絵を描いても、キャンバスの向こう側に美はない。
美を目指して絵筆を揮うのではない。描きたいから描くだけ。裸婦を描き、花を描き、海を描き、里山を描く。描きたいものを描く。描きたいように描く。
太い筆をバンバンキャンバスにたたきつける。たっぷり画用液をしみこませて、絵具を塗りまくる。筆を走らせる。気持ちいいね。
絵を描くというのはそれだけのことだ。
だけど、なかなか描けるものではない。原則、絵は一銭にもならない。滅多に売れないし、売ろうと思って描いた絵は最悪。そんなもの話にならないのだ。「あんた、何しに生まれてきたの?」って感じ。「こういう絵を描くためかよ。死ねや」と言いたくなる。だから、その手の絵は一切描かないけどね。描けないし。上手くないもの。無理だよ。
「じゃあ、どうやって生活するんだよ?」というチョー常識的な質問が飛んでくる。
アルバイトかなぁ〜〜〜?
そのままわが暮らしなのである。
まともだねぇ〜。
で、なかなか描けない絵をどうやって描くか?
それが81回の個展。個展や展覧会に向かって描くしかないのだ。
ま、それから古典絵画へのオマージュかなぁ
今ちょっと、昔の豊橋展の絵を2011年4年間ずらずら見てみたけど、けっこうよくなっているじゃねぇか。いいよ、いいよ。この路線で行こぉ〜〜〜。ダイジョブ、ダイジョブ。
なんかホームページの『唇寒』にのせるような文章になってしまったけど、ま、いいか。
今日はSさんの個展を見に古淵に行った。帰りにイオンでゴマすり器を買った。手動式。850円ぐらいした。100均のヤツでは全然擂れないから致し方なかった。で、そのゴマすり器はとてもよく擂れていた。
わが酔芙蓉が満開である。酔芙蓉って9月末から10月初旬だっけ? 曇りの日にもう一度描きたい。今朝も描く気でいたけど、陽が強すぎた。土曜日の早朝か?
天気:晴れ
作品:F4「自作のなすび」
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