2008年12月08日

筋・筋膜に対する治療(宗

筋・筋膜の治療に対する治療手技の指針として
いままで述べたことを簡単にまとめると

○重心線による力のモーメントによる筋・筋膜を観察

○筋のタイプによる筋・筋膜を観察

○筋のタイプと姿勢のタイプによる筋・筋膜を観察

 姿勢は二本足による重心線による力のモーメントが主な原因でした。

以上を観察することにより、

どの筋・筋膜をターゲットにして、どのように対処するかを考える。


その他にも、臨床で重要なポイントになる部位があります。

それは、軟部組織移行部です。

解剖学的に構造が移っていく部位や動きが変化する部位あるいは
力の方向が変わる部位などはストレスにさらされ傷害しやすくなります。

代表的な例では、人体の継ぎ目である部位の各関節がありますね。

上肢においては肩関節、肘関節、手関節、指関節など
下肢においては、股関節、膝関節、足関節、足の指の関節などです。
これらの関節は、外傷で傷害するのは当然ですが、さまざまなストレスにさらされ、
関節自体の骨や軟骨が傷害を受け、それを動かす筋・筋膜が傷害を受けたり、
筋・筋膜のタイプにより、傷害を受けるのは理解できますね。
これらは、いずれ各疾患と治療ということでお話します。
(一体いつになるかはわかりませんが・・・・・・・・)

今回は、身体の骨格の中心である脊柱についてどの部位が傷害を受け易いのか?
少し述べたいと思います。

筋は骨を動かす重要な器官系でしたね。
骨と筋を含めて運動系器官でしたね。

脊柱のどの部位が傷害を受けやすいのでしょうか?
それには少し脊柱の構造について少し知っていただきたい。

脊柱の背骨は32〜35個の椎骨という骨のつながりから出来上がっています。

つまり大げさにいえば、
32〜35の関節があり、全てにさまざまなストレスが加わる部位であります。

脊柱にある骨は「椎骨」(ついこつ)と呼ばれています。

首にある「頚椎」、背中のところにある「胸椎」、腰のところにある「腰椎」、
骨盤を構成する「仙椎」・「尾椎」があります。

「頚椎」は7個、「胸椎」は12個、「腰椎」は5個、の計24個がつながり、
「仙椎」は5個あるが全体として一個の仙骨。
「尾椎」は3〜6個があるが全体として一個の尾骨。

このように脊椎は32〜35個の椎骨で全体で脊柱を構成しています。

椎骨の「頚椎」は頭部の頭蓋骨とつながっています。

椎骨の「胸椎」は肋骨、胸骨で胸郭を形成しています。

仙骨の「仙椎」は寛骨(腸骨・恥骨・坐骨)と仙骨、尾骨(尾椎)により、
骨盤を形成しています。

骨盤は大腿骨と股関節を形成し下肢へとつながっていきます。


●脊椎の機能

 ○支持性:しっかり体を支えます。
      頭部および上半身を腰から骨盤、足にまで伝えて支えています。
 ○可動性:前後、左右、回旋などの動きを可能にします。
      つまり、頭、胴体、腰、骨盤に動きを作っています。
 ○神経の保護:脊柱菅内を脊髄(脳から続いている重要な神経)を取り囲んで、
        外力から守りっています。
      
●背骨は全体ではS字状になってバランスを上手にとっています。
 
 「頚椎」の部分では前方に、「胸椎」では後方に、「腰椎」では前方に、
 「仙椎」・「尾椎」では後方に凸型のカーブを描いています。
 
 全体として「S字型」を呈しています。なぜでしょう?

  実は「バランス」や「クッション」をとっているのです。
  前後に3つのカーブを取ることによって
  バランスの良い「たわみ」を持っているのです。
  この「たわみ」が大事なのですね。
  人間の体は本当によく出来ていると感心します。

 重心線は、
  成人の基本立位でにおいて、頚椎1番の前面から頚椎6番までは椎体の中を
  通り、 頚椎7番を出て各胸椎の前側を通り、腰椎2〜5番の椎体内を通り、
  仙骨上前縁の 岬角に至り、再び仙椎、尾椎に前側を通り骨盤内から、
  足関節の前に至る。
  
 S字状の形態によるバランスの異常がおこると、様々な障害が起こります。
 このバランスは姿勢という意味でも当然重要なポイントであります。
 これは前回まで述べています。


今回は身体に対する、

脊椎の機能の支持性・可動性・神経の保護に注目して述べてみます。

一体?このように非常によくできている脊椎のどこに傷害が起こしやすい
部位があるのでしょうか?

椎骨自体の軟骨や椎間板や靭帯などの障害の受けやすい部位にもなります。

その部位は筋・筋膜の障害を受けやすい場所になります。

つまり、治療のポイントにつながります。






touyou8syok9 at 08:39│Comments(0)TrackBack(0) 筋・筋膜に対する治療 | 脊柱

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