ストレッチングについて

2008年06月11日

ストレッチングについて(宗

ストレッチングの原則

1、疼痛をコントロールしよう。

 何度も繰り返しますが、「痛みを伴う治療は百害あって一利なし。」です。
 ストレッチングにおいても全く同様です。

 「痛い」ことが「効いている」とまだまだ誤解されているふしがあります。
 治療もストレッチングも疼痛刺激を与えることは厳禁!!です。

 安静時の筋緊張亢進因子の抑制をおこなってから、疼痛をコントロールしながら
 ストレッチングを実施することが重要です。
 急性期のストレッチングはクライオ・ストレッチング。
 炎症時のある場合は必ずアイシング。
 ストレッチゾーン内で、交感神経の影響を受けないようにゆっくりとしたリズムで実施する。
 傷害関節をお持ちの方は、ストレッチングの後のアイシングも実施してください。

2、ストレッチングは体幹から始める。

 ○体幹の関節機能異常・筋硬結は、末鞘の筋にたいして反射的に影響を与えます。

  これは人間が四足歩行から二足歩行に進化した過程において姿勢抑制機構が
  変化発展したことによります。
  
  姿勢抑制機構とは、神経筋骨格系の重力や外力に対する働きです。
  二本足歩行に進化した過程で人間は、姿勢や動作の微細なコントロールを察知する
  メカノレセプター(固有受容器)を各関節で進化発達させました。
  二足歩行により主に下肢、骨盤部、椎骨部からの情報が、歩行や姿勢制御に
  大きく貢献し、上肢では主に緻密で複雑な動作の情報がメカノレセプターをつうじて
  中枢に入力され、中枢を介して関節周囲や各部位の筋に伝えられます。
  また骨盤部では、特に仙骨周囲に受容器が多いとされています。
  
  体幹部のストレッチングを実施することにより、体幹の筋、関節周囲に存在する
  メカノレセプタ−の興奮閾値の上昇および正常化を通じて四肢の筋緊張を正常化
  する結果となります。
  
 ○その他に運動学的連鎖(キネマテックチェーン)による影響。

  体のすべての部分は、運動学的連鎖(キネマテックチェーン)によって、
  機能的に連結し、連動しています。
  身体のある部分に何らかの異常が起こると、運動学的に関連する他の部分に
  影響が起こります。
  神経系、筋系、骨格系のいずれか一つににでも機能的な障害があれば、
  近位や遠位に代償性の姿勢の変化や代償性の運動の変化が起こります。
  筋の過緊張・短縮、あるいは機能低下によって、関節の可動域の制限や
  不安定化が起こります。
  このような運動力学連鎖は、筋から筋へと力が連鎖的に伝えられていく。
  筋は、一見独立した組織のように思われますが、実は、筋膜のネットワークを通じて
  機能的に連動しています。
  例えば、
  痛みストレスの回避が、体幹関節の仙腸関節・脊椎椎間関節・肋椎関節に
  非生理的関節ストレスとして伝播、蓄積され、関節機能の異常や関節周囲の
  筋硬結を生む結果となります。
  一方、体幹関節の機能異常や筋硬結に由来した運動軸の可動性の低下は、
  遠位連鎖関節の代償運動を生み、遠位筋はオーバーストレッチあるいは
  オーバーコントラクションを強いられる結果となる。

3、継続的に行おう。

 当たり前といったら当たり前ですね。継続こそ力なり
 柔軟性の維持あるいは回復し向上させるには、組織の状態を変化させ、目標とする
 身体状況に適応するための時間が必要です。

4、ゆっくりと伸ばそう。

 コレも常識ですね。
 一部のストレッチング以外は、ゆっくりと痛みのない範囲で伸ばす。
 ゆっくりとした伸張は、筋の過剰収縮を抑制すると同時に、b抑制、
 相反性抑制jによる相乗効果を高めることができます。
 ただし、伸張時間の設定は依然定かではない。
 20秒から30秒が一般的です。

5、呼吸法を利用しよう。

 ストレッチングの際はゆっくりとした呼気時におこない、
 吸気時にはストレッチングを止め、
 呼気時に再びストレッチングを行う。

 自然な自律神経のサイクルの最小単位は呼吸です。
 吸気時には交感神経機能が活性化し、
 呼気時には副交感神経機能が活性化します。
 つまり、
 呼気を意識した呼吸は副交感神経が優位になり、交感神経が抑制され、
 全身の柔軟性が高まります。
 みなさんも、リラックスする際は息を自然とゆっくり吐き出すでしょう。
 呼気を利用したストレッチングは、副交感神経機能が優位に働く筋内環境になり、
 その他のも、心拍数減少、収縮期、拡張期血圧減少、心臓交感神経活動の
 有益な減少を得るとされています

ストレッチングを実施する場合は、以上の5点はお守りください。

より安全で効果のあるストレッチングを実施してください。



touyou8syok9 at 08:51|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2008年06月09日

ストレッチングについて(次

前回はいかがでしたでしょうか?

たとえ、神経系モビライゼーションを実施しなくても、

あなたの痛みを、消失させるヒントが見つかりましたか?

治療のヒントやポイントは見つかりそうですか? 


それでは、

神経系機能障害の好発部位は?

 1、神経系が通過するトンネル
   軟部組織や骨などにより形成されたトンネル内を神経が通過するばあいは、
   摩擦などにより、内壁による圧迫を受けやすい。
   手根管内の正中神経
   椎間孔内の脊髄神経
   梨状筋下孔内の坐骨神経など

 2、神経系が分岐がする場所
   神経走行において、神経系が分岐する場所で、特に鋭角に分岐する場所では、
   神経系の機能障害がおきやすい。
   総腓骨神経が深腓骨神経と浅腓骨神経に分岐する場所など

 3、神経系が相対的に固定されている場所
   神経系の可動性が制限され、神経系にストレスが生じやす場所
   腓骨頭部での総腓骨神経
   橈骨頭部での橈骨神経など

 4、神経系が骨性の界面を通過する場所
   神経系が骨の上を通過する場所では、摩擦によって神経系機能障害がおきやすい。
   椀神経叢が第1肋骨上を通過する場所
   内果上を脛骨神経が通過する場所など

 5、緊張点
   関節運動にたいして、結合組織が発達している場所は緊張点が見られる。
   神経系の機能障害が生じやすい場所でもあります。

 6、軟部組織移行部
   解剖学的に構造が移り変わっていく部分で重心線はここを通り、
   ストレスを起こしやすい場所になります。
   神経系もストレスを受けやすい場所になります。
    後頭下関節部
    頚椎・胸椎移行部
    胸椎・腰椎移行部
    腰椎・仙骨移行部など

 7、その他

これらの場所は神経モビライゼーションに限らず、臨床上重要なポイントになります。

神経モビライゼーションを実施するだけでなく、臨床上のポイントになります。

神経モビライゼーションの治療の手技は治療者に任せるべきですが、

神経系の機能障害にたいするアプローチは、

1、神経系への直接アプローチ
  神経系モビライゼーションなどの手技

2、界面へのアプローチ
  神経系に悪影響を及ぼしている、関節、筋、筋膜、皮膚などに対する
  各種モビライゼーションなどの手技

3、環境へのアプローチ
  姿勢のアドバイス、人間工学的な配慮、各種のエクササイズなど

大きくこの三つのポイントに分ければ大きく間違いはしないでしょう。


あなたは、神経痛といわれていませんか?

あなたは、痛みの原因がはっきりとしていないと思っていませんか?

あなたは、なぜ痛みが消失しないのだろう?と思っていませんか?

覚えておいて損はアリマセン。


touyou8syok9 at 08:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2008年06月06日

ストレッチングについて(察

その他のストレッチング

今回は、あまり聞きなれないストレッチングを紹介します。

このストレッチングは、治療に用いられているストレッチングです。

ストレッチングというよりも治療の手技になります。

また臨床面でも多くのヒントを示唆してくれています。


 ○神経系モビライぜーション

  ターゲットとする神経の走行に着目してきわめて軽い牽引刺激を与える手技です。

  神経系は主に2種類の組織から構成されています。

  インパルスの伝道に関係する組織の伝道組織。
    (神経線維→神経束→神経幹 一般的に坐骨神経と肉眼的、あるいは
     触診できるのは神経幹レベルといわれています。)
  これらを取り巻くように保護している結合組織から構成されています。
    (中枢神経:硬膜、クモ膜、軟膜、
     末梢神経:神経上膜、神経周膜、神経内膜と呼ばれています。)
  中枢神経系の硬膜と末梢神経系の神経上膜は名前は異なるますが、
  連続した結合組織です。

  神経系はこれらの伝道組織と結合組織が一つのユニットとして体内を走行します。
  中枢においては、脳、脊髄を形成し⇔
  脊髄レベルでは各々の脊髄神経を形成し⇔
  末鞘では神経叢⇔末鞘神経を構成しています。
  
  このように、神経系の性質として、
  神経系は全て連続しています。
  神経系は身体運動に伴い、神経鞘・周辺組織の中を滑走します。
  神経系は機械的な界面構造(筋、筋膜、骨膜など)の周囲を滑走します。
  神経系は神経自体にも若干の伸張性があります。
  神経系は運動に順応します。
  神経系の血管は神経上膜の結合組織でお互いに吻合しています。
  
  神経モビラィゼーションはこのような神経系の性質に着眼した手技です。

  手技は、神経の走行に着目し神経系と周囲組織に、きわめて軽い牽引刺激を与え
   神経系と周辺組織の癒着による運動性の低下の改善。
   神経系と周辺組織の癒着による栄養状況の悪化による伸張性の低下の改善。
   神経系への血流の再開。
   などを大きな目的とした、
   神経系機能障害の回復のためのストレッチングです。
  
  神経系の機能障害の主な症状は、痛みです。
  痛みの表現としては、「焼けるような痛み」の訴えは神経性の痛みを示唆しますが、
  その他には、ハッキリしない痛み、重いような痛み、ズキズキする痛み、鋭い痛みなど、
  様々に表現されます。

  痛みだけでなく、そのほかの症状のシビレ、だるさ、腫脹、感覚の脱失、脱力感などの
  訴えは神経学的症状を示唆していると考えられます。

  あくまで神経系の機能障害であって神経痛とは全く異なります。

 神経系モビラィぜーションを安全かつ効果的に行うには、
 理学的な徒手検査はモチロンですが、他の様々な客観的な検査の情報を得ることです。



おまけ、(久しぶりですね〜。)

モビライゼーションとは?

 キチントした定義はないようですが、一般的に関節可動域、運動性の増大を目的とした
 理学的療法の手技の一部をさしているようです。

モビライゼーションの種類には、

○軟部組織モビライゼーション
  マッサージ:横断マッサージ、機能マッサージ、結合織マッサージなど
  筋の自動的弛緩:相反抑制などを利用し
  他動的伸張:ストレッチングなど
○関節モビライゼーション
  関節の安定肢位における徒手によって動かす手技
  関節の可動域中における、あらゆる肢位における徒手によって動かす手技
  関節を並進的におすスラストの手技
○神経系モビライゼーション
  硬膜、神経根、末梢神経の可動性を増加させる手技

理学的療法における関節可動域や運動性増大を目的とした治療手技には、
 感覚系には、触圧覚刺激法
 結合組織には、軟部組織モビライゼーション、軟部組織筋膜リリース、マニピュレーション
 筋系にマイオセラピー
 関節系には、関節モビライゼーション
 神経系には、神経系モビライゼーション
 その他


次回は、神経系機能障害の好発部位です。


touyou8syok9 at 08:32|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2008年06月04日

ストレッチングについて(此

その他のストレッチング

前回は一般的なストレッチングを紹介しました。

今回紹介するストレッチングは主に治療で用いられています。

 ○コンプレス・ストレッチング
   筋肉に一定の圧刺激を与えながら、穏やかに伸張していく。
   限界まで伸張したらしばらく静止し、
   その後、穏やかに圧刺激を開放してあげる。
   より局所を狙った効果が期待できる。

 ○個別筋ストレッチング(IDストレッチング)
  スタティック・ストレッチングの他動的ストレッチング法です。
  スタティック・ストッチングよりさらにターゲットを個別化して行う手技です。
  ターゲットの伸張性がスタティック・ストレッチングをおこなっても得られない場合や、
  ターゲットがひとつの筋に絞られている場合に有効とされています。
  主に伸張性の低下した個々の筋を対象として、筋緊張の低下、可動域および柔軟性
  の改善などを目的として、個々の筋線維走行および筋連結を意識し、同じ運動方向に
  関与する筋群のなかでも、ターゲットが効率よく伸張できる他動的ストレッチング法。

 ○ブロロングド・ストレッチング
  筋を長軸方向にゆっくりと引き伸ばすIDストレッチですが、腱紡錘である
  b抑制を利用し、筋の伸張をはかるストレッチング。
   
  <毅睛淦>
  腱を押さえ、目的とする筋肉をゆっくりと伸張させます。
  腱紡錘の求心性神経毅眄維は、筋肉に発生する張力を検知します。
  毅盞伽維は、毅眄維抑制介在ニューロンを介して抑制的にその筋肉が弛緩します。

 ○クイック・ストレッチング
  筋に対して急激な伸張を与え、伸張反射により伸張された筋の収縮と拮抗筋の
  弛緩を得ることを目的としたa抑制を利用したストレッチングです。
  
  <a抑制>
  関節可動域の最大周囲域で抵抗を加え、筋肉を収縮させ、パット抵抗をなくします。
  これも何度か繰り返します。
  筋紡錘の求心性神経a線維の反射経路は、関節が外力により受動的に動かせると
  その筋肉のa線維群の興奮は、伸張反射を誘導て自動的に収縮する。
  同時にa制介在ニューロンが関与して拮抗筋が弛緩する。
  関節可動域がより広がります

 ○PNFストレッチング(固有受容性神経筋捉通法)
  固有受容器を利用した神経筋を捉通させる方法を一般的にPNFと定義されています。
  このPNF理論を利用したストレッチングもスポーツ現場や治療で利用されています。
   
   固有受容器とは?
   主な受容器を紹介します。
   これらの受容器を利用した手技は、治療現場では非常に多い。
   リハビリテーションに限らず、痛みの除去や関節可動域の増大には固有受容器は、
   積極的に利用されています。
   したがって、これらの受容器を無視した手技は考えられない。
   PNFもその中の一つの手技と考えられます。

    ルフィニ終末(関節包など):関節の位置と運動を感知、
                    運動方向と速度に反応、
                    静止時、運動時の筋緊張を調節する。
    パチニ小体(靭帯など):運動と圧力の変化に敏感
                  関節の速い運動と振動、
                  関節の横方向のストレスに反応する。
                  加速度の検出
    筋紡錘:他動的伸張による他動的伸張
    腱紡錘:他動的伸張および収縮による他動的伸張
    皮膚の動き受容器(ルフィニ終末、パチニ小体、マイスナー小体)
    皮膚の圧力の受容器(メルケル触盤:非特異的外受容器)
  
  PNFとはこれらの固有受容器刺激することによって、
  神経や筋の働きを高め、身体機能を高めるテクニックであるといえます。
  医学的には、脳性麻痺や脳血管障害などによる神経障害や筋力低下、
  協調性の障害、関節可動域の制限などを改善したり、日常生活に必要な
  運動機能を獲得したりします。

  固有受容器に与える刺激は代表的なものには、触覚刺激、聴覚刺激(言葉など)、
  視覚刺激、抵抗、牽引、圧縮、伸張、運動パターン、タイミング、放散があります。
  なかなか複雑で多種多様の手技があります。
  熟知されたトレーナーの指導を受けるべきだと思っています。
   
  一般的にPNFを利用した単純なPNFストレッチングとして
   1、ホールド・リラックス・・(アイソメトリッスとストレッチングの組み合わせ)
   2、スロー・リバース・リラックス・・・(アイソメトリックスとストレッチングの組み合わせ)
   3、コントラクト・リラックス・・・・(ポジティブ・トレーニングとストレッチングの組み合わせ)
   1、は一人で可能です。
   2、3、はパートナーが必要です。
   この3種類は比較的有名で簡単なので多用されています。 




touyou8syok9 at 08:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2008年06月02日

ストレッチングについて(后

一般的なストレッチングの分類

代表的なストレッチングとしては、

 ○スタティック・ストレッチング
   反動をつけずに行う静的なストレッチングです。
   皆さんがストレッチングといえば想像される最も一般的なストレッチングです。
   持続的な筋の仕事量の増加、および筋疲労予防に役立ちます。
   ただし、筋の瞬発力は低下する傾向にあります。

 ○バリスティック・ストレッチング
   スタティック・ストレッチングの普及以前に主流とされていました。
   若干の反動をつけて行う動的ストレッチングです。
   ラジオ体操にその要素が含まれています。
   単関節運動が多い。
   最近は反動による筋微細損傷の危険性や※伸張反射により
   筋に収縮性が得られにくいという欠点のため利用は少なくなっています。

 ○ダイナミック・ストレッチング
   バリスティック・ストレッチングと同様に反動のついた動作を反復させ、
   柔軟性を得ることを目的としたストレッチング。
   スポーツ競技の類似動作を模写したストレッチングであり多関節運動であり
   ウオーミングアップと利用したり、競技パフォーマンス向上に有効とされています。
   バリスティック・ストレッチングに変わって多方面で使われています。
   ただし、、一般の人には向かないでしょう。

  一般的にこのような反動のついた動的ストレッチングは、
   筋肉・腱などの伸張ストレスが大きく、危険であるとされています。
   したがって、アスリートには有効であっても、一般の人の健康維持や
   疾病の治療としては反動をつけた動的ストレッチングは避けたほうが無難でしょう。

これは筋肉に対する伸張反射が引きおこされ、この反射がおきているにもかかわらず
筋肉・伸張することで、筋肉・腱などを損傷するおそれがあるからです

 ○クライセオ・ストレッチング
   アイシングを併用したストレッチングです
   靭帯の損傷、肉離れなどの筋・靭帯の外傷急性期に利用でき、
   疼痛をコントロールしながら損傷部位に軽度な伸張刺激を与え、
   組織の機能回復を早める目的でおこなうストレッチングです。

以上が一般的なストレッチングでしょう

 ※伸張反射とは?
  筋線維が引き伸ばされると筋紡錘が圧迫され刺激が知覚神経、神経細胞、
  運動神経へと連絡され、筋が収縮する。
  脊髄反射の一種です。
  ストレッチング→筋に存在する筋紡錘が筋線維に圧迫される→知覚神経
  →脊髄の灰白質→運動神経→筋の収縮
  
その他のストレッチング




touyou8syok9 at 08:43|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2008年05月30日

ストレッチングについて(検

ストレッチングゾーン狭小化の要因

筋内因子と筋外因子と分けられています。

 筋内因子は、
  伸張を目的とする筋肉(以下ターゲットと呼びます)の不動・循環不全による
  浮腫や筋硬結などの器質的変化による筋緊張により柔軟性が欠如してしまう。

 筋外因子とは
  ターゲットに反射性の筋緊張を与え柔軟性が欠如してしまう。
  
反射性の筋緊張とは?
 体性神経反射および自律神経反射による筋緊張があります。
  
  体性神経反射には、
   中枢の姿勢反射や心因性、筋原性、関節原性、神経原性の筋スパズム
  自律神経性反射には、
   疼痛、不安という大脳脊髄および局所レベルの交感神経活動の亢進
  
  (このブログの関節はなぜ痛む?1〜13 であらかた述べています。
   全てをみると大変長くなりますがよろしければ、覗いてみてください。)

私たちが、一般にストレッチングというと、

主に、ターゲットへのストレッチングを思い浮かべます

つまりターゲットへの直接のストレッチングにおいては、確かに筋内因子は改善されますが、

筋外因子まではは改善されづらい。

その結果、

ストレッチングの効果が半減されたり持続性がなくなったりします。

ストレッチングが効果がない。・・・・と流布される原因のひとつだと思っています。


ストレッチングの際は、

筋内因子、筋外因子を除去してストレッチングしよう!!




touyou8syok9 at 08:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2008年05月28日

ストレッチングについて(掘

○ストレッチングの基本は?

 ストレッチングの基本は筋膜・筋腱・筋線維を伸張し維持することです。

○どこまで伸張すればいいのか?

 何度も述べますが、伸張範囲は痛みを伴わない範囲です。

 それがストレッチングの範囲です。

 この範囲をストレッチングゾーンと呼んでいます。
 
スポーツなどの傷害予防の目的であればこのゾーンは大きいでしょう。

 したがって一般的には、
 コラーゲン線維どうしが科学的に結合してしまったものを、引っ張ることにより結合を減らし、
 線維間の滑りをよくするために、痛くなる寸前ギリギリの力で5秒から10秒間(30秒が
 良い。とか20秒が良いとか様々の論があります。)ジワーという感覚で引っ張るのです。
 その後5〜10秒休んでまた同じように引っ張るという繰り返しを、
 それぞれの関節を合計で5分間程度行います。

 決して痛みを与えてはいけません。
 急に力を入れてグイグイ引っ張っても効果はなく、全く意味はアリマセン。
 痛いだけであるし、結合組織が裂けて内出血する危険さえあります。
 実際よく遭遇するのは、大腿部の内側の内転筋群にとっても多い傷害です。


しかし、疾患を対象にしている治療としてのストレッチングを行う場合は、

ストレッチゾーンがゼロに近い場合や、あるいはきわめて範囲が狭い場合が多い。

そんな場合は、ストレチングゾーンの狭小化の原因を除去し、

安全で効果的な伸張範囲であるストレッチングゾーン拡大の工夫をしなければなりません。

それが、治療になるわけです。

ストレッチングをいくら続けても効果がない?

ストレッチングゾーンの狭小化を無視していませんヵ?

ストレッチングゾーンの狭小化の要因を無視していませんヵ?

治療→ストレッチゾーンの拡大→ストレッチング→ストレッチゾーンの拡大→治療→
この繰り返しです。
 治療やストレッチングは目標とする筋肉のみでは当然アリマセン。
 全身のエクササイズあるいは、連動関節や筋連結を考慮に入れて行います。

 ストレッチングやエクササイズの対象となる、
 筋組織であるタンパク質(その3分の1はコラーゲン)や
 支持組織である筋膜・腱・骨膜・靭帯・関節包の線維膜などの密性結合組織は、
 主にコラーゲンが88〜95%を占めています。
 それらは約2週間おきに置換されているとされています。

焦ってはいけません。



touyou8syok9 at 08:42|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2008年05月26日

ストレッチングについて(供

○有効性

1、傷害の予防
 
 筋肉の緊張を解き、本来の柔軟性を維持する。
 筋肉や腱、靭帯などの組織にかかるストレスを軽減して、傷害を予防する。

2、筋疲労の緩和
 
 疲労によって固縮した筋肉の内部では筋線維や筋束によって血管や神経が圧迫をうけ、
 筋肉内の循環が阻害されてしまいます。
 これにより筋細胞はモチロン筋ー筋膜内の酸素や栄養分の供給や老廃物の除去が
 スムーズにおこなわれなくなり筋疲労が蓄積される。
 ストレッチングにより筋肉の固縮を緩和することで、筋肉内の循環が回復し、
 筋疲労が緩和されます。

3、動作の円滑化
 
 筋肉の疲労や緊張を取り除くことで、、動作に必要な主動筋と協同筋、および拮抗筋との
 供応性を高め、動作を円滑にする。

4、関節可動域の拡大
  
 関節可動域の大きさは、筋肉の柔軟性に大きく影響される。
 ストレッチングで筋肉の柔軟性を高めることで関節可動域を大きくし、さらに動作を
 ダイナミックにする。

5、リラクセーション

 疲労により筋肉と知覚神経、運動神経と筋肉のユニットは過緊張に陥ります。
 この過緊張を、筋疲労の緩和により、神経ー筋肉システムのリラクセーションをもたらします。
 当然、、精神的なリラクセーションも期待できる。

このようにストレッチングの実施は各種の有効性を持っています。

これらは、全て筋内環境を整えるのに有効です。

スポーツから治療に幅広く利用されています。


目的をもって利用されると良いでしょう。

あなたは、ストレッチングに何を期待しますか?

あなたは、どんな場合に利用しますか?



touyou8syok9 at 08:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2008年05月23日

ストレッチングについて(機

ストレッチの効果

最近ストレッチの効果には論議があり各方面で話題になっています。

効果がない。イヤ効果があると・・・・・。

きちんとした統計的に調べられたかどうか?真偽のほどは定かではありませんが、

重要なのは目的だと思っています。

スレッチングの種類も様々あり、一長一短があります。

ただし、理学療法の現場では、いかなる種類のストレッチングを選択しようとも、
痛みを伴う手技のストレッチングは効果的でないことは、周知の事実です。

どんな場合でも、どんな手技でも疼痛刺激を与えてはイケナイということですね。

ストレッチングにおいても同様です。

<ストレッチの目的>

筋膜、筋腱、筋繊維を伸張し、あるいは維持することを目的とし、

筋の高い伸張性・運動性と筋内体液循環の獲得を期待し、

傷害の予防あるいは筋性疼痛や拘縮の治療に役立てる。

主に以上の観点からストレッチを利用すれば、有効性は認められると思っています。

また一般にストレッチすると

 1、筋緊張の緩和
   血流の向上
   神経圧迫の緩和

 2、筋の伸張性の向上
   筋節減少の防止
   筋節長の増大

 3、筋肥大
   筋繊維直径の増大
   細胞増殖と肥大

以上の効果が認められるといわれています。

筋ー筋膜の構造を考えれば、1と2は容易に理解できます。

そして多くのストレッチングは1と2を目的として実施されています。

ただし、3についてはどうでしょうか?
 通常のストレッチング程度で筋繊維の直径が増大するか?
 いいかえれば、
 筋繊維である、筋タンパク質のアクチン、ミオシンの量がストレッチでいかほど増加するか?
 「廃用性筋萎縮」の反対で、筋肉を正常以上に太くすることを、
 「用性筋肥大」と呼んでいますが、トレーニングの種類によっては可能ですが、
 私は、ストレッチング本来の目的からは大きな期待はしていません。
 
いずれにしても、

筋肉内の環境を整える方法としてストレッチングは多いに有効です。




touyou8syok9 at 08:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0)