2017年05月18日

腰痛(16)

腰痛症

特異的腰痛の問題

腰椎ヘルニア、腰部脊柱管狭窄を含め神経の圧迫は、運動麻痺、感覚麻痺を生じます。

神経の圧迫による障害は運動麻痺と知覚の脱失が本質的な障害になるハズです。

ところが、実際の臨床では

 腰椎ヘルニアによる運動麻痺や知覚の脱出はむしろ少ない。

 むしろ疼痛に苦しむ人達の方が圧倒的に多い。

 ただし、脊柱管狭窄による脊髄神経の圧迫は、むしろ疼痛はなく(少ない)。

 間欠性跛行や馬尾障害を有する馬尾型と混合型は膀胱直腸障害が認められる。

 馬尾症候群という会陰部や肛門周囲の知覚麻痺がおこる。・・・・・・納得

 
本当に脊髄神経や神経根の圧迫による障害が原因なのだろうか?


整形では、疼痛の原因は以下のためだとされています。

 神経根には機械的刺激(圧迫)に敏感な神経節(DRG)が存在しているため。

 しがって脱出した椎間板により圧迫されたりあるいは狭小化した椎間孔に圧迫される

 腰部椎間板ヘルニアには疼痛が強く表れる。

 しかしこの神経節(DRG)は後根に存在しています。

 いくら機械的圧迫刺激鋭敏なDRGといえども、それに反応するほどの大きなヘルニアが原因だとしても、

 その前包に位置する前根にある運動神経に影響を与えないというのは(運動麻痺がない)というのはは・・・

 少し理論的に無理がある?・・・・・・・・・・と思う。

 馬尾部の脊髄神経にはDRGに相当する組織がないので疼痛がない。・・・・納得

 末梢神経の機械的圧迫では疼痛は発生しない。・・・・・・・・・納得

 末梢神経も長時間の圧迫により麻痺はおこるが、疼痛はおこらない。・・・・・納得

 当たり前の話ですね。

 末梢神経が単純な機械的刺激で簡単に疼痛がおこるならば、私達は日常生活ができません。

また圧迫に対する神経の特徴として、

 長期の機械的圧迫は、神経に耐性を与える。

 神経組織には血管新生も認められる。

 神経組織は慢性の圧迫が加わると、圧迫に適用しようとして、機能的にも器質的にも

 その変化に対応する。

 ※ハネムーンシンドロームのように腕枕をして橈骨神経の圧迫され一晩という短時間で
  麻痺がおこる場合もあります。これは一過性の麻痺で少し時間はかかるがやがて回復する。
  この場合においても、疼痛は全くアリマセン。
  朝起床すると手先の感覚が無く(知覚麻痺)、手が動かない(運動麻痺)ことに気づく。
  この場合は、橈骨神経が皮膚表面に存在し、しかも体重という想い負荷が短時間とはいえ
  一昼夜かかる。

 ※ヘルニアなどよる神経の圧迫は髄核そのものは柔らかい物だし神経も固定さていなく
   しかも周囲には柔らかい移動性のある軟部組織や液体(ゲル状など)に囲まれている。
   単純に神経の圧迫というのだが、圧迫力は実際どれほどあるのだろうか?
   むしろ、前回述べた神経周囲の栄養供給の障害が原因?
   脊髄液の環流不全、神経組織へ血流障害が原因?


いずれにしても何度も言うように、本当に感覚神経あるいは運動神経が長期間圧迫されれば

おこりうる障害は感覚麻痺(知覚脱失)、運動麻痺(筋力の低下)です。

疼痛は無関係のハズです。

ただし、神経に対して炎症がおこれば、疼痛の発生は存在します。

むしろ、疼痛の原因はこの化学的刺激による神経の炎症が大きな原因と考えられる。


どうも、腰椎ヘルニア、腰部脊柱管狭窄において長期間に神経が圧迫されて

腰痛という疼痛が引きおこされるという理論はムリが多いように想う。


あなたの慢性的におこる腰痛は、腰椎ヘルニア、腰部脊柱管狭窄を含め神経の圧迫が原因で

特に、坐骨神経痛が引きおこされている?・・・・・・・と説明されていませんか?

本当でしょうか?



touyou8syok9 at 23:00│Comments(0)TrackBack(0)腰痛 | 特異的腰痛

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