2018年03月08日

腰痛(39)

特異的腰痛の問題

前回は抗重力筋

抗重力筋の働きは、基本的な立位姿勢からの重心線がズレるのを直ちに補正することにあります。

<基本的な立位姿勢>(ニュートラルポジションといいます)

 矢状面で以下の5点が直線上の位置する姿勢です。

 1,耳孔(やや後方)→2,肩峰(前方)→3,大転子(やや後方)→

 4,膝関節中心のやや前方(膝蓋骨後面)→5外果の前方(外果の5〜6cm前方)

皆さん以外と知っておられ、抗重力筋の重要性も知っておられるのですが・・・・・・・・・


では基本的な座位姿勢はどうでしょうか?

今回は坐位姿勢について

矢状面で以下の3点が直線上の位置する姿勢になります。

1,耳孔

2,肩峰

3,大転子

坐位なので簡単そうですが・・・・・・・・・・・・・・・

まずほとんどの人はその姿勢を維持しておりません。


まず骨盤の位置です。

これが坐位では非常に重要です。

★ASIS(上前腸骨棘)とPSIS(上前腸骨棘)を直線で結んで座面と水平を保っている姿勢

 簡単に言い換えれば、床面と座面が並行。

 つまり、坐骨結節が座面にキチント乗り、骨盤が平行。

 更に、着地している足裏がキチント床面に接地しており膝関節90度屈曲位

これがほとんどの人が全くダメ!!

多くの人が骨盤が後傾してしまっています。

骨盤の後傾は下肢を前方に投げ出してしまいます。

脊柱は丸く円背になってしまいとがだらしない姿勢です。

現在の人はほとんどこの姿勢が多い。

椅子の背もたれに身体を預けてしまいだらしなく寝てしまう姿勢ですね。

もし、この姿勢で机に向かって勉強あるいは作業しようとすると・・・・・・

更に脊柱を丸め頭部が前方に傾き机の平行面に近づけて作業します。

肩は前方位になり上半身にも影響をあたえます。

机に頬杖をして寝てしまう姿勢と似ていますね。

この姿勢で問題なのは、例えば前方の黒板・ホワイトボードパソコンの画面を見ながら

作業するとなると、頭部全体が前方の位置において上部頸椎のみを過伸展します。

小学校6年、中学校3年、高校3年、大学4年、通常の学生間そして更に

社会人になってデスクワークに従事すれば人生の大半は坐位生活です。

現在の人は、立位時間より長いかも?????

何も重量物や過激なスポーツをした覚えもないのに腰痛、肩こり感を訴える人。

坐位生活なのに腰椎ヘルニア、頸椎ヘルニアの人は圧倒的に増加しています。


座位姿勢においては、主に体幹の支持性が重要になります。

骨盤を水平に保つにはまさしく体幹筋が重要になります。

 グローバル筋は、胸郭と骨盤と各椎体に直接しています。

 ローカル筋は椎体間の安定性を保ち、脊椎の分節的なアライメントを調節しています。

長時間の坐位生活は、動作云々に関係なく体幹筋の緊張が続いているのです。

一定の力を維持し同じ姿勢を長時間続けるのは非常に大きな力が必要になります。

楽なのは下肢だけで、上半身全てに負担が大きいのです。

実際に正しい坐位姿勢を維持しようとするとなかなか難しいです。

立位姿勢の維持よりも遙かには難しいかもしれません。

実際に立位よりも40%ほど負荷が大きいと言われています。

当然、腰椎の椎間板にかかる負荷も同様に坐位の方が大きいのです。


坐位姿勢は年少期から教える必要があります。

教育は、学業の向上に限らず、道徳心の向上、そして健康増進が重要です。

まさに、頭脳、心、身体のバランスが重要です。

アンバランスの人間を育てるのは、大きな教育の間違いですね。




touyou8syok9 at 23:00│Comments(0) 腰痛 | 特異的腰痛

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