2009年04月30日

アキハバラ抱き枕フェスティバル2009に行ってきた その1

秋葉原01

先日、アキハバラ抱き枕フェスティバル2009に行ってきました。
かなり思うこと多いイベントでした。
COMIC1-3のイベントレポート(まだ途中 (^^;))で、かなり書きやすかったので、今回も箇条書きで。少し、長くなるかもしれませんが。

・さすがに始発から並ぼうとは思っていませんでした(限定枕で欲しいものはとりあえずなかったので)が、せっかくだから開場から参加したいと思っていました。しかし、家を出る直前に、TOYPLAの参加情報を見たら前日更新のもので、イベントでは販売しないとあるではありませんか。私は、今回、TOYPLAのおーじ氏少女(仮)ちなつ抱き枕カバーを一番楽しみにしていたので、4月10日の情報での、数量限定再販いたしますというのが気になり、それで、開場から参加と思っていたのに、これは気持ちが萎えてしまいます。今、丁度、漫画の原稿描きの真っ最中で、スケジュールがとてもタイト。できれば、夕方の方が都合いいことはいいのです。どうしよう・・・しかし、まあ、せっかくのイベントです。頭から参加といたしましょう。

・時系列で書くと、箇条書きっぽくありませんので、ここからはバラバラに。

・非常に面白いイベントでした。何がと言うと、まるで草創期の同人誌即売会のような感じです。お祭りという感じと、そのジャンルをこれから盛り上げていくんだという熱気があわさり、不思議な気分のものでした。

・今の同人誌即売会には、実は大規模小規模問わず、そのような雰囲気はほとんどありません。先日のスキマフェスティバルも同様です。一つには、サークル参加という位置自体がお客さんになってしまうということによるものです。今の同人誌即売会においては、サークルと一般の距離はかなり近いです。つまり、一方にスタッフがいて、もう一方にサークルと一般がいるという感じでしょうか。スタッフが主催するイベントにサークルと一般が参加するという図式です。この場合、サークルと一般の距離はなるほど近くなりますが、サークルの方に、そのイベントを自覚的に盛り上げていくという意識がなかなか生まれにくいものとなります。

・極端なことを言えば、イベントは、サークルの意識、意見によって、どんどん変容していっていいのですが、イベントに文句があるのであれば、別なイベントを主催するか参加しろよというのが、今の多くの同人関係の即売会ですね。ですが、「コミックマーケット創世記(霜月たかなか・朝日新書)」などを読んでもわかるのは、本来、このようなイベントでは、スタッフと参加サークルの位置は対等で、共に連帯してそのイベントを作っていくという意識が必要なのです。ところが、現在の多くのイベントでは、そのようなものになっていません。

・ところが、今回の、アキハバラ抱き枕フェスティバルでは、各抱き枕メーカーは、皆がスタッフのようなものです。というかスタッフです。そのため、それぞれが、自発的にイベントをどう盛り上げるかを考えなければなりません。

・それは必ずしも全部が成功しているというわけではありませんし、温度差はあるでしょう。しかし、そこにはかつての同人誌即売会と同じような何かがあるように、感じました。それは、今、多くのイベントで失われかけているものです。

・企業イベントだからこそというのはありましょう。当事者意識が強いのです。それは、アマチュアの同人誌イベントや抱き枕イベントでも改めて必要になってくることでしょう。イベントは、サークルも一般客も、お客ではなく参加メンバーの一人なのですから。

・それぞれのメーカーの人と直接、話ができるというのは、面白いものでした。同人の方とは、いろいろイベントでお話しできますが、企業として抱き枕を作っているところの人とはなかなか話ができるものではありません。

・お客さんとして来ていた抱き枕erの方々も、いろいろ情報交換やお話をされていたようです。そのような割合は、同人イベントよりも多かったかもしれません。同人イベントの場合、あまり長く話をしすぎていると、同人の方の販売活動の妨げになるのではないかという意識が働きます。しかし、今回のような企業イベントの場合、企業の方が、積極的に顧客の生の声を聞きたいという意識で参加されている、そのような感じが伝わってきました。

・あと、営業活動があちこちで見られましたね。いろんなメーカーが、抱き枕というジャンルに関しての情報収集と交流が必要だと考えられているのでしょう。営業トークが飛び交っていました。企業イベントならではという感じです。

・もっとも、場所が場所だけに、一般客も多く、雰囲気はまるで祭りの縁日のような感じでもあります。それまで抱き枕を見たこともない人や見たことあっても興味はない、あるいは冷笑というような人、含めて、いろいろな人が横目で見ながら通り過ぎていきます。ディープな抱き枕erの人たちと、カップルや子供連れの人が混在しているという風景は、なかなか面白いものでありました。
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明日は、各企業ブースでの話や印象などを。

秋葉原02


toyamayuri at 19:00トラックバック(0)イベントレポート  

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