2018年02月

2018年02月22日

腰痛(38)

腰痛症

特異的腰痛の問題

疼痛を引きおこす組織は以下の部位ならば以下の部位を目的にする。

大まかに浅い組織から目標とします。

 筋や筋膜

 筋付着部

 骨膜
 
 椎間関節

 仙腸関節

 線維輪が損傷し神経組織の入り込んだ変性椎間板


手術は、いきなり深部の治療が可能ですが、手技においては無理です。

まして慢性化した腰痛においてはイキナリ深部には対応できません。

ラッキョの皮むきのように、ゆっくりと表層から順次深部の組織に対応していきます。

まずは、

皮膚の緊張も含めて、筋、筋膜に対応します。

筋緊張や筋性スパズムの抑制です。

有無を言わずに最初の目的にする筋は?

抗重力筋です。

ご存じでしょうが、この筋は二本脚で生活する人間にとっては常に働いている筋です。

地球で生活するために絶えず重力に対抗して立位姿勢を保持する働きが生じます

それを抗重力機構といい、そこで働く筋群を抗重力筋と言います。

抗重力筋の働きは、重力のGに対抗するのはモチロンですが、

基本的立位姿勢からの重心線のズレを補正することにあります。

<抗重力筋の代表>

 背側の筋群:頚部の伸筋群、僧帽筋、広背筋、脊柱起立筋、

         大殿筋、ハムストリングス、下腿三頭筋

 腹側の筋群:頚部の屈筋群、腹直筋、腸腰筋、大腿四頭筋、前脛骨筋

抗重力筋が前後に働きながら重力に対してバランスを保っていることになります。

通常の立位姿勢の保持には腹側の筋群よりも、背側の筋群の方が相対的に重要な働きをしている。

筋そのものの筋力は本来は屈筋である腹側の筋群での方が強力なのですが、

日常生活においては伸筋である背側の筋群の方が相対的に常に働いている。

緊張した立位姿勢の保持には両者の活発な筋活動が必要となるのですが、このため

頚部伸筋群、脊柱起立筋群、ハムストリングス、ヒラメ筋を特に主要姿勢筋群と呼びます。

どの筋が活動するかは、重心線と各関節との位置関係により異なります。

それでは、坐位ではではどうでしょうか?

この坐位が意外と置き去りにされている感有ります

最近では日常生活において、デスクワークも非常に増え坐位生活も長時間です。

学生時代から勉強、そして社会人になってからもデスクワークの人がいかに多いか?

社会全体も肉体労働時間より坐位における頭脳労働が増えています。

以前は腰痛は単純な立位での姿勢の異常を重視していたようですが、

モチロンそれはそれで大変重要ですが、最近においては坐位姿勢が長時間のため

座位姿勢には特に注意を払うべきでしょう。

デスクワークの人に頸椎ヘルニア、腰椎ヘルニアは多いです。

坐位姿勢の方が腰椎にかかる負担は遙かに大きいことは事実なのに・・・・・・・

意外と無視されていますね。

学問と臨床がかけ離れている感が有ります。


少し坐位についても次回に




touyou8syok9 at 23:00|PermalinkComments(0) 腰痛 | 特異的腰痛

2018年02月08日

腰痛(37)

腰痛症

特異的腰痛の問題

ヘルニアがL2〜S1におこるのだからその付近のヘルニア根を排除する。あるいは

脊柱狭窄を広げたりする治療が観血的治療法の手術の目的ですね。

手術療法は、このように、いきなり患部とされている深部を観血的に治療するわけです。

ところが保存療法においてヘルニア根や椎間関節、脊柱管のみをターゲットにしませんし、

またいきなり深部に対して施術や治療はできません。


それでは保存療法について、

疼痛の出現としては、

1、侵害受容器の反応による。

 腰椎の機械的なストレスにより、傍脊柱筋やその脊椎の附着部に存在する

 疼痛の受容器である侵害受容器が興奮して急性の疼痛が引きおこされます。

 その他には、侵害受容器は機械的な刺激のみならず、化学的刺激などにも

 反応するポリモーダル受容器である筋線維の損傷や筋附着部への反復により
 
 炎症が生じると、組織から発痛物質が放出されます。 よく知られているのは、ブラジキニンやK、

 炎症細胞からはサイトカイン、プロスタグランジン、セロトニンなどです。

 これらの化学的物質もポリモーダル受容器を興奮させて疼痛が発生します

 そしてこれらの炎症性の化学物質は疼痛のみならず、シビレ感覚をひきおこしたりします。


急性期や疼痛の悪化時には患部の安静保護は治療の原則です。

そして軟部組織の疾患においては、局部に対して炎症を抑制することは重要です。

基本の基本であります。

炎症に対しては、お医者様では抗炎症剤になるでしょうし、薬剤以外では患部のアイシング。

無理して仕事を続ける必要はアリマセンし、まして運動および運動療法は禁止です。

その後に慢性の症状を引きおこしても、日常生活における軟部組織における日々のケアーとして

1日1回のアイシングは必要不可欠です。

一日の終わりの入浴後における腰部のアイシングは必ずおこないましょう。

皆さんが自宅で可能な唯一の安全な方法といっても過言ではありません。

治療を続けるための最初の第一歩と思います。


注意してください!! 普段、運動などから無縁の人ほど?

最近〇〇テレビの健康番組に有名〇〇さんが有効だったので私も有効・・・・・?と思われ

ストレッチや各種の運動療法、腰痛体操などを見よう見まねで実施される場合が多いです。

代表的な腰痛体操としてウイリアムス、マッケンジー体操が有名ですが・・・・・・・

目的意識が全く異なりますので、体操の方法。様式も変わってきます。

目的意識が違うので、間違うと腰に害になるだけです。

症状によっては有害だけの場合もあります。有害な場合の方がむしろ多い。


どうしても実施したい場合は、

現在あなたの治療に携われている医師や施術者にお聞きになられてから実行してください。

間違っても勝手に実施しないことが重要です。

〇〇さんとあなたの身体は同じではありませんし、同じ状況ではありません。

毎回診察しながら治療を続けられている先生があなたの腰の状況を一番ご存じのハズです。

その人のアドバイスを聞きもしないで実施するのもおかしい?と思います。

状況が変化すれば、方法も変化するのが理の当然です。

ご注意ください。





touyou8syok9 at 23:00|PermalinkComments(0) 腰痛 | 特異的腰痛