2008年09月08日

筋の治療(次

筋硬結の治療をおこなう際に重要なことは、

まず筋スパズムの除去が必要になるのです。


筋硬結に対する手技は、圧迫摩擦法だけでなく、 摩る、叩く、押さえ込む、揺する、
伸ばす、転がすなどなど様々な手技があります。

比較的使用されている方法は、

 伸張法:筋の伸張性や筋病態の軽減・消失による運動の滑らかさや、
       関節可動性の改善を目的や検査のための手技です。
       疼痛抑制姿勢などからも有効だと理解できます。

 圧迫法:病変筋を基本的に数秒間持続的に圧迫、
      あるいは振動を繰り返し深部に向かって圧迫する。

 摩擦法:病変筋またはそれらの筋膜の表面にて一定の振動を与える手技です。

 圧迫摩擦法:圧迫法と摩擦法を加えたような最も一般的な手技です。
         最深部において使用されます

 また伸張法と圧迫法を加えた手技なども日常的におこなわれています。

それぞれ一長一短があります。

たとえば、
 伸張法は表層の筋の長い筋に存在する筋硬結には有効でしょうが、
 短い筋にはどうでしょう?深い筋層の筋硬結にはどうでしょか?

 圧迫法や摩擦法は短い筋・長い筋にも有効でしょう。また表層筋にの筋硬結は触知
 しやすくて便利でしょう。深い筋層ではどうでしょうか?

 圧迫摩擦法は深部の筋硬結に有効でしょう。

 目的より使い分けられています。

筋硬結に対するこれらの手技は、
 筋硬結が表層の筋肉の中に存在すれば、
 筋スパズムにガードされた筋硬結もまだ確認しやすいでしょう。
 筋スパズムを無視しても、筋硬結に直接に手技を行えるかも知れません。
 無理な手技でもそれほどの他の部位の損傷の被害は少ないかもしれません。

しかし・・・・・・・・・・
どのように使うにしても、まず筋スパズムが問題になるのです。
また、痛みが強く存在していればするほど、筋スパズムが強くなるのです。

そして、
筋硬結が深部筋に存在する場合はどうでしょうか?
慢性化している場合ほど深部筋に多いと想像できませんか?
また臨床では、表層〜中層〜深層の筋それぞれに筋硬結が存在しています。
(理解しやすい例では、大臀筋〜中臀筋〜小臀筋、梨状筋など)
そして、それぞれの筋に筋スパズムが存在しています。
深層になるほど、筋硬結自体を触知することさえ難しくなるでしょう。


筋スパズムが少なければ少ないほど、伸張法に限らず圧迫摩擦法だけでなく、
深部の筋硬結が痛みも無く、無理なく触知しやすくなりますね。
筋スパズムを少なくすれば、筋硬結に対する手技がより効果的なのです。

つまり、筋スパズムを最初に少なくすることが治療行為で必要なのです。
筋スパズムが減少すれば疼痛も減少し、関節の可動域も拡大します。
仮性筋短縮の治療自体にもなります。
そして、残存している筋硬結が鮮明になり触知しやすくなるなです。
筋硬結自体に対する手技が、容易に確実に、しかも安全に行えます。
治療家は、まず身体に対するリスクを避けなければなりません。

そうしなければ筋硬結に到達できないばかりか、筋肉の損傷を引き起こしてしまいますね。

筋硬結に対する手技が、強引な筋肉の破壊行為につながってしまいます。

ターゲトは何度もいいますが、筋硬結なのです。

筋肉は、なるだけ破壊してはいけません。

私は、触圧覚刺激法という手技で筋スパズムをまず減少させています。
侵害刺激を与えず、筋スパズムが減少すれば、どのような方法でも良いのです。
触圧覚刺激法以外の手技でも良いのです。
治療家ならば必ず実施しているはずです。


みなさんは、家庭でこんなことをしていませんか?

なんとなく硬い部分をトントンと叩いたり、グーと押さえたり、グーと押さえてストレッチしたり、
市販のバイブレレータでブルブル振動を与えたりと・・・
ココまでは、まだ許せますね。
強い力でなければそれほど破壊的な行為ではアリマセン。
炎症がひどくない、表層の筋なら有効かもしれませんしね。

でも、ひどい人になると・・・・・・、
ビール瓶でゴンゴン叩いたり、棒のような物でグリグリ押さえ込んだり、
硬いゴルフボールなどでゴリゴリ押さえ込みながらゴロゴロさせたり、
背中を柱の角に押さえつけて横にゴリゴリしたり・・・・・・
理屈は深層の筋硬結をつぶしたいのでしょうが・・・・・・、
かなり破壊的・暴力的行為が入っていますね。これは?????です。

あなたに、身に覚えはありませんか?
いかがなものでしょうか?



touyou8syok9 at 08:48│Comments(0)TrackBack(0)筋の治療 

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