2008年09月22日

筋の治療(12)

筋浮腫

筋浮腫が多くなると組織内圧が高まり関節可動域の制限が起こります。

どういうことでしょう?

典型的な例は、スポーツ選手におこりやすいコンパーメント症候群でしょう。

コンパーメント症候群とは、前腕や下腿には二本の骨とその骨間の骨間膜、
皮下の筋膜が筋群の間を分け入って骨に付着する筋間中隔が発達し、
靭帯や筋膜によっていくつかの明確な区画があることから、区画内の内圧が
異常に高くなると血液循環が障害されて変性がおきる症候群です。

特に急激に異常な内圧が高まると、急速に筋や神経を圧迫するため不可逆的変性
に陥るため緊急切開の手術が行われます。
急性コンパーメント症候群(骨折やフォルクマン拘縮が有名です)
 主要血管の阻血性循環障害によっておこります。
 ○阻血症状として、疼痛・知覚異常・蒼白・脈拍消失・麻痺の有無は重要です。

一般的には、このような状態はすくないですが、筋浮腫は、
要は限局性のむくみですので、炎症局所の腫脹や発赤、疼痛に加えリンパ流の阻害、
静脈系への炎症の波及により末鞘部に溜まり浮腫を生じているわけですね。
それが下腿の浮腫になったりするわけですね。
その浮腫が、筋を入れている区画(コンパーメント)の内圧を常に高い状態に、さらに
疼痛の発生や変性がおこり可動域制限がおこってしまうのですね。


つまり、筋浮腫の治療では、溜まった不必要な液体を吸収させることですね。

どこに溜まり内圧が高まるというと、

○真皮と浅皮下筋膜との組織内圧

○浅皮下筋膜と深皮下筋膜との組織内圧

○深皮下筋膜と被包筋膜の間の組織内圧

○被包筋膜(筋・関節包)の組織内圧

末鞘部の浮腫を消失させ、組織内圧を下げることが、筋浮腫に対する治療ですね。

それにより、疼痛の緩和や可動域の改善をめざします。


みなさんはどのようにされていますか?


touyou8syok9 at 11:30│Comments(0)TrackBack(0) 筋の治療 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔