2008年09月04日

筋の治療(察

筋筋膜性疼痛症候群

筋硬結を圧迫摩擦することがなぜ簡単ではないのでしょうか?


臨床において、厄介なことに多くの場合は、

疼痛がありその原因になる、筋硬結がある場合には、

まず、筋スパズムや浮腫が同時に引きおこされています。

筋硬結より生じる痛みを抑制するために、その筋全体の筋緊張が亢進しています。

この状態が筋スパズムであり、筋硬結をガードしている状態になっています。

また、この筋スパズム自体も痛みの原因になっているのです。


この筋スパズムは急性でも慢性でもおこります。

 痛み刺激時などに筋全体に発生する一過性の防御的な筋収縮

 長期間にわたる筋緊張の亢進の筋収縮

一方の筋浮腫は、その筋緊張亢進のために引きおこされていると考えられます。


慢性化が進むと、この筋スパズムや筋浮腫は全身におよびます。

筋硬結はこの筋スパズムスが存在していると非常に確認しづらいのです。

筋硬結のガードをしているわけですので、当然ですね。

臨床の際、
この筋スパズムを無視して筋硬結を探すのは非常に難しい。
痛みが強い場合はますます、この筋スパズムが強いわけですので、無理に押さえ込んで
筋硬結を触れようとすれば、痛みのためますます筋スパズムが出現します。

筋硬結を押さえ込んで摩擦する場合の、最初の難関なのです。


もう一度、思い出してください。

この筋硬結をつぶすという行為は、炎症反応をもう一度引き起こす行為でしたね。

 つまり、損傷の最初に戻し、正しい修復過程を再現させることが目的です。

 できうる限り、本来の筋硬結以外の損傷はなるだけ避けるべきです。

私は常に、痛みを与える刺激やグイグイ揉む行為はダメです。・・・・と
まして、暴力的に筋緊張を無視して押し込む行為には禁止です・・と
口をスッパクして注意を促しています。


ターゲットはあくまで筋硬結なのです。

あくまで筋硬結に的を絞たうえでの、圧迫摩擦の手技です。

くすぶった「火種が」が「飛び火」して広がり大火事になってはイケナイのです。

筋硬結を消失させる手技を実施する際に最も注意すべきことです。




touyou8syok9 at 08:26│Comments(0)TrackBack(0) 筋の治療 

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