胸鎖関節

2011年01月27日

肩関節(64)

肩関節

○胸鎖関節

胸鎖関節は肩と体幹を連結する唯一の解剖学的関節。

<解剖学的構造>

 胸骨の鎖骨切痕と鎖骨の胸骨端とにできる関節。

 緩い関節包に包まれ、関節腔は関節円板によって2部に分けられる。

 関節包は比較的緩く分厚い。

 前後に前胸鎖靭帯、後胸鎖靭帯があり関節包を補強すると同時に鎖骨と胸骨を連結しています。

 関節包の上部は両側の鎖骨胸骨端上縁間を結び頚切痕の上に張っている鎖骨間靭帯が関節を補強する。

 関節包の下方は、肋鎖靭帯が第1肋軟骨の上縁から斜めに外側上方に向かって走り、鎖骨の下面にある肋鎖靭帯圧痕にいたり強力に補強しています。


<機能>

 肩鎖関節を介して肩甲骨の動きの支点となっている。

 鎖骨の胸骨端はほぼ三角形で横面は凹面状、縦に凸状(鞍型)であり胸骨端は反対の形状の面を持つ。

 この鞍状の関節のおかげで鎖骨が前方(屈曲)後方(伸展)上方(挙上)下方(下降)

 縦軸を中心に回旋する。

 これらは、肩甲骨の動きに付随する二次的な動きになります。

 鎖骨は肋鎖靭帯を支持点として、その肩峰端の楕円運動(上下に8センチ、前後に10センチ)を行っています。

 この鞍状の関節は少なくとも2つの運動軸を有し、鎖骨の外端の分回し運動を可能にしています。

 胸鎖関節は機能的はある意味では球関節ともいえます。

 この関節面の適合性は関節内の関節円板により保障されています。

胸鎖関節の運動範囲は非常に大きくそのおかげで、上肢の自由運動が行われることとなります。





touyou8syok9 at 21:16|PermalinkComments(0)TrackBack(0)