筋膜と筋肉

2008年04月07日

筋・軟部組織の治癒過程(検

○筋損傷の治癒過程

 筋が損傷した場合、

 1、筋細胞は再生します。・・・・・・非常に特徴的です。
    ただし、損傷が強い場合や血行障害を起こした場合は、やはり瘢痕治癒します。
 2、筋膜系を考える。

筋ー筋膜の関係は一つのユニットとして、常に考慮しよう。

1、の筋細胞の再生について
 
 筋損傷の2、3日後に、
 衛星細胞→筋芽細胞→発芽して→筋管細胞→筋線維が再生されます。 
 受傷後2週間経過すると、ほぼ正常の筋線維の形態を呈します。
 筋細胞自体の再生能力の高さはすごいですね。
 ただし筋芽細胞は筋組織に由来するもので、結合組織ではない。(Walkar)
 
2、の筋膜系については、
 その外に筋は単に直接的な外傷だけでなく膜系に重要な要素があります。
 筋が収縮・弛緩を繰り返すためには、筋細胞の膜系が大変重要であります。
 日常のオーバーユースなどで筋の膜系が微細損傷を受ける事は充分考えられるし、当然
 機械的外力などによっても膜系は損傷を受けます。

 筋細胞の膜系が損傷を受けた場合は、浸透圧の関係で、細胞外液中のCaが大量に
 細胞内に流入します。
 これによって細胞内の生理的環境が変化し、筋の変性と壊死を生じる結果がおこります。
 その他の酵素によって筋原線維が分解され崩壊が進みます。
 筋は単に直接的な外傷けでなく、このような膜系によっても変性・壊死が起こります。
 変性・壊死の結果、修復のためマクロファージや好仲球などが処理を行う。
 こちらは、結合組織由来ですね。よって、膠原組織の修復作用と同様です。

動物実験においては、
 筋再生の完了まではサルの打撲で6週間で筋間に膠原繊維は多いが良好な修復が見られた
 (Allbrookなど)
 ラットの腓腹筋外側頭筋腹中央を切断し、ただちに縫合すると、8週間を経過すると、
 切断・縫合部は筋線維により修復され、筋自体の興奮伝導性が回復した。(浦部)
 つまり、筋は切断後であっても、断端しの正確な再縫合さえ保たれれば、一つのユニットとして
 修復される可能性が高いとしています。
 しかし縫合した筋が組織学的に完全に回復するかどうかはまだ明らかになっていません。

総合的に筋損傷は、
 筋の部分損傷の治癒は組織学的にあるいは機能学的に3〜6週間がピ−クとされています。
 その後はゆっくりと回復していきます。
 一般的に、充分な筋力などを含めた回復には3ヶ月〜6ヶ月という期間なります。
 
 瘢痕化組織などがある場合は、弾力の違った部分ができますので、早期に筋力を出しすぎると
 再損傷がおこりますので注意を要します。
 
 慢性化すると損傷部位の硬結あるいは陥没も触知され、伸張力の低下、筋力の低下などが
 顕著になります。

 筋挫傷(肉離れ)などでは、通常に見られる現象として皆さんもよくご存知だと思います。
 HPで筋挫傷について簡単に説明しています。



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2008年02月22日

筋膜と筋肉(察法.好肇譽奪舛砲弔い

今回はストレッチのお話。

拘縮がなぜできるか? 理解できました?

1、結合組織の弾力の低下
2、筋肉も短くなる。(筋膜ー筋肉の一連性)

拘縮の防止は一日も早いほうが良いですね。
早ければ治療と簡単なストレッチでも効果が上がります。
また、身体の柔軟性の向上にも効果がありますよ。
皆さんはトレーニングが大嫌いです。
本当に筋、筋繊維が細く痩せたり、短くなってしまうとと大変ですヨ。

<拘縮の防止、治療としてのストレッチ>

○一般的なストレッチ
 
 拘縮も軽ければ、弱い力でゆっくり毎日繰り返し繰り返し長い間時間をかけストレッチを
 繰り返すと回復します。
 コラーゲン繊維どうしが化学的に結合してしまったものを、引っ張ることにより結合を減らし、
 繊維間同士のすべりを滑りやすくするのだから、急に力をいれて短時間に思いっきりグイグイと、
 引っ張っても効果が期待できません。
 むしろ痛いだけだし、結合組織が裂けて内出血する危険もあります。
 
 ストレッチの基本は、痛くなる寸前のギリギリまで引き伸ばし、10秒間ほどジワーという感覚で  筋肉を引き伸ばします。

 筋膜の成分は膠原繊維のコラーゲン繊維と弾性繊維のエラスチンで構成されています
  コラーゲン繊維の特徴は可塑性に富み、元の形をシッカリと保とうとする繊維です。
  可塑性とは粘土のように一定の圧力で形を変えれるという意味です。
  弾性繊維の特徴は、エラスチンの形態記憶性とゴムのように伸張性を持っている。
 
 弾力がなくなり、硬化し緊張してしまった、筋膜、骨膜、関節包、腱などの結合組織の
 主要成分である膠原繊維のコラーゲンの性質や弾性繊維のエラスチンの性質である、
 可塑性や復元性を利用し持続的に伸長する行為になりますね。

また、ストレッチの目的は単に関節運動の可動域の改善だけではなく、血管、神経なども含めた筋肉全体の生活環境の改善にも大いに役立ちます。
 
一般的なストレッチは一見に筋肉を伸ばしている行為に見えますが、本来の目的はこのように
筋膜、関節包、靭帯、腱などの結合組織を伸張しているのです。
決して、筋、筋繊維を伸ばしているのではありません。
したがって関節の可動域の拡大、関節拘縮などの治療、予防には効果が見られますが、
筋力強化などの効果はあまり期待できません。

どちらかというと、静的なストレッチですね。

一方、運動ストレッチとも呼ばれている、動的なストレッチがあります。
治療や予防に利用されたり、筋力が一時的でも少しアップしますので、最近ではアスリートなどが試合や練習の直前に、身体のコンデション作りなどにも利用しています。

○筋肉のストレッチ
筋肉の固有受容器である筋紡錘、腱紡錘の脊髄反射を移用したテクニックを紹介します。
筋紡錘のa繊維、腱紡錘の毅眩^櫃鰺用したストレッチです。
ただし必ず運動動作や抵抗運動が入りますので、一人では難しいですね。
また痛みの強い場合は避けたほうが良いでしょう。

<a促通>
 関節可動域の範囲内で抵抗を加え、筋肉を収縮させ、パット抵抗をなくします。
 何度か繰り返すと、筋力アップと関節可動域も広がる。
 筋紡錘の求心性神経a繊維の反射経路は、関節が外力により受動的に動かせると
 その筋肉のa繊維群の興奮は、伸張反射を誘導て自動的に収縮する。
<a抑制>
 関節可動域の最大最終域で抵抗を加え、筋肉を収縮させ、パット抵抗をなくします。
 これも何度か繰り返します。
 筋紡錘の求心性神経a繊維の反射経路は、関節が外力により受動的に動かせると
 その筋肉のa繊維群の興奮は、伸張反射を誘導て自動的に収縮する。
 同時にa抑制介在ニューロンが関与して拮抗筋が弛緩する。
 関節可動域がより広がります。

<毅睛淦>
 腱を押さえ、目的とする筋肉をゆっくりと伸張させます。
 腱紡錘の求心性神経毅眩^櫃蓮筋肉に発生する張力を検知します。
 毅盞価^櫃蓮↓毅眩〕淦介在ニューロンを介して抑制的にその筋肉が弛緩します。

静的なストレッチ、動的なストレッチを、皆さんの身体の状態に合わせその場その時リアルタイムに
関節の拘縮あるいは関節可動域の改善に使い分けます。




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2008年02月20日

筋膜と筋肉(此

関節が固まるといいます。なぜ?でしょう。

使わない関節は関節拘縮に陥るのはよく知られています。

1、結合組織の弾力性が失われます。
 関節は骨と骨とが間に軟骨を挟みスムーズに滑るように動くような構造をしています。
 関節を動かすのは筋肉です。
 しかし、それだけだと収縮、弛緩をくりかえしているとスグに関節がはがれ取られてしまいます。
 そこで骨がはがれないように関節の周囲を弾力のある結合組織が被っています。
 関節には、伸び縮みしやすい関節包や靭帯というやや硬い結合組織やまた腱や筋膜、骨膜と いう結合組織によって補強されています。
 結合組織は、筋、筋繊維のように自らは動くことはできません。
 筋、筋繊維が絶えず引きの伸ばされたりもとの位戻ったりするころで弾力性を保っています。
 したがって、痛みなどの逃避性姿勢などで関節を動かさないで、短くなった状態に長くおかれ  どんどん固くなって弾力性が失われる性質があり関節が動かなくなります。
 関節包や靭帯が弾力性を失い縮んで短くなり弾力が減少すれば、無理に動かそうとすれば、
 関節包や靭帯に痛み(結合組織は痛みの感受性が高い)を生じ、ますます動かさないように
 なり、ますます弾力性がなくなり、関節拘縮に陥ったりします。
 
 痛い→動かさない→関節拘縮→動かそうとすると痛い→ますます動かさない→→→→
 ますます関節が固まり、可動域が少なくなり動かなくなる。
 痛みの悪循環による関節拘縮ですね。
 一日でも早くこの悪循環を治さなければなりませんね。

2、筋肉自体も短くなります。
 結合組織と同じように筋肉もまた短くなってしまいます。
 筋肉は筋繊維だけでなくそのほかに結合繊維を含んでいることは述べました。
 筋肉は筋膜という大きなコンパーメントに包まれているだけでなく、
 筋肉の内部は筋束も筋繊維にも網の目のように結合繊維が筋肉を補強しています。
 筋、筋繊維の損傷時には修復作用の際に結合組織と筋繊維がくっついて短縮します。
 筋繊維の損傷で筋クランプなどの逃避性姿勢動かさずにいる結合繊維の膠原繊維である
 コラーゲン繊維がくっついてしまい、同様に筋肉も短くなってしまうのです。
 筋肉自体が短くなってしまう典型的な例ですね。

 また筋肉が収縮し弛緩し活発に動き関節などを伸ばしたり縮んだりているときは問題ないが、
 たとえば、不良姿勢などを長く続けていると、縮めていた状態の筋肉にたくさんある結合繊維が 弾力を失い、曲げていた方向の筋、筋繊維が短いままで、短縮してしまい、固まってしまいます 結合繊維の柔軟性も失われ、動かそうとすると無理な負担がかかり痛みを発します。
 急に、良い姿勢をすると身体に無理にかかり痛んだり、疲れたりするのはこの理由ですね。
 
1、は関節包や靭帯などの結合組織そのものの問題ですね。

2、は筋膜ー筋肉の関連性がありますが結局は筋膜の問題が→筋、筋繊維に影響を与えて
  最終的に筋肉も短くなってしまいます。

もっと進行すれば、関節の拘縮だけでなく、血液循環なども悪くなり筋、筋繊維栄養もいかず、
廃用性萎縮に陥ります。

○廃用性萎縮
 寝たきりになってしまうと骨と皮ばかりに痩せ細ってしまうことはよく知られています。
 寝たキリでなくても、骨折などでキプス固定されるだけでも痩せてしまいます。
 
 一日使わないと筋肉の萎縮が始まり、一日あたり1〜5%の筋力が等比級数的に失われます
 仮に一日5%の筋力が失われると仮定すると、1週間で筋力はもとの状態の70%弱になり、
 2週間で約50%、1ヶ月で25%弱にもなってしまいます。
 最小の1%と軽くみつもっても1ヶ月で78%、2ヶ月で56%に筋力は低下してしまいます。
 な・なんと!!筋力は約半分強の力しか発揮できなくなります。
 
 使わなければ、筋肉は痩せる!!筋力は減少する。
 
 反対に少しでも動けるようになると回復することもよく知られています。
 筋、筋繊維は絶えず活動することによって、新しいものに置き換えられています。
 鍛えれば筋細胞内のアクチンフィラメント、ミオシンフィラメントの本数が増加します。
 トレーニングにより筋肉が発達して大きく、より強い力や持続力を出せるようになります。
 このように筋肉は痛みというよりも、筋力という観点でとっても重要です。
 治療する側は手技などで痛みの軽減などの治療あるいはケアをすることは可能ですが、
 自らが、少しでも動かさなければなりません。自らがトレーニングしなければなりません。

廃用性萎縮は骨格筋だけではなく同じ横紋筋である心臓の働きまでも衰えます。
 心臓が一回打つときに送り出す血液の量(一回拍出量)が、やはり20%程落ちてしまい
 健常者の8割程度しかない事がわかっています。

○廃用性骨萎縮
 使わないと骨も弱くなり脆くなってしまいます。
 寝たきりになると、健常者と比較すると男性で約20%女性で約30%骨のカルシウムが
 減少します。
 骨には重力や体重などの一定した圧力や筋肉で引っ張られるという物理的ストレスが
 加わることが必要で、それによって骨のカルシウム代謝が正常に保たれています。
 歩くことで重力や体重の地面との反発力つまり、足→膝→股関節→骨盤→腰→背骨→頭
 まで圧迫力というストレスと連動する関節、筋肉に物理的ストレスが絶えず加わります。
 
 宇宙飛行士が無重力の中で1週間生活し帰還すると、寝たきり状態と同じようになります。
 無重力の世界では重力がかからないこと、骨に負荷がかからず、筋力もほとんど必要ない。
 火星人が蛸のような軟体動物のように描かれているのも全くウソではないのです。

皆さん自身は、関節をふくめ筋ー筋膜は運動療法やトレーニングはモチロン、重力の下で、
二本足でシッカリ大地を踏みしめ、歩くことの重要性を是非最低限は認識して欲しい。

一方の結合組織である筋膜や関節包、腱、靭帯などは膠原繊維であるコラーゲンがポイントで
かつ治療における手技の重要なターゲットになるは、もう充分に推測されると思います。

つづく

次回は拘縮に有効なストレッチについて


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2008年02月18日

筋膜と筋肉(后

もう少し筋膜ー筋肉についてのお話を続けます。

筋肉はあまり痛みを感じません。・・・と述べました。
では、日常よく見聞する筋肉の痛みとは?

○外傷による損傷や、自己筋力の損傷によるもの、
 これはわかりやすいですね。明らかに筋繊維の損傷です。
 肉離れ(挫傷)などのように、明らかに内出血が見られる損傷やオバーユースによる損傷、
 ギックリ腰などのように、筋繊維の微細損傷まで程度は様々ですが存在します。

○筋クランプ(こむらがえり)
 不随性の局所的かつ突発的に骨格筋が収縮ケイレンして痛みを生じる。
 ふくらはぎに最も多く見られますが、どこでもおこります。
 多くは運動などの筋疲労、、筋の局所刺激因子、血流の低下、あるいは代謝障害による
 電解質の異常とされていますが原因は様々です。
 私どもの治療院でよくみられる例として多いのは、
 ギックリ腰などでも、傷害された筋が短縮されると(筋の局所刺激)筋クランプがおこり
 短縮痛が生じる。そのために患者さんは、痛みからの逃避性姿勢をとる。
 皆さんも経験されているでしょう。
 皆さんがどこか痛む場合、変な格好や、変な歩き方になるのはこのためですね。

○遅発性筋肉痛(DOMS)
 一般的に筋肉痛とよばれている症状がこの痛みです。
 皆さんが運動した後2〜3日経過すると筋肉痛がおこります。
 このような痛みを、遅発性筋肉痛(DOMS)といいます。
 運動直後には力学的なストレスにより、筋繊維に微細損傷が起こります。
 この結果、筋力低下が必ず起こります。
 皆さんも同じ運動を続けていると単に疲労ではなく筋力が出なくなる経験があるでしょう。
 やや遅れて本格的な筋肉の損傷と修復が始まります。損傷部を治すために、免疫組織がフル 活動します。これらの過程で2〜3日後に筋肉が腫れ(浮腫)筋肉に強い痛みが発生します。
 筋肉痛を起こすのは伸縮性収縮という運動時です。
 ブレーキのような運動です。

なぜ?遅発性筋肉痛がおこるのか本当の原因はこれだけではなく様々な説があります。
1、運動に際しては、短縮性収縮ではほとんど筋肉痛は起こりません。
  筋肉痛がおこるのは、ほとんどが伸縮性収縮です。
  伸縮性収縮は短縮性収縮よりも、等尺性性収縮より大きな力を発揮します。
  ただし、運動に参加する筋繊維は短縮性収縮よりは遥かに少ないので筋繊維自体に
  かかる負担は大きくなる。
  よって、筋繊維にたいするダメージが大きくなります。・・・・という説

2、結合組織は筋肉に比べて弾力性は少なく、筋肉が伸びる割に筋膜が伸びません。
  したがって、結合組織に損傷がおこり炎症を起こす痛みが出る・・・という説

3、筋繊維自体には痛みを感じる神経終末は存在しない。
  ただし筋繊維が束になり、この束を包む筋膜には痛みを感じる神経終末が存在する。
  つまり、筋肉痛はミクロ的には収縮や緊張で筋繊維自体の痛みを感じることはない。
  したがって、筋肉痛の原因は筋肉自体の損傷ではない。
  ただし、筋膜までの損傷を受けると、当然痛みを感じる。
  つまり筋繊維あるいは周囲の結合組織の損傷が、炎症をおこし、この際に発生する
  発痛物質 が筋膜を刺激して痛みを出す。・・・・という説
 この説が有力とされています。・・・・が真実はわかっておらず仮説のままであります。
 
まとめてみると、筋膜ー筋の一連性の痛みというところでしょうか。
なにかしっくりしませんね。
とにかく一般に筋肉痛を考える場合は筋膜ー筋肉を考えよう。

○筋肉疲労により生産される乳酸のため・・・・・・?
 以前はこの説が多かったのですが、現在は乳酸がむしろ筋疲労の修復に必要物質だとわかり
 この説は間違っているとされています。
 簡単には、生産された乳酸はは再び使用され乳酸がエネルギーとして利用される。
 乳酸は筋肉を効率よくリサイクルされるために、痛みの原因ではないと説明されています。

もう一つ有名なのは
○繊維筋痛症(FMS)
 アメリカ・リウマチ協会によると、全身に9対18箇所に特異的部位に4キロの力で押すと、
 圧痛点をがあり、11箇所以上の圧痛点を認められ、3ヶ月以上広範囲の痛みが続くと、
 繊維性筋痛症と認められる。日本ではこれほど厳しくない範囲で、繊維性筋痛症とされている
 様々な検査に反応がなく、全身症状も伴い、いまだ原因がわかっていません。
 肉体的・精神的なストレスが引き金になるとされており、安定剤や抗うつ剤などが投与されます
 ただ時折、ステロイド剤が劇的に効果があるので結合織筋痛症候群と呼ばれたりしています。
 しかし、各種の鎮痛剤はあまり効果がなく、ステロイド剤も効果がないとも言われています。
 これが有効という薬がまだ確定していない。
 名前から推測したり圧痛点も筋肉の部位ですが、筋、筋繊維自体の痛みではなさそうです。
 これから解明が待たれる病気ですね。

○その他
 筋原性の病気
  筋ジフトロフィー
  先天性ミオパチー
  代謝性の筋疾患・・・糖尿病、ミトコンドリア病
 神経原性の病気
  脊髄性筋萎縮症
  筋萎縮性側牽硬化症
筋肉疾患は痛みよりも筋力低下や筋拘縮や筋肉の不随運動がおおいようです

いかがでしょうか

どちらにしてもこ筋、筋繊維自体の痛みというのは本来少ないようです。

筋肉の痛みを考える場合は筋膜ー筋肉として考えたほうが治療に役立つと思いませんか?
手技による治療を考えた場合は圧倒的に筋膜を主体に考えるのが妥当だと思います。

前回のように筋力の低下を認めた場合は筋、筋繊維を主体にアプローチする運動療法、
あるいは、各関節の傷害の回復や予防には、生活のクオリティーの向上には、当然ですが
筋、筋繊維を主体の運動療法は 必要不可欠になります。




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2008年02月15日

筋膜と筋肉(検

筋肉に対するアプローチを書こうと思いましたが、
この仕事に従事して25年以上になるのに、臨床の際には筋肉の筋繊維をターゲットを絞って、
あまり治療していないことに気づきました。
普段の治療においては筋肉の筋繊維をターゲットする場合は、せいぜい求心性神経神経の
筋紡錘のa繊維あるいは腱紡錘のb繊維を利用した神経反射の運動程度でしょう。
今はやりのPNFストレッチなども同様の作用を利用した方法ですね。

その「痛み」!!
筋肉の緊張が原因です。・・・・・? 筋肉を緩めましょう・・・・?
筋肉自体には痛み等の感受性は低い。筋繊維には感受性はありません。
筋肉、筋繊維自体は収縮、弛緩作用を繰り返し絶えず活動しています。
ある意味では、絶えず動いている筋繊維ゆえに、痛みの感受性は低いともいえるでしょう。
しかも実際は、筋肉そのものを緩めるのは大変難しい。
日々の筋の活動に刻々と変化しながら、筋繊維が興奮している状況の最中に、筋肉に直接
外部から刺激を与えながら、筋繊維の収縮をさせないように緊張を緩めるは至難の業でしょう。

簡単な方法は、興奮状態の筋肉の筋繊維を弛緩させるには、全く刺激を与えない事でしょう。
たとえば、筋肉の挫傷時のように、
安静状態にして、身体に存在する筋、筋繊維に侵害刺激を与えない事につきる。
まして筋、筋繊維に直接強い刺激をあたえて緊張を緩めることは至難の業のように思いますが、
ま、それはともかく
決して筋肉その物を単純に揉めばよいというわけにはいかないようです。
この本来の意味は筋膜ー筋を関連づけてアプローチしましょう。・・・という意味だと思っています。

筋、筋繊維の働きを少し考えればわかるのですが、筋肉、筋繊維は手技による治療というよりはどうしても皆さんが、自ら主体性をもちトライしていただくしかない。・・・・と思っています。
私たち治療者はお手伝い、あるいは指導させていただく立場でしかありません。

つまり本来の治療は、各種の運動療法が最も自然な方法でしょう。
皆さんはとても嫌います。 指導する側の人間もとっても嫌われ煩わしく思われます。
そんな治療院とはオ・サ・ラ・バ、もっと楽で気持ちの良い方法で。・・・・・・・・・仕方ありません。
筋肉、筋繊維自体の最良の治療は、皆さん自らが行動していただくしかありません。
他人任せ、あなた任せで楽に回復し、治るということは残念ですがアリマセン。
当院では、各関節の回復や予防のために、筋力強化ほど厳しくはありませんが、
1、各関節別にエクササイズを以下の目的で、皆さんに指導しています。
  血管を増やす。
  神経を増やす。
  持続力のある筋肉を増やす。
  本来の身体能力を取り戻す。
2、ウォーキングの推奨と指導
  全身のエクササイズとして各関節のエクササイズとは別に考えています。
  あるいは最後の総仕上げとして考えています。
  「歩く」という行為は、4本足動物から二本足歩行することが人間が人間である行為です。
1、2はHPでも詳しく述べています。もしよろしければ一度覗いてみてください。
どのような運動療法や筋力強化も皆さん自身が実行していただければ何の役にも立ちません。
私が実行しても皆さんには役に立ちません。アタリマエですね。

筋肉の収縮力を簡単に評価できる重要な検査があります。
絶対に筋力強化が必要な場合を見分けるためにも、ぜひ知っていただきたい。
<徒手筋力テスト(MMT)>
評価
5:強い抵抗を加えても完全に関節を動かすことができる。
4:ある程度強い抵抗を加えても完全に関節を動かすことができる。
3:重力に抵抗して完全に関節を動かすことができる。
2:重力を除けば完全に関節を動かすことができる。
1:筋肉の収縮は認められるが関節は動かない。
0:筋肉の収縮も認められない。
各段階の中間と思われる場合は5−と表示することがあります。
調べる筋肉により抵抗を加える部位は決まっています。

評価5が正常だと思ってください。
4であれば、治療と各種の運動療法やエクササイズが必要です。
私どものような治療院の治療と指導では4−程度が限界かも知れません。
一般的な筋力低下によるならば、3に陥らないように日々の訓練が必要です。
3の状態であれば、専門的な精密な検査と専門的な治療が必要です。
キチントしたリハビリ施設が整った病院での専属の理学療法士による運動療法が必要です。
3−になれば厳しい状況です。




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2008年02月13日

筋膜と筋肉(掘

今回は筋膜を中心にお話します。



筋肉の緊張、短縮があると、そこにある神経や脈管に圧迫がおこり痛みや様々な障害がおこる。

→ 私も、ときおりこんな表現をいたします。・・・しかし

→ だからといって、筋肉を直接強く揉んだりする行為は決していません。

→ キット強い刺激の欲しい患者さんには、あまり満足されていないでしょうね。

→ 治療効果にはそんなの関係な〜い・そんなの関係な〜い。 痛み刺激は侵害刺激!!

→ また、保険診療においては、HPでもお知らせしていますが、単純に慰安のためのマッサージや

→ 指圧などを要求される人はお断りしています。 話が横道にそれましたね。もとにもどします。
この表現は、事実でもあるし、ウソでもあります。・・・・・ピントが、はずれている表現です。
理由はもうおわかりですね。



神経や脈管を入れてし仕切り、かつ連絡しているのは実は・・・結合組織である筋膜である。
筋肉と呼ばれる筋束を仕切り、かつ連絡しているのは実は・・・・・結合組織である筋膜である。
筋肉と筋肉を仕切り、かつ連絡しているのも実は・・・・・結合組織の筋膜である
筋肉、靭帯、腱、骨膜、骨との連続性を保っているのも結合組織である筋膜です。


いかがでしょう?
筋膜と筋肉は全く別物という事実は理解できたと思います。
筋肉を包めば筋ー筋膜、骨を包めば骨膜、腱を包めば腱膜、腹腔の内膜は腹膜、
心臓を包めば心膜、脳や脊髄を包めば髄膜という名前に変わります。
このように、筋膜は大小さまざまな器官をコンパーメントしているために、
身体を支える支持器官と呼ばれています。



私たち柔道整復師をはじめとして手技療法の大きなターゲットである筋膜ー筋肉の筋膜は、
筋肉を収めている筋膜のコンパーメントだけでも、600以上あります。
筋繊維が効率的に機械的に収縮・弛緩を繰り返す働きの筋肉を構成するためには、

収縮性を持たない、柔軟性性を持ち合わせた結合組織である仕切りの筋膜が必要です。


では、
筋膜と筋肉を分けて治療ができるのか?


筋膜と筋肉を分離して治療にできる理由。



1、筋と筋膜との間の滑動性は大きい。(滑るように動きます。)
  筋膜は筋肉を保護すると同時に筋収縮の際に隣の筋あるいはその他の構造物との間に

  摩擦が起こらないように、筋膜は、その滑動を助けることで運動が円滑に行われる。
  つまり、表皮からゆっくりと指を押さえていくと、
  表皮→真皮、脂肪層→少し硬い層・・・ここが筋膜ー筋層に入る直前です。
  滑動性が高いのでハッキリとわかります。(慣れとコツは当然いります。)
  浅筋膜→深筋膜と深くなっていきます。
  深筋膜は少し強く、弾力性があり、シッカリとした感覚を受けます。


2、筋膜は筋繊維の起始をなしていることがありあるいは筋の表面を強く包んで、その筋腹が

  筋収縮によって膨れすぎないように内部からの強い圧力にたいして絞めつけるように働く。
  そのため筋膜は結合組織の骨格とも呼ばれます。
  病的症状としては、コンパーメント症候群として有名です。

  内部圧力が高くなるため、パンパンに張っているという感覚ですね。

  肉眼で見るだけで確認できる場合もあります。皮膚表面ふれると緊張し張っています。
  筋肉ー筋膜だけではなく、関節包内の内圧、滑液包の内圧が高まるとパンパンに張ります。


3、筋膜の成分は膠原繊維のコラーゲン繊維と弾性繊維のエラスチンで構成されています
  コラーゲン繊維の特徴は可塑性に富み、元の形をシッカリと保とうとする繊維です。
  可塑性とは粘土のように一定の圧力で形を変えれるという意味です。
  弾性繊維の特徴は、エラスチンの形態記憶性とゴムのように伸張性を持っている。
 

 手技療法の様々なテクニックにより直接筋膜に対するアプローチが可能で効果的理由は、この

 コラーゲン繊維の可塑性、弾性繊維のエラスチンの形態記憶性と伸張性を利用している。



筋肉の筋繊維では、以上のような効果を期待するのは難しいでしょう。
ただ、筋肉損傷で癒着した部分に直接深部筋肉横断マッサージなどを加えるのは、

癒着した部分や瘢痕化した部分はコラーゲン繊維の塊ですので、このような手技による効果が

期待できるのであって、決して筋繊維の刺激を目的とした手技ではありません。



いかがでしょうか?筋膜ー筋肉の

筋膜に対する手技によるアプローチがいかに効果的であるかが理解していただけたでしょうか。

治療全体が



それでは筋肉(筋繊維)に対しては?



つづく





おまけ



キズなどの創傷の場合だどのように治るか?知っていますか?

これも結合組織の膠原繊維のコラーゲンが深く関与しているのです。間単に説明しましょう。

創傷に限らず、程度の大小にかかわらず筋繊維の微細損傷や筋挫傷、靭帯損傷、捻挫、

なども、ほぼ同様な治癒機転だと思ってください。



<創傷の治癒機転>

1、炎症期・・・・最低3日間

  外傷直後から浮腫、紅斑、熱感や疼痛の炎症反応の時期。

  外傷の直後から血小板からフィブリン凝血塊生成し出血がふさがれる。



2、増殖期・・・・2〜3週間

  肉牙形成期あるいはコラーゲン相とも呼ばれています。

  炎症期から引き続き鮮紅色の隆起した肉芽組織ができます。 肉牙組織は新しくできた

  血管とコラーゲン形成からなりたち、これを囲みこむように上皮層ができ、傷口をふさぎ、

  傷の内部が盛り上がり持ち上がって成熟期に移行していきます。

  創傷周囲に形成されるフィブリン繊維が成熟して繊維芽細胞となる。

  繊維芽細胞がコラーゲンを合成し分泌します。

  コラーゲンの量が2〜3週間まで急増し約7週間頃に一定量に達します。



3、成熟期・・・・数年間

  受傷後3週間目から最終段階まで数年つづきます。

  瘢痕の収縮や硬く盛り上がったいたのが薄く軟化し赤みを帯びた色も退色して平坦化する。



一般的に創傷の張力にたいする抵抗力は3週間で正常皮膚の約15%で、

最終的にも約80%です。 残念ながら100%完全に回復はできません。



以上



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2008年02月08日

筋膜と筋肉(供

働きが違えば、当然成分も違います。


さて、身体全体の成分は、

水分:約60%、タンパク質:約20%、脂質:約15%・・・非常に個人差が大きい、
無機塩類(骨に大半貯蔵されCa、P、Naなど):約5%、糖質約1%で構成されています。



そしてタンパク質は、なんと約三分の一が膠原繊維のコラーゲンです。




結合組織である支持組織の、



筋膜は、膠原繊維でコラーゲンが、なんと90%以上で占められています。


腱や靭帯も結合組織の主な成分である膠原繊維の集合体でコラーゲン繊維です。
そのほかには、わずかな弾性繊維であるエラスチンです。


つまり、筋膜、靭帯、腱、関節包、骨膜などの成分は、



膠原繊維を主成分としており、その他に弾性繊維が混在しています。
膠原繊維の主成分はコラーゲンで柔らかく、屈伸自在であり、
弾性繊維のように弾力性はないが張力に対しては強い抵抗性を示します。
一方の弾性繊維の主成分はエラスチンで、ゴムのように弾力性に富んでいます。



その他の結合組織でもある、骨の成分は
膠原繊維であるコラーゲンと無機塩類であるカルシウムでできています。
コラーゲンが粘っこい鉄筋で、カルシウムが固めるコンクリートだと思ってください。
コラーゲンとカルシウムが加わって鉄筋コンクリートのように、骨格ができあがり、関節もできます。



そして、骨の表面を被う骨膜は、主に膠原繊維であるコラーゲンでできています。


関節の軟骨は、軟骨基質がコンドロイチン硫酸とケラタン硫酸
          軟骨繊維が膠原繊維のコラーゲンと弾力繊維


いかがでしょうか?おもしろいことに、
前回述べた、感受性の高い組織は、膠原繊維が主要成分の組織とほぼ一致しています。


このように私たちの身体を支える骨格はモチロン、あらゆる器官を被いながらか連続性を保つ
筋膜を始めとする靭帯、腱、関節包、骨膜の結合組織の成分は、わずかな弾性繊維と、
その大部分は膠原繊維のコラーゲンで構成されています、




それでは筋肉はどうでしょう?


結論は、関節を動かすという目的のために、収縮性タンパクが主体になっております。




筋肉の成分と構成


骨格筋は人体のなかでも総重量は体重の約45%ほどを占めている大きな器官です。


関節を動かす筋肉の成分は、
筋肉の成分は水が約75%、収縮性タンパク質が約14%(アクチン、ミオシン、トロポニン)
その他のタンパク質が6%とされています。


筋肉の構造は、分子レベルから肉眼に観察できる順番にみてみますと、


 筋フィラメント:アクチンフィラメント、ミオシンフィラメント
              →
 筋原繊維:アクチンフィラメント、ミオシンフィラメントから構成されている束
              →
              →・・・この筋原繊維は骨格筋と心筋に存在する筋肉の収縮単位です
              →
 筋繊維:筋原繊維がギッシリ詰まった集合体と考えてください。
              →
 筋束:複数の筋繊維の集まり。
              →
              →・・・コラーゲンなどで構成される筋周膜包まれる。肉眼で確認できる
              →
 筋:複数の筋束を束ねて、構成されている。
   筋外膜がそれを包む。
   筋や筋群を包む膜を筋膜と狭義に呼ぶことがある。
   肉眼で確認でき、一般に筋肉と呼ばれている段階。


筋繊維には2種類あり、
遅筋繊維(赤筋)・・・ミトコンドリアに富み酸素を利用し、持続的な収縮が可能。
速筋繊維(白筋)・・・ミトコンドリアが少なくビルビン酸による瞬発的な収縮が可能。


骨格筋の感覚器としては筋紡錘、ゴルジ腱器官
筋紡錘・・・・骨格筋繊維からなり、感覚神経と筋紡錘の運動を調節する運動神経をもつ。
ゴルジ腱器官・・・腱紡錘とも呼ばれ、筋ー腱移行部に存在し、骨格筋の張力に反応する。


筋肉がなぜ収縮するかは、いずれお話しする機会もあろうか? 
ハッキリいって、うまく説明できない。・・・・・ので、なるだけ避けたいというのが本音ですが・・・・。


さていかがでしょうか?まとめると、


筋肉は本来の目的である運動のため、その大部分が、
収縮タンパク質のミオシン・アクチンの筋繊維の集合体の筋束からできている。
これは薄いコラーゲン膜で被われています。・・・狭義の筋膜


骨格筋は紡錐体の形をした丈夫な筋膜(コラーゲン繊維からできている。)に包まれており、

両端は腱によって別々の骨に固定されている。



筋肉の収縮を調整する成分や感覚器が含まれている。

筋ー腱移行部には腱紡錘が存在し、骨格筋の張力に反応する作用をもち調節する。

筋膜はこれらを仕切り(コンパーメント)分離しつつ、再び1枚の筋膜に結合し連続性を保つ。

これらのおかげでスムーズな連続した筋肉の運動が可能になる。




さて、もし皆さんが筋膜、筋肉を治療のターゲットとして選ぶなら、


筋膜をターゲットとして選ぶ場合は?


筋肉をターゲットとして選ぶ場合は?


使い分けるのが普通でしょう。どのように使い分けますか?




つづく




おまけ


厚生省の難病に指定されている特定疾患の膠原病の由来は、


膠原病は自己免疫疾患ですが、結合組織の主要な成分の膠原繊維を侵します。


したがって、関節に限らず膠原繊維で構成されている皮膚、筋膜、角膜、内臓、血管、リンパ
などありとあらゆる器官が侵されます。


多発性筋炎・皮膚筋炎、強皮病、シェーグレン症候群、全身性エリテマトーゼスなど



関節リウマチも自己免疫の疾患ですが、主に関節を侵しますが、特に悪性関節リウマでは、
内臓の肺臓まで侵かされたりしますので、膠原病としての特定疾患とされています







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2008年02月06日

筋膜と筋肉(機

筋膜とは?筋肉とは?


さて?どうでしょうか?皆さんは、


筋膜は筋肉を被っているので、同じようなもの・・・・・・・・と思っていませんか?



結論は、全く異質のものです。 似て非なるものです。



説明していきますね。




筋膜の種類には、


 ○浅筋膜:皮下筋膜とよばれる。
     皮膚と筋肉などを包む深筋膜との間にある。
     浅筋膜は2層になり外層を脂肪層(皮下脂肪)と呼ばれています。
     内層は脂肪を含まない薄い層です。


 ○深筋膜:連続的、あるいは終わりがない形で構成されているので、深筋膜がつながり、、
        骨膜や軟骨膜、靭帯などの連続性を完全にするための役目をしています。
       
 ○漿膜下筋膜:臓器を被い支持しています。


これら、3種類の筋膜同士の連続性を保っているのも筋膜なのです。




このように、筋膜の主な働きは、


筋膜は筋肉を包んでいるだけではなく、骨、内臓、血管、神経などの身体の構成要素を
包み込みそれぞれの組織を適正な位置に保つために複雑に入り込んで連絡性を持っています。


筋膜はこのように隣接した組織だけでなく、 身体全体の各器官を筋膜という仕切りの入れ物
(コンパーメント)で囲まれ中身を守られながら、連続性を保っています。


また、筋膜は血管、神経、リンパ管を支持し、それらを通過させている、機械的機能をもつ。



このように筋膜は各組織との隙間を埋めながら各器官の支持機能と保護機能を持ち、さらに、

連続性を保ちつつ 伝達するという連絡機能を持つことになります。





一方の筋肉は、



筋肉には、3種類の筋肉があります。



○骨を動かす骨格筋・・・・・横紋筋→随意筋



○心臓を拍動させる心筋・・・・横紋筋→不随筋



○内臓の運動をあずかる内臓筋→平滑筋→不随筋


ここでのお話は、骨格筋のお話が主体になります。


骨格筋には収縮ー弛緩(伸びた状態)という相反する状態をとる一組が存在しています。
お互いに対抗するので、拮抗筋と呼んでいます。
身体には400にのぼる骨格筋があり、骨を動かすことにより様々な身体運動ができます。
骨格筋が骨の数の約2倍存在するのは、拮抗筋の関係が大きく関与しています。
骨格筋は必ず一つの骨の末端から、その隣か、あるいはもっと離れた骨に「またがって」つきます。
拮抗筋の一方の筋が収縮すると、双方の骨が関節を中心に近づきます。
そして他方の筋が収縮してもとの位置に戻ります。
拮抗筋の働きで骨、関節の各部を曲げたり伸ばしたり、あげたり下げたりできるわけです。
また骨と骨の関節を中心として回す運動が加わり、より複雑な動きができるわけですね。



筋肉の働きはこのように、運動機能が主体になります。





いかがでしょう。



筋膜と筋肉は全く目的とする働きが違っていますね。





そして、組織的分類も全く違う組織に分類されています。


働きが違うので当然といえば当然ですね。アタリマエです。


身体を構成する組織としてもう少し詳しく見みると、


●筋膜は結合組織という身体を支持する組織になります。
    筋膜、腱、骨膜、靭帯、関節包などと、骨、軟骨も結合組織になります。
    広くは、血液、リンパ液なども含まれています。
    固体では骨組織・・・・・身体の支柱としての骨格などを構成。
         →
      軟骨組織・・・・・・スムーズな関節運動や骨格のクッションなどの役割など
         →
      狭義の結合組織としての筋膜や靭帯、腱、骨膜など
         →
         → 筋を包む、筋と筋を包む、筋と筋をつなぐ、骨を包む、骨と骨をつなぐ、
         → 筋肉と骨をつなぐ等など、仕切りを(コンパーメント)を作りながらかつ
         → 骨膜や軟骨膜、靭帯などの連続性を保ちつつ、身体を支持しています。
         →
      液体では体液(血液、リンパ液)
  結合組織の全体の作用としては、  
   骨格などの硬い組織は身体の支柱、やわらかい部分は筋肉や骨格や関節の
   身体の運動のエネルギーを伝え、その大きなエネルギーに耐え吸収するという、
   運動の基盤と身体各臓器を守るという、身体の安全作用も兼ね備えています。


●筋肉は筋組織という身体を運動する器官になります。
    骨格筋、心筋、内臓筋があります。
    筋細胞を支持する狭義の結合組織、筋細胞を刺激する神経、
    筋細胞を栄養、代謝する血管から成り立っています。
    筋細胞、繊維が興奮し、収縮、緊張させ運動することが作用。




★最初に述べたように、このように筋膜と筋肉は、全く別物と考えてください。




その他の組織としては、


○神経は神経組織
     末梢神経、中枢神経
     少量の結合組織と血管からなります。
     神経細胞が興奮し、その興奮を他の神経細胞に伝達するのが、主な作用。


○皮膚は上皮組織
  皮膚の表皮、粘膜の上皮、胸膜・腹膜など
  体表や体腔の内面、臓器の表面や腔所を被う組織。


以上の4種類に分けられます。


4種類を2種類にまとめると、


 結合組織と上皮組織をまとめて植物性組織といいます。


 筋組織と神経組織をまとめて動物性組織といいます。




いかがでしょうか?



筋膜と筋肉が組織的にも機能的にも全く異なっていることがわかりました。


働きが違えば当然、筋膜と筋肉の構成成分も違ってきます。


筋膜と筋肉の成分は?どうでしょうか?



働きも構成成分も違えば治療のアプローチも違ってくるのがアタリマエと思いませんか?




つづく





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