イッキ描きブログ

菊地理の油絵作品と絵の話

2018年03月

楊貴妃も揚子江

(土曜日)
今日は二人展5日目です。
加藤正己(ステンドグラス)菊地理(油絵40点ぐらい)展:3月26日(月)〜4月3日(火)金井画廊1Fで開催します。私は4月2日(月)以外はいつも会場にいる、予定です。
24日付で出展予定作16点をホームページにアップしました。

『揚子江』(陳舜臣/増井経夫・中公新書)を読み終わった。博学なお二人の対談にはついて行けないところも多かったが、おおむね「やっぱりね!」という結論だった。むしろあまりにも江南びいきで華北の人が読んだら怒るかもしれない。画人の名前は少なかった。私はもともと絵画方面は詳しいので新知識は不要。中国の絵を見ても江南は素晴らしい。その源流の蜀(=成都)も多くの偉人を輩出している。美女も多いとの話。楊貴妃も蜀の出身とあった。
桃源郷は揚子江の中流域なのではとの話も。
毎日京橋に出勤している私にとっての桃源郷は町田近辺だけどね。三浦半島西岸も含めれば、私の大桃源郷だ。そこで描いた絵をお見せしていることになる。じゃあ、桃源郷絵画か。悪いわけながいね。現代の冨岡鉄斎(1837〜1924)なのか? それはあまりに図々しい。

昨夜から『法然入門』(阿満利麿<あま・としまろ>・ちくま新書)を読み始めた。初めから理屈っぽいけど、哲学も入門程度ならわかるので、私には面白い。
現代の風潮を「科学的な証明が得られることだけが本当に存在するという『迷信』にとらわれてしまったからであろう。非科学的なことは信じない、というのが現代人のプライドとなっている」(p17)と冒頭から手厳しい。

5月19日(土)〜7月8日(日)府中市美術館で長谷川利行展開催(140点くらい)されます。全国5か所の循環展覧会です。
天気:晴れ。
写真:金井二人展4
kanai4

寄生市民

(金曜日)
今日は二人展5日目です。
加藤正己(ステンドグラス)菊地理(油絵40点ぐらい)展:3月26日(月)〜4月3日(火)金井画廊1Fで開催します。私は3月29日(木)と4月2日(月)以外はいつも会場にいる、予定です。
24日付で出展予定作16点をホームページにアップしました。

昨日は25m学校開放プールで元塾生に会った。中学のころわが学習塾に来ていて、高校生からも毎週50mプールに一緒に行っていた。現在はちゃんとお勤めしている。いま仕事の関係でご実家に暮らしている。高校時代に水泳部にいただけあって、とても速い。水泳についてはあっちが先生だ。50mプールで一緒だったのはもう20年ぐらい前の話。
私もながく町田に住んでいるなぁ。プール、図書館、美術館、公園と町田市の施設をフル活用している。町田市パラサイト爺かも。平身低頭で活用させていただいている、つもり。

今日は京橋に行き、夜は明日付のホームページをアップした。歩数計をつけたら7000歩だった。

5月19日(土)〜7月8日(日)府中市美術館で長谷川利行展開催(140点くらい)されます。全国5か所の循環展覧会です。
天気:晴れ。
写真:金井二人展3
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ルドンを堪能

(木曜日)
今日は二人展4日目です。
加藤正己(ステンドグラス)菊地理(油絵40点ぐらい)展:3月26日(月)〜4月3日(火)金井画廊1Fで開催します。私は3月29日(木)と4月2日(月)以外はいつも会場にいる、予定です。
24日付で出展予定作16点をホームページにアップしました。

昨日までで三日間娑婆に出た勘定だ。普段は町田の田舎をうろついているだけ。
まったく世の中にはたくさんの人がいる。今回は二人展なので相方・加藤氏のお知り合いも多く見え、世間が二倍に膨らんだ。世の中はでかい。
昨日は二人展出勤前にルドン(1840〜1916)展に行った。
ルドンはフランスのボルドー出身で、私が25歳のときボルドー留学を決めた理由の一つになった画家。マルケ(1875〜1947)もボルドー出身。留学の数年前に見たボルドー美術館展もボルドー選択の大きな動機の一つだ。
で、やっぱりルドンはいい。筆触に隙がない。惰性がない。どの画面も筆の慈しみで満ちあふれている。「本物」ということ。絵画に殉じた画人だ。60歳ぐらいから花開く色彩の嵐は十分に練られた長い年月のたまものだ。
絵を描くとき、時間が飛ぶ。自分も消える。と同時に世間もどっかに吹っ飛ぶ。別世界で描いている。そういう絵だ。そういう絵こそが「本物」なのだ。上達や入選や受賞や「新しさ」を目指しているようではチョー低レベル、というかそんなの絵じゃない。
本物の「絵」をよく見ていただきたい。

今日は金井画廊にお休みをいただいてマンション勤務の早番に出た。マンション勤務もあまり長く休むと備忘録などを読むのが大変。夜は25m学校開放プールに行った。暑かった割には空いていたが、お若い方々に追い掛け回されてヒーヒー言った。

5月19日(土)〜7月8日(日)府中市美術館で長谷川利行展開催(140点くらい)されます。全国5か所の循環展覧会です。
天気:晴れ。25度
写真:金井二人展2
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5倍でかかった

(水曜日)
今日は二人展3日目です。
加藤正己(ステンドグラス)菊地理(油絵40点ぐらい)展:3月26日(月)〜4月3日(火)金井画廊1Fで開催します。私は3月29日(木)と4月2日(月)以外はいつも会場にいる、予定です。
24日付で出展予定作16点をホームページにアップしました。

巨然(10世紀ごろ)と牧谿(1280頃活躍)ははっきり蜀の出身と言われている。『揚子江』(陳舜臣/増井経夫・中公新書)には蘇東坡は蜀の出身とあり、杜甫も蜀に逃げたとあった(p59)。
グーグルで調べると、さすがに相模湾は広く50劼阿蕕い△襦M隼匚召浪聾付近で10劼阿蕕ぁ私がいつも描いている三浦半島の三戸付近は揚子江下流風景より広大なのか。そのうえ、でっかい富士山が望める。贅沢だねぇ〜〜。ハッピーな後半生を楽しませていただいているのかも。金はないけどね。とりあえず、要らないよねぇ〜。いやいや、多少はないとコンビニのおにぎりも買えない。金欲しいです!

5月19日(土)〜7月8日(日)府中市美術館で長谷川利行展開催(140点くらい)されます。全国5か所の循環展覧会です。
天気:晴れ
写真:金井2人展1
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揚子江を想う

(火曜日)
今日は二人展2日目です。
加藤正己(ステンドグラス)菊地理(油絵40点ぐらい)展:3月26日(月)〜4月3日(火)金井画廊1Fで開催します。私は3月29日(木)と4月2日(月)以外はいつも会場にいる、予定です。
24日付で出展予定作16点をホームページにアップしました。

『親鸞』(五木寛之・講談社文庫)の完結篇まで全6巻を読み終わった。と大袈裟に言っても、超エンターティメントなのでスラスラ進む。スターウォーズにも負けないほど。肝心なことは語ってあるので宗門からも支持されているとのこと。私も大切なことは語ってあるように思う。他力入門書としては悪くないかもしれない。ま、『はじめての親鸞』(五木寛之・新潮新書)を読んでしまえば小説『親鸞』は必要ないかもしれない。暇な人にはいい(=私にぴったり)。
親鸞の晩年は京都にずっと住む設定になっている。私はもっと旅をしていたような気がする。
いま読み始めているのは『揚子江』(陳舜臣/増井経夫・中公新書)。わが高校時代から知りたかった揚子江の話。高校生のときの思いは「揚子江に古代文明がないわけがない」というもの。また、「江南文化は日本文化の一つの原点である」という予感もあった。この研究は何人もの優秀な学者さんにゆだねるしかない。私は図々しく、生涯をかけた貴重な研究成果を拝聴する。ゴメン。
なお、高校卒業後に知ったことだが、巨然(10世紀ごろ)も牧谿(1280頃活躍)も八大山人(1626〜1705以降)も揚子江に寄り添って生きた画人だ。画家ではないけど諸葛孔明も蜀(揚子江源流付近)の人。興味津々。
今回の個展の正面に飾ってもらったF20《春を待つ》は相模湾を描いたが、思いはいつも揚子江。相模湾を見て揚子江を想っている。揚子江下流の川幅は相模湾より広いかも。ま、こっちは富士山付きだけどね。

2人展2日目終了。朝11時から夜7時まで会場にいるのはかなり疲れる。たいへんである。歩きや体操などは合格だと思う。ほとんど人のいないつくし野駅午前10時のホームで腕立て伏せもやっている。アホ爺だ。

5月19日(土)〜7月8日(日)府中市美術館で長谷川利行展開催(140点くらい)されます。全国5か所の循環展覧会です。
天気:晴れ
作品:F10「窓辺の花」3月10日イッキ描きライブで描いた絵。思ったほど悪くないかも。
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ベラスケスの筆勢

(月曜日)
今日から始まりました。
加藤正己(ステンドグラス)菊地理(油絵40点ぐらい)展:3月26日(月)〜4月3日(火)金井画廊1Fで開催します。私は3月29日(木)と4月2日(月)以外はいつも会場にいる、予定です。
24日付で出展予定作16点をホームページにアップしました。

24日(土)のテレ東『美の巨人たち』はベラスケス(1599〜1660)の20歳のときの傑作《セビーリャの水売り》を特集した。40号ぐらいの絵。私は多分実物を見ていない。
20歳であそこまで描けてしまっては、残りの人生は不要かも。それでも、同時期の他の絵はイマイチ。20歳のときにあれだけ大作を描いても、簡単には《セビーリャの水売り》はできない。それにしても油彩画の特性を十分に活かしている。よく知っている。画面は割れているけど、筆と絵具が有機的に躍動している。
私がイチオシの超大作《織女たち》(1657年? 油彩 キャンバス 220×289僉.泪疋蝓璽鼻.廛薀蛭術館)に至るまで何枚の大作を仕上げたのであろうか? 《織女たち》の右端の少女には驚嘆した。
ここ100年あまり、美術界は新しさのノイローゼになっている。あまりの切迫感に肝心の筆が進まない。考えてばかりいては絵は描けない。いっぽう、筆の修練は絶対である。動かしていなければ固まってしまう。私はくれぐれも言いたい。1万枚描いてから考えて欲しい、と。

今日は歩数は合格だったと思う。ジジイ体操も駅などでかなりできた。個展のお客様は、今年は二人展なので、やはり例年より多かった、と思う。個展はとても疲れる。

5月19日(土)〜7月8日(日)府中市美術館で長谷川利行展開催(140点くらい)されます。全国5か所の循環展覧会です。
天気:晴れ

本当に描きたいのか?

(日曜日)
明日から始まります!
加藤正己(ステンドグラス)菊地理(油絵40点ぐらい)展:3月26日(月)〜4月3日(火)金井画廊1Fで開催します。私は3月29日(木)と4月2日(月)以外はいつも会場にいる、予定です。
24日付で出展予定作16点をホームページにアップしました。

絵は、描きたいものを描きたいように描きたいだけ描けばいい。
ただし、本当にその絵、描きたいのか? 本当か? といつも自問していなければならない。とても危うい、のだ。
「私は、本当に、描きたいものを描いているか?」
いつもいつも自問していなければならない。
けっこう骨の折れる日々だ。
描きたいものを描くなら、説明もハチの頭もない。大丈夫。説明が描きたいなら説明を書けばいい。それはそれでいい。
コミックにだって線描の喜びはある。描画の意欲が満ち溢れていることもないことはない。
大きな目で見るべきだ。で、結局、他の人のやっていることなんてどうでもいいのだ。もちろん、いいものは見る。見たいものは見る。学ぶべきは学ぶ。あたりまえである。

今日は金井展前日。午後から画廊を手伝いに行った。こういうの初めてだ。二人展なのでいつも勝手が違う。午前中に25m学校開放プールに行った。ウォーキングはぎりぎりセーフか。

5月19日(土)〜7月8日(日)府中市美術館で長谷川利行展開催(140点くらい)されます。全国5か所の循環展覧会です。
天気:晴れ
作品:F4「希望」金井展には不出品=金井展以降
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一筆一筆の間に練る

(土曜日)
加藤正己(ステンドグラス)菊地理(油絵40点ぐらい)展:3月26日(月)〜4月3日(火)金井画廊1Fで開催します。私は3月29日(木)と4月2日(月)以外はいつも会場にいる、予定です。
昨夜、出展予定作16点をホームページにアップしました。

イッキ描きライブの前には、説明としての絵画はどうか、という課題もあった。もともと絵や彫刻は宗教と密接につながっていて、たとえば古代ギリシア彫刻でも、テーマはいつも神々の世界だった。神の彫像を作っていた。アフロディーテもゼウスもポセイドンも神だ。ということは説明である。空想の世界を現実に目の当たりに見せる。
また、ヨーロッパ絵画では絵のなかに寓意をこめたものも多い。寓意を解くのも美術史家の役割だった。
しかし、近代絵画以降は静物画を描いても、たとえばコップがコップの説明になっていてはいけないと教えられる。20歳前の画学生には何言ってるのかさっぱりわからない。コップを描いてコップに見えてはいけないのか?
そういうことを突き詰めてゆくと、イラストやコミックは絵画としては最悪となってしまう。すべて説明だもの。で、サブカルチャーというのか?
絵が説明の道具になっているからいけないのか?
そんなこと言ったら、ほとんどの絵画は何かの道具になっている。ムンク(1863〜1944)の最盛期の絵だって精神安定剤として描かれた。純粋絵画の最高点のような禅画だって禅の修行のための道具?
私の知っている限り、萬鉄五郎(1885〜1927)の言葉には絵画をどう考えるかの大きなヒントがある。わがホームページの『絵の話』の「萬鉄五郎の絵と言葉」に詳しく述べてある。萬の晩年も大正デモクラシーの時期なんだねぇ。
「一筆一筆の間に練るほかはない」のかも。

今日はマンション勤務は早番。夕方から25mプールに行く予定で、完全スポーツデイにしたかったが、用事でプールは行けなかった。ウォーキングはじゅうぶん。

5月19日(土)〜7月8日(日)府中市美術館で長谷川利行展開催(140点くらい)されます。全国5か所の循環展覧会です。
天気:晴れ

巨大絵画ワールド

(金曜日)
加藤正己(ステンドグラス)菊地理(油絵40点ぐらい)展:3月26日(月)〜4月3日(火)金井画廊1Fで開催します。私は3月29日(木)と4月2日(月)以外はいつも会場にいる、予定です。

3月10日に中尾氏企画でやってもらったイッキ描きライブでは、西はルネサンスからモランディ(1890〜1964)まで、東は范寛(10世紀後半〜11世紀前半)から八大山人(1626〜1705以降)あたりまで短時間でご紹介した。ああやって洋の東西の名画を俯瞰すると巨大な絵画ワールドが見える。この話は3月11日にもした。
いったい人はどうして絵を描くんだろうか?
描きたいから描くんだよね。
その大原則が手に取るようにわかる。
絵は、上手に描こうとか、褒めてもらいたいとか、買ってもらいたいとか、入選したい、受賞したい、文化勲章をもらいたいなどということのために描くのではない。描きたいから描くのだ。古来多くの画人は描きたいから絵を描いてきた。それも膨大な分量だ。
で、新しい絵の開発も要らない。そんなものはとてもチャチな人間の所業だ。特にここ100年、ノイローゼになっているゲイジュツカも多いが、みんな巨大な絵画ワールドを見ていない。それこそアルタミラの洞窟壁画からギリシア彫刻、ミケランジェロ(1475〜1564)、ティツィアーノ(1488/90〜1576)を経てピカソ(1881〜1973)まで誰もみんな描きたいように描いてきた。自由自在だ。ただし、その作画分量はハンパない。
やりたいことやってんだからジャンジャン描くべ。描きたいだけ描けばいいのだ。思い切り100号に等身大で描くのも悪くない。
人の考える新しさなんてゴミみたいなもの。もっと肝腎な巨大絵画ワールドを見すえ、その末端にでも加えてもらうことを願ったほうがいい。そういう願いさえ要らないけどね。描きたいものを描きたいように描きたいだけ描けばいいのだ。

今日は個展前の貴重な非番。やっと本年度金井展の作品紹介のページが完成した。今夜ホームページにアップする。途中で中散歩をしたからウォーキングはぎりぎりセーフか。8000歩なら合格だと思う。
なかなか収入のタイミングが思うに任せず、企みが滑らかに進まない。でも、私の遠大な計画は不動。多少つまずいても必ずや成功する! と思う。

5月19日(土)〜7月8日(日)府中市美術館で長谷川利行展開催(140点くらい)されます。全国5か所の循環展覧会です。
天気:曇り
作品:F4「一歩」
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超老力

(木曜日)
加藤正己(ステンドグラス)菊地理(油絵40点ぐらい)展:3月26日(月)〜4月3日(火)金井画廊1Fで開催します。私は3月29日(木)と4月2日(月)以外はいつも会場にいる、予定です。

昨日図書館で『芸術新潮』の最新版を見た。超老力(ちょうろうりょく)というテーマ。私がイチオシの芸術家や作品も掲載してあった。ミケランジェロ(1475〜1564)、ティツィアーノ(1488/90〜1576)、富岡鉄斎(1837〜1924)、モネ(1840〜1926)、ピカソ(1881〜1973)などだ。「これはどうかな?」と思う老画家の絵もいっぱい。現存の老画家の絵や工芸作品もあった。老人ならいいというものでもない。
だが、上記5人の絵は若いころの作品より老人になってからのほうがいいのだ。富岡鉄斎など、死ぬ3日前の絵《えい洲僊境図》(1924年 絹本着彩 142.7×40.1僉砲一番なんだから、凄すぎる。他にも禅僧の遺偈は死の床から起き上がって、弟子に支えられてしたためる。まさに渾身の書。東洋の文化には驚嘆する。

以前、わが大学時代に熱烈なる実存主義講義をしてくれた教授の話をしたが、その先生はキルケゴールの専門家で谷口龍男(1928〜2005年)という人だった。もちろんもうお亡くなりになっている。私の学生時代にはまだ実存主義の最後の炎が残っていた。

今日はマンション勤務の遅番。朝はたっぷり寝坊した(9時間睡眠?)が、十分歩いた。

5月19日(土)〜7月8日(日)府中市美術館で長谷川利行展開催(140点くらい)されます。全国5か所の循環展覧会です。
天気:小雨のち曇りのち晴れ
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