イッキ描きブログ

菊地理の油絵作品と絵の話

2017年11月

肝心なものが抜け落ちている

私はいつもヴュイヤール(1868〜1940)を追い回している。昨日見た小さな油彩画《おたふく風邪》(24.0×20.0僉砲聾紙に描かれていた。24〜5歳のころの絵だ。大原美術館が所蔵している《薯をむくヴュイヤール夫人》も同じぐらいのころの絵。ヴュイヤールの晩年はイマイチ。50歳ごろから盛んに描き始めた室内のなかの肖像画がつまらない。しかし、公園の絵などは悪くない。
ヴュイヤールに限らずヨーロッパ絵画はこせこせしていない。古典絵画をよく研究している。
中村屋サロン美術館で『描かれた女たち 女性像に表わされた現実と夢展』の絵には、明らかな画壇美術が見える。画壇のなかでその画家がどういう位置かが大切なのだ。絵から肝心なものが抜け落ちている気がする。
新しさのために一番肝心なものを忘れている。新しさノイローゼだ。
筆への慈しみが全然ちがう。筆の喜びがない。
たしかに才能があるのかもしれないが、そのなけなしの才能を画壇で地位を占めるために利用しようとしている。
人生が一度しかなく、どういう生き方がいいのか全然考えていない。どういう絵を描くべきなのか、頭を冷やした方がいい。
本当に真剣に描きたいものを描きたいように描くべきである。いつも自問自答して自分に正直に筆を執るべきである。一生は一度しかないのだ。
ヴュイヤールなどヨーロッパの画家はそこのところのギリギリラインをちゃんと守っている。

今日はマンション勤務の遅番だった。昨日はプールも行って25000歩も歩いたのに、夜よく眠れず『永遠のゼロ』をいっぱい読んでしまった。トイレに3回も起きた。疲れすぎて脳が興奮したのかも。当然今朝は寝坊したから問題ない。
天気:曇り夕方から雨

朝から大車輪

今朝の体重差は従来どおり1圓世辰拭
作品集は進んでいないけど、少しずつ構想は出来上がっている。去年出来上がっている原案をいろいろ変えている。そりゃ1年経てば新作もどんどんできちゃうから変わるのが普通だ。
小説は『永遠のゼロ』(百田尚樹・講談社文庫)が進んでいる。地図などがないとややこしいが、ドラマも映画も見ているから何とかなるか。まったく日本の軍隊はロクでもない。ゼロ戦は素晴らしいけどね。

今日は非番でクロッキー会も絵画教室もなく午前中は50m室内プールに行って、午後は新宿の中村屋サロン美術館で『描かれた女たち 女性像に表わされた現実と夢展』と二重橋前の三菱一号館美術館で『パリ★グラフィック ロートレックとアートになった版画・ポスター展』を見に行った。他に銀座の知り合いの個展を2か所回った。歩数は25000歩にもなってしまった。

三菱1号館ではロートレックのほかにヴュイヤールやボナールも多く、ヴュイヤールの小さな油彩画《おたふく風邪》もあり、その絵はとてもよかった。いやぁ〜、ヴュイヤールはいいね。リトグラフも数枚あり、それらも魅力いっぱい。《街路》は33.3×45.0僂箸い小さなリトだが100号に描き直したいぐらいしっかりした絵だった。
天気:晴れ。暖かい
作品:F10「秋のテーブル」
171018cosmos10

パソコンなどのこと

昨夜と今朝の体重差は300gだった。ふつう1圓呂△襦昨夜の代謝量は少なかった。今朝の体重は72圈昨日は歩数計をつけてみた11856歩だった。だいたい遅番のときは1万歩あまり、昨日はちょっと多め。昨日は膝の痛みはなく、多少怪しい程度だった。
『鑑賞ガイド』の資料はCD2枚に保存した。資金があればHDを2台買い、それぞれに保存する。というか、保存しっぱなしで、パソコンを軽くしておく。2台ないと1台壊れたときにすべてがパーになる。
私の古いHDも壊れたまま置いてある。直すのに20万円前後かかるらしい。大金が舞い込んだら直すかもしれない。5年前のフランスの資料がそのまま入っている。かなりこのブログにアップしたから一応はこのブログで見られる。
また、古い絵は作品集を作るためにデジカメやスキャンで撮り直した。買ってもらった絵は残念ながらバイバイだ。
で、現実に『鑑賞ガイド』で28ページ(表紙込み)を実感するとけっこう薄い。これで1000円は高額感があるかも。
とにかく作らないと修正や補正が出来ない。早めに実現したい。目標は1週間以内。無理かぁ〜〜。

今日もマンション勤務は遅番。
天気:曇りのち晴れ

心にぽっかり

昨日は図書館で絵画鑑賞のいろいろな本をパラパラ見比べた。元からだいたいは知っている。そうすると本自体が小さかったり、中の図版も小さい。図版に矢印が入っている。絵画に対するリスペクトがあまり感じられない。もちろんリスペクトを強要する気はない。人それぞれ。勝手だ。でも私は尊敬しているから気分がよくない。
で、私はギリギリ画集レベルの鑑賞が出来る解説書を作りたかった。だからA4サイズはどうしても欲しい。見開きA3の図版も入れたかったけど、今回は我慢した。
ものごとは作っているときは苦しいけど楽しい。暮らしの支えになる。出来あがっちゃうとなんか虚しい。心にぽっかり穴が開いたみたくなる。
いやいや私には絵があるからそんな空虚な気分を味わっている暇はない。次のクロッキー会が迫っている。キャンバス張りや地塗りにいつも追われている。そろそろ100号の下準備も始めなければならない。今年は最低6枚描きたい。出来れば8枚から10枚。絵具代だけでも大変な金額だ。もちろんキャンバス代はさらに掛かる。年賀状150枚も迫っている。
でも、その前に自分の作品集を仕上げなければならない。67歳だけど、世界的歴史的な印刷絵画革命をやりたい。大バカだけど多少は真剣。とにかく原稿だけは作って『鑑賞ガイド』の残りの紙やインクを使って実際にどういうものか作り上げなければ始まらない。5年もあれば判定が出ると思う。もちろん絵と同じでダメ元。そんなに莫大な資金がかかるわけでもない。

『錨を上げよ』(百田尚樹・講談社)は読み終わった。教養小説というヤツか? 主人公が成長してゆく話。いろいろ同意できない。帯には「後世必ずや日本文学史上に残る、怪物的傑作」とあったけど、私には納得できない。でもそんな凄い小説を読破したのは財産かも。今朝から『永遠のゼロ』(百田尚樹・講談社文庫)に突入。とうとう百田完全制覇かも。読売新聞の雑誌広告で『WILL』とか『HANADA』で大活躍の百田尚樹。私の意見とは真逆なのにねぇ〜。でも、読売の雑誌広告は面白い。なんか煙草を推奨している雑誌もある。養老孟司も寄稿していた。

今日はマンション勤務の遅番。朝寝坊はしなかった。7時過ぎに起きた。
天気:晴れ
作品:F4「フーガ」
171124-4

古典を見ない人々

絵を描くアマチュアの方は古典絵画をあまりご覧にならない、らしい。アマチュアの小説を書く人も他の人の小説をあまり読まないという情報もある。
そうすると、美術館に列をなす何万人もの美術愛好家って、どういう人たちなんだろう?
私は自分自身うんざりするほど絵を描くけど、古典絵画を見るほうもかなり熱心だ。2時間ぐらいの行列なら我慢してちゃんと並ぶ。私は父親より美術館に行っていると思う。
古典絵画がある以上、自分の絵なんてどうでもいいとさえ思っている。でも、ま、真似して描くけどね。筆の喜びは追体験したい。結果オーライ、じゃなくて結果最悪がほとんどだけど、それは致し方ない。そんな結果なんてどうでもいいのだ。いい絵なんて滅多にできない。100枚描いて2〜3枚ってところか? でも描かなければ始まらない。
アマチュアの方は絵は才能だと思い込んでいるのかも。そして自分に才能がある、または筆の幸運があると信じていらっしゃるのかもしれない。世の中そんなに甘くないと思うけどね。
で、プロの小説家は物凄い分量の古典小説を読んでいる。そういう意味では私はプロの絵描きかもしれない。物凄い分量の古典絵画を見ているし、今も見続けている。もちろんこれからも見続けたい。むかし三島由紀夫と小林秀雄の対談を読んでいたら二人の読書量の違いに驚いた。圧倒的に三島が勝っていた。
そう言えば、『錨を上げよ・下巻』(百田尚樹・講談社)に芸術家は世間に受け入れられようが無視されようが、作品が売れようが売れまいが、そんなことは関係ない。創作し続けている限り芸術家である、というようなことが書いてあった(p426)。私みたいなマイナー絵描きには嬉しい見解だ。
しかし、『錨を上げよ』のなかの主張はあまりにも読書や思索を重視しすぎている。私は身体活動なくして思索もハチの頭もない、と考えている。お釈迦様のおっしゃった最大の修行は呼吸法と歩行だと思っているほどだ。ゴロゴロして本ばかり読んでクソ思索を繰り返しても何にも生まれないし病気になる、と思う。そんな暮らしからは不健康な思想しか出てこない。とは言っても私が今朝起きたのは9時40分だけどね。偉そうなことを言えた暮らしぶりではない。風邪予防には最高かも。

今日は非番だった。録画用HDをケーズ電気で買ってテレビの録画設定をした。おかげで相撲の時間に25m学校温水プールに行けた(歩き=往復5000歩弱)。
天気:晴れ。風あり
図版:上:ティツィアーノ(1488/90〜1576)「ヴィーナスとオルガンを弾く男」 1548年 油彩 キャンバス 148×217僉.泪疋蝓璽鼻.廛薀蛭術館
下:ティツィアーノ「ニンフと牧童」1570〜1576年 油彩  キャンバス 150×187僉.Εーン美術史博物館ティツィアーノ「ヴィーナスとオルガンを弾く男」
ティツィアーノ「ニンフと牧童」

化けたのか?

『錨を上げよ・下巻』(百田尚樹・講談社)も最終盤に入り、いよいよ言いたいことが見えてきた。やっぱり百田の自伝かもしれない。主人公はテレビの放送作家になった。そして芸術の分野に小説も入っていた。やっぱりね。
でも、百田流に言うなら私の人生は最高かもしれない。
もちろん私自身は最低だと思っているけどね。マンション管理人て、時間給の所詮は肉体労働だもの。67歳で借家で貧乏人。前科がないだけいいか。結果としては肉体労働のおかげで元気が続いている。

自分で作ったクラシック絵画集を毎日見ている。本当に楽しい。自分で選んだ絵ばかりなんだから楽しくないわけがない。最後のページはティツィアーノ(1488/90〜1576)。壮年期の絵と最晩年の絵が並んでいる(元気だったら明日このブログにアップする)。
じっと見ている。もちろん私は最晩年の絵を評価している。80歳から90歳ごろの絵。最年長計算で88歳。最年少でも80歳の絵。横187僂療身大の裸婦の寝ポーズだ。
隣の壮年期の絵は、それでも60歳の絵。こっちも横217僂療身大裸婦の寝ポーズ。
でも60歳の絵は時代に媚びている。いやいや「媚びる」なんてとても言えたもんじゃない。素晴らしい度胸で描いている。ドーンとぶつかっている。
だけど80〜90歳の絵は破れかぶれだ。破れかぶれでもムチャクチャじゃない。20数年間でこんなにも成長するものなのか。20歳が40歳に成長するわけじゃない。60歳が80歳になるのだ。普通そんなに変われるもんじゃないと思う。60歳は一般には終わりの歳。500年も昔のことだからなおさらだ。
わかりやすく言えば悟りを開いたのだろうか?
そういうのって信じたくないけど目の前に絵があるからなぁ〜。どういうことなんだろう?
とにかく絵を見る目を持った自分自身に感謝する。悟りを目の当たりにしているのだから。
ま、お相撲さんでも化ける。突然強くなる。千代の富士もなんか突然強くなったよね。そういうのかな?

今日はマンション勤務の遅番。膝(実際には膝の上のところ)が心配。ま、休み休み歩くしかない。もちろんそれほど痛くもない。
天気:晴れ
作品:F8「公園の秋」
171115aki8

胸がスゥーッとする

牧谿(1280頃活躍)はやっぱり僧侶かなぁ。画家としても並はずれている。モネより600年も前に『印象━日の出』以上の空間意識で風景を描いている。いやいやただだだっ広く描けばいいというものではない。バーンとした大地がなければダメだ。海や川を描いても同じ。もちろん山や森や町を描いても同じだ。画家の意識が母なる大地に行き渡っていないと、地面がガタガタになってしまう。牧谿の《瀟湘八景図》はそういう意味でも素晴らしい。禅僧の絵だからそのほかにもいろいろな意味があるのだろうが、それは私にはわからない。見ていると胸がスゥーッとすることは確か。気のせいかもしれない。
牧谿が芸術家であろうと僧侶であろうと、そんなことはどうでもいい。ほんと、どうでもいいよね。ま、よほどの修練を積まないとあれは描けない、と思う。

今日はクロッキー会だった。会員は私を入れて6人。極楽制作状況。贅沢なクロッキー会だ。夜はホームページを更新した。実は歩いて25m学校温水プールに行こうと思ったが挫折した。かったるい。思うよりクロッキー会は疲れるかも。
天気:晴れ。

息絶え絶え

『錨を上げよ・下巻』(百田尚樹・講談社)によれば、学者、芸術家、商売人はサラリーマンより偉いらしい(p273)。私みたいなクソマイナー貧乏絵描き(=芸術家?)でもなんか気分がいい。だけど百田が思っている芸術家はクラシックの作曲家かもしれない。ニーチェの語る芸術家も音楽家を想定している感じ。でも百田は小説家も芸術家に入れているかも。所詮は自画自賛か。
私が芸術家を想定するのはティツィアーノ(1488/90〜1576)みたいな人だ。牧谿(1280頃活躍)は芸術家という感じはしない。67歳でジタバタしてもティツィアーノにも牧谿にもなれっこない。それは『錨を上げよ・下巻』にも書いてあるとおり(p267あたり)、時代が全然ちがうんだからなれるわけもない。ま、ジタバタするのは勝手だ。ほんといつもいつも息絶え絶えだけど、よく生きているよ。
いろいろな課題がある。このパソコンの前にある本棚がギシギシ言っている。とてもヤバい。近日中に補修しないと壊れる感じ。めんどくせー。

今日は祝日なので9時5時。自分の勤労に感謝しながら頑張った。
天気:雨
作品:SM「秋の公園」
171115aki-sm

プリントアウトは高額

名作の筆のタッチには画家の吐息や鼓動も感じられる。そこがまた凄い。このことを『鑑賞ガイド』には書かなかった。どこかに入れたい。最終ページに入れたいけど、最終ページ分はもう7冊分印刷してしまった。7冊ぽっちとお思いかもしれないが、これだけでもインク代と紙代はハンパない。ま、次回分は直しておく。というか、この7冊は出版社に見ていただく分だ。宮尾登美子は70軒の出版社に問い合わせたという話だから、私の7軒はとても少ない。インクと紙が買えたらさらに10冊ぐらい作りたい。もちろん出版社向けだ。
今日は非番で予定がなかったから寝坊してもいいのだけれど、9時半を回っていたのにはびっくりした。ま、風邪予防としては最高かも。ゴミも出せなかった。寒いから大丈夫。カラスもどこかで冬籠りらしい。見かけない。
今日は午後遅く50m室内プールに行った。さすがにこんなに寒いと混んではいなかった。
運動はウォーキングが不足気味。
天気:薄曇り夕方から雨

直すところだらけ

『鑑賞ガイド』はどんどん印刷しているけど、直すところだらけ。致し方ない。題名も不安定。とりあえず8部印刷中。11部のはずがすでに印刷ミスが3部出てしまった。
題名は現在の11部は変えられないが「ずっと見ていたい何度も味わいたくなる」「西洋絵画鑑賞ガイド」「〜筆の喜び〜」みたいにしたい。
というわけで、小説も進まない。とにかく返却日順に読んでゆくことに決めた。

今日はマンション勤務の早番があり、月例会にも参加したので、朝暗いうちからから夕方暗くなってまでずっと管理人だった。朝は6時前に起きた。早朝の水浴はけっこう楽。8時ごろのほうがきつい。冷え切っている。
夜、『鑑賞ガイド』の修正をやった。印刷は明日。
天気:晴れ
作品:F4「深秋」
171115aki4
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