2019年05月30日
関節の痛みを治そう!!(5)
関節痛がおこる主な二つの要因
前回の痛みは別の言い方をすれば、軟部組織を含め関節周囲に引きおこされた
化学的刺激、機械的刺激、熱刺激に侵害受容器が反応して疼痛がおこる。
もう一つの大きな要因
神経系統の障害あるいはアンバランスによって痛みが引きおこされる。
神経系統は大きく末梢神経もしくは中枢神経系に分ける
中枢神経は、脳と脊髄
末梢神経は、脊髄神経と自律神経
1,中枢神経の障害によって引きおこされる疼痛
一般的には、私達施術者や一般の人達には、手に負えないので除外。
2,末梢神経系統の障害あるいは神経系統の悪循環によって引きおこされる疼痛
末梢神経系
脊髄神経:椎間孔を通って外に出て、筋や皮膚領域に行く。
神経叢:体肢では脊髄神経の線維は前もって神経叢を作っている。
頚神経叢、腕神経叢、腰仙骨神経叢、仙骨神経叢
自律神経:副交感神経と交感神経
交感神経と副交感神経は正反対の神経として拮抗するように思われています。
たとえば、交感神経が興奮すると副交感神経が抑制されている
副交感神経が興奮すると交感神経が抑制される。
交感神経と副交感神経がバランスを取り合っている
いくつかの器官で交感神経と副交感神経は拮抗作用が顕著です。
心臓、肺などは一方の緊張が高くなったり、低くなったりして調節される。
モチロン、間違いではなく、そのようなときも存在するのですが・・・・・・・・・・・・・・・
本来は、別々の神経なのです。
交感神経節からはアドレナリンが放出するのでアドレナリン作動系
副交感神経節からはアセチルコリンが放出するのでコリン作動系
交感神経は、ストレスとか緊急時に体の働きを亢進させる。
副交感神経は物質代謝、再生および体力を蓄えるのに役立つ。
末梢神経の損傷、障害にておこる疼痛
外傷などにより、神経軸索の変性によっておこる
局在性伝導障害(neurapraxia)、軸索断裂(axonotmesis)、神経幹断裂(neurotmesis)
neumapraxiaであっても、次第に障害部より末梢に変性が進み神経線維が細小化された
axonocachexiaの状態が存在する。
axonostenosis型の障害はentrapment neuropathyでおこるとされている。
交感神経依存性の疼痛に関しては
★直接的侵害受容器の興奮、傷害組織から発生した化学物質による侵害受容器の増強
血管系への作用、神経損傷によりニューロパチーなどを引きおこし、脊髄痛覚系の
過敏状態が生じる。
★求心系における過敏状態の成立は遠心系である交感系・運動系の異常活動状態を
もたらす。
★病体時の感覚系に体する交感神経系からの影響
非侵害受容器ニューロンに対し交感神経刺激による興奮の発生、交感神経分布の
増加を引きおこしアロデニアをもたらす。
受容体を介してポリモーダル受容器の興奮を引きおこし、痛覚過敏
★交感神経系から異常活動、侵害受容器興奮を伴って放出させるペプチド、あるいは
侵害部位からの化学物質などが作用して末梢血管床の収縮性、透過性の異常をきたし、
他の臓器への循環障害・栄養神経障害をもたらし、その結果生じる浮腫による機械的刺激
かがくてき刺激が痛覚受容器に伝わる。
3、その他、精神心的要因など
治療施術は、以上のような大きな要因に対応できる手技手法などを応用する。
前回の痛みは別の言い方をすれば、軟部組織を含め関節周囲に引きおこされた
化学的刺激、機械的刺激、熱刺激に侵害受容器が反応して疼痛がおこる。
もう一つの大きな要因
神経系統の障害あるいはアンバランスによって痛みが引きおこされる。
神経系統は大きく末梢神経もしくは中枢神経系に分ける
中枢神経は、脳と脊髄
末梢神経は、脊髄神経と自律神経
1,中枢神経の障害によって引きおこされる疼痛
一般的には、私達施術者や一般の人達には、手に負えないので除外。
2,末梢神経系統の障害あるいは神経系統の悪循環によって引きおこされる疼痛
末梢神経系
脊髄神経:椎間孔を通って外に出て、筋や皮膚領域に行く。
神経叢:体肢では脊髄神経の線維は前もって神経叢を作っている。
頚神経叢、腕神経叢、腰仙骨神経叢、仙骨神経叢
自律神経:副交感神経と交感神経
交感神経と副交感神経は正反対の神経として拮抗するように思われています。
たとえば、交感神経が興奮すると副交感神経が抑制されている
副交感神経が興奮すると交感神経が抑制される。
交感神経と副交感神経がバランスを取り合っている
いくつかの器官で交感神経と副交感神経は拮抗作用が顕著です。
心臓、肺などは一方の緊張が高くなったり、低くなったりして調節される。
モチロン、間違いではなく、そのようなときも存在するのですが・・・・・・・・・・・・・・・
本来は、別々の神経なのです。
交感神経節からはアドレナリンが放出するのでアドレナリン作動系
副交感神経節からはアセチルコリンが放出するのでコリン作動系
交感神経は、ストレスとか緊急時に体の働きを亢進させる。
副交感神経は物質代謝、再生および体力を蓄えるのに役立つ。
末梢神経の損傷、障害にておこる疼痛
外傷などにより、神経軸索の変性によっておこる
局在性伝導障害(neurapraxia)、軸索断裂(axonotmesis)、神経幹断裂(neurotmesis)
neumapraxiaであっても、次第に障害部より末梢に変性が進み神経線維が細小化された
axonocachexiaの状態が存在する。
axonostenosis型の障害はentrapment neuropathyでおこるとされている。
交感神経依存性の疼痛に関しては
★直接的侵害受容器の興奮、傷害組織から発生した化学物質による侵害受容器の増強
血管系への作用、神経損傷によりニューロパチーなどを引きおこし、脊髄痛覚系の
過敏状態が生じる。
★求心系における過敏状態の成立は遠心系である交感系・運動系の異常活動状態を
もたらす。
★病体時の感覚系に体する交感神経系からの影響
非侵害受容器ニューロンに対し交感神経刺激による興奮の発生、交感神経分布の
増加を引きおこしアロデニアをもたらす。
受容体を介してポリモーダル受容器の興奮を引きおこし、痛覚過敏
★交感神経系から異常活動、侵害受容器興奮を伴って放出させるペプチド、あるいは
侵害部位からの化学物質などが作用して末梢血管床の収縮性、透過性の異常をきたし、
他の臓器への循環障害・栄養神経障害をもたらし、その結果生じる浮腫による機械的刺激
かがくてき刺激が痛覚受容器に伝わる。
3、その他、精神心的要因など
治療施術は、以上のような大きな要因に対応できる手技手法などを応用する。