イッキ描きブログ

菊地理の油絵作品と絵の話

2007年07月

地球温暖化を疑う

とうとう31日になった。いまだに梅雨が明けない。涼しくて助かる。寒いぐらいだ。こうなると米が心配になる。空梅雨だと水、大雨で寒いと米。心配の種は尽きない。
今読んでいる本は『やぶにらみ科学論』(ちくま新書)。池田清彦という私より3歳ぐらい歳上の生物学者が書いた。この池田さんの本はずーっと前に読んだことがある。『正しく生きるとはどういうことか』(新潮社)という本だ。イマイチだった。『やぶにらみ科学論』はブックオフで買った。地球温暖化現象や温室効果を批判している。私も前から怪しいと思っていたので、つい買ってしまった(とは言っても100円)。森林伐採反対、二酸化炭素削減の大合唱のなかで、温室効果を否定するのは勇気がいる。
私も昔から以下のような言説を小耳に挟んだ。
「森林伐採で地球の酸素が不足する? 馬鹿馬鹿しい。酸素の大部分は海から作られるんですよ」
海というのは海藻からという意味かも。
「人間の出す二酸化炭素なんて知れてます。火山が一回噴火したら、どれだけの二酸化炭素が出ることか! 人間が出した10年分?」
上の言葉は、それぞれ別の人から聞いたのだが、信憑性は不明だ。
いっぽう、中国、モンゴル国境のゴビ砂漠は人間が木を切ったために出来たとか。また、元寇で船を作るために韓国の山が一つ禿山になり、この21世紀でもまだ禿山という話もある。
これらも未確認。
ま、私は、地球は物凄くでかいと思っている。ついこの前テレビのクイズ番組でオーストラリアでは、人間よりカンガルーのほうがたくさん生息していると知った。何か嬉しくなった。
天気:曇りときどき晴れ。朝夕涼しい。

懐かしいなぁ

5cc4a34f.jpg7月も越せるかもしれない。8月は無理かも。9月の銀座展はどうなるのじゃ!
ところで、ホームページがアップできない。おそらく選挙のせいだと思う。今も物凄い雷雨だから、そのせいかもしれない。とにかくお手上げだ(午後になってやっとアップできた)。
で、ルドン(1840〜1916)の晩年の宗教画はブリジストン美術館にある。横浜美術館にもある。倉敷の大原美術館にもある。昔からあったらしいが、私はちっとも気がつかなかった。やっぱり歳をとらないとわからないのか? しかし、ルドンがいいということは知っていた。25歳のとき、フランスのボルドーに留学したのもルドンとマルケ(1875〜1947)の故郷だからだ。特にルドンはボルドーに長くいた。ルドンが影響されたボルドー美術館の絵を、私も毎週見た。美術館には歩いて5分だし、毎週水曜日は無料鑑賞日なのだ。町田の版画美術館は文化の日と企画展の初日だけ無料。町田ももっと無料の日を増やしたほうがいい。
ボルドー美術館には、もちろんルドンの絵も収蔵展示されていた。
懐かしいなぁ。
作品:F4「庭のバラ2」
天気:雷雨。

諦めの気持ちか?

7月は絶対に越せない。もう絶体絶命だ。
今日のホームページにはムンク(1863〜1944)の絵のことを書いた。
「普通のつまらない風景だが、物凄く美しかった。
チラッと見てすぐいい絵だとわかった。どこがどういう風にいいのだろう。不思議だ。言葉では表せない。なにかとても懐かしいのだ。同じ気持ち?」
と書いたが、なにか書き足りない。
ピカソの人物を見ていると、「ああ、ギリシャを想って描いているんだな」とわかる。私とピカソの絵はぜんぜん違うが、人物を描くときの気持ちは同じだ。私もいつもギリシャを慕っている。目の前にある現実のモデルも美しい。しかし、そのまま再現することは出来ない。そこに葛藤がある。それが美術というものだ、とドガ(1834〜1916)も言っている。
風景はどうか? 風景も同じである。花も同様。
現実の美しさは絵には描けないのだ。写真にも撮れない。映像でも無理。現実は現実だ。
この「描けない」という基本に立って、絵筆を持つのだ。
ルドン(1840〜1916)の晩年の宗教画をご覧いただきたい。ラファエロ(1483〜1520)のようには描けないし、描きたくもない。その諦めの気持ちが美しい画面を創っているのだ(と思う)。
天気:曇りのち雨。物凄い雷雨。ビビるほど。

素浪人・月影兵庫

b1680d69.jpgで、夜7時のテレビに『素浪人・月影兵庫』が加わった。火曜日だ。凄く期待して2回見たが、今のところ期待はずれ。
だいたい、ずっと前からこのブログで『素浪人・月影兵庫』のことを書きたかったぐらいなのだ。それはもちろん30年ぐらい前の『素浪人・月影兵庫』のほう。今度の主人公の松方弘樹の父親の近衛十四郎が演じていた。大好評で、シリーズのあと『花山大吉』とかまだ他にもよく似た話が続いた。特に凄いのは再放送。とにかく毎日毎日近衛十四郎なのだ。
蜘蛛とか猫とか、そこらやたらいそうなものに弱い。それより、とにかく金がない。いつも腹が減っている。これが面白いのに、今回のシリーズにそういう場面はない。『三匹が斬る』の役所広司が演じた千石も同じようなキャラ。あのチャンバラは今でもたまに再放送されるが、『暴れん坊将軍』には敵わないようだ。あっちは将軍だから金の心配は一切ない。『水戸黄門』も同じ。面白くない。
自分が同じ状況なのに、昔の『素浪人・月影兵庫』はよかった。今も財布に1500円しかない。来月の家賃もない。こういう状態で、毎月生きてきた。塾をやめてからも3年。塾をやっているときも全然楽じゃない。そういうのを含めると15年ぐらい苦しいまま。
今日はその1500円で横浜美術館に『翼の王国』の取材に行く。あとで取材費はくれるが、それはだいぶ先。それまで生きていられるかどうか分からない。
作品:F4「富山空港」(ANAと書いてある)
天気:晴れのち曇り

夜7時のテレビ

ヤッパ政治の話はしないほうがいい。いくら弱小ブログでもこんな選挙前に政治の話はまずい。
だから犬の話をもう少し。ゴールデンではないが、黒のラブラドルがムキになっていた。飼い主の女性が必死で抑えている。相手は近所の猫だった。顔見知りの猫だ。猫も背中を盛り上げて応戦している。結果は見ずに家に入った。ラブは吼えてはいなかった、というか、シッポ振ってた。
そういえば、夜7時のテレビで楽しいのは月曜日の『ネプリーグ』ぐらい。金曜日の『ポチタマ』と日曜日の『ザ!鉄腕!DUSH!!』もまあまあか。今日の『ポチタマ』は猫特集で面白かった。
天気:晴れ。30度以上。それでも夕方5時から泳げた。

犬の気持ち

9978f3d2.jpg参議院議員選挙が近づいてきた。市会議員選挙ほど五月蝿くない。竹竿屋と廃品回収は殺したくなるほど五月蝿い。「うるさぁーい!」と怒鳴りつけたいが、自分が最初に怒鳴る度胸はない。誰かが怒鳴ったら、応援に行く覚悟ぐらいならある。
ああ、ゴールデンレトリーバーにならなくては。スピッツはいけない。
ゴールデンレトリーバーにもよく吼える五月蝿い犬もいるかもしれない。スピッツでもおとなしい温和な犬がいるかもしれない。しかし、だいたい、スピッツはよく吼える。最近見ないが、若いころ新聞配達をしているとよく吼えられた。もっとも、仔犬のときはころころしていてムチャクチャ可愛い。
ゴールデンレトリーバーは、ほとんど吼えない。散歩の様子を見ても、だいたい下を向いて、申し訳なさそうに歩いている。目が合うと、向こうから反らす。そういうところが立派である。
人間のチンピラなど眼が合っただけで、眼を飛ばしたなどと言って喧嘩を始める輩もいる。犬のほうが利口だ。
と、政治の話をしようと思ったら、自分のスピッツ性について述べてしまった。
ああ、ゴールデンレトリーバーの精神を学ばなければいけない。きっと一生無理。
今日も、泳いだ。
作品:F0「ほおずきの花」
天気:薄曇りのち少し雨。蒸し暑い。

完全なデッサン力

ところで、7月22日のブログを読んで「お前のスキルはどれほどなんじゃ?」とお聞きになりたい方も多いと思う。
私のスキルはまあまあだと思う。ま、大したことはない。以前ブログかホームページのコメントで「お前ぐらいのデッサン力では話にならない」というようなメールをいただいた覚えもある。ま、そのようなメールをもらっても不思議はないぐらいのデッサン力だ。描いていると情けなくなることも多い。「ああ、もっとデッサンしておけばよかった」と思うことはたびたびだ。お若い方、とにかくデッサンすることをお勧めする。すべてはデッサンである。
とにかく絵は描かなければならない。「完全なデッサン力」ばかり追いかけていてはいつまで経っても好きな絵が描けない。それでも私は30歳まで、ありもしない「完全なデッサン力」を追い求めた。ばかばかしい。デッサン力は道具なのだ。
まず最初に描きたい事物がある。
そう言えば、昨日から箱根ホテルの個展が始まった。どんなところにどんな風に飾ってもらえるのか、さっぱり分からない。私には縁遠い高級ホテルらしい。端っこのほうからちょっと覗きたい気もする。貸衣装でタキシードでも用意するか? カツラも要るのか?
天気:晴れ玉に雲がかかる。これで梅雨が明けてないのだろうか? しかし、夜は涼しい。
夕方5時にプールに行ったら誰もいなかった=しっかり泳がせていただきました!

古書解禁

5368ae7b.jpg7月が終わりに近づき、また7月が越せるかどうか危ない。こういう暮らしが続いているので、本は買わないことにしている。ま、実際本は邪魔になる。以前から、まず、図書館で借りて読み、いいものだけ買うという方針だった。ただ、いい本でも買うのを辞めていた。買うといってもブックオフで、新書とか文庫を買うので千円以下(というか、5百円以下、というか百円かも)だ。私は『東京タワー』みたいな最新流行の本を読むわけではない。ポップ学者のインテリ気取り本だ。だから古くてもいいのだ。映画も封切りより、少し間をおいて人気度を見てから、DVDなどで見るほうが安全だ。時間の無駄にならない。
しかし、最近は『翼の王国』の参考書として美術書は買ってもらえる。そのほかの本も百円なんだから買ってもいいじゃないか(CMのイントネーションです)、と思えるようになった。だから、昨日買いに行った。しかし、一番欲しい本(立花隆『21世紀・知の挑戦』)が見つからなかったから買わなかった。町田まで歩いた(帰りは電車)ので、運動にはなった。なんせ夏はどこのプールも満員で泳げない。歩くしかないのだ。
作品:SM「富山空港」(無麻薬有機制作画)
天気:晴れ。おそらく梅雨明け

無麻薬有機制作の実作

7月7日付けのブログに無麻薬有機制作というのを書いた。ヤクもやってないのに、ハイな状態になって絵を描いたという話。その絵が7月18日、20日、22日の三点だ。先週のホームページの富山港も同じときに描いた。富山港よりも空港はさらにヘンな精神状態だった。疲れている上に、根不足で、妙に興奮していて、とにかく普通じゃなかった。その絵が今週の絵だ。言うほどの狂気はないかも。ゴメン。
天気:曇り、霧雨。

スキルが足りねぇ!

4d0782fd.jpg昨夜の『エンタの神様』のお笑いコンビ東京03は面白かった。
売れないミュージシャン3人の話。ステージネーム「チーター」が、演奏後の楽屋で重大な話があると持ち出す。ダクトの掃除のバイトがある「パンサー」は帰ろうとするが、「バイトなんかどうでもいい!」と引き止められる。「チーター」の悩みはこのまま売れない音楽で行くか、もっと大衆に媚びるかという話だった。もう一人「ライオン」も真剣に悩んでいる。
こういう設定そのものがもうとても面白い。
だが、やる気のなさそうな「パンサー」は、自分たちの音楽を十分認識していた。
つまり、スキル(=腕前、練習量)が足りない。売れるも売れないも腕がない、という分析。
まことにこういう話は絵でも多い。絵は音楽以上に力量が見えないから困る。自分でも分からず、うまく波に乗れたらラッキー! と考えている向きもある。いったい何がラッキーなのか? だって、絵描きだって音楽や将棋、スポーツ同様、絵画表現の追及こそが主目的だろう。名が売れて金が入るのは付随的なことだ。
それにつけても金の欲しさよ(=どんな話の最後につけても万人が納得する文句)。
作品:F3「富山空港」
天気:晴れときどき曇り
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