2018年06月07日

腰痛(46)

特異的腰痛の問題

腹筋のつづき

腹腔を構成する前壁、後壁、頭部の壁の筋、腹腔の底部を構成するの筋になります。

今回は、腹腔の底部を構成する骨盤底の筋

骨盤底筋群

 肛門挙筋(恥骨直腸筋、恥骨尾骨筋、腸骨尾骨筋 )

 深会陰横筋 、浅会陰横筋 、外肛門括約筋 、外尿道括約筋 、球海綿体筋

 あまり聞き慣れない筋ですね。

 尿や便の排泄に関わる筋です。

 最近では尿漏れ防止のエクササイズとして知られるようになっている筋肉ですね。

骨盤底筋の特徴

単独での収縮は困難なため、腹部の筋の収縮と一緒に収縮します。

横隔膜、腹横筋、多裂筋と同時収縮することで腹腔内圧を高め体幹を安定させる働きがあります。

 この特徴が、腰椎ヘルニアなどを含む腰痛症に重要になります。


腹筋は、非特異的腰痛あるいは特異的腰痛に関わらず腰痛症に重要な筋です。

繰り返しになりますが、特に最近は腹横筋の重要性が注目されています。

それは、腹横筋の主たる機能として、

上肢、下肢の運動時における他の体幹筋群からの独立的かつ先行的な活動、

腹腔内圧の上昇、仙腸関節の安定化などが報告されてており、また腰部深層筋の

多裂筋に関しては腹横筋と協調して、また両側性に活動することで腰椎へ安定性を

提供しているとの報告があるからなのです。


知っているようで知らない各部の腹筋は理解できたでしょうか?


さらに、腹筋はユニットとし単純に、背部の伸筋の作用と拮抗している筋です。

腹部の筋が正常であることは、脊椎の平衡を正しく保持するために必要です。

前方は白線とその両側に走る腹直筋

外側は、左右の外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋

そして、体幹の筋である腸腰筋になります。

この腸腰筋は腹筋ではありませんが、腹腔内の後壁、一部の底部を構成している大きな筋肉です。

解剖学的には、体幹の筋肉で下肢の筋であり、寛骨内筋になります。

腸腰筋は、腸骨筋、大腰筋、小腰筋に区別されています。

1、腸骨筋

  起始:腸骨の上縁および内面(腸骨窩)から起こり、下内側方に向かう

  付着:大部分は大腰筋の内側に合し、一部分は筋裂をへて直接に、
      
      大腿骨の小転子

  作用:大腿骨を、外側方に転ずる。

2、大腰筋

 起始:深・浅2頭を区別し、

    浅頭は第12胸椎〜第4腰椎の椎体および肋骨突起からおこり

    深い頭は、全ての腰椎の肋骨突起から起こる

    ついに両頭は合して下外側方に走る。

 付着:筋裂孔をへて、大腿骨の小転子

 作用:股関節を屈し、大腿骨を前上方に挙げ、同時に外旋する。

    下肢を固定するときは、腰椎および骨盤を前下方にひく

3、小腰筋

  起始:第12胸椎および第1腰椎の椎体外側面から起こり、大腰筋の前面を下る

  付着:腸骨筋膜に分散し、これとともに腸恥隆起にゆく

  作用:腸骨筋膜を張り、腰椎を外側方にまげる。

腸腰筋は股関節の屈曲、外旋筋として有名なのですが・・・・・・・・・・・

体幹の強力な屈筋なのです。

腸腰筋は、股関節が固定されてはじめて体幹の屈筋として機能します。

下肢が固定されたときほぼすべての腰椎および骨盤が大きく動くのです。

この作用によって腰椎の前弯が生じたり、増加したりします。

重心線の位置に影響する。

これは、脊椎関節構成単位の受ける圧力にも影響を与える。

下肢が固定された日常生活の代表的な姿勢とは?

長時間の坐位姿勢です。

坐位姿勢は重要です。

いかがでしょう?

腹筋は、一つのユニットとして考えるのが妥当だと思いませんか?




touyou8syok9 at 23:00│Comments(0) 腰痛 | 特異的腰痛

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