東電に対して 申しいれている
ところがあった・・・

日本共産党福島県委員会である。
中越沖地震から教訓をくみ出した対応を求める申し入れ
2007年7月24日

申し入れ書は言う
『東電柏崎刈羽原発の中越沖地震への対応は、
福島県民に大きな衝撃をもたらしたばかりか、
多くの国民にも疑問と不安をもたらしている。
東電がこれまでどんな地震にも大丈夫という
趣旨の主張を繰り返してきたことと裏腹に、
消火活動が出来なかったり、放射能を含む水が海に流出したり、
放射性物質が3日間も主排気筒から放出されたり、
原子炉建屋などの地震の波形データが大量に失われている。』

つづけて 重要な部分は
『福島原発は、チリ級津波が発生した際には
機器冷却海水の取水が出来なくなることが、
すでに明らかになっている。

これは原子炉が停止されても炉心に蓄積された
核分裂生成物質による崩壊熱を除去する必要があり、
この機器冷却系が働かなければ、
最悪の場合、冷却材喪失による苛酷事故に至る危険がある。

そのため私たちは、その対策を講じるように求めてきたが、
東電はこれを拒否してきた。

柏崎刈羽原発での深刻な事態から真摯に教訓を引き出し、
津波による引き潮時の冷却水取水問題に抜本的対策を
とるよう東電に求めること。』

この指摘は 尊い。
チリ級津波以上のことが 現実に起こった。
その想定の中に 福島原発が なかったと言うことだ。

そして いまも 放射能は 漏れ続けている。


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2011年03月25日

3号機で3人被曝

福島第1原発 3号機 で 3人が被曝

『3月24日に被曝した3人の作業員は、3号機の発電用タービン建屋地下1階で、高濃度の放射性物質が含まれた水たまりに足を踏み入れてしまった。

水たまりは深さ約15センチ。現場の放射線量は水面が毎時400ミリシーベルト、大気中も同200ミリシーベルトと極めて高い値を示していた。水を分析したところ、放射性物質の濃度は、通常の原子炉内の水の約1万倍もあった。

だが、作業前日の現場の放射線量は数ミリシーベルトだったことが分かっている。前日には、水位も低かったという。3号機の水は、作業員の被曝の原因ではあるが、これまでの広範囲にわたる放射性物質拡散の原因というわけではなさそうだ。

この水はどこからきたのか。原子力安全・保安院は3月25日、「水の(成分分析の)内容から原子炉の中のものである可能性が高い」と述べ、原子炉損傷の可能性を示唆した。損傷による放射性物質の拡散が、今回の水だけにとどまるのか、さらに大量に漏れ続けているのかは分かっていない。』

3号機の原子炉から漏れていることを示唆している。

3号機タービン建屋内に溜まっている水の分析が東京電力により行われたが、その結果、放射背物質の濃度は1立方センチあたり約390万ベクレルだったという』

発電用タービン建屋は 原子炉建屋に隣接している。
使用済み核燃料プールが 放射性物質が 漏れる可能性もある。

東電関係者はいう
『原発は巨大で複雑な施設。
漏出場所の可能性を挙げるときりがない』

あほか!

touxia at 18:18|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

情報の津波の中で

東日本大震災の情報が 否応なしに
飛び込んでくる・・・そして 心を痛める。
被災地から はるか はなれた 雲南でさえ
そのおびただしい情報が 津波のように
押し寄せてくる。

押し寄せる波ではなく 
本質を見つめなくてはいけない。

今までとは違った 情報の洪水の中で
自分の見識を 持ちながら 
情報を受けとめ 発信していくことの 
大切さを感じる。

現実に 日本において 原子力発電事故が
おこるとは 想定しない リスク管理の弱さに
あらためて 驚くしかない。
整然と受けめ 整然と対応する日本人は
世界で評価されているが・・・・
なにか 重要なものを 見落としていたのかもしれない。

効率性 という言葉や
コストが安くて済むと言う言葉の
魔術に 陥っていたのかもしれない。

それが 人為的なミスによる災害であっても
これだけ 深刻な事態が やってくるとは
そして 被ばくしようとも
懸命に食い止めようとする人たちの勇気に
敬意を表するしかない。

福島県人の カンケさんのブログを 読みながら
ひしひしと伝わる 緊迫感は 共有できるものではない。
そこに横たわった 現実の重さと情報の重さは・・・
言葉に表せない。

放射性セシウムの半減期が 30年と言う時間を要する。
土地が汚染されたら もはや 不毛の土地として
扱うしかない・・・・
本当に 放射能を吸収し破壊するような植物を
探し出さなくてはいけない。

日本は 原爆の被害を受け・・・・黙々と再建してきた。
そして 今起こっている現実に 
粛々と立ち向かっている。
がんばれ 日本。がんばれ フクシマ。

touxia at 09:42|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年03月23日

放射能と農業(5)

事態は 深刻な方に向かっているのか?
それとも・・・軽減できているのか わからない。

でも報道を見ている限り
東京都の水道水の放射能汚染
『福島第1原子力発電所の事故を受け、
東京都の調査で3月23日、浄水場の水道水から乳児向け基準を
上回る放射性物質が検出された。
都は「雨で放射性物質が河川に流れ込んだ可能性がある」
と指摘。
3月23日に金町浄水場で採取した水についても、
速報値で基準を超える
濃度の放射性ヨウ素が190ベクレル測定されたが、
3月22日の数値210ベクレルを下回った。
実際に家庭の蛇口から出る水では、
他の浄水場の水と混合されることなどから、
地域によっては浄水場の数値よりもさらに下がるとみられる。』

土壌の放射能汚染
『文部科学省は3月23日、東京電力福島第1原発から
北西に約40キロの福島県飯舘村で採取した土壌から、
1キログラム当たり16万3000ベクレルの
放射性セシウム137が検出されたと発表した。
セシウム137の半減期は約30年と長い。
同じ地点から放射性ヨウ素131も
同117万ベクレルが検出された。

土壌の放射能量に関する法的な基準値はないが、
京都大原子炉実験所の藤川陽子准教授(環境工学)の試算によると、
セシウムは1986年のチェルノブイリ原発事故の際、
同原発から数十〜150キロ地点で検出された
放射能量に相当すると推定される。

藤川准教授は、検出された数値は高いものの、
セシウムは水に溶けにくいため農作物に
あまり取り込まれないと指摘。
ヨウ素も半減期が8日間のため
「直ちに長期的な影響は考えにくい」と話した。』

放射性ヨウ素は 半減期が 8日で
放射性セシウムが 半減期が 30年ということで
放射性セシウムのほうが 厳しいなぁ。

touxia at 20:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年03月22日

中国の早い決断

中国、原発の新規計画一時停止

『福島第一原発の事故を受け、中国政府は
新たな原発の建設計画の審査と承認を一時的に停止する。
3月16日に開いた温家宝首相が主宰する
国務院(内閣に相当)常務会議で決めた。
中国政府は東日本大震災後も自国の原発の安全性を
強調、大増設の計画を継続する方針だったが、
国民の間に広がる不安に対応を迫られた模様だ。

会議では「原発は安全を第一に考える必要がある」
「新たに建設する原発の審査を厳しくする」ことで一致。
稼働中の全原発に対し緊急安全検査を実施することを決めた。

また、現在策定中の原子力安全計画が承認されるまでは
「新たな原発計画の審査・承認を一時中止する」とした。
建設中の原発も
「最先端の技術水準に達しなければ、建設を停止する」方針だ。

中国では13基の原発が稼働し、25基余りを建設している。
建設中のものを含め2020年までに約60基を増設する方向で、
当局や電力会社は計画を進めていた。

日本での事故後も「原発を発展させる決意と計画は変わらない」
(環境保護省次官)
「中国の原発は福島より新しい」(電力会社首脳)などと
強調、計画の継続を訴えていた。

中国の経済成長を支える資源政策に関しては、
原発を含めて当局が反対意見を厳しく封じ込めてきた。
だが、今回の事故を受け、国民の間に原発への不安が急速に広がり、
反対意見も表面化している。』

3月11日に 東日本大震災が起こって
3月16日に 計画を停止する ときめた。
わずか 1週間も たっていない。
中国の決断の速さに 驚くばかりだ。

福島原発は 地震断層のそばにあることが
大きな問題とされ
中国にある 地震断層を 精査して
その近くでは 建設について見合わせる
というような話があったが・・・

海の少ない 中国で どうやって
原子力発電の安全対策を立てるのかが とわれる。

touxia at 17:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

中国 放射能検査

昨日は 海鮮料理屋で 中国人の人と一緒だった。
地震のことを 心配してくれるのは
ありがたいことだ…。
日本と言うものが 中国と 同じになったのかな
というような感じを受けた。

それにしても こんなことが始まった。

中国、日本産食品に独自の放射能検査

『東日本大震災による福島第一原発の事故を受けて、
中国の国家品質監督検査検疫総局(国家質検総局)は
日本から輸入する食品について、
放射能に汚染されているかどうかを独自に検査するよう、
各地の検査検疫当局に指示した。
国営新華社通信が3月21日、伝えた。

中国では原子力発電事故による放射能汚染に対する消費者の不安が、
日本産というだけで具体的な生産地とは関係なく高まっている。
中国で人気の日本産粉ミルクでも輸入済みのものを買い急ぐ人が増え、
ネット販売などで売り切れが続出している。

これとは別に、港や空港で輸入貨物全般に対して
放射性物質の検査を始めており、
物流に影響が出始めている。』

ふーむ。
日本の安全神話が こうやって 壊れていくんですね。

一方で… 中国のデマメール取締り

『中国で、福島第一原発の事故により
「中国でも放射性物質による汚染が広がる」
というデマをメールで流したとして、
当局に拘束されるケースが相次いでいる。
「被曝(ひばく)防止に食塩が有効」というデマで
スーパーに人が殺到するなどの混乱もあり、
社会不安に発展することを防ぐ狙いと見られる。

浙江省杭州市の会社員の男性(31)は、
「東シナ海一帯で放射能汚染が続いている。
海産物を1年間食べないように」というメールを
知人らに転送したとして、
3月20日夜に地元当局に拘束された。

四川省広元市の警察当局も3月17日、
「日本の原発事故によって食塩の価格が高騰する」
というメールを流したとして同省内の男性(25)を拘束した。

同市警察幹部は朝日新聞の取材に
「社会の安定を破壊する行為は絶対に許さず、取り締まりを強める」
と語った。

3月18日付の環球時報も社説で
「中国社会はデマに惑わされやすい。
日本の核危機を中国の『危機』にしてはならない」
と警告している。』

ふーむ。

日本の核危機 と言う言葉が気になるが…

touxia at 16:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

放射能と農業(4)

食品の放射能 に関する 暫定規制値について
今回の処置に関して やっとわかった。

放射能の問題は 情報開示を 確実にすることが
安全性を より高めるために必要である。
とりわけ 原子力発電事故が起こった現在・・・

食品安全委員会

食品衛生法に基づく 飲食物に関する暫定規制値について

放射性ヨウ素は・・・
飲料水・牛乳・乳製品 は 300Bq/kg
野菜(根菜、イモ類を除く) は 2000Bq/kg
注 乳幼児の乳調整粉、直接飲料には 
100Bq/kg をこえないこと。

放射性セシウムは
飲料水・牛乳・乳製品 は 200Bq/kg
野菜 穀類 肉 タマゴ サカナ その他 は 500Bq/kg

と規定しているようだ。

ふーむ。
どこから この数値が出てきたのだろうか?
 

touxia at 14:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

放射能と農業(3)

食品の中の 放射能の量については
チェルノブイリの原発事故があって・・・
そのことによって 放射能による食品汚染があり
輸入食品の放射能暫定限度が決められたようだ。

国内の食品に対しての 放射能暫定限度はなく
今回 輸入食品の放射能暫定限度 が適応されているようだ。
(食品衛生法を読んでもよくわからないと前にも述べたが)

では その 食品の放射能暫定限度は 
どのように 決められたのだろうか?

輸入食品中の放射能の濃度限度

『チェルノブイリ原子力発電所事故により放出された
多量の放射性物質によって汚染された
食品の国内への流入が懸念されたため、
厚生省(現厚生労働省)は輸入食品中の放射能を規制する
暫定限度を設定(134Csおよび137Csの濃度として370Bq/kg以下)し、
この暫定限度を越える食品については
積み戻し措置を指示してきた。』
(注)Csとは セシウム のこと。

あくまでも チェルノブイリ対策であり・・・
厚生労働省が 策定した。

『将来国内法が改訂されることも考慮しながら、
当時の国内法(1986年現在)などに基づいて
暫定限度を検討することにした。

公衆の個人の放射線の防護のためには、
医療被ばくおよび通常のレベルの自然放射線被ばくを除く
すべての被ばく源からの線量の合計値が、
線量限度(5mSv/年、1986年現在)を十分下回るよう
制限されなければならない。
そこで検討会では、公衆の個人に対する
線量限度を被ばく源によって配分することとした。

すなわち、線量限度の1/3を特別な事態に対処するために
配分することとし、
輸入食品からの被ばく限度をこれにあてることにした。

また、食品中の放射性核種の組成比は、
被ばく線量を予測する重要なファクターの一つであるが、
食品中の137Csと134Csとの比は、わが国において検出された
降下物中のそれと同じであると仮定した。

そして、この仮定にしたがい、それぞれの放射性核種の被ばく線量への
寄与を計算した結果、食品中に予測される全放射性核種
(天然放射性核種を除く)による被ばく線量のうち、
134Csと137Csの寄与は約66%、および90Srの寄与は33%、
他の放射性核種による寄与は1%以下と推定された。』

仮定の上に仮定を策定しているわけだ。
放射能は 食品からの摂取だけに限らない ということだ。

『汚染食品をどれぐらい摂取するかという問題であるが、
1人1日あたりの食品摂取量のうち
輸入食品の占める割合は35%であり、
そのうちヨーロッパ地域からの食品輸入は、5%程度である。
しかし、検討会では、すべての国からの食品が放射性核種で
汚染していると仮定した。
すなわち、1人一日あたり食品摂取量のうち35%が
汚染食品であると仮定した。』

ここでも仮定があり 仮定の上に仮定を重ねていく。
 
輸入食品とはほとんどが農産物であり・・・
自給率が40%と言う農水省との整合性はない。
じつは 農水省の自給率はカロリーベースで つくられている。
ここでは 量で計算されているので 35%になってしまう。
農水省と厚生労働省とは見解が違うのだ。
もしカロリーベースにすると 輸入は60%になるはずなのだが・・

『種々の仮定を考慮して、
輸入食品中の全放射性核種による被ばく線量が
線量限度の1/3となる場合の(134Cs+137Cs)の
放射能濃度を試算した結果、約421Bq/kgとなる。

一方、EC(ヨーロッパ共同体)における暫定限度は、
食品中の134Csおよび137Csの放射能濃度が
乳幼児食品で370Bq/kg以下、一般食品で600Bq/kg以下、
アメリカにおける暫定限度は、
食品中の134Csおよび137Csの放射能濃度が370Bq/kg以下である。

これらを勘案して総合的に判断した結果、
輸入食品中の放射能濃度の暫定限度を
134Csおよび137Csの濃度として370Bq/kg以下とした
(1986年11月)。

すべての輸入食品が370Bq/kgであっても、
普通の食生活をしていれば1年間に受ける
放射線の量は0.04mSv以下である。』

結局沢山仮定してきたが
アメリカの基準に合わせた と言うことが真実らしい。
日本は アメリカに追随すれば 安全ということだ。
日本の官僚の考えることは このようなことかもしれない。

そして 0.04ミリシーベルトなので
身体には 影響がないけど
370Bq/kg にしましょうと言うことらしい。

今回の基準は これが採用されている。
非常に 漫画チックな 暫定限度 である。
こんなことで 農産物が 基準を超えたと言われて
廃棄させられるのは たまらんのだ。

(追補)
中国の暫定限度は・・・・
ミルク・飲料が 460Bq/kg
野菜・果物が 1000Bq/kg



touxia at 12:19|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

卒業式を中止した校長のメッセージ

ひさしぶりに 格調の高い メッセージを
読み こころにガツンと 感じるものがあった。
長いけど・・・・引用します。

立教新座中学・高等学校の渡辺憲司校長は言う

卒業式を中止した立教新座高校3年生諸君へ

諸君らの研鑽の結果が、卒業の時を迎えた。
その努力に、本校教職員を代表して心より祝意を述べる。
また、今日までの諸君らを支えてくれた多くの人々に、
生徒諸君とともに感謝を申し上げる。

とりわけ、強く、大きく、本校の教育を支えてくれた
保護者の皆さんに、祝意を申し上げるとともに、
心からの御礼を申し上げたい。

未来に向かう晴れやかなこの時に、
諸君に向かって小さなメッセージを残しておきたい。

このメッセージに、2週間前、「時に海を見よ」題し、
配布予定の学校便りにも掲載した。

その時私の脳裏に浮かんだ海は、真っ青な大海原であった。
しかし、今、私の目に浮かぶのは、津波になって荒れ狂い、
濁流と化し、数多の人命を奪い、
憎んでも憎みきれない憎悪と嫌悪の海である。

これから述べることは、あまりに甘く現実と離れた
浪漫的まやかしに思えるかもしれない。私は躊躇した。
しかし、私は今繰り広げられる悲惨な現実を前にして、
どうしても以下のことを述べておきたいと思う。
私はこのささやかなメッセージを続けることにした。

諸君らのほとんどは、大学に進学する。
大学で学ぶとは、又、大学の場にあって、
諸君がその時を得るということはいかなることか。
大学に行くことは、他の道を行くことといかなる相違があるのか。
大学での青春とは、如何なることなのか。

大学に行くことは学ぶためであるという。
そうか。学ぶことは一生のことである。
いかなる状況にあっても、学ぶことに終わりはない。
一生涯辞書を引き続けろ。新たなる知識を常に学べ。
知ることに終わりはなく、知識に不動なるものはない。

大学だけが学ぶところではない。
日本では、大学進学率は極めて高い水準にあるかもしれない。
しかし、地球全体の視野で考えるならば、
大学に行くものはまだ少数である。
大学は、学ぶために行くと広言することの背後には、
学ぶことに特権意識を持つ者の驕りがあるといってもいい。

多くの友人を得るために、大学に行くと云う者がいる。
そうか。友人を得るためなら、
このまま社会人になることのほうが近道かもしれない。
どの社会にあろうとも、よき友人はできる。
大学で得る友人が、すぐれたものであるなどといった
保証はどこにもない。そんな思い上がりは捨てるべきだ。

楽しむために大学に行くという者がいる。
エンジョイするために大学に行くと高言する者がいる。
これほど鼻持ちならない言葉もない。
ふざけるな。今この現実の前に真摯であれ。

君らを待つ大学での時間とは、いかなる時間なのか。

学ぶことでも、友人を得ることでも、楽しむためでもないとしたら、
何のために大学に行くのか。

誤解を恐れずに、あえて、象徴的に云おう。

大学に行くとは、「海を見る自由」を得るためなのではないか。

言葉を変えるならば、「立ち止まる自由」を得るためではないかと思う。
現実を直視する自由だと言い換えてもいい。

中学・高校時代。君らに時間を制御する自由はなかった。
遅刻・欠席は学校という名の下で管理された。
又、それは保護者の下で管理されていた。
諸君は管理されていたのだ。

大学を出て、就職したとしても、その構図は変わりない。
無断欠席など、会社で許されるはずがない。
高校時代も、又会社に勤めても時間を管理するのは、
自分ではなく他者なのだ。
それは、家庭を持っても変わらない。
愛する人を持っても、それは変わらない。
愛する人は、愛している人の時間を管理する。

大学という青春の時間は、時間を自分が管理できる煌めきの時なのだ。

池袋行きの電車に乗ったとしよう。
諸君の脳裏に波の音が聞こえた時、君は途中下車して海に行けるのだ。
高校時代、そんなことは許されていない。
働いてもそんなことは出来ない。
家庭を持ってもそんなことは出来ない。

「今日ひとりで海を見てきたよ。」

そんなことを私は妻や子供の前で言えない。
大学での友人ならば、黙って頷いてくれるに違いない。

悲惨な現実を前にしても云おう。
波の音は、さざ波のような調べでないかもしれない。
荒れ狂う鉛色の波の音かもしれない。

時に、孤独を直視せよ。
海原の前に一人立て。
自分の夢が何であるか。海に向かって問え。
青春とは、孤独を直視することなのだ。
直視の自由を得ることなのだ。
大学に行くということの豊潤さを、自由の時に変えるのだ。
自己が管理する時間を、ダイナミックに手中におさめよ。
流れに任せて、時間の空費にうつつを抜かすな。

いかなる困難に出会おうとも、自己を直視すること以外に道はない。

いかに悲しみの涙の淵に沈もうとも、
それを直視することの他に我々にすべはない。

海を見つめ。大海に出よ。
嵐にたけり狂っていても海に出よ。

真っ正直に生きよ。
くそまじめな男になれ。一途な男になれ。
貧しさを恐れるな。
男たちよ。船出の時が来たのだ。思い出に沈殿するな。
未来に向かえ。別れのカウントダウンが始まった。
忘れようとしても忘れえぬであろう大震災の時のこの卒業の時を忘れるな。

鎮魂の黒き喪章を胸に、今は真っ白の帆を上げる時なのだ。
愛される存在から愛する存在に変われ。
愛に受け身はない。

教職員一同とともに、
諸君等のために真理への船出に高らかに銅鑼を鳴らそう。

「真理はあなたたちを自由にする」
・ヨハネによる福音書8:32

一言付言する。

歴史上かってない惨状が今も日本列島の多くの地域に存在する。
あまりに痛ましい状況である。
祝意を避けるべきではないかという意見もあろう。
だが私は、今この時だからこそ、諸君を未来に送り出したいとも思う。
惨状を目の当たりにして、私は思う。

自然とは何か。
自然との共存とは何か。
文明の進歩とは何か。
原子力発電所の事故には、科学の進歩とは、何かを痛烈に思う。
原子力発電所の危険が叫ばれたとき、
私がいかなる行動をしたか、悔恨の思いも浮かぶ。
救援隊も続々被災地に行っている。
いち早く、中国・韓国の隣人がやってきた。
アメリカ軍は三陸沖に空母を派遣し、ヘリポートの基地を提供し、
ロシアは天然ガスの供給を提示した。
窮状を抱えたニュージーランドからも支援が来た。
世界の各国から多くの救援が来ている。
地球人とはなにか。
地球上に共に生きるということは何か。
そのことを考える。

泥の海から、救い出された赤子を抱き、立ち尽くす母の姿があった。
行方不明の母を呼び、泣き叫ぶ少女の姿がテレビに映る。
家族のために生きようとしたと語る父の姿もテレビにあった。
今この時こそ親子の絆とは何か。
命とは何かを直視して問うべきなのだ。

今ここで高校を卒業できることの重みを深く共に考えよう。
そして、被災地にあって、命そのものに対峙して、
生きることに懸命の力を振り絞る友人たちのために、声を上げよう。
共に共にいまここに私たちがいることを。

被災された多くの方々に心からの哀悼の意を表するととともに、
この悲しみを胸に我々は新たなる旅立ちを誓っていきたい。

巣立ちゆく立教の若き健児よ。
日本復興の先兵となれ。

本校校舎玄関前に、震災にあった人々へのための義捐金の箱を設けた。

被災者の人々への援助をお願いしたい。
もとより、ささやかな一助足らんとするものであるが、
悲しみを希望に変える今日という日を忘れぬためである。
卒業生一同として、被災地に送らせていただきたい。

梅花春雨に涙す2011年弥生15日。』


無数の涙の中に 尊いメッセージがある。
『海を見る自由』を 確保するために
前を向いて 歩むしかない。

このメッセージは 大人の強いメッセージがあり
かみしめるほどに 味がある。
日本には 大人がいなくなって コドモ化してしまった
と思っていたのだが…
背筋が きちんと伸びた 校長がいた。

私は 『ふざけるな』 と言う言葉を
堂々と使える 校長に驚いた。

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2011年03月21日

放射能と農業(2)

放射能と農業に関するテーマで
今後 考えてみたい…。 
実際 放射能は 妖怪みたいな存在だ。

現在 農業では ウイルスと言う妖怪に
さんざんな目にあい 
鳥インフルエンザなどに苦しんでいるが・・・・

あらたな 妖怪に 立ち向かうこととなった。
それは 食品衛生法の放射線量の基準と言うものが
独り歩きしていることも 災いしている。
人体に影響にないにもかかわらず 廃棄処分しなくてはいけない
ということが 大きな問題なのだ。

放射能の農作物への被害の広がりは…5県に拡大
『栃木、群馬両県は3月20日、
それぞれの県内産ホウレンソウなどの野菜から、
食品衛生法の暫定規制値を超える放射性ヨウ素やセシウムが
検出されたと発表した。

千葉県産シュンギクのヨウ素も規制値を超えた。
規制値を超えた農産物は福島、茨城に加え5県に拡大した。
東京電力福島第一原発の事故の影響とみられる。

福島など3県と千葉のシュンギクが見つかった
東京都は一部農産物の出荷自粛などを生産者らに要請。
ホウレンソウの供給不足が懸念されるため、
農林水産省は3月20日、
全国農業協同組合連合会に、規定の大きさや形に
達していない作物の出荷などを要請した。

政府は一定地域の食品の摂取制限や出荷停止が
必要かどうか21日に結論を出す方針。

枝野幸男官房長官は20日の記者会見で、
「ただちに健康に影響を及ぼすとは考えられない」と強調した。
厚生労働省は健康への影響評価を食品安全委員会に諮問した。

栃木ではホウレンソウから規制値を超える
ヨウ素とセシウムが検出された。
かき菜からは規制値と同じ値のヨウ素が出た。
県はJAにホウレンソウとかき菜の出荷自粛と
出荷分の自主回収を要請した。

牛乳からは放射性物質は検出されなかった。
群馬でもホウレンソウから規制値を超える
ヨウ素、かき菜からセシウムが検出され、
出荷自粛をJAに要請した。

規制を超えるヨウ素が検出された千葉県旭市産のシュンギクは、
東京都が都内に流通している農産物を調べて見つかった。
都は同時に出荷されたシュンギク90キロを販売禁止とし、
千葉県などに旭市産農畜産物の出荷自粛を求める。

福島では新たに4カ所の農場の牛乳が規制値を超え、
ヨウ素の値は最高17倍を記録した。
県は市場に出回っていないとしており、
安全性が確認されるまで県内全ての牛乳の出荷自粛を酪農家に要請。
ホウレンソウは検査ミスで改めて調べるが、
21日から念のため県内全域の露地野菜の出荷自粛をJAなどに求めた。

茨城ではハウス栽培を含むホウレンソウから規制値を
超えるヨウ素(最高27倍)やセシウム(同4倍)が検出された。
一方、トマト、イチゴ、キュウリ、ニラ、水菜、チンゲンサイ、
レンコン、キャベツ、ネギ、ピーマン、レタスは規制値を下回った。

新潟県は県内に流通する農産物を調べたが、規制値を下回った。』

原子力発電事故によって
出荷自粛 とは 出荷停止 販売停止と同じ・・・
なんで 『出荷自粛』と言う言葉になるのか?
出荷自粛であれば 政府は 補償しなくても済むと言うことなのか?
政府として 農民をどう救済するのか 
まったく視点が欠落している。

基準値よりも 17倍とか27倍とか 表現方法は
何とかならないのか・・・
基準値をきちんと明記して 数値を発表すべきだ。
なんか ものすごい汚染がされているみたいだ。

それでもって 身体に影響はない とは 何事だ。
話していて 矛盾していないのだろうか?



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2011年03月20日

災害と思考停止

私は 3月10日に 衰退途上国の不安症候群 
と言うブログを書いた。

自分のチカラを信じれないことが
不安症候群の原因であると・・・書いた。

不安とは カタチを持たない
そして正体がつかむことのできない
そして 未来と言うものが みえない
という モノが 身体ごとつつむときにおこる。

その翌日 3月11日に 未曾有のことが日本で起きた。
深刻さは 福島原子力発電事故でさらに 深まった。

日本人にとって 不安の正体は こんな形で
出現するとは 思わなかった。
何しろ 歴史的な地震と津波であり、
その結果 原発のポンプが流され・・・
電気系統の障害ができ
熱の上昇が 抑えられなくなった

しかし、不安の正体が明らかになれば
立ち向かえばいいが・・・
放射能と言う 未体験のことに 日本人は体験し始めている。

今回のことを通じて 
不安症候群の 原因とは 何であるのかと思ったら
『思考停止』することだと思った。

全部破壊されたから もうだめだと 絶望に陥らず
生き残ったもので 復興するために 何ができるのか?
被災されなかった日本人として何ができるのか?
そういう ことを じっと考えつづけることが
いま与えられたことだ… 

そうだ 思考を停止するな。
あきらめるな。
投げちゃいかん。
と言うことに尽きるのだ…

得体のしれない 放射能 というものを
どうとらえるのか・・・・
日本人は つねに 放射能に向き合ってきた。
1945年8月は 広島・長崎の 悲劇を味わってきた。
日本の復興は そこから始まったともいえる。
そして 広島と長崎は 放射能汚染をされたが
見事に立ち直った…復興したのだ。

そして 広島・長崎は つねに 平和のシンボルとして
現代に訴える強い メッセージを持つものとなっている。

いま 福島 が どうやって 放射能と言うものに向き合い
立ち向かっていくのか・・・・
そのことに 世界が注目している。
それにしても 福島原発事故は 
公開されているものが少ないような気がする。

菅直人が 久しぶりに 首相らしいことをした。
自民党総裁への 復旧のための閣僚要請だ。
しかし、自民党は 拒否をした。それは党利党略だ。
自民党がおす 石原慎太郎も 『天罰だ』とほざいいた。
自民党は 戦後の日本の復興に 大きな努力をしたが
そういう力さえも失ってしまった。
地震と津波と放射能に 崩壊してしまう自民党。
思考停止している自民党・・・

今日も朝早くから バナナオヤジさんからメールがきた
『先日は 放射線量はごくわずかと言いながら
避難を呼びかけ おまけに屋外の食べ物は口にするな
これでは 福島県や東北の野菜や米は危ない
と言ってるように聞こえる

今後の風評被害で 農家の経営は厳しい
宮崎でも口蹄疫の時 堆肥を使った野菜に口蹄疫も有り得るので
市場が持ち込みを拒み 販売に影響がでてた
しばらくは まだ生活の場が見つからない 避難所生活が待っている。
いつの時代も百姓は浮かばれない
ここは、ひとつ百姓一揆でもやるか
がんばれ日本人』

地に 根付いた 百姓が 頑張ることが 
福島の復興につながる…
立ち上がることは 一揆に似ている。

百姓が立ち上がらない限り 復興はない。
復興のための一揆をおこす時だ。
がんばれ 百姓。
がんばれ 福島。
がんばれ 日本。

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放射能と農業(1)

実に難しい局面に入ってきている
といえそうだ。

地震や津波で破壊されたものを
取り戻し 復興することは出来る。
日本人は 復興するということには
たゆみない努力と 勤勉さで 取り組んできた。

問題は 福島原発での出来事が
どこまで理解していいのか
理解できないことだ。

中国のテレビでは
トーンが変わって 『日本核危機』という
赤い字で 大きな字が映し出されている。
日本中は 地震と津波で破壊され・・・
そのうえ 核で危機に陥っている・・・
ようにも見える。
中国人は 日本から 中国に取り急ぎ帰っている
のは 核危機のせいであるともされている。


放射線と放射能は 違うといわれている。
要は 放射能である・・・
ブログ うろたえる紙魚は泳ぐで
放射能とは?
マイクロシーベルト
について 調べたのを転記した。

ふーむ。
よくわからないなぁ・・・というのが現実だ。

たとえば こんなニュースに接したときに
どう考えればいいのだろうか?
3月19日の ニュースである。
『福島第一原子力発電所の事故を受けて、
近隣の都道府県の食品について放射能の影響調査を行ったところ、
一部の食品から暫定の基準値を超える数値が出たことがわかりました。

「福島県内で採取された牛乳、
茨城県内で採取されたほうれん草の検体から(放射線量が)
食品衛生法上の暫定基準値を超える」(枝野幸男官房長官)

検出された放射線の量は、
それぞれの食品を日本人が平均的に食べる量で
一年間食べつづけたとしても、
CTスキャンを一回受けたと同じかその5分の1程度だということです。
枝野官房長官は「すぐに人体に影響を与える数値ではなく、
冷静な対応をお願いしたい」としています。』

基準値を超える・・・ということは
食品衛生法上 廃棄しなければならないが・・・
放射線量が 多ければ どうやって廃棄すればいいのだろう。
基本的には 放射性物質ヨウ素131 セシウム137 が問題

そのうえ 人体に影響が出ない・・・
を強調するが・・・
それは 農薬のポジティブリストの残留基準量みたいである。

では いま 福島原子力発電所の 30km以内の農作物
そして今後の農業は どうしたらいいのだろう?

そのことに対する 見解がまったくよく見えない。
放射能というものの存在が 農業を破壊する。
風評被害 という 言葉が よく使われるが
不安の正体が見えない限り 放射能に対する不安が
覆いかぶさることになるだろう。

(補遺)
食品衛生法 をみても 放射線量の基準が
よくわからない・・・?


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2011年03月18日

昆明に塩がない

昆明で 奇妙なことが おこっている。

悠悠らいふのブログでも 取り上げられているが
雲南から塩が消えた

どういうわけか 
日本の東北大地震がおこり そして 
原子力発電所のことで・・・
昆明で 塩が なくなっていると言う。

海が汚染されて・・・
塩も汚染されると言う発想なのだろうか?

海での放射能は 拡散されるので・・・・
塩が 問題になると言うわけではない・・・
それでも
日本の 地震に関する報道が
連日行われている・・・・
そのことからの発想からかもしれない。

放射能を流すには 塩を摂取するといいという
眉唾的なうわさも出ている・・・。
ホントかいな?

これだけ 日本の地震のことが
報道されると
日本の本当の姿が映し出され…
整然と 秩序があり ゴミもない日本の姿が
中国人には 新鮮なようだ。

今回の 東北地震は ある意味で 全世界が注目している。
同じように 中国も
だから 中国は ガソリンとジーゼル油を 1万トン 義捐する。
中国的な メンツのある 細かく
演出された 外交手腕と言える。

中国は じつに 執拗に巧みである。
期待に応えて・・・
日本は たくましく 切り抜けなくちゃいけない。

(追補1)
携帯電話に メールが入った。
雲南省は食塩の価格は 500g 都市は1.3元
農村は1.5元である・・・と。

実際は多く売り切れ 
農村部 10元 昆明では15元から20元とのこと
雲南省のメールからいうと ちょうど10倍ですね。

(追補2)
放射線を流すのは 単純な塩ではなく ヨード塩
だという・・・
確かに 内陸部に おいては ヨードの摂取が少なく
甲状線に異常をきたすことがある。

昨日 バスに乗ったら 中国海苔をたくさん持っていた人がいたが
そのせいなのだろうか?


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2011年03月17日

日本人しかいない

ワシントンポストで

アナ・アップルバウムはいう

『日本の原発は、細心の注意と精度で造られている。
さらに、世界で唯一の被爆国である日本は、
能力においても、法制度においても、規制においても、
他のどの国をも上回る完璧さを持っている。
もし優れた能力と技術力を持つ日本人が、
完璧なほどに安全な原子炉を造れないとしたら、
いったい誰が造れるだろうか』

そして さらにいう

『今回の事故が大事に至らないことを祈るのみだ。
ここ数日、自らへの危険を省みず、
核関連施設で大災害を防ごうと

働いている技術者の方たちに敬意と尊敬の念を表わしたい。
もしこの危機を回避することができる者がいるとすれば、
それは日本人しかいない』

原子力発電が 安全である・・・・
という言葉において リスク管理が 
できていないと言える。

安全のために どれだけのことをしうるのか?
と言う英知こそが 人類の知恵であろう。

石油が枯渇する と言われているなかで・・・
一体どんな エネルギーを 
ニンゲンは得ることができるのだろう

アメリカ人から見た日本人のイメージに
日本人は 必ず応えるべきであり・・・
そこに始めて 日本人が生きていく道もある。


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2011年03月16日

福島第1原発4号機爆発

福島4号機爆発「原因不明」 保安院や東電

『東京電力福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールで3月15日に発生した爆発では、1時間あたり400ミリシーベルトの高い放射線量が計測され、日本の原発事故史上、最も深刻な事態を招いた。経済産業省原子力安全・保安院や東電は原因不明としている。使用済み核燃料は放射能が強く、発熱量も多い。プールの水が蒸発した後、水素爆発した可能性が指摘されている。

プールの水面は原子炉建屋の5階で原子炉の外にあり、建屋の鉄筋コンクリートの壁によって外部と隔てられている。3月15日午前6時ごろに爆発し、同9時38分に火災が起きた。建屋の壁は失われ、大量の放射性物質が排出されたと考えられている。3、4階の壁も一部崩れた。

4号機は3月11日の地震当時、定期点検で炉内構造物を交換するため、すべての燃料集合体を原子炉内から抜き出し、プールに貯蔵していた。

このため、燃料の崩壊熱が他号機より高く、地震で電源が喪失しプールの水が冷却できなくなっていた。東電によると、通常約25度の水温は3月14日午前4時ごろ、84度と異常高温になり、その後、沸騰したとみられる。

小山英之・元大阪府立大講師は「水が蒸発して、使用済み核燃料が露出、燃料を覆うジルコニウムが溶けだし、水素が発生、火災になった」と推測する。火災が起きるとジルコニウムがボロボロになり、燃料自体から放射性物質のセシウムなどが放出される。この現象を米原子力規制委員会(NRC)は「ジルコニウム・ファイア(火災)」と紹介し警告する。

冷却には注水が必要だ。しかし、海水をくみ上げるポンプが津波の被害で使えない。通常の水補給用の配管もポンプの電源がなく、有効な冷却方法は見つかっていない。

小出裕章・京都大原子炉実験所助教(原子核工学)は「高い位置にあり、どう水を入れるのか問題だ」と指摘する。保安院は「冷却に万全を期さなければならない」としている。

東電によると、5、6号機も3月15日午後4時現在、プールの水温がそれぞれ57.3度、66.0度と通常より上昇している。東電は「冷却機能が復旧していない。4号機より緩やかだが、温度上昇が続けば4号機と同様に高温状態になる」と説明、予断を許さない状況という。』

4号機の プールに 貯蔵されている
使用済み核燃料は 200トンもあると言われている。

touxia at 18:18|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

がんばれ 東電

朝 バナナオヤジさんから メールがきた

『東電の作業員が 手早く弁を開けた
10分で一般人が一年間に浴びていい
放射線量の百倍に当たる量を浴びての作業だ
そこに志願者が命を張って定年前の仕事ととして行くなか
今後の原発を左右する大事故を安全性を命を懸け頑張っている。

何だか もっとマスコミもみんなで東電を応援して欲しいですね
責めるのは 後でもできるがんばれ 東電』

そうですね。

原子力発電の事故の被害を
何とか食い止めようと必死で
努力している人たちに
敬服し 感謝します。

ありがとう。


touxia at 16:08|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

2011年03月15日

原発 それは紺屋の白袴

わらえない 現実。
というべきか おそろしい現実。
日本と言う国の誇ってきた 匠は どこに行ったのだろう。

ニンゲンは ウソをつくことがある。
しかし ウソとは 現実を覆い隠すためにある。
原子力発電は 安全だと言う 神話は・・・
推定された 仮説 だったなのだろうか?
まさか 震度9 は起こらないと考えていたのか?
でも どうも 今回の原発事件は 最大級の地震だった
という言い訳が 成り立っていない。
言い訳は あとから考えるものとしても・・・ 

原子力発電所において 地震などにより 
電気系統の障害がおこれば 核反応は停止することになっている。
今回は 自動停止したが・・・
問題はここからである。

核燃料は高温のままで 冷却しなくちゃいけない。 
それが 電気系統の 不都合に
よって 冷却水が つくれなくなって・・・
反応している 核燃料の高温 が抑えられなくなった。
そのことで 核燃料から 放射性物質が でることになる。
防護壁を破ってしまうのかが・・・重要であるが。
今回は それを・・・・。

電気つくるところで 電気が不都合になるなんて
ありえない と言うのは
紺屋の白袴・・・
医者の不養生・・・

あたらしい格言が
『原子力発電所の停電』

ところが 停電ですめばいいが 
冷却水が作れなくなって
炉心融解(メルトダウン)がおこって 爆発。
でも この爆発はいまのところ 
格納容器に影響がないとしている。
では なぜ周辺の放射能が高くなるのか
説明がついていない…
ウソがあるのか 現実があるのかわからない。

でも 確かな おそろしい現実。
なんで 自家発電機も動かないの?
計画停電する前に やるべきことがある。

自衛隊員が原発の海水注入作業を 手伝っていた・・・
それが 被ばくする。
安全だからと言われたのに・・・
と自衛隊幹部が怒っている。
身の危険をさらしても・・・・作業は・・・・
でも 自衛隊って・・・・

原発の横に 火力発電所を作っておかないといけない。
そして 火力発電で
冷却水を供給すると言うことが必要でしょうね。

天災・・・・そして 人災。
いま そのことを言うべきときじゃないかもしれない。

でももっと大きなことは・・・ヒトは 避難できるが
そこにある 植物 ・・・・野菜たちは避難できない。
これから どうするのだろう?

今の日本には 疑問だらけである。
ただ 石原慎太郎は 許せない。

今回の地震は 天罰だ と言うのは
まるで 反日運動している 中国人のようだ。
でも 今回の秩序のある日本人を 
誉めてくれる中国人が多いのに。

touxia at 23:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

中国からネットで 地震情報を集める

中国での 地震特別報道番組は ありがたい。
日本の地震のリアルな状況が伝わるが
どうも 偉い先生方が出てきて
杓子定規な解説に 飽き足らないものを感じる。

やっぱり 日本の生の情報が見たい。

宮城 地震 津波
で紹介したが
TBSニュース
以前は 画像が見えたが・・・今は 画像のサーバーが接続しない。
たぶん サイバー公安が シャットアウトしているのだろう。

東京テレビ

NHK 東北大地震の動画のまとめ
どこで何が起こっているのか
よくまとまっている・・・

NHKの 福島原子力発電所に関するニュース
動画は少ないが 経時的に 書いてあるので
一体何が起こっているのかが わかる。

こういうところで作業すると言うのは 
まさに命がけですね。
安全が確保できない状態で どう身を守るのか?
なぜこんなことが起こったのか
責任追及よりも 原因追及が先だ。

Yahoo 天気情報から NHKテレビ 地震情報

いま 45万人が避難しているんですね。

『計画停電』ということが始まり
交通機関などが 混乱しているようですね。
電気は 蓄電がむつかしいので・・・
このような事態が起こってしまう。
その中で 節電運動が始まり
テレビよりもラジオで情報を得るようにする
という 流れが始まっているんですね。

すごいなぁ。

それにしても 水 ガス も 供給ができない地域が
いまだにあるようです…

touxia at 03:51|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年03月14日

未曾有ということ

未曾有という言葉や 歴史的という言葉は
猛暑などで 聞いたが 今回の 東日本大地震は
その言葉を実感させる。

今までに経験したことがない ということが
こんなにも大きなスケールで 突然やってくると
言葉さえも 失うほどだ。

遠く離れた 中国 雲南で この未曾有という言葉を
味わっている。
被災しなかったと言う 安全な位置にいて
被災した人たちを 見ることに戸惑い・・・
なぜか 涙 がこぼれる。
じっと 身体の中からわいてくるのだ。

涙もろい私の中で このような涙を流したのも
初めてなのかもしれない…
四川大地震の時には 地震の脅威に驚き
その後の中国人の立ち向かい方に 感動さえ覚えた。
でも 今回の東日本大地震の涙の理由は 
日本というものがあることを私に 伝えたのかもしれない。
美しい日本の風景が 自然のチカラで壊されていく・・・

そして 多くの日本人が 涙をぬぐいながら
敢然と立ち向かっている姿に共感する。

地震が 9.0と認定され 最大級になった。
1番 大きな地震 そして 続く大きな地震 6.0くらいの地震
余震が 数えられないほど と 地震のオンパレードだ。
そのうえに 津波が押し寄せるわけだから
日本は 地震大国 という言葉を如実に表示している。

日本の横のプレートに ストレスがたまりすぎ
複数の地震が重なって 9.0になったと言う。
そして そのストレスの連鎖が起きていると言う。
地球が何を考えているのか・・・
よくわからなかったが それほどまでにストレスをためていたとは。

地球のストレスで 2万人以上が犠牲になるとは・・・
そして 福島の原子力発電は 爆発を3度もしたようで…。
天災と人災が絡み合いながら・・・
想像できない事態が さらに広がっている。

地域丸ごと陥没すれば 死んだヒトを確認することもできない
という 破壊力だ…。
数日もすれば 全容がもっと明らかになるだろう。
その時の現実を見せられた時に 愕然とする。

いまは 一刻も早い復旧と 冥福を祈るしかない。

touxia at 11:32|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年03月13日

秩序を守る日本人

想像力とは 限られているものだ。
今回の地震と津波は そのことを
教えてくれる・・・・
阪神大震災 四川大地震 そして 今回の東北地震。

中国においても
テレビにおいて地震特別報道がされていて
その映像の 激しさに 地震と津波の恐ろしさが
身に迫ってくる。

連絡の取れないヒトが 10000人近くもいると言う。
地域を 壊滅してしまうほどの破壊力。

原子力発電は 安全である という神話が
崩れ去ってしまった。
福島の原子力発電所の異変が どの程度なのか
よくわからないが 被爆者がでたということで
その深刻さが 理解できる。

なぜそれが起こったのか?
ということが解明されていく中で
あまりにも稚拙なことが露呈される可能性もある。

それにしても 中国は この地震に対する報道が
実に緻密で・・・・
日本人の冷静で秩序だった対応を 繰り返し写す。

インターネットにおいても 日本人の冷静な対応に
賞賛の声が上がっている・・・
居心地がいいのか悪いのか よくわからないが
素直に 喜んでいいのだと思う。

地震中守秩序的日本人
『回家排队,用公用电话排队,没有人乱扔垃圾。
在这样大的灾难面前,日本人依然没有放弃他们的文明。
这样的民族让人敬佩。为他们祈祷。』

家に帰るのに列を作り 公衆電話を使う時も列を作る
ごみで散らかす人もいない
このような大震災にあっても 
日本人は依然として日本人の文明を捨てない。
このような民族を敬服する。彼らに黙とうをささげる。


どさくさで 泥棒する というのがない
というのが 一番大きいのかもしれないなぁ。


touxia at 13:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年03月12日

枝野幸男は言う(1)3月12日会見

福島第一原子力発電所事故・枝野幸男官房長官会見
3月12日 午後8時40分

青字は touxiaのコメント

『東京電力福島第一発電所の件についてわたしからご報告申し上げます。まず3月12日15:36の爆発について、東京電力からの報告をふまえご説明申し上げます。

原子力施設は鋼鉄製の格納容器に覆われています、そしてその外がコンクリートと鉄筋の建屋で覆われています。このたびの爆発はこの建屋の壁が崩壊した物であり、なかの格納容器が爆発した物ではないことが確認されました。

爆発の理由は、炉心にあります水が足りなくなって少なくなったことによって発生した水蒸気が、この格納容器の外側の建屋との間の空間にでまして、そこで、その過程で水素になっておりまして、その水素が酸素とあわさりまして爆発が生じました。

ちなみに格納容器内には酸素がありませんので、水素等があっても爆発をすることはありません。実際に東京電力からは格納容器が破損していないことが確認されたと報告を受けています。

繰り返しになりますが、このたびの爆発は原子炉のある格納容器内のものではなく、したがって放射性物質が大量に漏れ出す物ではありません。

東京電力と福島県によるモニタリングの結果も、確認を致しましたが、爆発前にくらべ、放射性物質の濃度は上昇致しておりません。

報道されました、15:29の1015マイクロシーベルトの数値でございますが、この地点の数値はその後、15:36に爆発がございましたが、15:40の数値が、860マイクロシーベルト、18:58の数字は70.5マイクロシーベルトとなっておりまして、爆発の前後でむしろ少なくなっております。

その他の地点も、14時頃にベントといいますが、容器内の水蒸気の圧力を高くなることを抑制するために外に出す、このことは、けさほど来、きょうの未明来申し上げておりますが、これが14時頃から行われまして、その前後で14時頃のベントの前からそのあとでいったん高くなっておりますが、その後15:36の爆発を挟んでもいずれも低下をしていて、そして低いレベルにとどまっております、従いまして現時点で爆発前からの放射能物質の外部への出方に状況は大きな変化はないと認められる物でありますのでぜひ冷静に対応していただきたいと思っています。

その上で、こうした状況、現状を踏まえ、今後懸念される原子炉容器、および格納容器の破損による災害を未然に防止するため、東京電力が、容器を海水で満たす処置を執る判断をいたしまして、海江田経済産業大臣においてこのことの指示をいたしました。合わせてホウ酸(ホウ酸は中性子を吸着させるため。ホウ酸を注入することで原子炉は使えなくなる。)を用いることによって、念のために万が一にも再臨界などの懸念される事象が生じないよう工夫することも確認いたしております。政府としては、こうした措置の準備、手順が適正であることを、経済産業省原子力安全・保安院ともども確認をし妥当なものだと評価しております。この手順は20時20分に着手しています。

なお、この東京電力福島第1発電所にかかる避難指示につきましては、こうした爆発の状況、それによる対応策、今回、徹底して実施いたしました対応策等の方向性、輪郭が見えてきた段階で、万が一の対応策として、20キロ圏内から退避いただくことに拡大しました。これまでの対応方針同様、今回の措置によって10キロから20キロの間のみなさんに具体的に危険が生じるというものではございませんが、新たな対応を取ることの可能性が出たことに鑑み、念のためにさらに万全を期す観点から20キロに拡大をいたしたものです。住民の皆さんは、こうした事情経緯判断に基づくものですので警察・自治体などの指示に従って冷静に対応をしていただきたいと思っています。

<質疑>
Q 爆発は原子炉に対する影響はまったくなかったのか?

A 格納容器の中に原子炉はあります、その格納容器自体の損傷は認められないということでございます、そういうことでございます。

Q 建屋の崩壊は今後の作業の影響や、今後の原子炉からの放射能物質がもれることにつながる可能性は高まるものにつながるのか?

A もちろん建屋がないよりはあるほうが安全性が高いことは間違いございません。だからこそ早急に、そのリスクを低下させるためにホウ酸を利用することと同時に、海水を容器に満たすという対応策を判断したものです。

Q 念のための措置としてはよくわかるが、住民からすると海水を満たす措置をとるにあたり本当に危険性はないのか心配は広がっていると思うが。なぜその措置が必要か?

A 住民の皆さんは地震、津波によってだけでも相当な生活へのダメージを受けておられます。もちろん住民の皆さんの中には高齢者の方、障害をお持ちの方、お子さんを抱えていらっしゃる方、またいろんな事情をお持ちの方もいらっしゃいます、こうした状況に対する対応としては、できるだけ必要なある意味で最小限の退避等にとどめるべきと言う考え方も一方ではあろうかとおもいます。

一方で原子力にかかわる問題については、しかもこのスタートが未曾有の大地震、大津波ということに端を発している問題でありますから、もし必要最小限といった場合の万が一のリスクというものもしっかり考えて、そして万全を期すべきだろうという考え方でこの間対応をしてきているわけでございます。その両者の兼ね合いの中で、その時点ごとの状況や対応策に応じて必要最小限からひとつ超えたところの万全の措置をこの間、常にとり続けているということでございまして、今回の建屋の上部ですが、崩壊がある、そうした中で海水によって容器を満たすというこれまでにない措置を執ることで、想定されている中では、これによってしっかり当該原子炉はコントロール下に置かれるものと思っておりますが、万全の策をとらせていただいた。住民の皆さんにはそういったことではご不便をおかけいたしますが、まさにそのことによって万全を期していることでご理解をいただきたい。

Q 海水で満たすことによる新たなリスクは?

A 基本的にはさまざまなことを分析をいたしました、専門家による分析、専門家、当事者である東京電力、それから原子力安全・保安院、それから原子力安全委員会、それぞれ専門家の専門的な分析もいただき、そのことを私含め、総理、海江田経済産業大臣、必ずしも専門家ではありませんが、納得のいくように繰り返し、説明確認をいたしました。

そうした中で新たなリスクはないものと判断いたしまして、今回の措置に着手することにしたものでありますが、まさに、スタートがこれまでに経験のしたことのない、未曾有の大地震であり、大津波であること、そして海水で満たすこと自体がおそらく事実上初めてに近い対応策であるということを踏まえてさらに万全の措置を執ると言うことです。

Q 海水の利用は冷却するという当初の目的と同じか?
A そうです。

Q 20:20に着手したと言うことですが、完了見込みは?
A 格納容器を満たす時間ですが、詳細には、ポンプの稼働の状況等によって正確にあらかじめ決めることができるわけではありませんが、おおむね5時間からプラスアルファ数時間という範囲内という風に考えています。

Q 現場の作業状況は万全なのか?朝まで行うのか?
A そのとおりでございまして、残念ながら、この間、負傷された方等も出ておりますが、本当に細かい技術的な設備も含めて、事前に説明方向を求めて、なおかつそれがしっかりできる態勢になっているかという確認をした上で行っております。少なくとも事前に想定できる点についてはいずれもきちんと説明を求めて、確認の上スタートさせています。

Q 夕方の会議では退避の対象が6時の結果を見てといっていたが、数値自体は安全に向かっていたのに20キロに拡大するのは矛盾になると考えるが。
A もし先ほどの会見の時にモニターの放射能の量のみで判断するというのみで判断されると受け止められたら、それは若干申し訳ないと思いますが、当然それが大きな要素でありなおかつ今回の爆発的事象の原因、そしてそれに対する対処、総合的な判断のもとで、20キロ圏内からの退避ということになりました。

さきほどの時間の話ですが、圧力容器に水を満たす、ですが、
「炉、原子炉」に水を満たすのに5時間プラスアルファです。その周辺の格納容器に満たすには、さらに日にち単位、10日くらいの日数はかかるといことです。ただ、すみません、原子炉そのものにしっかりと海水で満たされておればこれによって安定的に冷やされて管理された形でだんだんと安全な状態に入っていくということです。
そう簡単に安全な状態に入るのだろうか?

Q 10日くらい退避しないといけないのか?
A そこはそれぞれまず5時間プラスアルファ、5〜10くらいの間と想定していただきたいのですが、その段階でいったん、様子を見ます、それで放射線の量のモニタリングをしっかりいたします。その状況を踏まえて判断したいと考えています。

Q 退避の前後を含め、政府として十分に情報提供していると考えているのか?
A この間、24時間くらいだと思いますが、東京電力に対しては常に繰り返し的確正確かつ迅速な情報提供を繰り返し求めながらこうした対応を取らせていただいています。

Q 放射線の数値だが劇的に下がっている要因は?
A 本日の4時頃、ベントという措置を執りまして、炉の中から、これはきょうの未明から何度かここでご説明していますが、炉の中の圧力の上昇を抑えるということで、管理された形で若干の放射能を含むけれども、それを外に出す、という手順が本日の14時頃できました、したがってそれまでに炉の中にあった、放射線、放射能が、その時点から外に出るようになりました。その結果、その時点、その直後の所は、高い数値を示していますが、管理された形で出て行くという形に入っていますので、順次下がっていくこういうことだと認識していただいていいとおもいます。

Q 現時点では政府の管理下にあるとおもっているのか?
A これでホウ素、正確にいうとホウ酸ですね、海水で炉を満たすというところまできちっとできれば、本日の未明以来、申し上げてきております管理された状況で、人体に影響を及ばさない範囲の、放射線放射能は含みますけれども、しっかりと管理・コントロールされて収束に向かうプロセスに向かうと考えています。

Q 風に乗ることで対象を広げてモニタリングすることはないのか?

A これはですね、基本的には風向きによって、どちらのほうに向かっていくのかということはありますが、どんどん遠くにいくほど薄まっていくものであります(放射線は薄まるかもしれないが、放射性物質が飛散した場合は薄まると言う問題ではないので、近い部分のところでしっかりとモニタリングして、これが特別、リスクの非常に高い数字であったり、リスク高い数字が継続すれば、避難所周辺とかということを考えなければいけないと思いますが、まさに確かに一時的に1000をこえるマイクロシーベルトの数字、出た瞬間ありましたけれども、全体としてその周辺のモニタリングの数値からみれば、いま、これまで10キロ、で、今回20キロというところの地域の皆さんに、人体に影響を与えることにはならないというふうに思っています。

Q さきほどの会見ではヨウ素の配布に言及されています。それもないということになるのか。
A いつでも配布できるようにという状況を作っております。これはもう、万一を備えた措置として行っていただいています。

Q 直前にあがったのは、それとの因果関係は?
A あの、直接の因果関係等について、私は専門家ではございませんし、あの、何が引き金になったかということについて、私が専門家的にお答えすることは、専門家でもありませんし、かえって誤解を招くかなと思っておりますが、今回の爆発がどういうことで起きたのかとういことについては、専門家の皆さんの分析で把握はできております。そして、そのことが、ただちに他のように起こりうるいうことについては、いまのところ想定していないことの報告を受けております。

Q 海水で冷やすということですが、10日くらいで済むということですが、いわゆる安全宣言とか住民の方がもとのところに戻ることができる、時期的な目途については?
A もちろん住民の皆さんにとっては、できるだけ早く安全宣言をして本来の生活・家庭にお戻りになりたいというお気持ちが大変強いいうふうには思っております。ただ、今の時点では、とにかく、身体に影響を与えることのないように、万全の措置をとるということで、なおかつこれは、スピードを要するということでございますので、そのことを一歩一歩積み重ねてきているということでございますので、ご質問については、これで例えば炉を満たしてという一つのある段階になりましたら、もちろん、いろんな検討をしてまいらなければならないというふうに思っております。

Q 海水で炉を満たしたあと、海水は循環させ、交換するということはなく、同じ海水のままで10日間冷やすとことができるのか?
A 高温でありますので、炉の中は現時点で、あの、どんどん高温で水蒸気になってまいります。どんどん海水を注ぎ込むことによって満たしていくと、こういうことでございます。一方で、このベントの措置をとっていることによって、その水蒸気が外に逃がされ、圧力は高まらない。ただし、そこに若干の人体に影響を及ぼさない程度の微量の放射線が含まれるということになります。

Q 水蒸気のなかに含まれる放射能の量というのは、これまでと変わらないのか
A むしろより低い水準でで安定するというふうに思われております。もちんその時点でも、しっかりモニタリングを続けてまいります。

Q 電力の供給量レベルがもとにもどるのは、いつころになるのか。
A 全体ということですね。いままさに、危機管理のフェーズで、地震によって生じたリスクをおさえることのために全力あげているところでございます。当然、経済産業省の他の部局においては、経済活動・生活への影響もありますので、今、様々な検討をしただているというふうに、あるいは、そのこと指示自体いたしておりますが、現時点で対策本部として、あるいは官邸としてそのご報告を受ける段階ではありません。しっかりと危機管理を進めていって、こちらのほうのことに一定の目途が立つ段階と、それから国民生活にあたえる影響の大きさの度合いを見ながら、しっかりと対策本部として把握し、必要な対処をしてまいりたいと思っておりすが、現時点でも電力が足りていないということは間違いございませんので、官邸についてもどうやって節電ができるかということを事務レベルで検討しておりますが、皆さんのそれぞれの生活においても、それをご努力をいただければと思っております。』

ふーむ。
3月12日の記者会見では 危険 というものが
把握されていないようだ。
安全を強調したいことが ありありみえる。

この時点で 海水を入れることを確認しているが
非常用電源がつかえない 
そして 冷却装置がつかえない
と言う状況の中で どう対策をするのかが 
ふれられず・・・・住民の避難のことだけに集中している。
マスコミ自体が 原発事故に対する知識がなさすぎるのだ。

touxia at 22:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

史上最大の地震と津波

それは まるで 映画を見ているようだった。
9月11日に ツィンタワーに
飛行機が突っ込んで ビルが崩壊していくさまが
現実のものとは思えなかった。

そして 今回の史上最大の地震と津波。
中国 雲南にいて 知りえる情報は
わずかで 日本は
もっとたくさんの報道がされているだろう。
それでも
地震で揺れる映像はみなれているが
海から押し寄せる津波 
大きな渦を巻いて船が巻き込まれていく

クルマたちが濁流に飲み込まれ転がっていくシーン
船が波に乗り 家に激突する
津波は 海岸から 畑 温室を呑みこんでいく・・・
水が沢山ありながら ところどころが炎上している。
石油タンクがもえている・・・

原子力発電所が制御できずアラートしはじめ
10キロ近くの住民が避難をする・・・

それは 日本沈没の光景と 見間違うかの
シーンが つづけて 飛び込んでくる。

40名の死亡 60名の死亡・・・
あれだけの津波でよく少ない死亡者ですんでいる
とおもっていたら 夜半には 1000名を超える死者が
推定された。

その死者の数を目のあたりにして・・・
あぁ。
映画じゃなくて 現実におこっていることだ
と アタマで理解が始まる。
自然の猛威 を常に感じていたが
日本は地震大国だ と思っていたが・・・
予想を超える 自然のチカラに 
たじろいでいる・・・・

史上最大の地震と津波で・・・
なくなられた方に
冥福を祈ります。 

touxia at 09:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2009年06月25日

原子力発電の現状

浮雲さんのブログに 原子力発電所の状況が書いてあった。

『世界で現在稼動中の原子力発電所は
アメリカ 104基 発電量の19% 建設計画 30基
フランス  59基     79%
日本    55基     27.9%
ロシア   27基     15.7%      40基
ドイツ   17基     26.6%
韓国    20基     37.8%
ウクライナ 15基
カナダ   18基     14.7%
英国    19基     20.5%
スエーデン 10基
中国    11基     2.1%       30基
世界合計  435基』

日本が フランスについで 55基もあるとは 知りませんでした。

原子力発電所の 安全性 ということがいわれていたのが
いまは 環境にやさしい という風にいわれるようになってしまった。
どこかが、おかしいのである。

浮雲さんは さらにいう
『建設中の中国の原子力が13基:それも全て100万KW級の最新鋭の原子力発電所です
計画中の原子力:176基:これは時間と共に増大しています。今時点で計画されているのが176基です、来月になるとさらに増えているでしょう』

中国の 原子力発電所 ブームは 異常だ。
手抜き工事が好きな中国・・・
どこかで もれそうな気配がある・・・。

ずさんさが 中国のよさで 一気に増えるが
被害がでたときには 莫大な気がする。


touxia at 23:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2006年07月29日

5986人・・炭鉱事故死亡者

5986人 ・・・・

これは、2005年 炭鉱事故で死んだ人数である。

石炭生産の100万トンあたり 2.81人死ぬことになる。
ロシア、インドの7倍と言われる。
2005年 世界の炭鉱事故死者の80%をしめるという。

なぜこれだけ沢山の人が死ぬのか?

急激な経済発展で・・・
電力不足は、つねに言われている。
2005年末 発電設備容量 約5億KW・・・・・
(今後10年間に さらに約5億KWいるという・・・
そのうち、火力が 76.6% 水力が 22.9% 原子力発電 1.35%
火力発電所が圧倒的におおい・・・
そのために、石炭が沢山いる。

火力発電所は、公害のモトになっており、
「脱硫装置」をつけることが義務づけられた。

技術レベルが低く、効率が悪く、
そのため資源を浪費しているという批判もある。
石炭に土が混じっていて、ボイラーが故障してしまうという事故も多いという。
(昨年まで、15%土を混ぜていたという炭鉱もあるそうな・・・
送電装置なども品質が悪く、送電している間に消費してしまう。

石炭の需要が高まるので、過酷な生産強行による・・・死者の増大。
中国では、ヒトのいのちの価格は安い・・・とりわけ地方は。
安全を保証していない炭鉱の閉鎖が相次ぐが・・
結果として石炭不足になる。
悪循環である・・・・

中国が急激に経済発展したことによる・・・本当の『犠牲者』かもしれない。
この犠牲者数は、統計上のことで、実際はもっと多いと思われる・・・
うわさ話では、地盤崩れで生き埋めになったら、
そのまま、埋めて、経営者は逃げてしまう・・・という話まで聞いた。
中国 ですね。

touxia at 17:42|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

1994年12月17日

ヨネさん

ヨネさんに会う。

ホテルサンコ−ストで、

コンタクトレンズをしていて、
何か若々しい雰囲気が漂う。

今が仕事の上で、
いちばん油がのってきているときかも知れない。

教育のあり方に個性を伸ばすことを目標にする。
高校という大学と中学のサンドイッチになっているところで、
つきすすんでいく目標は、やはり複雑である。

高校生が、課題を見つけ、
現場から問題意識をもっていくということの
大切さをあじあわせる。

「原子力発電」が安全であると原発メーカーの話を聞き、
安全という結論を出すが、
それだけでよいのかということで、
反対グループの意見を聞きにいく。

現場が教育者であり、いちばん大切なのは、
「きくこと」であるという。

高校の良さはどこにあるのか。
よい大学にはいることであるのか。
進学校とはなにか、どうあるべきか。

豊川高校、ツゲノ高校という流れは、
登校拒否した子供を育てるということがいわれていた。
しかし、そこには、主義のあわない先生との離反、
そして教育の目標が、進学主義に陥ってしまった。

人間を育てるという原点がきちんと作ることができるかである。


touxia at 18:18|PermalinkComments(0)TrackBack(0)