靭帯

2008年04月04日

筋・軟部組織の治癒過程(掘

○靭帯の治癒過程

 知っているようで知らない関節靭帯について
  
<靭帯とは?>
  
  関節運動の激しいところでは、関節包の線維膜の一部に強靭な結合組織線維が発生し、
  この結合組織線維を靭帯と呼んでいます。
  結合組織線維に弾性繊維を含む事もあります。これを副靭帯と呼んでいます。
  副靭帯が、関節の両側に発生するときは、特に側副靭帯と呼んでいます。(膝、肘関節)
  つまり、
  靭帯は関節を構成する骨を連結する強靭なコラーゲンの線維束です。

<靭帯の主な機能は?>

 1、生理的な関節の運動を正しく誘導する誘導機能。
 2、生理的な限度を超えた異常な方向への関節運動を阻止する抑制機能。

 以上の点かから、いろいろな名称が付けられています。
  付着靭帯:2骨間の連結を強固にするもの
  補強靭帯:関節包を強厚にするもの
  抑制靭帯:関節運動を抑制するもの
  指示靭帯:関節運動の方向を確実にするのに役立つもの
  導靭帯:血管・神経などを関節に導くもの
  以上は関節包外にある関節外靭帯です。
  関節包内にも靭帯があり、いろいろな機能を果たすものを関節内靭帯といいます。
  関節内靭帯では、股関節の大腿骨頭靭帯は有名です。

<治癒過程>
 
 基本は結合組織線維と時に弾性繊維が含まれるので創傷とそれほど変わりません。
 機能的には更に強い強靭さと弾力性が要求される事になります。

 損傷後、
 数時間で白血球やリンパ球が集まり、24時間後には単球やマクロフアージが多くなり、
 壊死組織の貧食を行う。
 線維芽細胞ヶ増えコラーゲンが形成され2週間後には肉芽が確認される。
 数週間後には線維芽細胞、マクロフアージが減少し、線維芽細胞が扁平化して、
 約2ヶ月後にはほぼ正常に近づく。
 
 自然治癒に向かう三つの条件
  ○損傷靭帯が連続性を保っているかどうか血行が良いかどうか
  ○修復中に靭帯に一定の張力がかかっているかどうか
  ○損傷靭帯に強大な力がかからないかどうか
 以上の3点が揃った場合に外見上は2ヶ月でほぼ正常

おおまかにはやはり3ヶ月は必要になります。


touyou8syok9 at 08:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0)