2017年12月14日

腰痛(32)

腰痛症

特異的腰痛の問題

グローバル筋とローカル筋の基本をもう少しお話します。

筋肉の性質を知っておくことは無駄ではないです。むしろ非常に有益です。

ローカル筋は単関節筋のため安定性ということでほぼ機能は一定しています。

ローカル筋は椎体間の安定性を保ち、脊椎の分節的なアライメントを調節しています。

基本的に関節の安定性を保つスタビライザー(stabilizer)としての役割を担っている。


それでもスタビライザー、モビライザーとして働く筋が有ります。


1、ローカル筋でスタビライザーとして働く筋

  主に関節の抑制筋として働く。

  <代表的な筋>

    腹横筋、多裂筋など

    頸部においては頸長筋、後頭下筋群など

    体幹の筋ではありませんがコア筋として同様の性質で働く筋

      肩関節においてはカフ筋 (ローテーターカフ)・・・・

      股関節においては外旋六筋など

  <特徴>

    制御する関節の近くに筋の起始停止を持つ深層の筋肉。

    筋のボリュームが小さく、筋の長さが短い。

    関節の中心軸の制御に力を発揮する。

    ジョイントセントレーション(関節の中心化)とかPICR(瞬間回線の軌道)の制御

    要は、動作時に関節がブレ、ズレがないように保護することが主な役割です。

    関節包に付着を持つローカル筋も多く、関節が動く際に関節包を引っ張り、

    関節面に挟み込まれないようにする機能などをもつ。

  <性質>

    低負荷、低スピード運動〜高負荷、高スピード運動の全てにおいて働く。

    持続的な収縮能力(動作時に力が抜けずに一定に働き続ける)をもち続ける。

    全方向性、あらゆる負荷にも対応できる関節の制御をおこなう機能を持つ。

    そして相反神経支配を受けないために、常に安定した力を発揮できる。

    筋肉が小さいため、体重を支えるなどの負荷には耐えれない。

    そのためにも体重支持にはローカル、モビライザーなどが協調して働いてくれます。

    その際には、関節中心軸がズレないように目立たないように働いている。

 
2、ローカル筋でモビライザーとして働く筋

  姿勢保持筋として働く。

 <代表的な筋肉>

   ※大腰筋、腰方形筋、内腹斜筋 

   ※体幹筋のローカル筋のモビライザーとグローバル筋としてスタビライザーと

     厳密な分類は困難?

     大腰筋、小腰筋、腸骨筋の腸骨筋として働くとグローバル筋ですね。

     筋の分類は分類として(学問上)、特徴、特性は理解していると臨床に有益です。

     体幹機能全体に焦点を当てることが重要だと思っています。

   体幹の筋ではありませんがコア筋として同様の性質で働く筋

     股関節の筋である小殿筋
 
     足関節の筋である後脛骨筋、腓骨筋など。

 <特徴>
 
   深層・中層の単関節筋。

   関節制御と姿勢保持の両方の機能を持っている。

   ただし、関節の中心軸制御に関わる機能はローカルスタビライザーほどありません。

   ある特定方向における制御しかできない。

   姿勢保持に関してはある程度の筋ボリューム、長さがあるためしっかりと働く。

  <特性>
  
   収縮力はそれほど強くない(赤筋)が、疲れにくく長時間働くことができる。

   緊張筋としてローカルスタビライザーと協調して働く。

   関節を折り曲げようとする外力に対して、エキセントリック収縮しながら力を発揮し、

   関節位置を保つように働いてくれます。

   つまり体重を支えるとか、日常におけるちょっとした動作において姿勢が崩れそうになった際に、

   姿勢をもとに戻すように関節を動かしてくれる筋肉群ということです。

   緊張筋のため随意筋だが脊髄反射により自動的にコントロールされている。

   そのため相反神経支配の影響を受ける。

   そのために拮抗筋の状況により上手に働けなくなる場合がある。


体幹機能全体に焦点を当てることが重要だと思っています。

次回はグローバル筋




touyou8syok9 at 22:00│Comments(0) 腰痛 | 特異的腰痛

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