2009年05月

2009年05月28日

股関節について(22)

股関節などの疾患において

もしあなたが、立ち上がって歩行できる状態であるならば、

最も安全で効果的である訓練が歩行訓練です。

歩行すれば股関節に関連するすべての筋にかかわらず、全体では脊柱起立筋を含め

上肢帯とのバランスを含め、中枢神経などの訓練にもなるわけです。


ところが実際の臨床で、皆さんが心配されるのは、

体重の加重がかかったときに、股関節の寛骨臼と大腿骨頭に害がないのか?

ということを心配されます。


関節軟骨には骨面と骨面に圧力がかかることが必要不可欠なのです。

実際の問題として関節は、一方の骨面と他方の骨面に圧迫力がなければいけないのです。

関節には遊びがありますが、関節包のなかで関節面の圧迫と離開、滑り、転がり、

軸回旋などが含まれて運動しているのです。

この圧迫する力が、各人の体重でありプラス重力であるのです。(荷重)

関節には荷重負荷が絶対に必要なのです。

関節面と関節面が一定の圧迫力を保ちながらゴロゴロ転がり、滑りながら、あるいは

軸回旋しながら運動することが必要なのです。

股関節の障害の軽い・重い、痛みの程度によって工夫は必要でしょうが、

基本は歩くことです。

人間は二本足歩行であるがゆえに人間なのです。


ただし、どのような運動にも注意する点もあります。

禁止すべき歩行は、

 ○最もダメな悪い歩行は、ガツン、ガクンと衝撃のある歩行をすることです。

 ○股関節に限らず膝関節、足関節、椎間関節などの加重負荷のかかる関節全てに

  ガツン・ガクンと衝撃のはいる歩行はダメ。

そのために最初に最も注意すべき点は、

 ○揺れない、ブレない歩行です。

  股関節の骨盤はもちろん、肩がブレない揺れない安定した歩行です。

 ○飛ばない歩行ですね。

 ○歩幅やスピードや歩行時間は二の次です。

まずは、安定感のある歩行を実行することです。

安定感のあるブレない歩行をすれば、関節自体に障害をお持ちの方でも着地の際の

衝撃を最小限に防げ、ゆっくりと注意して歩行すれば害が少ないと思っています。


そのために最初に必ず守っていただきたいことは

 ○まず足角はなるだけ0度にする。

 ○足を並行にして一直線上を歩行することです。

このことで大腿の内側およびお尻が締まった感覚で歩くことができます。


しかし、

立つことがやっとの状態ですが・・・・という方もいるでしょう。

この場合は歩行しないで歩行の格好でも良いのです。

 ○何かを支えにして(柱でも椅子でも身体の横にして上肢で支える)

 ○片方の脚を前方に、反対の脚は後方におく、後方の脚の膝はやや曲っています。

 ○前方の脚の踵からゆっくり体重を載せていき足底全体、指先までと順次に

  ゆっくりと体重をかけていきます。

 ○脚が地面と直線上になったときに足底に完全に体重がかるようにします。

 ○反対側の後方の脚は、膝が屈曲しながら踵から指先に移動します。

 ○要は、歩行の途中をゆっくりと再現しているのですね。

 ○元に戻って、ゆっくり5回ほどつづけます。

 ○今度は前方の脚と後方の脚を反対にし、同様に5回ほど続ける。

このときも

足は並行にし前後の足が一直線上に並行になるようにし、お尻を閉め、骨盤と両肩が

水平になるように、ブレのないようにしてください。

このようにすれば全く衝撃もなく股関節を含めた下肢の筋や腹筋や脊柱起立筋などの

関節の加重負荷運動にもなります。


ただし歩行のように

この運動では骨盤を含めた腰椎、体幹、上肢帯の回旋運動はほとんどありません。

効果は当然歩行よりは劣りますが。

焦らないでゆっくり続けてください。

立つのがやっとの方は、この方法でも途中に痛んだりすれば、中止してください。

無理はダメですよ。

歩行後や訓練の後には、アイシングを実行してください。


脚に関してはまず以上に注意して実行してください。

より安定した歩行のためには、上肢にも注意が必要です。



touyou8syok9 at 20:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 股関節について 

2009年05月25日

股関節について(21)

股関節の内旋運動は何のためにある?

前回は複雑で理解が困難だったでしょうか?

もっと単純にかんがえれば、

みなさんが実際にボールを蹴ろうとした時を思い出してください。

右の下肢を振り出してボールを蹴ろうとすれば、必ず右の上肢を後方に振って蹴っているはずです。

右の下肢を振り出してボールを蹴ろうとして、左の上肢を前方に振って蹴る人はあまりいないハズです。

反対も同様です。

左の下肢を振り出してボールを蹴ろうとすれば必ず左の上肢を後方に振って蹴っているはずです。

左の下肢を振り出してボールを蹴ろうとして、右の上肢を前方に振って蹴る人はあまりいないハズです。

歩行も同じだと思ってはいかがでしょうか?

さて、

歩行の筋肉の活動の働く筋活動を観察すると、

○外転筋群は筋活動の山は一つ。

 遊脚期の減速期の終わりごろから立脚期の終盤までなだらかに終わる。
 
 最も大きく働くのは立脚期の初期に働きます。

○股関節の伸筋に働く大殿筋とハムストリングスの筋活動も山が一つ。

 遊脚期の終わりごろから立脚期の中期まで働き、最も働くのは立脚期の初期になります。

 外転筋とよく似ていますが、山の底辺が短いので時間的には短い時間働きます


○内転筋群は筋活動の山が二つあります。

 外転筋群と同様の時期に働き立脚期に移行した直後に最も大きく働き、すぐに終息します。
 
 そして、2回目の活動は立脚相の終期に再び大きく働き遊脚相の加速期に終わります

 つまり、外転筋群の働きが終了する頃にもう一回余分に働きます。

○脊柱起立筋も筋活動の山が二つあります。

 ほぼ内転筋群は同じように働き、山が二つあります。

 内転筋のように終息している時期にも活動の力は少ないが常に働いています。

 大きく働く時期は内転筋群のピークより少し前にピークを迎えます。

このように股関節の内転筋群と脊柱起立筋は、遊脚期の終わりごろから立脚相の初期と、

立脚期の終り頃から遊脚期に移行する前後にかけての2回にわたって、共同によく働いていることが観察できます。

このように、歩行周期においての筋活動は、

大殿筋、ハムストリングス、股関節の外転筋群、股関節の内転筋群、脊柱起立筋は同じような周期で活動しているのですが、

股関節の内転筋群と脊柱起立筋は、

立脚期の終盤から遊脚期の初めにかけて、もう一度余分に筋活動しているのです。


もう一度歩行周期における内旋運動は、

下肢が振り出され股関節が屈曲しフリーの状態になり遊脚相に移ります。

このように立脚期の終盤から遊脚期にかけ内旋が始まるわけですね。

下肢が振り出され下肢のフリーの遊脚相では、むしろ内旋作用のみですね。

この場合は、股関節の屈筋と内転筋群・内旋筋・脊柱起立筋が重要になりますね。

そして、

立脚相の途中までは内旋と外旋が働き外旋作用のみに移行して再び内旋に移行し

遊脚相にうつるのですね。

このために今回のような結果が出るのだと思っています。
(間違っているかも知れませんので、皆さんが考察してください。)

以上の結果、

股関節の内旋運動は純粋な外旋筋以外は寛骨外筋の全て筋がつかさどり、

屈筋・内転筋・脊柱起立筋などと共に綿密に連動していることが理解できます。

股関節の疾患において、

どうしても、外転筋群・伸筋群・外旋筋群の運動に注目しますが、

屈筋・内転筋群・内旋筋群・脊柱起立筋そして上肢帯筋まで注目する必要があります。

このあたりで内旋に関してのお話は終了したいと思います。


実際の臨床において、

股関節の内旋、内転、屈曲運動に意識を持つことが重要ではないか?

そして上肢を後方に振るのを意識すると、同側の下肢がシッカリ安定して振り出されるのは、脊柱の起立筋の働と同時に体幹も回旋します。

このように筋の活動に非常にマッチしている二本足歩行は非常に有効な運動だと思います。

全ての運動要素が関連します。

以上を踏まえながら歩行訓練について簡単に説明してみます。


touyou8syok9 at 20:18|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 股関節について 

2009年05月21日

股関節について(20)

股関節の内旋は何のためにある?

上肢を前に振るのと後方に振るのと同様では?・・・と

理屈ではあたりまえなのですが

さて皆さん、歩行を行った場合はどうだったでしょうか?


たとえば、

右の上肢を後方に振ることを意識すると、

 右脚が大きく前方に振り出し易く感じなかったでしょうか?

 左の下肢の蹴り足はシッカリしているのですが感覚としてはあまり感じられません。

次に前方に位置している左の上肢を後方に大きく振ることを意識すると、

 左脚が大きく前方に振り出し易く感じます。

このように、

上肢を交互に後方に振ること意識し大きく振れば振るほど、歩幅が大きくなりスピードアップしなかったでしょうか?


重要なポイントを、もうひとつ、

もし、あなたに左右どちらかに、不安定な脚があれば(下半身がブレるような感覚の脚側)、

同側の上肢を後方に振り歩行すると不安定感が消失しませんでしたか?

このように明らかに後方に振るほうが楽です。

安定感が全く違います。

明らかに上肢を後方に振り、下肢が楽に振り出される方が、

シッカリと大地を踏み易く、歩行し易く、スピードが上げやすく感じます。


一方、

右の上肢を前方に振ることに意識をおくと、

 左脚が大きく前方に振り出されるのです・・・・・が

 左の下肢の安定感がありません。

 右同側の下肢はシッカリと地面を踏みつけている感覚は少なく飛び出すような感覚です。

 結局反対の左側の振り出された方の脚がブレて非常に不安定なのです。

大げさに表現すると振り出された脚が着地する際ガクンガクンという感覚です。

非常に歩行が不安定です。

関節に受ける衝撃も大きく感じます。

この様な歩行は長く続けることはできません。

スピードアップは可能なのですが不安定です。

このような歩行は股関節ののみでなく膝関節や足関節や腰椎などにも、

悪い影響を与えます。(特に関節軟骨に)・・・・と思っています。


股関節を含めた下肢帯、脊柱を含めた体幹、肩甲骨を含めた上肢帯が連動して、

この複雑連合した運動が中枢神経によって統合され一連の歩行周期がスムーズに

行われるように構成されています。

なぜ?

振り出す下肢をシッカリ安定させるには同側の上肢を後方に振るのを意識するのが良いのか?

なぜ?

下肢を前方に振り出すには、反対側の上肢を前方に振る動作がダメなのか?

中枢の反射などが複雑に関係しているのでしょうが・・・

実際本当のところは私にはわかりません。


今回お話した事実は、

歩行訓練は上肢を後方に振ることに意識して、同側の下肢を大きく前方に振り出すことがポイントになると思っています。

振りだされる下肢をシッカリ安定させる。

大きく振りだされるほどスピードは増します。

スピードを増せば、より下肢を安定させる必要があります。

以上が重要だと示唆してくれているようです。

そのためには、股関節のどのような作用が重要になるのでしょうか?



touyou8syok9 at 21:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 股関節について 

2009年05月18日

股関節について(19)

股関節の内旋は何のためにある?

さて皆さん、歩行していただいたでしょうか?


歩行の際に瞬発力・推進力・スピードアップするには

いったいどのように歩行するのが、楽だったでしょうか?

股関節や下肢に力を入れる方が楽だったでしょうか?

蹴るとき? 股関節が曲がるとき?下肢を振り出すとき?着地するとき?股関節が伸びるとき?

歩行周期を段階的にスローモーションのように一コマ一コマ感じ取ることは難しいと思います。

それぞれの段階で力の入れ加減をするのは、とっても難しいと思います。


また歩行にも各人のクセがあるとは思いますが、

上肢に注意をむけると比較的理解しやすいです。

当然、上肢を振らなくても歩行はできるのですが、非常に歩きにくいですね。

上肢の運動は、歩行や体幹の回旋運動を含めた中枢神経に組み込まれた機構であると

関連付けされています。

歩行において下肢帯に意識を向けるよりも、上肢帯に意識を向ける方が歩き易いです。


歩行周期において、上肢との関係は、

右の上肢が最も後方の位置にあるときは、右脚が前方に位置し右脚の踵接地時になっています。

右遊脚相から右立脚相に移る時期です。(このとき左上肢は最も前方の位置にあります。)

次に右の上肢は前方に移動しますね。

右の脚は足底接地→右の立脚中期→右の足指離地の立脚相に順次移行します。
右の脚は同時に順次体幹の後方に移動します。

右の上肢が体幹の体側にある状態のときに左足の指が離れるときになります。
(左脚は立脚相から遊脚相に移るとき。左の上肢は体側から後方へ移動する。)

次に右の上肢が最大の前方の位置に到達します。
(このときは左の踵の接地時期です。左遊脚相から立脚相に移ります)

引き続いて右の上肢が後方に振られ体側に来るときに、右脚は後方に移動しており右の足指の離地になります。

つまり右脚の立脚期が終わり、右脚の遊脚期が始まります。

   遊脚相は、足の指が離れて振り出される側の脚で

       加速加速期:脚が体幹の後方にある時期
       遊脚中期:脚が体幹の直下にある時期
       減速脚:体幹の前方にある時期
 
    以上の3つの要素で構成されています。

右の上肢が後方の最大位置にもどり、右脚の踵接地時期に戻ります。


イヤーますますややこしくなってしまいましたね。

本当に歩行周期は難しいですね。

本当に理解していないので書けば書くほどボロがでますね。


ではもう一度理解するために、次の二点に注意して歩行してください。

上肢を前方に振ることに意識をする。

上肢を後方に振ることを意識をする。

どちらも同じ行為なのですが一体どちらが楽でしょうか。

歩行の際に瞬発力・推進力・スピードアップするには

いったいどちらが楽だったでしょうか?




touyou8syok9 at 21:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 股関節について 

2009年05月14日

股関節について(18)

股関節の内旋作用は何のためにある?

歩行周期において股関節の内旋は、

 内旋は遊脚相から立脚相の接地期から体重がかかる足底期までよく働いていました。

股関節の内旋から外旋への移行は、

 立脚相の中期(体幹の直下で足底全体が地面に接地する時期)からおこり、

 外旋は足指離地まで続きます。

自然歩行では時間的には立脚相のほうが長いとされています。(6:4の割合)


外旋筋優位とされていますが、

純粋な外旋筋群以外の筋で外旋作用を持っている筋は、

 骨盤の筋では大殿筋が主な作用でその他には、中殿筋、小殿筋(内旋のほうが強い)、大腿の筋では大腿二頭筋の外側部(外側ハムストリング)などがあります。

中殿筋の後方線維が股関節の外転以外にも、伸展と外旋作用を持っていましたね。

大殿筋はハムストリングと共同して股関節の伸展作用を持っています。

大殿筋は外側ハムストリングと共同して外旋作用を持ち合わせています。

大殿筋は歩行周期においては

 骨盤・体幹の前方への屈曲力(慣性の法則による力)に対抗するため。

 立脚相の初期である踵接地時期に最もよく働きます。

 詳しく言えば、大殿筋の上方線維は股関節の伸展と外転に作用します。

 また大殿筋の下方線維は股関節の伸展と内転作用に働いています。

 したがって骨盤の安定位の保持の作用も持っているようです。


しかし、股関節の外旋は立脚相の中期である足底全体が地面に接地する時期から働きます。


さて、もう一度歩行周期をみると、

股関節の外旋が必要なのは、

 要は、足全体に体重がかかる時期から地面を蹴りだし身体を前方に移行する時です。

 地面を蹴って身体を前進するための推進力がかかる時期です。

 股関節が伸び、膝の関節も伸びきろうとする時期です。

 大殿筋・大腿二頭筋(外側・内側)は共同し股関節伸展に作用します。

 大殿筋は股関節の外旋にも作用します。(外側ハムストリングとともに)

 また下腿三頭筋が最も働く時期でもあります。(立脚相の末期)

身体の推進力は、むしろ大腿の筋・下腿の筋を考慮しなければなりませんが・・・。


結論として、簡単にまとめてみました。

歩行周期において立脚相のほうが時間が長いのですが外旋作用の時期は短い。

立位の支持としても外旋作作用は必要です。

歩行において外旋作用は推進力に必要です。

瞬発力が必要です。

そのために外旋位優位になっています。・・・と思っています。


一方の内旋は、

下肢が振り出され股関節が屈曲しフリーの状態になり遊脚相に移ります。

遊脚期から内旋が始まるわけですね。

下肢が振り出されフリーの遊脚相では、むしろ内旋作用のみですね。

この場合は、股関節の屈筋が重要になります。

立脚相の途中までは内旋と外旋が働き、終期では外旋作用のみですね。

内旋している時間は意外と長いですね。

外旋力を貯めるために必要だと思っています。

外旋筋優位ではあるが当然その力はキチント内旋されていないと発揮できない。

身体推進力を得る準備のための筋。

遊脚期の下肢がフリーの状態では、股関節の屈筋ともに内旋が重要だと思っています。


たとえは悪いかも知れませんが、

昔、プロペラにゴムのひもをつけた飛行機を飛ばして遊んでいました。

ゴムをクルクルと巻き手を離すと一気にゴムが戻りその推進力で発進しました。

外旋は力を発揮するため、内旋は力を貯めるためにどうしても必要なのではないでしょうか?


一度歩行してください。

身体を前進させる瞬発力・推進力・スピードのある歩行を、楽にするために

どのようにすればよいかを?




touyou8syok9 at 20:33|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 股関節について 

2009年05月11日

股関節について(17)

股関節の内旋は何のためにある?

日常の歩行において、

右の片脚で立っている際(右立脚相)と左の浮いている脚(左遊脚相)が交互になって歩行しています。

そのなかで、片脚支持の時期と両足支持の時期が存在しています。

一度ゆっくり地面を踏みしめるように歩いてください。

片脚の踵が接地した時期が再び同じ脚側の踵が接地するまでを歩行周期といいます。

歩行はこの歩行周期のくりかえしですね。

二足歩行において左右方向の移動を抑制するために、骨盤をほぼ水平に保つ必要があります。

このときに外転筋群が大きく作用します。

外転筋群の中殿筋が働かない病的歩行のトレンデンブルグ歩行はすでに説明しました。

骨盤をほぼ水平に保つために、

股関節の外転筋群は立脚相の初期に最も活動し遊脚相の中期にかけて活動しています

主に中殿筋の後方線維が、外転・伸展・外旋作用に働いています。

外転筋群の中でも、この中殿筋がおもな作用になっているわけです。

次に小殿筋・大腿筋膜張筋が重要な筋になります。


さて本題の、股関節の内旋運動は、

遊脚相の初期から始まり(足指がはなれ振り出されている側の脚で加速期・遊脚中期・減速期を経て)、立脚相で体重が付加されるまでつづくきます。

この時期に、

外転筋である中殿筋の前方線維に作用が移行し、屈曲、内旋に働きます。

外転筋でもある小殿筋・大腿筋膜張筋も屈曲、内旋に働くことになります。

これが外転筋群が主に強力な内旋作用を発揮する時期なのです。

このように外転筋群の内旋作用は、

外転筋群の筋が外転作用をそれほど必要としない歩行の遊脚相のときに、

内旋作用に働くようにうまく切り替えられています。

これが、股関節の内旋作用は主に外転筋群である理由です。

そして、股関節において内旋の力は明らかに外旋筋群よりも必要ではないが、

歩行周期において股関節の内旋は、長い期間作用していることになっています。

股関節の内旋作用の働く時間経過は長い時期に亘っていることになっています。

これが股関節において純粋な外旋筋群以外は内旋作用を持っている理由でしょうか?

結局、

股関節の内旋作用は外旋筋群優位のなかにおいて、外旋作用を有効に働かせるために存在する?

と思っています。



歩行周期の解析は、下半身においては股関節、膝関節、足関節の運動が連動し、

骨盤の筋、大腿の筋、下腿の筋がすべて関連しています。

加えて

上半身においては体幹の腰椎から上肢帯まで関連し非常に難しいのですが、

単純に考えてみました。

間違っているかも知れません。

長く書けば書くほどボロがでます。

でも臨床のヒントにはなります。・・・というわけで、

もう少し続けてみます。



touyou8syok9 at 20:06|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 股関節について