2013年04月05日
膝関節(79)
変形性膝関節症
変形性膝関節症において疼痛は悪化の原因となる。
変形性膝関節症の進行の予防には疼痛をまず除去が必要です。
当たり前と言ったら全く当たり前のことですね。
膝関節は人体最大の関節であり、表在性の関節であり、最も複雑な関節であり
人体で最も大きい関節腔をもっている関節であります。
したがって関節に対する「痛い」という感覚は様々に表現されます。
私たちが一般に「痛みの感覚」というと単純に「痛い!!」という感覚ですが
国際疼痛学会による定義において、「痛覚」とは?
「実際の、あるいは組織の傷害の危険性のある、あるいはそのような傷害に関連した
不快な感覚と感情的経験」 とされています。
単純に「痛い」という感覚だけではなく様々な感覚を含んでいることが理解されます。
つまり膝関節の症状としての「痛み」は、単純に関節の圧痛、動作痛、自発痛などだけではなく、
関節のこわばり感、はりついた感覚、なんとなく重たい感覚などの違和感として感じられる感覚も
痛覚としてとらえて間違いではないと思います。
疼痛の感受性として
皮膚(表皮・真皮)・・・・・感受性が高い。
皮下組織・・・・・・・・・・・・あまり高くない。
筋膜・・・・・・・・・・・・・・・・非常に感受性が高い。
筋組織・・・・・・・・・・・・・・あまり痛くない。
骨膜・・・・・・・・・・・・・・・・感受性が強い。
骨組織・骨髄・・・・・・・・・無痛。
皮膚、筋膜・骨膜のほか・関節包の線維膜それら続く靭帯や腱などが疼痛の感受性が高い。
これを膝関節の組織に置き換えてみると、
膝関節周囲の表層の皮膚は非常に感受性が高く、皮下組織は低く、筋膜は感受性が高い。
筋組織(俗にいう筋そのもの)は低く、骨膜は感受性が強い。
膝関節の関節腔の内部構成としての関節包の線維膜、関節包靭帯・副靭帯、脂肪ヒダ、滑膜には
自由終末である神経線維が広く分布しています。
つまり関節腔内における滑膜・脂肪体・関節包は非常に感受性が高い。
十字靭帯の付着部では軽度・中の感受性があるが体部には感受性がありません。
半月板においては内縁においては軽度の感受性低く、関節包近傍になると感受性が少し高くなります。
痛みの感覚は、侵害感覚であり、物理的、機械的侵害刺激のみてなく、
炎症、浮腫、痛覚メディエーターの産出による化学的刺激によっても発生する。
このブログですでにのべている関節はなぜ痛む? 関節受容器などをお読みください。
変形性膝関節症において疼痛は悪化の原因となる。
変形性膝関節症の進行の予防には疼痛をまず除去が必要です。
当たり前と言ったら全く当たり前のことですね。
膝関節は人体最大の関節であり、表在性の関節であり、最も複雑な関節であり
人体で最も大きい関節腔をもっている関節であります。
したがって関節に対する「痛い」という感覚は様々に表現されます。
私たちが一般に「痛みの感覚」というと単純に「痛い!!」という感覚ですが
国際疼痛学会による定義において、「痛覚」とは?
「実際の、あるいは組織の傷害の危険性のある、あるいはそのような傷害に関連した
不快な感覚と感情的経験」 とされています。
単純に「痛い」という感覚だけではなく様々な感覚を含んでいることが理解されます。
つまり膝関節の症状としての「痛み」は、単純に関節の圧痛、動作痛、自発痛などだけではなく、
関節のこわばり感、はりついた感覚、なんとなく重たい感覚などの違和感として感じられる感覚も
痛覚としてとらえて間違いではないと思います。
疼痛の感受性として
皮膚(表皮・真皮)・・・・・感受性が高い。
皮下組織・・・・・・・・・・・・あまり高くない。
筋膜・・・・・・・・・・・・・・・・非常に感受性が高い。
筋組織・・・・・・・・・・・・・・あまり痛くない。
骨膜・・・・・・・・・・・・・・・・感受性が強い。
骨組織・骨髄・・・・・・・・・無痛。
皮膚、筋膜・骨膜のほか・関節包の線維膜それら続く靭帯や腱などが疼痛の感受性が高い。
これを膝関節の組織に置き換えてみると、
膝関節周囲の表層の皮膚は非常に感受性が高く、皮下組織は低く、筋膜は感受性が高い。
筋組織(俗にいう筋そのもの)は低く、骨膜は感受性が強い。
膝関節の関節腔の内部構成としての関節包の線維膜、関節包靭帯・副靭帯、脂肪ヒダ、滑膜には
自由終末である神経線維が広く分布しています。
つまり関節腔内における滑膜・脂肪体・関節包は非常に感受性が高い。
十字靭帯の付着部では軽度・中の感受性があるが体部には感受性がありません。
半月板においては内縁においては軽度の感受性低く、関節包近傍になると感受性が少し高くなります。
痛みの感覚は、侵害感覚であり、物理的、機械的侵害刺激のみてなく、
炎症、浮腫、痛覚メディエーターの産出による化学的刺激によっても発生する。
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