2009年04月

2009年04月30日

股関節について(16)

内旋筋について

股関節の内旋運動は何のためにある?

 股関節の外旋は、大腿骨を外側に回すので足の指が外側をむく。

 股関節の内旋は、大腿骨を内側に回すので足の指が内側をむく。

 股関節の可動域は、伸展位において内旋45度、外旋45度です。
 (本よっては内旋35度、外旋45度の記載もあります。)

 股関節の屈曲位においては、股関節の関節包や靭帯が緩みますので可動域は
 さらに大きくなります。


内旋筋と外旋筋の関係は、

 外旋筋は内旋筋より優位である。

 実際に外旋筋の力のモーメントは内旋筋の3倍あるといわれています。

 それゆえに通常は、

 仰臥位では、足の指がやや外側をむいています。(外旋位)

 立位においても、足の指はやや外側を向いています。(外旋位)

 歩行においても、同様に足の先がやや外側をむいて歩行します。(外旋位)

 2本足歩行の人間にとっては、

 歩行時は股関節が伸展されるので伸展位での測定が重要だとされています。

本当に外旋が優位なのですね。

おそらく、立位姿勢においての安定機構のためでしょうが・・・・

明らかに内旋位より外旋位の方が安定して立つことができます。

歩行時において踏み出した足の長軸と進行方向とのなす角度を歩角といいますが、

歩角もやや外旋位になっています。

つまり、身体を前方に移動させる場合は、

股関節が外旋位にあると都合が良いということになりますね。

おそらく、外側の支持機能と歩行時の推進機能の安定のためでしょうが・・・・・。


ますます内旋運動が理解できなくなったでしょうか?

股関節のバランスを取っているためだといえばそれまでですが、

肩関節におけるインアーマッスル的な作用を持っているといえばそれまでですが、


 内旋筋は外旋筋の拮抗筋です。

 股関節の外転筋が、強い内旋運動に関与しています。
 
 股関節の筋では、外旋筋群以外の筋が多少であっても内旋作用を持っているとするならば、
 静止時や運動時にかかわらず常に股関節の内旋の作用が働いていることになります。
 
 股関節を内旋して運動するスポーツは?

 股関節の拘縮位は?

間違っているかも知れませんが、これらをヒントに臨床を考えています。


touyou8syok9 at 20:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 股関節について 

2009年04月27日

股関節について(15)

内旋筋

股関節の外旋筋群の6筋は純粋に外旋作用としての筋でした。・・・・が、

純粋な股関節の内旋筋はありません。

その意味でも外旋筋は特別な意味を持っていたのですね。

股関節の強い内旋作用をもつ筋は、おもに股関節の外転筋です。

股関節の外転筋は

 ○中殿筋(前方線維束)・・・強力な内旋筋であり屈曲作用も持つ
      後方線維束は外転、伸展、外旋   

 ○小殿筋・・・・・・・・・・・・・・強力な内旋筋であり屈曲筋でもあります。

 ○大腿筋膜張筋・・・・・・・・・弱い内旋筋であり、屈筋でもあります。

そのほかには、

 外側ハムストリング(半腱様筋・半膜様筋)も内旋作用をもっています。
 この筋は主に股関節の伸筋でしたね。
 大腿を固定すれば膝関節の屈筋でもあります。膝関節の内旋筋としても働きます。

 半腱様筋と鵞足を形成する薄筋も股関節の内旋作用を持っています。
 薄筋はおもに股関節の内転筋であり、膝関節の屈曲筋であり内旋筋です。

 大内転筋の下部は内旋筋として作用します。

股関節のように自由に動く関節は、角度によって働く筋の作用が変化するのですね。

股関節の内旋作用は、股関節の外旋筋群以外のすべての筋がわずかではあるが持っているとも言われています。


股関節の内旋作用は外旋筋以外の筋はすべて持っている。・・とすれば

股関節の内旋作用には何か特別な作用があるのでしょうか?

あまり日常生活で股関節を内旋する動作は見当たりません。

私にはよく本当のことは分かりません。スイマセン。

いい加減ですか? 

次回につづく。





touyou8syok9 at 21:37|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 股関節について 

2009年04月23日

股関節について(14)

外旋筋

股関節の外旋筋の項目が長くなってしまいました。

もう少し、後方の骨盤を観察しましょう。

殿部の一番上層に位置するおおきなおおきな殿筋である大殿筋

 股関節の伸筋でもあり外旋筋でもありましたね。

 大殿筋の起始部は腸骨翼の外面の後殿筋線の後方、

 仙骨および尾骨の外側縁・胸腰筋膜・仙結節靭帯からおこり、

 下外方にはしりましたね。そして、

 大腿骨の大転子を越え、浅い層は大腿筋膜の外側部で腸脛靭帯にうつり、

 深い層は大腿骨の殿筋粗線につきます。


骨盤の後方に位置する仙骨および坐骨結節は触れることができますね。

仙結節靭帯、半腱様筋・半膜様筋の起始部を触れることができます。

半腱様筋・半膜様筋は股関節の伸展筋でしたね。

仙結節靭帯は仙骨から坐骨結節に付着する大きな鎌状の靭帯でしたね。


さて、皆さんよくご存じの坐骨神経は、

 大きな大きな坐骨神経が梨状筋と上双子筋に挟まれるようにして

 内閉鎖筋、下双子筋、外閉鎖筋の上層を走行し、仙結節靭帯の下層の横を

 かすめるように走行しハムストリングの下層を走行して大腿から下腿に

 向って走行していきます。


つまり、坐骨神経は殿部において

 大殿筋・仙結節靭帯・中殿筋・梨状筋の下層
         
 内閉鎖筋、下双子筋、外閉鎖筋の上層を貫き下方に向かい

 ハムストリングスの下層と大内転筋の上層を貫き大腿・下腿を走行します。

この周囲は、臨床の大きなポイントです。

坐骨神経は、殿筋や外旋筋群に挟まれている構造になっています。


二本足歩行の人間にとって、下肢帯の筋である寛骨筋は

 寛骨内筋(腸腰筋)・・・腰神経叢の枝の支配

 寛骨外筋(大・中・小殿筋、大腿筋膜張筋、外旋筋)・・・仙骨神経性の枝の支配

で構成されています。

股関節の伸展筋の大腿の後側の筋である

 大腿二頭筋、半腱様筋・半膜様筋・・・・仙骨神経叢の枝である坐骨神経の支配

で構成されています。   神経について詳しくは別の機会に・・・・・


寛骨外筋が硬ければどうなるのか、

上層の筋が硬く、下層の筋も硬い状態が続つづけばいったいどうなるのか?

股関節の可動域や痛みだけが問題ではありませんね、

腰・膝・足関節の痛みやシビレ、筋力低下などさまざまな問題がおこっても

決して不思議ではありません。

臨床でとっても重要です。もう一度確認してください。


touyou8syok9 at 21:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 股関節について 

2009年04月20日

股関節について(13)

外旋筋

○梨状筋と大腿方形筋

 梨状筋は仙骨の前面(体幹の前)から斜め外側方にはしり大転子の上縁に停止

 大腿方形筋は坐骨結節のやや側方部から外側方にはしり大転子の下部および
 転子間綾に広く停止

 筋の走行から大腿を外側に回す外旋筋として働く作用はよく理解出来ます。

 また大腿を固定した場合の骨盤の後傾または内旋する作用も理解できます。

単純にそれだけでしょうか?

もう少し観察してみましょう。

今回は、骨盤を後方から観察してみましょう。

 上層から大殿筋、中殿筋、小殿筋は、(大殿筋は仙骨を含め)

 腸骨の各起始部から斜め下外方に走行し、大腿骨の大転子周囲に停止しています。

 最も深層の小殿筋の停止部は大転子の内側部になります。

 梨状筋の停止部は大転子の上縁です。
 
臨床では、大殿筋・中殿筋・小殿筋の緊張を緩和したのち、

大殿筋と中殿筋との移行部(筋の割れ目)を指を入れ込むと、大転子の小殿筋の停止部の下方で直接指で梨状筋を触れることができます。

大転子の周囲を上方から、小殿筋の停止部

 梨状筋・・・・キッチリ触れることができます。

 上双子筋、内閉鎖筋、下双子筋・・・3つの筋をはっきりとは分別できないが、
 梨状筋をきっちり触れることができればこの3筋は筋群として触れることができます。

 外閉鎖筋・・・・・触れることはできません。大腿方形筋に覆われています。

 大腿方形筋・・・・・大腿骨の付着部位が大きいので触れることができます。

 小殿筋→梨状筋→上双子筋、内閉鎖筋、下双子筋→大腿方形筋ですね。

 大殿筋・中殿筋・小殿筋の緊張を緩和させておけばキチンと触れることができます。

闇雲に抑えても分厚い大殿筋、その奥の中殿筋に跳ね返されます。


どうでしょう?

臨床でも股関節の外旋筋群の作用としては

 梨状筋と大腿方形筋は主に外旋作用

 その間に存在する上双子筋、内閉鎖筋、下双子筋、外閉鎖筋は保護作用

 股関節の外旋筋を緩めましょう。

 そのためにも、その上層の筋の大・中・小殿筋をまず緩めることが肝心です。

でもただそれだけでしょうか?

この周囲の解剖を理解しキチント触れるは股関節の臨床だけでなく、

腰、膝・足関節を含め下肢の治療に重要です。

どうしてでしょうか?

もう少し、後方を観察しましょう。



touyou8syok9 at 20:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 股関節について 

2009年04月16日

股関節について(12)

外旋筋

今回は、内閉鎖筋、上双子筋・下双子筋、外閉鎖筋

まず、股関節を横から観察すると

 大殿筋(大腿筋膜張筋を含む)、その奥に中殿筋、その奥に小殿筋が存在し、
 腸骨の各起始部から大転子周囲に付着しています。

 大殿筋は主に股関節の伸展作用ですが、外旋作用も持っています。

 中殿筋は主に股関節の外転作用と骨盤を並行に保つ作用ですが、内旋筋でもあります。

 小殿筋は主に股関節の外転作用の筋ですが、内旋作用も持っています。


もう一度股関節を横から観察すると、

大殿筋は内閉鎖筋、上双子筋・下双子筋、外閉鎖筋を大きく被っています。

しかし、中・小殿筋は、内閉鎖筋、上双子筋・下双子筋、外閉鎖筋の停止部である転子窩の上方に停止するために被っていません。

内閉鎖筋と上双子筋・下双子筋は寛骨の内面から起こり、骨盤を支えるように後方へ回り込み坐骨の下方から大転子の内方に位置する転子窩に停止しています。

外閉鎖筋は坐骨の後下方から、骨盤を支えるように大転子の内方に位置する転子窩付近に停止しています。

大・中・小殿筋は大腿骨を吊り上げるような形

内閉鎖筋、上双子筋・下双子筋、外閉鎖筋は坐骨と大腿骨とほぼ水平ななっているので骨盤を支えているような形になっています。

図で書くと理解しやすいのですが・・・・・。

この構造は股関節の安全構造として非常に重要な作用を持っています。


筋群の走行から外旋作用もありますが、短い筋群ですのでそれほど強い作用は無い?

・・・・・と思っているのですが。

外旋筋としての作用は梨状筋、大腿方形筋がつかさどっていると思っています。


内閉鎖筋と上双子筋・下双子筋は大転子から後下方に走行しています。

外閉鎖筋は大転子から前下方に走行しています。

これは大転子を中心にして骨盤を前方と後方からバネのような働きで支えています。

つまり

骨盤を固定すれば大腿骨を骨盤から引き離します作用です。

大腿骨を固定すると、骨盤を大腿骨上で持ち上げます。


このように非常にわずかな範囲ではありますが、

股関節の構造で重要な作用として、大腿骨頭と寛骨臼を引き離す作用です。

歩行時などの際には、これらの筋のおかげで大腿骨頭と寛骨臼の衝撃を緩和する作用です。

大腿骨頭と寛骨臼との関節軟骨の摩耗防止や破壊防止にも役立っています。

また股関節の炎症の広がりの防止、疼痛の緩和などの作用を持っています。

変形性股関節症などの大腿骨頭と寛骨臼の間隙が少なくなった状態ではなおさら重要な役目を持ちます。

いかがでしょうか?



touyou8syok9 at 20:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 股関節について 

2009年04月13日

股関節について(11)

外旋筋

前回は股関節の外旋筋群の位置とおもな働きを説明しました。

今回は個々の筋を観察してみましょう。

 ○梨状筋
 ○内閉鎖筋 
 ○上・下双子筋
 ○大腿方形筋
 ○外閉鎖筋


各筋肉の共通の作用は外旋です。大腿骨を外側方に回転します。

○梨状筋:仙骨の前面で上方にある3つの前仙骨孔の間および傍らからおこり、
     筋束は外側方に向かって集まり大坐骨孔をとおって骨盤腔をでる。
     大腿骨の大転子の上縁につく。
   
  仙骨を固定すれば伸展した大腿を外旋、または屈曲した大腿を外転する。

  大腿を固定すると骨盤を後傾または骨盤を内旋する。

  梨状筋症候群として有名ですね。

○内閉鎖筋:寛骨の内面で閉鎖膜およびそのまわりからおこり、
      筋束は後方に向かって集まり、小座骨孔の辺縁にかかって直角に方向を転じ、
      前外側方に進み骨盤を出る。
      大腿骨の転子窩につく。

   大腿の外旋と股関節を固定補助。

   大腿骨を固定すると、骨盤を後傾、内旋または内屈する。

○上・下双子筋

   上双子筋:坐骨棘からおこり
        内閉鎖筋の腱に合する。
   下双子筋:坐骨結節からおこり
        内閉鎖筋の腱に合する。

   内閉鎖筋の補助

○大腿方形筋:坐骨結節からおこり、方形をなして外側方に向かう。
       大転子の下部および転子間綾につく。

   作用は梨状筋とおなじ。

○外閉鎖筋:寛骨外面の閉鎖孔縁および閉鎖膜からおこり、
      大腿骨頚の後面を外側方に走る。
      大腿骨の転子窩につく。
 
   大腿の外旋。

   大腿を固定すると、骨盤を前傾、骨盤の内旋と内屈を行う。


どうでしょうか?

働きが理解出来ましたか?

私は、最初は治療とどのように関連させるかハッキリと理解出来ませんでした。

この外旋筋

○梨状筋と大腿方形筋が一つのペアの働き。

  これはそのままですね。

  股関節疾患はモチロン、腰、膝関節の動作や痛みの治療には欠かせない筋ですね。


○内閉鎖筋・外閉鎖筋と上双子筋・下双子筋が一つのペアの働き

  股関節の構造にとって非常に重要です。

  股関節の保護作用としてとっても重要なポイントだと思います。

  股関節の構造にとってとっても優しい構造になっています。

として考えると理解しやすいです。

股関節の外旋筋は、身体の深い部位に存在し、股関節を形成する大腿骨の大腿骨頭の大転子の付け根の周囲に付着している非常に短い筋です。

もう一度起始と停止をよ〜く観察してください。

股関節の外旋筋として運動に重要な筋

股関節の保護作用として重要な筋

この2点が理解できるはずです。

いかがでしょうか?






touyou8syok9 at 20:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 股関節について 

2009年04月09日

股関節について(10)

股関節の外旋筋

まず純粋な外旋筋として

 ○梨状筋
 ○内閉鎖筋 
 ○上双子筋・下双子筋
 ○大腿方形筋
 ○外閉鎖筋

これらの5つの筋は外旋筋群を構成しています。

これらの5つの筋群は寛骨外筋になります。

 寛骨外筋の第1層が大殿筋(股関節の伸筋)、大腿筋膜張筋(股関節の外転筋)
 第2層が中殿筋、(股関節の外転筋)
 第3層が小殿筋(股関節の外転筋)でしたね。

この小殿筋のまだ下の層に存在するのが、これらの外旋筋群です。

非常に身体の奥深い部位に存在している筋群です。

上の層から梨状筋→内閉鎖筋→上双子筋→下双子筋→大腿方形筋→外閉鎖筋になります。

股関節の外旋筋群として特徴は、

 股関節の周囲を取り巻いている構成する筋群として非常に深い部位に存在しています。

 筋肉の走行が、ほとんど水平に近い走行し、短い筋でもあります。

股関節の外旋筋群の作用は、

 股関節の外旋作用は当然ですが、それいがいにも重要な作用があります。

 1、大腿骨の大腿骨頭を寛骨臼に直接に引きよせ、

   股関節を守ってくれている固定筋として、あるいは
 
   股関節を安定させている作用が強いのでは?と思っています。

   股関節の脱臼の防止には、股関節の骨の形体と関節包と周囲の強力な靭帯に守られ、

   その外側に最も深いこれらの筋群がシッカリ存在し守られている。

 2、筋としての力は小さいが、馬の手綱のようなコントロール筋としての役目を果たす。

 3、筋肉の走行が水平ですので、垂直の方向の力を分散してくれます。

   つまり歩行時などの衝撃を分散させ逃がす役目も兼ねているようす。・・・・と思っています。


股関節の外旋筋や内旋筋に限らず、

一般的には外旋筋群や内旋筋群は、どちらも身体の深いところに存在するものが多い。

一般的に、外旋や内旋の作用は、

外旋(回外・内反)は屈筋の作用を助け、

内旋(回内・外反)は伸筋の作用を助けるという傾向があります。

一般的な作用の特徴を知っていると便利ですね。


touyou8syok9 at 08:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 股関節について 

2009年04月06日

股関節について(9)

股関節の内転筋群

知ってほしいこと。

股関節のお話をしておきながら、単純な質問です。

二本足歩行である人間の足はいったいどこから始まるのか?

あなたは、どう思っていますか?

股関節というのが正解だと思います。

本当でしょうか?

足を骨格として考えれば、正解でしょう。

しかし、

足を運動機能としての筋と骨格から考えれば、どうでしょうか?

歩行という観点からは? どうでしょうか?

一度、大きな歩幅でゆっくりと歩いて感じ取ってください。

あなたが感じ取ったのは、本当に股関節ですか?

みぞうち(肋骨のやや下で、腰椎の前あたり)ではないでしょうか?

この部分は腸腰筋の起始部です。何度もでてくる腸腰筋の起始・停止は、
胸椎12・腰椎番1〜4番の椎体および肋骨突起から鼠径部の下を通過し、
股関節の内側にある大腿骨の小転子に付着します。

股関節のおもな屈筋でしたね。

人間の二本足における歩行の周期における伸筋や屈筋や外転筋は詳しく述べられています。・・・・が

あまり股関節筋としても内転筋の働きが述べられていません。


内転筋の主な作用は股関節の内転と屈曲でした。

歩行の際に、股関節を屈曲するのは歩行の遊脚相という時なのです。

遊脚相の際には、腸腰筋と大腿四頭筋という足を挙げる際に働きます。

つまり、

骨盤と腰椎を含めた下半身全体で歩行しているのです。

腸腰筋、内転筋は歩行における屈筋として重要である。・・また

内転筋は、歩行時の歩行周期のすべての相において、

人体の中心線に下半身を安定させるために、常に働いている。・・・・・と

あたかも肩関節における腱板を想像するのですが?

むしろそのように考えるのが妥当に思うのですが?

あなたは、どのように思われますか?


touyou8syok9 at 14:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 股関節について 

2009年04月02日

股関節について(8)

股関節の内転筋

解剖学的には大腿の筋で、内側にある内側大腿筋になります。

内転筋群は膝関節の伸筋と屈筋との間にあり、3層に分かれています。


○恥骨筋
○薄筋
○長内転筋
○短内転筋
○大内転筋
○小内転筋

少し詳しく見てみましょう。

内側大腿筋(内転筋)

第1層

○恥骨筋:恥骨上枝、恥骨櫛、恥骨靭帯からおこり股関節の内側をとおる。
     大腿骨の恥骨筋線(小転子の下方で、粗線内・外側唇の中間部をほぼ垂直に走る。
     大腿を内転し、かつ屈曲する。

 ○薄筋:恥骨結合の外側縁からおこり、大腿の内側を下り、その下半で腱となる。
     脛骨の上縁で縫工筋付着部の後方につく
     大腿を内転し下腿を屈曲し、かつ内方にまわす。膝関節を伸ばすと下腿の位置を固定する。
     縫工筋・薄筋および半腱様筋の腱は、大腿筋膜および下腿筋膜と癒合し鵞足を作ります。
     2関節筋になりますね。
 
 ○長内転筋:長い起始腱をもち恥骨結合前面と恥骨結節とにわたる三角形の面からおこり、外側下方に向かって広がる。
       大腿骨の粗線内側唇の中部3分の1につく。
       大腿を内転し、これを屈曲し同時に外側に回す。
第2層筋
 
 ○短内転筋:恥骨結合と恥骨結節との間からおこり、外側下方に向かって広がり大腿骨の粗線内側唇の上三分の一につく
      大腿を内転かつ屈曲し同時に外側方にまわす。

 長内転筋と短内転筋は股関節の屈曲60度以上では、起始と停止の位置により、
 作用が逆転し、股関節の伸筋として働きます。

第3層筋

 ○大内転筋:内転筋のなかで最も強大な筋
      坐骨下枝の前面、坐骨結節の下面からおこり、外側下方にむかう。
      大腿骨の内側唇、小転子から内側上顆まで
      大腿を内転する。

 ○小内転筋:大内転筋の最上部とみなされるが、しばしば分離しがたいとされています。
       坐骨下枝および恥骨下枝から、
       大腿骨の粗線内側唇の上端および殿筋粗線の傍ら
       大腿を内転し、これを屈曲しかつ外側方にまわす。

全ての筋に共通する作用は股関節の内転と屈曲ですね。


さて内転筋群ではありませんが、

股関節の内転運動に係っている重要な筋肉があります。

いったいなんでしょう?

股関節屈曲筋としての腸腰筋です。腸腰筋は内転も行います。

何度も出てくる腸腰筋、非常にコア(内部)の筋でありながら、長い筋ですね。

股関節の屈曲だけでなく内転も行っています。

腸腰筋と大腿内転筋は人体において非常にコアな筋肉だと思っています。

動きは小さいが大きなパワーを蓄えており、

伸筋や外転筋の激しい動きに対抗できるほどの秘めたるパワーがある筋です。


筋連結としても、腸腰筋←→内転筋群として重要です。

そして内転筋の前面に大腿の伸筋である大腿四頭筋がかぶさるという構造にまりますね。

大腿四頭筋は大腿の前面筋で膝関節の伸筋ですが股関節の屈筋でもありましたね。

どうでしょう?
 
何かが見えてきませんか?



touyou8syok9 at 08:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 股関節について