2018年10月11日

腰痛(55)

特異的腰痛の問題

前回を簡単にまとめると

神経障害性疼痛

神経系の損傷あるいは機能異常が原因となって引きおこされる病的な疼痛。

疼痛の特徴と性質

疼痛は日常ではあり得ない疼痛で慢性に経過する疼痛。

通常は、運動器痛に使用される薬剤は効果がないため、通常の消炎鎮痛薬オピオイドなどは、

神経障害性疼痛にほぼ無効。ほぼ無効となっています。

したがって、鎮痛補助薬と呼ばれる薬剤がしようされます。

症状

  疼痛(交感神経依存性疼痛もふくまれる。)

  運動・感覚障害
  
  自律神経の障害

  その他


今回は

ここで神経障害性疼痛の疾病を観察してみます。

<末梢神経の障害の代表例>

  1、外傷や手術による神経損傷

    外傷:腕神経叢損傷による引き抜き損傷あるいは分娩麻痺

      転落や、オートバイ事故などの外傷後による腕神経叢の引き抜きによって生じる

      腕神経叢が過度に牽引され、損傷する。

      耐え難い痛みをひきおこす。この疼痛は、一般的には求心路遮断痛。

      分娩麻痺は、出産時に発生した と考えられる神経損傷

      分娩時に、産道を通ってくる際の物理的圧迫 や、娩出時の牽引、手術により発生する

      新生児に起きた損傷をいう。

      腕神経叢麻痺、顔面神経麻痺、横隔神経麻痺、ホルネル症候群等が出現する。

     因みに腰部椎間板ヘルニアの実験、実証では

        犬の神経根に輪っかをはめたり、硬膜外腔に異物を挿入したり・・・・・・・

        まさしく人為的に外傷の神経損傷の実証

     手術:メスによる創傷、術後の神経の癒着などの神経の損傷によるもの

   2,、三叉神経痛

     人が体験する疼痛のなかで最も強い疼痛といわれています。

     顔面(三叉神経の支配領域)に引き起こされる発作性の激痛(鋭い電撃痛)。

   3, 帯状疱疹後神経痛

     ウイルスによる皮疹が治癒した後にも遷延する痛み

     皮膚表面のビリビリするような持続痛、深部痛、締め付けられるような疼痛

     突然のえぐられるような激痛など

     感覚鈍磨がみられるにもかかわらず、軽い刺激によるアロディニア、

     知覚過敏、痛覚過敏がみられる。

     夜間痛は少なく疼痛による夜間の不眠は少ない。

     また、何かにに夢中で注意がそれに向いているときには痛みを感じないことが多い。

      急性帯状疱疹痛は、痛みの多くは、皮疹の消失に伴って消失する。
      1〜2週間がピークで、1ヶ月くらいで消失することが多い。
      痛みの強さは、軽い刺激症状から、夜も眠れないほどの強い痛みまで様々
      増殖したウイルスが引き起こした神経炎による痛みと、皮疹部の炎症による痛み。
      侵害受容性疼痛の要因が多い。

   4、糖尿病性神経障害性疼痛

     糖尿病の病期によって痛覚過敏になる時期、無痛になる時期がある。

     多発性神経障害、自律神経障害、単一性神経障害などのさまざまな

     症候群として現れます。

     疼痛はシビレをともないジンジンとした痛みと表現されます。

     手足の末端、靴下や手袋で被われる部位の痛みやシビレ、足の裏に薄紙が

     貼り付いたように感じる感覚の鈍磨から症状が始まる

     運動神経の障害は感覚障害よりも遅れて出現します。

   5、手根管症候群、胸郭出口症候群、肘部管症候群、梨状筋症候群など

     一般に紋扼性神経障害と呼ばれています。

     腰部脊柱管狭窄症も紋扼性神経障害に分類されているようです。

   6,ギラン・バレー症候群,慢性炎症性脱髄性多発根ニューロパチー

     運動神経障害優位の自己免疫性末梢神経疾患

   7、幻肢痛、複合性局所疼痛症候群(CRSP)のタイプ兇覆

   8,その他

< 中枢性神経障害の疾患>

  脊髄損傷、脳卒中

   中枢性神経障害は割愛します。

  
特異的腰痛とかなりかけ離れている疾病の方が多いようです。

最も似ているのが、紋扼性神経障害による神経障害疼痛でしょう。

腰部脊柱管狭窄症も紋扼性神経障害に分類されているようです。

腰椎椎間板ヘルニアも神経根が圧迫・絞扼されておこる・・・・?とされていますので

特異的腰痛も神経障害疼痛になるのでしょうか?

次回に


touyou8syok9 at 22:30│Comments(0) 腰痛 | 特異的腰痛

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