フローズンショルダー(凍結肩)

2008年05月14日

関節拘縮(掘

フローズンショルダー(凍結肩)を例にして、、
肩の痛みに対する機能障害への段階の図示を
もう一度カリエの<痛み>シリーズにから引用してみます。

フローズンショルダー(凍結肩)には、
皆さんが、ご存知の50肩も含まれ、硬結肩、肩甲上腕関節周囲炎、癒着性嚢炎、
関節周囲炎、嚢周囲炎、閉鎖性嚢炎、肩手症候群などと人によって、
いろいろな名前がつけられています。

肩の動きが凍結するには様々な原因の刺激因子があります。

それでは、説明して行きます。

○肩の痛みによる機能障害への段階の図示です。

    筋・骨格系、血管性→→痛み←←神経性、内臓への関連
                    ↓↑
                    ↓↑
      血管スパズム⇔⇔⇔痛み⇔⇔⇔筋のスパズム
        ↓                    ↓
       虚血                 安静・固定→→→廃用性(使用しない)
        ↓                    ↓             ↓
   二次的血管スパズム        静脈血の循環不全   静脈血の循環不全 
        ↓                    ↓             ↓
      ※うっ血                ※うっ血         ※うっ血
        ↓                    ↓             ↓
    線維性反応              線維性反応      線維性反応

以上が刺激因子によって機能障害をいきおこす段階の図式です。

 ※うっ血は二次的充血を起こし、筋ー筋膜内の血圧痙攣による無酸素状態と
  組み合わさり、たんぱく質に富む浮腫性の滲出物や最終的に線維化反応へと進む。
  
フローズンショルダーでは湿潤性の炎症浮腫が、肩上関節の骨線維性のわくの部位におこる。

このわくは、筋膜鞘の両側に、三角筋下面とローテーターカフの外面との間でゆるい結合組織
より構成されている。この三角筋下の筋膜は血管および交感神経末鞘に富んでいる。
強い痛み、筋スパズム、炎症、うっ血、浮腫が発生しやすい構造になっていますね。

線維化は骨線維性のわくの層の間で起こり、癒着へと進行します。

線維化反応が癒着、瘢痕化してしまえば拘縮してしまうわけですね。


肩関節における凍結肩の病理概念は、

 ○三角筋下嚢の層間の癒着

 ○関節外および関節内の癒着

 ○肩甲下筋および上腕二頭筋の拘縮

 ○関節嚢の前下方部の折り返しがたがいに、または隣接の肩上腕関節および
  上腕骨への癒着

 ○閉鎖性嚢炎

 ○筋静止による拘縮、すなわち肩周囲の硬化拘縮

以上になりますね。


いかがでしょうか?

今回のほうが理解しやすいですか?

それでは
治療のポイントは?

フローズンショルダーの最適な治療は予防であるとされています。

フローズンショルダーを作るな!!

線維症、二次的関節炎、等長性筋拘縮、廃用性性萎縮などが永久化することを
阻止しなければなりません。

肩の線維化になる刺激因子を除去すればいいのですね。

図式の最初の段階で進行を停止さることが重要になるのですね。

肩関節の構造上に注意することは必要ですが、(各関節の特徴を知る事です)

治療のポイントの大枠は前回と変わりませんね。


あなたは?
患部に、痛み刺激を与えていませんか?
患部に、異常な筋緊張を与えていませんか?
患部に、刺激を与過ぎて炎症や浮腫を発生させていませんか?
患部に、過剰な長期間の安静・固定をしていませんか?
患部に、無理な可動域運動を加え過ぎていませんか?



touyou8syok9 at 08:43|PermalinkComments(0)TrackBack(0)