2019年06月06日

関節の痛みを治そう!!(6)

関節痛へのアプローチの基本

関節痛の要因から

1、関節内に炎症がおこった場合。

  障害のある関節の構成物

   収縮性の組織として関節を直接不着する筋、腱骨膜結合部

   非収縮性の組織として関節を構成する骨、骨膜、靱帯、関節包、筋膜、神経、血管、滑液包

 ★炎症関節に直接的アプローチ

   炎症を沈静化させ消滅させる。

   医師は鎮痛剤を処方します。代表的にはロキソニン等のNSAIDs剤

   家庭ではアイシングが安全で最も簡単で安全な対処法でしょう。

   手技を行う場合。

   急性期の基本は安静です。

   炎症関節に直接的な手技を行うのは禁止でしょう。

   問題は、亜急性期あるいは安定期に移行した場合で炎症が残存している場合。

   直接的な手技では、交感神経を優位とさせる侵害的な手技は禁止です。
 
   痛覚や両極端な温度は交感神経の活動を導き、危険の可能性がある状況から
 
   救うための闘争または逃避反応をひきおこします。

   このようなこのような闘争または逃避反応を引きおこすすべてのストレス反応は

   エルゴトロピック刺激になります。

   炎症関節は、このような手技の刺激は絶対に避けるべきですね。

   慢性期に移行しても炎症が残存している場合も多いです。

   この場合は、ローカルヒートといって軽い熱感が関節部に残っています。

   患者自身はモチロン、治療・施術する人間も意外と気づ居てない場合が多い。

   膝関節、肩関節に限らず腰部、股関節 肘、手関節 拇指などなど

   軽く触れると患側と健側の温度が明らかに違っている場合が多い。

   このような場合に気づかずエルゴトロピック刺激を与えると沈静化していた炎症が

   増悪し、沈静化してた疼痛も悪化する場合があるので注意が必要です。

   これと反対のトロフォトロピックという用語があります。
 
   これは副交感神経活動の増加、骨格筋のリラクセーション、皮質性同期化すなわち

   ベーター・リズム(睡眠)の三要素からなる。

   炎症が要因の関節の疼痛には基本的には副交感神経を優位とさせるトロフォトロピック系の

   手技を炎症関節に直接使うべきですね。


  ★一方、炎症を起こしている関節の遠位部において刺激を与える場合。

   この方法であれば、交感神経に侵害的刺激を行い遠位部の炎症関節に影響を

   与える方法もあります。

   肩手症候群やRSDなどに応用出来ます。交感神経刺激法

   炎症関節から遠隔部からのアプローチできる手技はOKですね。

   トロフォトロピック系の手技は、炎症関節にも直接使用できますので

   遠隔部に使うことには何ら問題はありません。


2,関節周囲の軟部組織も含めて関節痛。

  所見に対応できる手技。

  多種多様な手技が存在します。

  どの手技が優れているか?・・・・・は特別問題ではありません。

  主に、収縮性の組織・・・筋、腱骨膜結合部

      非収縮性の組織・・・骨、靱帯、骨膜、関節包、筋膜、神経、血管、滑液包

  このような関節周囲の組織には様々な異常な所見が存在します。

  その所見に対して対応できる手技か?対応できない手技か?が問題なのです。

  あくまでも所見を正しくとらえ、対応できる手技を加えれば良いのです。

  どのような手技を選択するかは、治療・施術者の得意もあります。

  代表的な所見

   圧痛は最も知られている所見ですね。

   様々な部位に存在している所見ですね。

   主な部位に現れる所見

   皮膚:緊張感、浮腫、皺、傷あるいは手術後の瘢痕化、火傷跡、感覚過敏、低下など
 
   関節包:硬い関節包、柔らかい関節包など

   関節:関節可動域の制限、抵抗感、過剰可動域、緩み、滑り、離開など

   骨格筋 筋線維、筋膜

    筋スパズム、筋緊張、筋硬直、筋力低下、不全 筋浮腫、筋硬結、萎縮、トリガーポイント

    筋の短縮痛、収縮痛、筋力低下・麻痺など

   骨:アライメントの異常など

   神経反射:正常反射の低下、亢進、病的反射の有無など

このような所見に対して効果的な手技をおこなう。



touyou8syok9 at 22:00│Comments(0) 一般 | 関節の痛み

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