2008年09月11日

筋の治療(宗

筋の治療にさいして、

まず、筋スパズムを処置する。

コレだけでも、疼痛の減少や関節可動域の改善が認められますが・・・・

実際の臨床では、

筋スパズムを減少させて、まだ痛みなどの訴えが消失しない、あるいは運動学に基づいて
予測した機能障害がまだ改善しない場合などがあります。

いよいよ、痛みの原因が筋硬結かも知れない。・・・と理解できますね。

さて、筋スパズムを消失しているので筋硬結が触知し易くなりました。

早速、筋硬結を除去しようとするのですが、

でも、・・・・・筋硬結にはまだ、厄介な問題があります。

筋硬結が一杯あります。

押さえて痛む、圧痛点が一杯あります。

それも一つの筋内だけでなくアッチコッチの筋内にもあります。

たとえば、腰が痛む→腰周囲の筋硬結を除去する。→腰の痛みが取れる。
      このように臨床が進めば誰も苦労しませんね。


なぜでしょう?

 全身の筋はお互いに連結しています。これを筋連結といいます。
 筋の起始・停止を観察すると、筋線維の始まりや終わりが骨や骨膜のみではなく、
 隣接する筋の筋膜や腱にもあることが多い。このような隣接する2つの骨格筋において、
 それぞれの筋線維の尖端同士が、腱、各種の筋膜、筋間中隔、骨間膜、関節包
 または靭帯を介して接続していることを筋連結と呼んでいます。
 このように筋が連結して関節の動きや固定を行うことにより、さまざまな日常動作が
 可能になります。
 そして、
 ある一つの筋に障害を受けた時、協同筋が代償運動を行ったりあるいは制限したりします。

筋痛症候群である筋筋膜痛症候群は、
 長期にわたっているため全身の筋の緊張が亢進し、短縮している状態です。
 全身の筋はお互いに連結していますので筋連結などを介して、筋硬結が存在している筋と
 筋連結している筋も短縮します。
 また関連痛が発生する筋にも筋硬結が生じ、それらの筋が短縮します。
 このようにして非常に多くの筋硬結が出来上がってしまいます。

単純な筋連結の例として、

 普段の生活においてさえ、
 力学的にストレスの高い関節周囲などの筋には、当然筋硬結ができやすいですね。
 複雑な運動をする関節周囲にも当然筋硬結ができやすいですね。

 まして、捻挫や挫傷等の傷害おこした関節の周囲には筋硬結ができますね。
 傷害された関節の隣にある関節、隣にある関節へと筋硬結ができますね。
 その他に運動力学的にも左右、上下、腹側背側の反対側にも筋スパズムや
 筋硬結はできやすくなります。
 治療が長期にかかるほど、いたるところにでき易くなります。
 何度も繰り返される傷害ほどいたるところにでき易くなります。

筋筋膜痛症候群は、このように日常あたりまえに遭遇する傷害ですね。

みなさんもよく体験しませんか?

何にも身に覚えが無いのになぜこんな部位が痛むんだろう?

よく患者さんが疼痛を訴える部位と、全く違うところの筋硬結が原因だということも多いのです。


一体どれを処置すればいいの?

どうしましょう? みなさんは、どうしています?


問診が非常に重要になりますね。

問診で得た情報により、、日常には現れていない障害が、今現在の問題の症状を
作り出していることが多いので注意が必要です。


痛むところのみの、筋硬結を除去するだけではいけません。



touyou8syok9 at 09:15│Comments(0)TrackBack(0) 筋の治療 

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