2012年07月12日

膝関節(45)

○内側側副靱帯

 膝関節内側支持機構の中核となっている組織です。

 内側半月の表層に接して関節包を補強する幅の広い薄い靱帯。

 大腿骨内側顆と脛骨の内側顆を結ぶ。

 外側側副靱帯とともに蝶番関節に特徴的な縦走靱帯である。
 
 膝を伸ばした状態では緊張して関節の固定に役立ち、

 膝をまげた状態では弛緩して、下腿の回旋を可能にする。

膝関節の靭帯における重要な靭帯です。

 膝関節の生理的外反が内側関節裂隙を離開される力となり、内側の靭帯機構が支える必要がある。

 外反が大きくなるほど、内側の靭帯機構の緊張は大きくなる。
 
 外側側副靭帯は屈曲において完全に弛緩する。しかしながら、

 内側側副靭帯は、外側の靭帯機構よりも広範囲にあり、より強力であり、屈曲位においても

 完全には弛緩しない。

膝関節における役目:膝関節の外反制動

 外反制動には、そのほかには鵞足(縫工筋、薄筋、半腱様筋)、半膜様筋、

 十字靭帯もその作用を持っています。


内側側副靭帯(MCL)の構成

○関節面の内側に位置する3つの筋膜様の層で形成されている。

 上部では大腿骨内側上顆に付着して、下部では関節軟骨の高さのすぐ下の脛骨に付着している。

第1から第3までの層は

 深部の下腿筋膜、浅部の内側靭帯および深部の内側部と関節包よりそれぞれ構成されています。

 第1層 :皮下直下の浅層は前方で膝蓋骨を包み込み、後方では膝窩を覆う筋膜層である。

       縫工筋は腱なしで直接この筋膜の上に停止している。

       薄筋と半膜様筋腱が筋膜に重積している。

       前内側方向への動的安定作用を持つ。

 第2層:浅内側側副靭帯で、縦に平行な線維が走っている。

      内側広筋と内転筋に線維を出している。

      大腿骨の内側上顆から起こり鵞足の深層を通過し脛骨内側面後方に付着する。

      深関節包は3つの部分を持っている。(中分節・前分節・後分節)
 
      中分節は縦に平行な線維で、前と後の線維は彎曲している。

      前部線維は伸展機構に付着し、後部線維は膝窩関節包に付着している。

      第2層の中分節は内側側副靭帯やまた浅内側靭帯の平行線維とかいろいろと呼ばれている。

      側副靭帯の中分節はさらに二つの分節に分かれている。

      内側半月を固定する上半月大腿分節と下半月分節で、後者は粗で、
     
      半月板に対して脛骨の動きを許す。

   この第2層の浅内側側副靭帯以外の後方部の深関節包は後斜靭帯(POL)として扱うことがある。

   内側半月版や半膜様筋に連結しているために、前方、後方への動的安定作用を持つ。

 第3層:深層関節包靭帯

     関節包であるが、単独の層またはそうでない場合があるし、

     単に深網状靭帯と混じった層の場合があるとされています。

     関節包靭帯であり内側部全体の中三分の一をカバーしている。


このように内側側副靭帯(MCL)は、靭帯としては

浅部の内側側副靭帯、深層関節包靭帯、後斜靭帯(POL)と三つの靭帯から構成されています。







touyou8syok9 at 20:56│Comments(0)TrackBack(0) 膝関節 

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