2012年07月

2012年07月26日

膝関節(47)

十字靭帯

側副靭帯は

膝関節の内側・外側の安定性は側副靭帯により安定性が確保される。

生理的外反が内側関節裂隙を離解させる力として働くために、

内側側副靭帯は外側側副靭帯よりも広範囲に存在し、より強力な靭帯で

屈曲位でも完全に弛緩しない。

しかしこれだけでは、まだまだ膝関節の安定性は確保できません。

大腿骨に対して脛骨の前方への引き出し、あるいは後方への引き出しが可能になってしまいます。

側副靭帯のみではまだ膝関節は非常に不安定な状態です。


生理的な骨の動揺や限度を超えた異常な方向への関節運動を阻止する抑制機能として、

関節包内靭帯として、前十字靭帯(ACL)・後十字靭帯(PCL)が必要になります。

前方への引き出しを制御し安定化する前十字靭帯(ACL)。

後方への引き出しを制御し安定化する後十字靭帯(PCL)


加えて靭帯の作用として重要なのが、生理的な関節の運動を正しく誘導する誘導機能です。

膝関節の運動である屈曲ー伸展運動の際に起こる、

脛骨に対して大腿骨が転がりながら滑りかつ回旋運動に対しての安定性が重要になります。


なぜ?十字靭帯は交差しているのでしょうか?

もし交差していなくとも、前方・後方への引き出し運動は制御できるのですが、

屈曲運動が不可能になってしまいます。

膝関節は前十字靭帯・後十字靭帯が交差することによって前後方向および

屈曲運動が可能になりかつ安定化することができのです。



touyou8syok9 at 19:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 膝関節 

2012年07月19日

膝関節(46)

膝関節

○外側側副靭帯(LCL)

大腿骨の外側上顆から起こり、外側半月の外側縁、腓骨頭の先端および外側面につく。

作用

 膝関節の外側の補強。

 内側側副靭帯は内側半月板と強固に付着していますが、

 外側側副靭帯は外側半月板とは線維性の結合はありません。

 前方から後方に走行しています。

 屈伸の軸に対して後方に位置しているので内反、外旋、伸展で緊張する。

 屈曲位においては、この靭帯は完全に弛緩する。

 したがって、膝関節の屈曲角度が増加してもある程度の緊張を保つ内側側副靭帯とは異なる。

特徴

 膝関節の外側側副靭帯は、人体中最も独立性の高い側副靭帯とされているが、

 その約30%は膝窩筋腱と関係をもち、側副靭帯はその起始部あるいは経過を

 膝窩筋腱とともにする。(金子)

 この靭帯は、三つの帯に分かれている。

 前面は、伸展機構(膝蓋骨および腱)から腸脛靭帯に伸びる関節包。

 この腱は半月脛骨部と半月大腿部に分かれている。

 腸脛靭帯は大腿骨の外上顆と腓骨の外結節を連結させている。

 腸脛靭帯の後部は外側側副靭帯と考えられている。

 大腿―脛骨関節の回旋軸の衷心より前方に位置している。

 後部は関節包の組み合わさった線維で構成され、弓状靭帯複合体とよばれ、膝窩筋の腱を含んでいる。

 膝窩筋が膝窩の床にあたる部分を形成しています。

 弓状靭帯は膝顆筋膜の上にあり、そこにしっかりと付着しています。
 
 後窩部は上で半膜様筋、半腱様筋、および二頭筋腱で囲まれ、

 下は腓腹筋の二つの頭部が境界となっている。

 膝窩の天井の部分は膝窩筋膜になる。



外側側副靭帯の損傷を調べる場合に、有名な内反ストレステストがあります。

このテストは膝関節0度と30度屈曲位の両方を調べる。

もし膝屈曲0度において動揺性がある場合は、外側側副靭帯のみならず腸脛靭帯や、
後ろ外側支持機構を含めた複合靭帯損傷が疑われる。







touyou8syok9 at 22:16|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 膝関節 

2012年07月12日

膝関節(45)

○内側側副靱帯

 膝関節内側支持機構の中核となっている組織です。

 内側半月の表層に接して関節包を補強する幅の広い薄い靱帯。

 大腿骨内側顆と脛骨の内側顆を結ぶ。

 外側側副靱帯とともに蝶番関節に特徴的な縦走靱帯である。
 
 膝を伸ばした状態では緊張して関節の固定に役立ち、

 膝をまげた状態では弛緩して、下腿の回旋を可能にする。

膝関節の靭帯における重要な靭帯です。

 膝関節の生理的外反が内側関節裂隙を離開される力となり、内側の靭帯機構が支える必要がある。

 外反が大きくなるほど、内側の靭帯機構の緊張は大きくなる。
 
 外側側副靭帯は屈曲において完全に弛緩する。しかしながら、

 内側側副靭帯は、外側の靭帯機構よりも広範囲にあり、より強力であり、屈曲位においても

 完全には弛緩しない。

膝関節における役目:膝関節の外反制動

 外反制動には、そのほかには鵞足(縫工筋、薄筋、半腱様筋)、半膜様筋、

 十字靭帯もその作用を持っています。


内側側副靭帯(MCL)の構成

○関節面の内側に位置する3つの筋膜様の層で形成されている。

 上部では大腿骨内側上顆に付着して、下部では関節軟骨の高さのすぐ下の脛骨に付着している。

第1から第3までの層は

 深部の下腿筋膜、浅部の内側靭帯および深部の内側部と関節包よりそれぞれ構成されています。

 第1層 :皮下直下の浅層は前方で膝蓋骨を包み込み、後方では膝窩を覆う筋膜層である。

       縫工筋は腱なしで直接この筋膜の上に停止している。

       薄筋と半膜様筋腱が筋膜に重積している。

       前内側方向への動的安定作用を持つ。

 第2層:浅内側側副靭帯で、縦に平行な線維が走っている。

      内側広筋と内転筋に線維を出している。

      大腿骨の内側上顆から起こり鵞足の深層を通過し脛骨内側面後方に付着する。

      深関節包は3つの部分を持っている。(中分節・前分節・後分節)
 
      中分節は縦に平行な線維で、前と後の線維は彎曲している。

      前部線維は伸展機構に付着し、後部線維は膝窩関節包に付着している。

      第2層の中分節は内側側副靭帯やまた浅内側靭帯の平行線維とかいろいろと呼ばれている。

      側副靭帯の中分節はさらに二つの分節に分かれている。

      内側半月を固定する上半月大腿分節と下半月分節で、後者は粗で、
     
      半月板に対して脛骨の動きを許す。

   この第2層の浅内側側副靭帯以外の後方部の深関節包は後斜靭帯(POL)として扱うことがある。

   内側半月版や半膜様筋に連結しているために、前方、後方への動的安定作用を持つ。

 第3層:深層関節包靭帯

     関節包であるが、単独の層またはそうでない場合があるし、

     単に深網状靭帯と混じった層の場合があるとされています。

     関節包靭帯であり内側部全体の中三分の一をカバーしている。


このように内側側副靭帯(MCL)は、靭帯としては

浅部の内側側副靭帯、深層関節包靭帯、後斜靭帯(POL)と三つの靭帯から構成されています。







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2012年07月05日

膝関節(44)

膝関節の靭帯

靭帯の主な二つの機能。

 1、生理的な関節の運動を正しく誘導する誘導機能。

 2、生理的な骨の動揺や限度を超えた異常な方向への関節運動を阻止する抑制機能。


そして、靭帯は関節包の外層である線維膜が強化されたものです。

そこでまず、膝関節の関節包を簡単に観察すると、

大腿―脛骨関節の関節包は筋膜性靭帯性構造に形成されている薄い線維膜性の膜

膝関節を安定している補助をしている。

その位置関係が外側―内側の動きを安定させています。

大腿骨前面では関節面の縁より約1僂悗世燭辰身羈單高いところにつき、

両側では内・外両側上顆、後面では軟骨縁に接してつき、下方では脛骨上方関節面の周囲につく。

その前・後両面はともに大腿筋腱によって補強され、

ことに前面では大腿四頭筋が関節包の一部をなし、

その中に含まれている膝蓋骨は後面が大腿骨に触れて膝関節の一部をなしている。


膝関節の主な靭帯としては、

 関節包外靭帯としては、内側側副靭帯(MCL)・外側側副靭帯(LCL)

 関節包内靭帯として、前十字靭帯(ACL)・後十字靭帯(PCL)


内側側副靭帯

 大腿骨の内側上顆からおこり、脛骨の内側顆に強くつき、および内側半月内側縁に弱くつく。

 膝をまげた状態では弛緩して、下腿の回旋を可能にしています。

次回に





touyou8syok9 at 21:14|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 膝関節