イッキ描きブログ

菊地理の油絵作品と絵の話

2015年02月

美術館の図書室

昨夜、You Tube2本をリンクした。上手く行った。この調子で、取りあえずあと2本撮影してアップする予定。
その後の資料も昨日横浜美術館の図書室で探し、コピーもしたけど、図書館のコピーはイマイチだった。きっと私のエプソンより数倍高額だともうけど、コピーの精度はチョー低調。ま、その画集がわかっただけでも嬉しい。もしかすると、美術展より長く図書室にいたかも。美術館の図書室はとても楽しい。見たい画集がずらずら揃っている。しかし、戸張孤雁は一切なかった。
わかった画集というのは、講談社の世界の美術館の『プラド』。モノクロだけど、ティツィアーノの『アダムとイヴ』とルーベンスのその模写が並んで載っている。この画集も、並んでいるページも20歳ごろから知っていた。
昨日は美術館に行って疲れていたはずなのにほとんど寝ていない。こういう日が2〜3カ月に一度ぐらいある。マンションの早番と重なったので、朝寝坊が心配だったけど、ちゃんと起きた。「夜眠れなければ起きていればいいんだ」というのが私の説だけど、翌日用事がある場合はとても心配だよね。起き上がれるかどうかも心配だし、寝不足の1日がさらに心配だ。
今日は金井画廊に忘れていたバラや海の絵を送った。ボケ画家が相手では金井さんも迷惑だ。
また、昨日見た『プラド』がアマゾンで5円(送料込みで270円ぐらい)だったので買ってしまった。2〜3日で届く。
寝不足の一日は何とか無事切り抜けられた。
天気:晴れ
作品:F4「富士遠望」
150212oyamada4

やっとホイッスラー展に行った

『近代日本画の人脈』(田中穣・新潮社)では、全体的に日本画に好意的だけど、ときどき鋭い批判が入る。昨日読んでいたところでは、岡倉天心を中心として、東京美術学校を皮切りに紆余曲折を経て茨城の五浦(いずら)に研究施設を作って研鑽した大観、春草などの絵画も「狩野派に近代ヨーロッパ絵画を色つけしたものに過ぎなかった。技法的にも荒さが目立ったこの東京の新派・・・」(p213〜214)ととても厳しく断じている。
どうも、この本は私の趣向に近い。箱の絵は富岡鉄斎だし、唯一カラーの口絵は上村松園の『焔(ほのお)』だ。この『焔』も東京国立博物館で何度も実物を見ている。
そう言えば、この前なくなった宮尾登美子の小説『序の舞』は上村松園の話。読みたいけど、なかなか売ってない。本屋の文庫コーナーの「宮」というと全部「宮部みゆき」だ。私も以前1冊だけ読んだ(「ステップファザー・ステップ」だったか)。宮部がやる気なく書いたみたいな現代小説だった。超つまらなかった。それ以来一切読んでいない。そういう目に遭った小説家は五木寛之の『内灘夫人』と水上勉の『還流(だっけ?)』など。水上など、これ読んだことあるよね、と思いながら2回も読んでしまった。何度も言うけど、私は活字好きで本を持っていないと不安になるほどだけど、読むのが遅く、とても読書好きとは言い難い。それが2度も読んじゃうなんて。まったく腹立たしい。
ああいうのを読むと、小説家を誤解する。宮部、五木、水上。みんな誤解したまま、宮部の『理由』、五木の『蒼ざめた馬を見よ』、水上の『越前竹人形』を読まないまま、私は人生を終わる、と思う。ま、短い小説だし、ちょっと読んでみるかも。
とにかく、町田の図書館が再開したら『序の舞』を借りよう!
今日、やっとホイッスラー展に行った。横浜美術館だ。わが成瀬駅から電車1本。電車賃も400円しない。入り口でご年配の女性集団に取り囲まれ・・・招待券をもらっちゃった。やったね! 夫婦二人で3000円浮いた。浮いても喜べない。ぎりぎりアウトで見に行ったのだ。ムチャクチャな暮らしだ。
ホイッスラー展には広重などの浮世絵も飾られてあった。広重の「牡丹に孔雀」。一番よかったかも。ホイッスラーちゃん、ゴメン。広重や北斎の風景版画も素晴らしかった。油絵に負けていない。ま、ホイッスラーの油彩画もよく絵具が付いていたけどね。あれぐらい付いていれば文句はない。鳥居清長もよかった。
天気:晴れ

立派な画人

You Tubeでレオナルドの聖母子像を取り上げている。『岩窟の聖母』についてはYou Tubeでビートたけしも語っている。実際にルーブルに行って撮影した模様。ルーブルに飾ってある『岩窟の聖母』は実に立派に見える。「ほ・ん・も・の!」って感じだ。まこと重厚。
あんなすごい絵を30歳で描いたのだ。
何度も言うように、ルネサンスの徒弟制度は今のわれわれの年齢感覚とはまったくベツモノ。ルネサンスから200年も経ったオランダのギルドも同じよう制度が続いていた。10歳ぐらいから工房に入って絵画技法を叩き込まれる。
17世紀のオランダのレンブラントは22歳という若さで工房の親方になっていた。15世紀のレオナルドも30歳と言えば当然一人前。レオナルドはこの『岩窟の聖母』以降もどんどん精進した。立派な画人だった。
今日は朝一で50m室内プールに行って、炊飯ジャーが壊れたので、新しいのを買いに行った。忙しかった。午後からマンション勤務。
天気:雨
作品:F0「真冬の百合」
150218yuri0

You Tubeアップ成功!

やっとYou Tubeの動画がアップされた。動画と言ってもほとんど動かないけどね。
レオナルド・ダ・ヴィンチの2枚の『岩窟の聖母』を比べてみた。
今日すぐレオナルドの第2弾『聖アンナと聖母子』を撮影してアップする予定。出来ればラファエロの『アテネの学堂』も行きたい。無理かな? 次にレオナルドの第3弾『聖母子像』まで予定がある。とりあえず、この4つは近日中にできる。
2枚の『岩窟の聖母』は本日ホームページにリンクする予定。多分以前の『モネとルノワール』のYou Tubeを開いて頂ければ近くにリンクされていると思う。
ああ、やっと本格的にYou Tube生活に入れる。嬉しいね。
ずっと前から、もう40年以上前から温めてきた企画だ。ホームページでは『絵の話』で、けっこうやっている。でもそれは動画のほうがいい。視聴者は文章を読まなくていい。絵を見ながら聞いていればいいんだから、楽だと思う。私は自分の文章を何度も読み返し暗記するぐらいに練習するけど、スパイダーソリティアをやっているよりはるかに有効だと思う。死ぬ前に自分の絵画観を公表できるのが楽しい。英語版も作ったりして。無理だぁ〜〜〜。
『近代日本画の人脈』(田中穣・新潮社)は竹内栖鳳が終わって上村松園に入ったと思ったら、もう松園も終わった。松園の絵には大いに同意できるので、すらすら進む。次が村上華岳だ。もう、この長かった『近代日本画の人脈』も終わりに近い。最後に富岡鉄斎が登場する。瞬殺で読み終わると思う、というか、そこのところだけ読んじゃったかも。
『雪村周継』(赤澤英二・ミネルヴァ書房)も読んでいるけど、全然進まない。最初の数十ページは物凄くつまらない。雪村がどこで生まれたか検証しようとしている。かなり肉薄しているけど、証拠がないもんね。反論したら切りがないよ。常陸太田のあたりらしい。もうそれでいいんじゃないの。生まれた年も諸説ある。ま、戦国時代だったことは確か。絵の本というより歴史の本だね。疲れるよ。
今日は非番だったが、けっこう歩いた。You Tubeの『聖アンナと聖母子』もアップできた。「レオナルド『聖アンナと聖母子』」と検索すれば、ご覧頂けるはず。金曜日にはホームページにリンクする予定。かなり頑張ったが、ラファエロは出来なかった。
天気:曇りのち晴れ

実現可能な歳になってきたかも

やっぱりどうも明治期のほとんどの日本画はつまらない。ヨーロッパ美術がどっと入ってきてパニックになったのかもしれない。
でも、江戸時代でもつまらない絵はいっぱいある。
つまらないけど徒弟制度のなかでしっかり技法は伝授されて来た。ちゃんと生活できるシステムが調っていた。想像以上に厳しい上下関係が成立していた。それは今でもあるかも。つまらないけどねぇ〜。
こっちはそれに負けないぐらい描かないと追いつかない。あんなクソアカデミズムを圧倒する修業をしないと文句も言えない。最後は分量勝負かも。
というか、年寄り勝負かもしれない。
徒弟制度は歳をとると威張るばかりで描かなくなる。
でも、絵っていうのは歳をとってからいいのだ。ティツィアーノでも鉄斎でもモネでも積年の修業が実を結ぶのは80歳を過ぎてからだ。私は若い頃からそのことを知っていて、息が続かないだろうと高をくくっていたけど、64歳なんていう現実的な歳になってみると、で、ここまでけっこう描き続けてきてみると、可能性がまったくゼロではなくなっている。もうひと踏ん張りだけど、この最後の頑張りが出来るかどうか、とても怪しい。
今日は午前中に市美展に行って、午後からマンション勤務。昨日に比べると勤務前の買いものとかの歩きが少し足りない。
夜、You Tubeにアップしてみた。かなり手伝ってもらった。
天気:曇り
作品:SM「秋景」
150206mito0

何でもよく描けるねぇ〜

金井さんが見える日がわが家の大晦日だ。だから今日は正月。おめでたいね。
ま、しかし、まだ個展までは1か月あるから、これからもどんどん描く予定だ。70枚ぐらい描きたいね。フランスにいるときの油絵の作画量だ。
昨日の日曜美術館は小林清親をやっていた。たくさんの下絵デッサンが見られた。どう見ても、仕上がった版画よりいい。あんなに描いていたんだ。凄いね。やっぱりみんな描いているなぁ〜。
また、何でもよく描けるねぇ〜。
夜でも、火事でも、煙でも、雲でも何でも描いている。人物や動物は常識的に描ける。
絵描きなんだから当たり前だけど、描かないと始まらない。
とにかく、生きているのはわれわれである。絵を描こうが何をしようがまったく自由だ。だから、現に生きているわれわれはもっと描きまくらなければならない。描き狂いたいよ。
今日は寝坊したので午前中は特に何もしなかった。午後はマンション勤務。
天気:晴れ

別世界への道

竹内栖鳳ってどうなんだろう?
少しずつ進んでいる『近代日本画の人脈』(田中穣・新潮社)は、いま竹内栖鳳の真っ最中だ。私は1冊も画集を持っていないから確認できないけど、もちろん、代表作はほとんど見ている。実物も見ているはずだし、図書館の画集などは一応目を通している。
ほんと上手いよね。川合玉堂とか松林桂月とか菊池芳文とか実際上手いなぁ〜、と感じる。洋画の小磯良平も何度見ても上手いよ。ああいう人の絵は、昔の雑誌のイラストなどに比べると格段に上手い。まさに本物って感じだ。きっと1僂世1mmだか忘れたけど、その狭いところに筆で10本の線を引ける技を持っているのだ。定規なしで、まっすぐに引けるのだ。ぐるっと真円も描けるのだ。
だけどそういう画人を圧倒して富岡鉄斎は別世界にいる。鉄斎の世界に足を踏み入れているのが村上華岳だ。洋画の長谷川利行だ。私もそっち世界で絵を描きたいけど、なかなか入れてくれない。関門は高く固い。ま、勝手にそっちで描くことは出来るけどね。自分で勝手に参加しちゃえばいいんだ。
そのかわり、鉄斎の言うように万巻の書を読み、千里の道を行かねばならない。死ぬまでこっち世界の富貴栄達や威張りには恵まれない。大丈夫か? う〜〜〜ん、大丈夫だなぁ、きっと。
さっき読んだ竹内栖鳳は自分のでかい絵の制作途中で行き詰まり、女中に肩をもませながら秘策を練ったんだって。女中に肩をねぇ〜〜。どういう状況なんだ? くすぐったくないのか? 第一集中できるのだろうか?
竹内栖鳳じゃないけど、写生のための動物や鳥を庭に放し飼いにしていた日本画家もいた。インドの仏像とかを個人所有して、隠し金が1億円ていうのもいたなぁ。凄いよ。
ま、動物は動物園に行けばいいし、クラシック美術は美術館で見られる。個人所有は無理、無謀(=管理できないよ、管理人だけどね)。画集で我慢。財布に3千円入っていれば金持ちだ。焼きたてのフランスパンも買える(税込216円。朝食2人前)。ガソリンのプリペードカード代もプールの回数券も3千円だもんね。1億円は要らない。
今日は昼間に歩いてプールに行った。夜は金井さんが見えた。3時間コースで頑張って絵を選び題名をつけた。京橋の金井展まで1カ月。これからラストスパートだ。
で、You Tubeもやっている。きっと今日はアップ出来たけど題名が入らなかった。なんとか水曜日までにアップする。
天気:曇り夜から雨
作品:SM「富士遠望」
150212oyamada-sm

全然気にならない

昨日はほとんど運動していない。車の運転ばかりしていた感じ。実際には大していていない(2時間ぐらい)。食べるほうはけっこうしっかり食べた。でも体重もちょっと増えただけだった。400g。微調整範囲内。
昨日も絵を描いていると、たくさんの散歩人(さんぽびと。五輪真弓『恋人よ』のマラソン人風に)が行き交う。さしずめインテリ(寅さん風)の方々が多い。民度が高い、みたいな。私が育った下町とはだいぶ違う、か。最近の下町状況は知らないけどね。
油絵もちょっとやったことがある、というか少しやっているみたいな方もいると思う。
そうすると、立ちどまって見ている方、話し掛けてくる方など、少しおいでになる。これはいつものことで、全然気にならない。現場で描いていれば常識だ。
私はいつも「絵なんてどうでもいいんです。この素晴らしい景色のなかで2〜3時間過ごせることがハッピーなんです」と言うことにしている。ま、実際そのとおりだけどね。
今日は昨日の筆を洗ったりしているうちに午前中が終わってしまい、午後からマンション勤務。歩きだけは十分。
天気:晴れ。寒さのなかに春の匂い、みたいな感じ。

怒られたくない

昨日『原色現代日本の美術・彫刻』(小学館)が届いていた。半分ぐらいはわけのわからない彫刻だったけど、お目当ての戸張孤雁や中原悌二郎もあった。中村彜が絶賛した
中原の『憩える女』より戸張の『煌めく嫉妬(きらめくしっと)』のほうがいいように思う。中原の『憩える女』は腰のあたりが平板な感じ。戸張のほうが人体の複雑な凸凹を有機的に表現している。それは、中村屋サロン美術館で立体で見た時にも感じた。
そう言えば、最近出来た三次元のコピー機。中原や戸張の小さな彫像(高さ35cmぐらい)だったら、コピーできるのでは? 戸張の彫像が欲しいよ。
戸張や中原の彫刻写真はネットで見られる。
竹橋の近代美術館なら、鉛筆だったら、戸張の彫像とかを描かせてくれるかもしれない。黙って手帳に写生してしまうか。64歳で怒られたくないけどね。
今日は、M氏の住む多摩湖畔に行った。突然の訪問だったけど、美味しい挽きたてコーヒーで歓待してくれた。
強風のなか4枚描いた。富士山も大きく見えた。
でも、なぜか美しい多摩湖側ではなく、裸の雑木林の隙間から見える住宅街を描いた。ちょっとコローとかピサロを想わせてくれた実景だったけど、私の絵はメチャクチャ。悲しいね。「風景の抽象表現主義じゃ!」(彦麻呂風に)
天気:晴れ。風強し。
作品:F0「朝の窓辺」
150204tulip0

けっこう危うい

『日本の歴史16大正新帝国の誕生』(集英社)を読むと、というか見るとだけど、1910年から1922年までの12年間。ま、大正デモクラシーの時代だけど、けっこう危ういね。1911年には日韓併合があった。1914年には第一次世界大戦があり、1918年には日本はシベリア出兵を行っている。太平洋戦争に突き進む準備期間と言えなくもない。確かに夏目漱石の晩年に重なるけど、それは夏目漱石の死があったということでもある。当り前だけど、これも暗いニュースだ。漱石は50歳ぐらいで死んでいる。かなり早い。

昨日の夜、やっとYou Tubeをアップしたけど、どうやって確認したらいいのかわからず、題名とかの付け方も不明。タグも付けたい。以前に『モネとルノワール』をアップしているのに、まったく忘れてしまった。ま、じっくりネットなどの「You Tubeのアップ方法」みたいなサイトを読みなおせば出来ると思う。数日で出来る。あと3本用意していあるから、本当に合計5本アップできるはず。ご期待ください。昨日アップしたのは『レオナルドの2枚の「岩窟の聖母」』だ。
今日はマンションの早番勤務があり、夜はプールに行った。昨日は雨でもあり、運動、体操ゼロだったが、今日はフルコース。
ああ、キャンバスを張らなければ。
天気:晴れ
Archives
Categories
  • ライブドアブログ