2008年12月04日

筋・筋膜に対する治療(次

筋・筋膜を治療するためには、筋のインバランスと姿勢のタイプの関連性を
知っていると、目的とする筋・筋膜が理解しやすいです。

姿勢にはさまざまな姿勢が紹介されているようです。

ここでは、(Kendel,et al,1993)による、代表的な3種類の
姿勢のタイプと筋のインバランスを紹介いたします。

○後弯型(Kypholordotic)

 骨盤の前方変移の代償で起こることが多い。
 骨盤が前方回旋変移(前屈)を伴うと、腰椎は前弯亢進をおこし、
 胸椎は上部〜中部が屈曲変移をおこし、全体的には後弯亢進となる。
 このパターンが、一般に「腰椎前弯亢進と胸椎後弯姿勢」と呼ばれている。
 下部交差症候群のおこる変移です。

 <アライメント>
  頚椎の過伸展と頭部前方位
  肩甲骨の外転
  腰椎前弯の増強、胸椎の後弯
  骨盤の前傾、股関節屈曲、膝関節過伸展
  頭部は常に身体の前方にある。
 
 <短縮と優勢筋>
  頚部伸展筋群、股関節屈筋群
  もし肩甲骨が外転していれば、前鋸筋、大胸筋、小胸筋、僧帽筋下部線維

 <ゆるみと劣勢筋>
  頚部屈筋群、上部脊柱起立筋
  外腹斜筋、もし肩甲骨が外転していれば、僧帽筋中部線維と下部線維


○動揺型(Sway Back)
 
 骨盤の重度な前方変移と後方回旋(後屈)変移の代償としておこる。
 この姿勢をスウェイバック姿勢と呼び、横からみると骨盤だけが
 前にとびだした「く」の字または「逆く」の字のように見える。

 <アライメント>
  脊柱の後弯、骨盤は前方へ
  股関節は重心の前方
  腰椎は平坦、骨盤はおもに後傾、股関節・膝関節は過伸展
 
 <短縮と優勢筋>
  ハムストリングス、内腹斜筋、腰部筋群は短縮しかし強くない。
  一脚の下肢が前方にあれば、その側の大腿筋膜張筋と腸脛靭帯の短縮

 <ゆるみと劣勢筋>
  一脚の股関節の屈筋群
  外腹斜筋、上部背筋
  一脚の下肢が前方にあればその側の中殿筋(特に後部線維)

○扁平型(Flat Back)
 
 胸椎の屈曲が減少している。
 胸椎後弯は全体に減少し、胸椎が棒のように真っ直ぐに見える。
 フラットバックと呼ばれています。
 軽度の骨盤前方位と骨盤後方回旋(後屈)の代償としておこることが多い。

 <アライメント> 
  骨盤の後傾と前弯の減少
  股関節・膝関節の過伸展
  上部胸椎の後弯の増加と頭部前方位

 <短縮と優勢筋>
  ハムストリングス、背筋の軽度の緩みを伴った腹筋群の優勢

 <ゆるみと劣勢筋>
  一脚の股関節の屈筋群


どうでしょうか?

 直接、手技などによって緩めなければならない筋・筋膜
 
 緩めるより、シッカリと充実させなければならない筋・筋膜

 ターゲットがハッキリ見えてきませんか?


まだ全身揉むだけですか?

 



 

touyou8syok9 at 08:54│Comments(0)TrackBack(0) 筋・筋膜に対する治療 

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