関節の運動

2010年04月23日

関節の運動(13)

関節運動

今日は、身体運動の用語の問題です。  

ある専門学校において学生に出題した小問題です。

みなさんはできるでしょうか?


身体の運動における次の用語を言葉で説明してください。

1、屈曲
2、伸展
3、外転
4、内転
5、外旋
6、内旋

どうでしょう?簡単でしたか?

1問20点で120点満点です。

100点満点で20点が今後の救済処置のためのゲタです。

言葉で説明するのは意外と難しいでしょう。


ところで、学生の試験結果はなんと、・・・・

    ↓

    ↓

    ↓

    ↓

    ↓

    ↓

    ↓

ほぼ全滅。

全員が0点といっても過言ではありませんでした。

満点(1問20点で120点満点)の人は・・・・・・・・0人でした。

屈曲、伸展の正解者の40点が最高得点です。

たしか5人にも満たなかったと記憶しています。

みなさんは、何点とれましたか?


正解は、

1、屈曲:矢状面において解剖学的位置から前方に移動する動き。

2、伸展:矢状面において、解剖学的位置から後方へ移動する動き。

3、外転:前額面において、矢状面から離れる動き。

4、内転:前額面において、矢状面に向かう動き。

5、外旋:水平面に対して、身体を外方に移動する動き。

6、内旋:水平面に対して、身体を内方に移動する動き。


かえってわからない?

運動の方向の約束事ですね。

身体についての基準にたいする方角・方向の案内ですね。

道しるべといっても良いですね。

矢状面、前額面、水平面、解剖学的位置、前方・後方、外方・内方などなど

関節によっては、回外・回内、外旋・内旋と呼ばずに右回旋・左回旋などなど

その他にも決めごとはたくさんあります。



touyou8syok9 at 18:48|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2010年04月19日

関節の運動(12)

関節運動

みなさんご自身が正しい関節運動を意識されてすることはむしろ少ないでしょう。

一般には

様々なエクササイズとしてご自宅で運動療法として実施されることがほとんどでしょう。

運動療法と称して自ら関節そのものあるいは関節周囲の組織を痛めている場合が多い。

様々なケースが想定されますが、

皆さんが自身で運動するなら、これは守ってほしい事を述べましょう。

○痛くない方法で実行。

 痛くない可動域の範囲で、痛くない方向で痛くない回数で実行すれば良い。

 安全な方法ですね。

 無理が通れば道理が引っ込みます。

 これは最低限絶対に守ってください。

 痛みを我慢して無理に動かすことはタブーです。

 もし、

 目的とする関節が動かして痛むならば、そのお隣の関節を動かしてください。
 
 たとえば、肩が少動かして痛むならば、肩関節は動かさずに

 肩関節より遠位の肘・腕・手指の関節あるいは、

 肩甲骨あるいは体幹など動かしやすい・動かして痛まない関節を動かす。

 当たり前ですが、自発痛などがある場合はその関節は安静です。

 よく見かけるのが、ほおっておくと関節が固まったり、筋肉が委縮するのを心配し
 
 無理やり動かす行為です。

 骨折などで固定したり、ベッド上生活が余儀なくされない場合は、

 通常の日常生活ができるならば、関節は固まらないし、多少の筋力は低下するかもしれませんが

 通常は筋委縮は起こりませんし、関節拘縮はおこりません。

 むしろ痛みを我慢しながらの運動は筋委縮を招きます。


○衝撃を加えない。持続的な微振動を加えない。

 ガツンガツンという関節面と関節面が瞬間的に衝突するような衝撃を与えない。

 これはどのような関節においても禁止ですね。

 まあ常識的ですね。

○関節は直接には引っ張らない。捻じらない。
  
 これは意外と皆さんやっていますね。
  
 引っ張る行為や捻じる行為は、脱臼や骨折転移などがある場合などの極めてまれです。
 
○関節に軽い〜〜持続的圧迫を加える。

 関節面と関節面と接触する程度の圧迫です。

 関節を引っ張る行為と反対ですね。

 荷重関節には必要です。

○負荷は無理に掛ける必要はありません。

 バーベル・ダンベルを利用したり無理に錘などの負荷をかける必要はありません。

 利用するのはご自身の体重という負荷で十分です。

○関節を動かす際、スピードはゆっくり動かす。
  
 速く動かす必要はありません。
  
 むしろゆっくりと動かすことです。

○少数頻回の原則は必ず守る。

 少ない量を一日l数回に何度も分けて行う。

 痛まない・疲れない程度の回数を一日に何回にも分けて行う。

 一度にたくさんの量を動かすことは危険です。


以上を守って実施してください。



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2010年04月15日

関節の運動(11)

関節運動

みなさんがご自身で運動される場合はどうすればいいのでしょう。

正しい関節運動を実行してください。といっても、難しいですね。


当たり前の答えとしては、

治療や施術をしていただいている先生にお聞きして実行してください。

皆さんご自身の関節の状態を知っているのが、その先生なのです。

Aという人の関節状態とB、C、の人の状態が同じではありません。

前回のブログを参考にすれば

たとえば肩関節が50肩の状態であれば、

まず

1、動きの制限の方向を見極める。

2、関節包の硬さは?

  関節包の前壁を緩めるのか?後壁を緩めるのか?側壁を緩めるのか?

3、疼痛がどの範囲、どの位置で出現するのか?

4、疼痛がどの運動方向、どの位置で出現するのか?

5、肩の周囲筋の緊張は?短縮は?

6、肩の周囲筋との筋連結している筋の状態は?

7、肩関節に隣接している関節の動きは?


これらを考察して治療として関節操作を実施したうえで、

皆さんご自身の肩の状況に合わせた運動を指導してくれるのです。

これが本当に重要なのです。

それが、

動かないのでそのまましていたらダメだから、(関節が固まる?)のを防ぐために、

みを我慢して動かせ!動かせ!!???????????

それは、ダメだろ。

あるいは、

錘をもってぐるぐる回しなさい。??????

全方向の関節包が緩み、上腕+前腕の重+錘の重さに耐えれる腱・筋の柔軟性および

収縮性の確保ができた状態ならOK、つまりほぼ治癒してかけている状態ですね。


あるいは、

運動は、今は、禁止という場合もあるのです。

夜間痛や自発痛のある場合は当然禁止ですよ!!

何もしなくても痛む状態ですよ。方向性も可動域もあったもんじゃないです。

安静が当たり前ですよね。

その場その時タイムリーな治療あるいは施術

プラス

その場その時のタイムリーな関節運動が必要です。

前回のブログの記述は非常に臨床的です。

これでは当たり前すぎますか?


みなさんご自身で関節運動されるには?

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2010年04月12日

関節の運動(10)

関節運動

正しい関節運動

関節運動はいままで述べたように転がり運動と滑り運動と圧迫運動を考慮します。

また転がり運動時に、軸の移動する関節あるいは軸回旋もする関節があります。

このように当たり前ですが、

運動要素は単一に行われるのではなく、各要素を同時に接触しながら行い、

移動しながら一定の運動軌跡を他動的あるいは自動的に行う事が重要です。

そしてそのうえで、正常な筋緊張を含めた関節包のゆるみなどが必要になります。

このことは何度も述べていますが関節が正常な可動域を運動するには、

 ○関節包が緩む。

 ○関節包内の関節相互面の運動→副運動などですね。

 ○関節の周囲組織の運動→隣接関節の運動や靭帯や筋・筋膜など

以上が必要でしたね。これは常に考慮しなければいけません。 


具体的には、

1、関節可動域の制限をしているのは何か?

  制限方向の特定やクリックなど

2、可動している関節の皮膚の観察

  関節包の硬さ

  関節の動揺性→靭帯

  皮膚緊張→硬化・弾性・弛緩

3、他動運動痛の有無と疼痛出現の位置

4、自動運動時痛の有無と疼痛出現の位置

5、筋への触診による筋緊張、あるいは短縮筋の特定

6、1〜5の情報による筋連結の障害の有無

7、6の情報による連動関節の運動異常の有無

以上の情報の収集によって関節動作の操作が必要です。


単純に筋緊張を緩和、あるいは関節を動かせば良いというわけにはいきません。

得た情報にたいして効果のある安全で確実に効果のある、施術あるいは治療の選択が

必要になるわけですね。

施術すろ治療者はそのために様々なテクニックが必要になるのですね。




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2010年04月08日

関節の運動(9)

関節の運動

さてもう一つ代表のMaitlandの持続的伸長について、

これは関節の副運動を利用した方法です。


Kaltenbornnの体系

関節面への離開力および滑り運動を引き出す力の持続的な伸長の強さの段階を、

グレード機銑靴吠けた手技

グレード機Т慇疇發琉鞠状態を中立する離開力。

      関節面は引き離さない。

グレード供Т慇畆囲組織のゆるみがとれ、結合組織の緊張のため運動が停止すると

      検者が感じるまで関節を離開する力、あるいは滑らす力

グレード兇ら次のグレード靴飽楾圓垢觧点において完全にゆるみがなくなり
ストレッチが始まることになります。

グレード掘Г罎襪澆鯆兇┐仁コ力、あるいは滑り力、施術者は拘縮した結合組織を

      伸長(ストレッチ)することによって、関節内の大きな運動を引き出すように試みる。

グレード気鉢兇牢慇瓩量簑蠅主に痛みを特長としている場合に用いられる。

グレード靴牢慇瓩両態が主に硬さを特長としている場合に用いられる。

グレード靴領コ力(牽引力)は、特に注意が必要です。

多くは滑り力を利用して関節包をストレッチ(拡大)する方法が用いられる場合が多い。

純然に、この2種類のみが単独で使われるのではなく混然とした状態で使用されます。

その他にはKaltenbornの持続的伸長Parisの技術体系等が存在します。

どのような体系や方法を用いようとも様々な原則が存在しますが、


基本は、治療すべき関節の関節運動学にしたがって行う。



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2010年04月05日

関節の運動(8)

関節運動

関節の可動域改善などで関節運動を実施する際、、

関節の操作を実施する場合の他動的運動段階の目安となっているグレードには

前回述べましたようにMaitlandの振動運動、Maitlandの持続的伸長があります。

一般的にはMaitlandの振動運動が主に用いられているようです。

Maitlandの体系

振動運動を出す手技であり、モビライゼーションの運動範囲のグレードを段階的に

機銑垢吠けています。

関節運動の操作の際、

運動の開始ステージから最終ステージまでの動作の幅を、

開始部位→   可動域の範囲   →(異常可動性も含める)→最終部位とすれば

グレード機Р墜旭茲粒始部位での振幅の小さい運動

グレード供Р墜旭萋發任凌局の大きな運動ですが、可動域制限まで達しない運動

グレード掘Р墜旭萓限のあるところまで達する振幅の大きな運動。

グレード検Р墜旭萓限のあるところでの振幅の小さい運動

グレード后Р墜旭萓限のあるところでの振幅の小さい速度の速い運動


他動的運動を行うグレードの範囲

グレード機↓兇麓腓法痛みが運動制限になっている場合に動作段階の範囲

グレード掘↓犬麓腓法関節をストレッチする場合に用いられる動作段階の範囲

つまりグレード靴牢慇瓩両態が主に硬さが目立つ場合、可動域を増やす目的で

ストレッチする時に用いられる可動域範囲です。

グレード犬蓮△曚椶弔われません。

グレード垢牢慇疔標翕スパズムがない場合で、

ごくわずかな痛みの可動域の最終部位のみに存在している関節に用いられるといわれています。

グレード垢篭控舛離泪縫絅團絅譟璽轡腑鵑箸靴討離好薀好肇謄ニックになります。

つまり関節のゆるみがなくなり、緊張が得られた後で、低振幅で高速度の運動を加えるのですが、

おもに椎間関節や四肢の小関節に使用されるのですが、この手技は非常に熟練され卓越した施術者のみが可能といわれています。

臨床上むしろ危険、困難な手技であり通常ではむしろ禁止する方が良いと思います。

グレード機↓兇通常使われる可動域の段階の範囲です。

グレード掘銑犬砲いても比較的強い手技になります。

痛みが消失した場合に関節可動域を広げたい場合に用いられます。

グレード犬枠鷯錣亡躙韻任垢里如△曚椶弔われていないようです。

したがって、

通常に使うテクニックはできうるだけグレード機▲哀譟璽畢兇良いことになります。
この範囲内で行う手技であり、硬い関節においても可動域が得られる手技が最も安全であり、

効果も高いといえる他動的運動段階になるでしょう。

ストレッチの多くははグレード靴鰺用しているようです。

グレード犬牢躙韻任后

どうも可動域を意識しすぎて、無理に動かそうという意識が強く働くようです。

よくストレッチで事故るのはこのグレード犬留親鞍呂任后

無理が通れば道理が引っ込むのは世の常です。

焦ってはいけません。

グレード垢篭愡澆任垢諭5涎磧急速はスラストテクニックは禁止です。





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2010年04月01日

関節の運動(7)

関節運動

グレードとは?

関節を他動的に動かす手技において制限された関節副運動または関節の遊びを

元に戻すモビライゼーションの体系の中で用いられています。

関節を他動的に動かすという行為のなかで、より大きな可動域を出すために、

可動させる運動範囲あるいは運動の力の範囲でこのグレードという言葉が使われています。

モビライゼーションには、Maitlandの振動運動、Maitlandの持続的伸長があります。

グレードとは、この体系で用いられている用語です。

どうもよりか可動域を得たいあまり基本的なことを忘れてよりグレードの高い範囲で
関節運動させる傾向があります。

またこれらは他動的に動かす手技なのですが、

皆さんが御自身で運動あるいはストレッチなどを実施する場合も同様で

より高いグレードで実施してしまう傾向があります。

これは非常に危険です。


関節が正常な可動域を運動するには、

 ○関節包が緩む。

 ○関節包内の関節相互面の運動

 ○関節の周囲組織の運動

が必要でしたね。

これら3点を無視したグレードの高い範囲あるいは力での関節運動は危険です。




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2010年03月29日

関節の運動(6)

関節運動


関節モビライゼーションや様々な手技において牽引は時折利用されますが、

関節面と関節面が離開してからの牽引なのです。

そして離開・牽引は基本的には関節の緩み(遊び)を利用した手技であります。

そのためには、関節包や周囲筋の緊張が緩んでいなければなりません。

ご注意ください。


関節を動かすという手技はこのように多くは緩みの肢位において多様されています。

さて、圧迫は関節にとって圧迫はイケナイ・非常に悪い運動のように言われてます。

本当でしょうか?



たとえば滑走(滑り)は滑走は一つの骨表面が他の骨の表面上を滑ることです。

実際の関節面では、完全に一致する二つの関節面はあり得ませんので、純粋な滑走はありません。

これは転がりにおいても軸回旋においても同じことなのですが、要は、運動時において

二つの関節面は表面積の違いはあっても基本的には表面が接触しているのですね。

このように関節面と関節面は運動時には基本的には接触しています。

それは、関節のゆるみ(あそび)の肢位においても同様です。


関節のゆるみ(遊び)の反対に関節のしまりがありました。

関節のしまりの肢位においては、

その関節面の接触面積が最も大きく、その位置においては、

相互の関節面が圧迫されており関節包も靭帯が最も緊張し離開できない肢位です。

関節運動は、関節のしまりの肢位と関節のゆるみ(遊び)の肢位で運動を繰り返しています。

さらに荷重関節において荷重されている関節面は常に圧迫されているのですね。


当然、衝撃波のようにガツンガツンという圧迫は絶対にイケマセン。

このような圧迫は関節軟骨の劣化や変性を助成するでしょう。

しかし、

関節を安定させる副運動としての圧迫は関節に安定性を与えます。

また関節腔を減少させたり増大させたりしての関節内圧の変化は、

関節軟骨の小孔あるいは関節包からの関節液の栄養代謝産物の出入りに必要です。

また骨成長には圧迫が必ず必要なのです。

関節面においては、滑走を助けるのも圧迫だと思います。


圧迫運動の悪玉説の概念は、関節液の存在が抜けているためだと思います。

転がりの概念においても関節液の存在が抜けているからです。

関節面に圧迫を加えながら滑走させるのが最も関節が動くのです。

バイオトライボロジー(生体潤滑理論)として詳しく説明されています。


あくまでも穏やかな圧迫運動とともに関節運動が必要なのです。

転がり運動の際にも圧迫がおこりながらの関節運動がおこります。

この際には緩やかな圧迫と転がりと軸回旋、そして滑走運動の組み合わせによって、

関節面上での運動が起こっています。

そして関節面全体に栄養代謝産物の新陳代謝が活発になるのです。


適切な手技を実施するには、正常可動域や関節可動域制限あるいは過剰な関節可動域
などを含め

様々な運動検査があります。運動検査によって得た結果により様々な手技が行われます。

それは本職にお任せすれば良いでしょう。

でも圧迫を利用した手技は少ないです。

どうしても離開・牽引、滑走を利用した手技や療法が多いです。

その原因は、あまりにもグレードにこだわっているからだと思います。



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2010年03月25日

関節の運動(5)

関節運動

離開(Distraction)・牽引(Traction)において重要なことを忘れていました。


関節の滑走運動を行う前には、離開・牽引による手技が必要といわれています。

つまり呼び水のようなものですね。

おそらくは、関節液(滑液)を関節面に潤すためと思っています。

そのような気持ち程度の離開する程度の力あるいは牽引力でいいと思っています。

ジワーとゆっくり穏やかな気持ちでする程度でDistractionあるいはTractionするのです。

ガツンと一気に関節面を引き離すのではありません。

たとえゆっくりでも大きな力ではありません。


関節が正常な可動域を運動するには、

 ○関節包が緩む。

 ○関節包内の関節相互面の運動

 ○関節の周囲組織の運動

以上が必要でしたね。


関節が動くには関節包が緩むという条件が必要です。

特に手技などにおいて他動的に牽引(Traction)する場合には、

関節包全体もわずかですが伸長するのです。

そして当然関節包の周囲組織である靭帯・腱・筋の緊張なども緩まなければなりません。


どうも離開(Distraction)・牽引(Traction)の手技をする場合には

この点を特に忘れているように思います。



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2010年03月18日

関節の運動(4)

関節運動


みなさん圧迫には非常に過敏ですね。

その反対にけん引には非常に寛容です。

あるいは無頓着といっても過言ではありません。

関節運動では、Trakucionを牽引と呼んでいます。

Trakucionと牽引はイコールではないように思っています。

臨床的に大きな勘違いが起こっているように思います。


大きな原因は現代医学は、神経の圧迫説にこだわっているからだと思われます。

また、カイロやオステオシーなども神経圧迫にこだわています。

ヘルニアなどで脊髄神経が椎間孔で狭窄・圧迫され、様々な障害がおこるために、

圧迫を排除する目的で牽引によって狭窄・圧迫を防ぐ?

これは本当に?マークです。


神経は圧迫のみでは、ほとんど障害はおこしません。

カエルの神経をクリップで挟んでもほとんど障害をおこさないことは知られています。

しかし、神経をけん引すると神経の伝達障害がおこることは知られています。

つまり、神経をギューと圧迫すれば、神経が引き延ばされる結果となります。

引き延ばされることは牽引につながります。

この牽引が障害をおこすのです。

圧迫が原因説ではないのです。


その関節自体を牽引器などで牽引する???????


関節運動のTrakucionを良く理解してほしいと思っています。



モビライぜーションで使用する関節の離開・牽引の手技は本当にわずかな離開・牽引ですね。

よくわずか1ミリにも満たない程度と公言されますが、実際は何ミリ動いたかどうか?

私にはわかりません。

実際は感覚的に「なんとなく」動いた?と施術者が感じる程度です。

動かされている方はまず気が付きかないでしょう。

大きな力で牽引する行為は危険だと思います。

関節運動学でいう Trakucionは牽引とイコールではありません。

ご注意ください。


次は、

圧迫と滑走です。





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