2014年11月17日

膝関節(160)

変形性膝関節症

足部について

足部は細部に至ると本当に難しいですね。(私が理解していないだけかも?)

臨床的には、おおざっぱと言われればそれまでですが、

 後足部の回内・回外運動と前足部の回外・回内運動の機能

 たわむ足アーチの機能(特に内側縦アーチ)

 転がる足としての機能

加えて足部→膝→股関節→腰などの運動連鎖を考慮することで更に

臨床に役立つと思います。


本来の変形性膝関節症から離れてきたようですので、再び本来のお話に戻します。


日本人に多い内側型変形性膝関節症の発症や進行の予防には、

膝関節内反モーメントの増大を防ぎ、できるだけ減少させることが重要です。


さて内側型変形性膝関節症を立位で観察すると、

 1、膝関節内反が多い。

 2、距骨下関節外反が生じている。

 3、扁平足を伴っていることが多い。


1、は膝関節内側にメカニカルストレスが直接増大するので当然といえば当然です。

そして膝関節内反モーメントを減少させるための方法はすでに述べました。


2、については構造的に後足部の内反は95%の人にみられる。

 そして後足部外反は稀。

 ところが、立位においては見かけ上

 後足部内反による代償性の変位によって後足部外反(見かけ上)がみられる。

 あるいは前足部内反による代償性の変位によって後足部外反(見かけ上)がみられる。

 立位の後足部の外反は、土踏まずの消失(見かけ上)がみられます。

 その場合には、立位では脛骨が内旋方向に変位してしまいます。

 歩行時には、距骨下関節機能亢進のため脛骨は内旋方向に大きく回旋して、

 膝関節内側で大腿骨に対する運動が大きくなってしまいます。

 これは、内側型変形性膝関節症にとって誠に都合が悪い。

3、については一般に言われている荷重ストレスのクッション性の低下は当然です。

 加えて、足部おける扁平足では立脚中期から前遊脚期において内側縦アーチが崩れ、

 後足部の外反と脛骨の内旋による内旋動揺が起こるとしており、

 膝関節内側に剪断力が生じることで内側型変形性膝関節症 を増悪させます。

 つまり内側縦アーチの低下によって下腿内旋運動を増強し、膝関節アライメント異常を引き起こし

 膝関節不安定性により内旋動揺 が助長され、メカニカルストレスが増大し膝関節の内側に

 退行性変化を及ぼすことで 内側型変形性膝関節症を発症、増悪進行する危険性が推察される。


足部において内側型変形性膝関節症の発症の予防あるいは進行の停止、低下するには

構造的な変位の問題は仕方がないが、足部の機能的な問題として

距骨下関節外反の予防・・・・・・・過剰な後足部の回内運動の予防

扁平足の予防・・・・・・・・・・・・・・・内側足弓、外側足弓、横足弓の機能

この周辺の問題を解決していく必要があると思っています。




touyou8syok9 at 18:38│Comments(0)TrackBack(0) 変形性膝関節症 | 足部について

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