イッキ描きブログ

菊地理の油絵作品と絵の話

2018年04月

ビュールレ・コレクション展

(月曜日)
4月26日の美術館めぐりの話の続き。
『プーシキン美術館展』にはゴッホがなかった。ここまで見たのは西洋美術館の常設の「ばら」1点のみ。そろそろゴッホに飢えてきた。次に期待。
次は六本木・国立新美術館の『ビュールレ・コレクション展』(5月7日まで)。
都心を地下鉄に乗ってあちこちに行く。疲れるね。外国人がとても多い。上野から乃木坂に戻る。国立新美術館はフラットだよ。階段が不要。楽だねぇ〜。会場内を自由に行ったり来たり出来る。もう閉館間際だから人も多くない。
この展覧会のセザンヌ《風景》(1879年頃・大きさ不明横20号ぐらい)に釘付け。離れられない。次の部屋にはゴッホ(1853〜1890)がいっぱいなのに進めない。ビュールレ・コレクションの画像はウィキペディで「ビュールレ・コレクション」と検索すればだいたい見られる。このセザンヌの《風景》も見られるけど、色が全然ちがう。本物はもっと淡い。絵も、悪く言えばいい加減。そのいい加減さがとてもよかった。まったくこの日の美術館めぐりではセザンヌに開眼、か? 67歳でセザンヌとは遅すぎるべ。セザンヌって、いろいろな世間のめんどくせぇことから足を洗って、全部諦めたのかな? 諦めるって悟りなんだよね。ホント美しいよ。明快ですがすがしい。

今日はマンション勤務の9時5時。ウォーキング、筋トレなどは十分やった。

数年前に表参道で企画個展をやってくれたギャラリー・ウーゴスの中尾氏がネット上の常設展「菊地理イッキ描きギャラリー」を開設してくれた。どんどん増えて額装された作品43点が綺麗に並んでいる。こちらもぜひご高覧ください。グーグルなどから「菊地理イッキ描きギャラリー」で検索できます。私のホームページからもリンクしてあります。
20年間の作品から厳選したせいか、好評です。

5月19日(土)〜7月8日(日)府中市美術館で長谷川利行展開催(140点くらい)されます。全国5か所の循環展覧会です。
天気:晴れ。

プーシキン美術館展

(日曜日)
4月26日(水)の美術館めぐりで、西洋美術館の次に向かったのは同じ上野の都美術館の『プーシキン美術館展』(7月8日まで。この展覧会のホームページでかなりの画像が見られる)。
ああ、《草上の昼食》(1866)。130×181僂梁腓な絵だ。モネ(1840〜1926)はさらに大きな《草上の昼食》(3m×6m以上)を描いたのだ(一部分しか現存していない)。
少し前に読んだ『制作』(ゾラ・岩波文庫)を思い出す。小説は救いのない不幸な話だが、実際のモネはもっと溌剌としていた。いやいや『制作』のモデルはセザンヌ(1839〜1906)だべ。でも読むとなんかモネなんだよね。ゾラは所詮絵描きではない。絵を描く喜びなんて知らないのだ。
モネ26歳の世情はかなり厳しい。モネ自身の状況も不安がいっぱい。不安しかない。いやいや、わけのわからない情熱があった。意欲があった。恋人カミューもいた。
《草上の昼食》は誰が見たって明るく元気な絵だ。若さがみなぎっている。希望がいっぱい。
この絵の8年後に第1回印象派展が開かれる。しかし、モネは借金に追い回され自殺も図る。『制作』はかなりリアルにモネを追っている。1870年には普仏戦争があり、バジール(モネを経済的に支援した画家)は戦死、ドガ(1834〜1917)も目を負傷する。
とにかく大変な時代なのだ。いまの日本からは想像もできない。私も貧乏人だからモネの経済的窮状だけはある程度察することもできるが、現実の友人が戦死したり負傷する世情はどれほどの恐怖なのだろう。
クールベ(1819〜1877)の《山の小屋》(1874・33×49僉砲老羣遏クールベの絵っていい悪いの差が激しい。クールベはモネたち印象派の先生とも言える人。モネも何度もダメだしを喰らっている。
この展覧会でもセザンヌ(1839〜1906)が光った。最晩年の《サント=ヴィクトワール山、レ・ローヴからの眺め》(1905・60×72僉砲脇明性、密度、筆の喜びなど文句なし。
アルマン・ギヨマンは50歳のとき宝くじが当たって仕事を辞めて絵に専念したらしい。そんな人もいるんだね。宝くじは買わなきゃダメかぁ〜〜。
マルケ《パリのサン=ミシェル橋》(1908・65×81僉砲よかった(=絵はがきを買った)。橋げたや道路、あんなに白くていいのか。近くで見ると「どう見ても白すぎるべ」と思うけど、遠く離れて見るとまったくおかしくないんだよね。マジックだよ。マルケ(1875〜1947)は描けるね。
また、わがホームページの絵の話で取り上げたマティス(1869〜1954)《ブローニュの森》(1902・65×81.5僉砲来ていた。ああ、こんなところで再会できるとは!(1984年のプーシキン展にも来ていた)
ゴーギャン(1848〜1903)もよかったよ。

今日は非番。十分歩いた。夕方は歩いて25m学校開放プールに行った。客が少なくとても泳ぎやすく1700m泳いでしまった。プールって40分間弱でたっぷり運動するから、泳いだ前と後のギャップが気持ちいいのかも。達成感とかじゃないと思う。それほど大袈裟なものじゃない。

数年前に表参道で企画個展をやってくれたギャラリー・ウーゴスの中尾氏がネット上の常設展「菊地理イッキ描きギャラリー」を開設してくれた。どんどん増えて額装された作品43点が綺麗に並んでいる。こちらもぜひご高覧ください。グーグルなどから「菊地理イッキ描きギャラリー」で検索できます。私のホームページからもリンクしてあります。
20年間の作品から厳選したせいか、好評です。

5月19日(土)〜7月8日(日)府中市美術館で長谷川利行展開催(140点くらい)されます。全国5か所の循環展覧会です。
天気:晴れ。
作品:F8「ハナミズキの道」
180411hanamizuki8

西洋美術館の小企画展

(土曜日)
美術館の階段なんて屁でもない。私はマンション管理人なのだ! いくらでも上下できる。だけど、美術展めぐりはハンパない重労働。足腰が痛くなる。平らでもたいへんなのだ。日本の美術館はどうかしている。バカだ。ま、年寄りを鍛えてくれる構造ではある。東京国立博物館にも階段が少なくない。
西洋美術館では新館の版画素描展示室で「マーグ画廊と20世紀の画家たち―美術雑誌『デリエール・ル・ミロワール』を中心に」という小さな企画展もやっていた。入ってすぐのボナール(1867〜1947)2点がよかった。この画像も西洋美術館のホームページで「ボナール」と打てば収蔵している全ボナールが見られる。拡大図版で見れば十分楽しい。私もついこの前町田に歩いて行ったとき、ボナール構図で鉛筆デッサンしたばかり。上から見た街角は絶好の描画ポイントだ。「え? お前の絵はどんな絵かって?」いいの、いいの。出来た絵なんて関係ない。そこでスケッチすることに価値がある。それが絵描きってもんだよね。
小さな企画を見たあと、ゴッホがある部屋に向かった。6号ぐらいの小さな白バラの油彩画。ゴッホの絵も飢えたように実物が見たくなる。ゴッホの直の筆触だものね。その手で、その筆で刷いた跡がそのまま残っているのだ。ま、それが絵ってもんだけど。凄いメディアなんだよ。畠山記念館に行けば牧谿の筆跡にも逢えるんだから驚き(常設されてはいないけど国宝だからある程度の間隔で展示しなければならない、のだ)。850年以上前に牧谿自身がその手で描いた絵なんだから素晴らしいことだ。直接の筆触だもんね。
ああ、美術館めぐりは楽しい。頭も身体も別世界にいるみたいにふわふわ飛んでいる気分。私は貧乏人で決して恵まれた暮らしはしてないけど、美術館ではまさに幸福のときに浸っている。「幸福な人なんていない。幸福なときがあるだけだ」

今日はマンション勤務の遅番。ウォーキングは合格。昨日も非番だったが十分歩いた。でも、プールには行っていない。美術館めぐりの疲れが取れていない感じだ。

数年前に表参道で企画個展をやってくれたギャラリー・ウーゴスの中尾氏がネット上の常設展「菊地理イッキ描きギャラリー」を開設してくれた。どんどん増えて額装された作品43点が綺麗に並んでいる。こちらもぜひご高覧ください。グーグルなどから「菊地理イッキ描きギャラリー」で検索できます。私のホームページからもリンクしてあります。
20年間の作品から厳選したせいか、好評です。

5月19日(土)〜7月8日(日)府中市美術館で長谷川利行展開催(140点くらい)されます。全国5か所の循環展覧会です。
天気:晴れ。

西洋美術館の常設

(金曜日)
西洋美術館は年寄りにはきつい造りだ。トイレはだいたい地下にある。けっこうな階段を降りなくてはならない。用が済めば当然今度は上らなければならない。企画展入口への階段を降りたホールにあるトイレを使うのが一番賢明。
展示室は大きいけど繋げる廊下は狭い。階段も多い。都美術館もエスカレーターだけど上り下りが多い。最悪なのは三菱一号館。大財閥の美術館だけど貧乏くさい。六本木の国立新美術館が一番いい。平らで広く、せせこましくない。トイレも多い。
西洋美術館の常設展示を見るのも一仕事だ(美術館のホームページで見られる)。新収蔵品が多くびっくりした。一番驚いたのはブグロー(1825〜1905)を買ったこと。いまどきブグローかよ。しぶといね。クソアカデミズム。しかもブグローとしてはイマイチ。描きかけみたい。制作途上がわかるから面白いかも。ま、ドガの新収蔵品もあったから差し引きゼロか。
なぜかセザンヌ(1839〜1906)がとてもよく見えてしまった。横20号ぐらいの大きな油彩画2点だ。《葉を落としたジャ・ド・ブッファンの木々》(1885-86)と《ポントワーズの橋と堤》(1881)。それにしてもセザンヌいいね。なんか諦めているんだよね。娑婆っ気ムンムンのブグローなんて問題じゃない。ブグローがセザンヌを審査し認めず、画壇から締め出した。おかしいっしょ。こんなことは世の常識だけどね。長谷川利行(1891〜1940)を安井曾太郎が締めだしたのと同じ。繰り返しだ。でも、セザンヌも利行も描き続けた。絵は描いたもんの勝ちなのだ。
西洋美術館にはルーベンス(1577〜1640)の《眠る二人の子供》(1612-13)もある。喉が渇いたみたくルーベンスの絵の前に駆け寄る。「ああ、いい絵だ。これが絵ってもんだよ」絵具が完全に密着している。絵が透き通っている。言いたくないけど綺麗なんだよね。やっぱり美術って言葉は正解かも。

『プラド美術館展』は5月27日まで。

数年前に表参道で企画個展をやってくれたギャラリー・ウーゴスの中尾氏がネット上の常設展「菊地理イッキ描きギャラリー」を開設してくれた。どんどん増えて額装された作品43点が綺麗に並んでいる。こちらもぜひご高覧ください。グーグルなどから「菊地理イッキ描きギャラリー」で検索できます。私のホームページからもリンクしてあります。
20年間の作品から厳選したせいか、好評です。

5月19日(土)〜7月8日(日)府中市美術館で長谷川利行展開催(140点くらい)されます。全国5か所の循環展覧会です。
天気:晴れ。
作品:SM「朝」:明日付けホームページのヘッドページの絵です。
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絵を見るポイント

(木曜日)
昨日は午前中強い雨だったせいか美術展はかなり空いていた。とても見易かった。
最初に『プラド美術館展』に行った。とにかく絵がでかい。ま、工房で弟子が描いているのだから大きくて当たり前。絵画工場だ。でもベラスケス(1599〜1660)の絵はほとんど一人で描いたという噂。《王太子バルタサール・カルロス騎馬像》(209×173僉砲離丱奪の風景なんてまさにイッキ描き。嬉しくなる。
でも、わがホームページに書いた絵画を見るときの4つのポイントのうち一つを忘れてしまい、忘れながら美術展を回っていた。4つのポイントは「密度、透明性、踏み込み、筆の愛着」で、忘れていたのは「踏み込み」。大丈夫。一流絵画はみんな踏み込みがいい。さらに、西洋画の美術展では画面のクラックを見ること。また、渦巻き構図を確認すること。西洋画はほぼすべて渦巻だ。まったく目が回るよ。
思い出せば、絵を比べるポイントは「うるさくないか」「弱く消え入るようではないか」などの基準もあった。
ま、今回のプラド美術館展の最高の1点はやっぱりティツィアーノ(1488/90〜1576)の《音楽にくつろぐヴィーナス》かな。ティツィアーノの等身大の裸婦にはしびれるね。
それにしても油彩画って素晴らしい画材だ。ちゃんと使えば500年はしっかり長持ちする。保存や修復が出来ているのだろうが、さっき描いたみたく綺麗だった。他のルーベンスの絵なども何百年も昔の絵とは思えなかった。
明日は西洋美術館の常設展の話。

今日はマンション勤務の早番があり、夜は25mプールに行く予定だったが、なんかかったるかったのでプールは中止した。昨日の美術館めぐりが応えていると思う。

数年前に表参道で企画個展をやってくれたギャラリー・ウーゴスの中尾氏がネット上の常設展「菊地理イッキ描きギャラリー」を開設してくれた。どんどん増えて額装された作品43点が綺麗に並んでいる。こちらもぜひご高覧ください。グーグルなどから「菊地理イッキ描きギャラリー」で検索できます。私のホームページからもリンクしてあります。
20年間の作品から厳選したせいか、好評です。

5月19日(土)〜7月8日(日)府中市美術館で長谷川利行展開催(140点くらい)されます。全国5か所の循環展覧会です。
天気:晴れ。

テレビは怖い

(水曜日)
録画してあったNHK『日曜美術館』の「ヌードがまとうもの 英国禁断のコレクション」を見た。びっくりした。本物の全裸モデルを細密描写の男性画家がふんぞり返って描いている。いつも立って必死こいて描いている私とはえらい違いだ。あんなに反り返って絵が描けるのか? 背筋を伸ばして描けと教えてもらったものだが。髪の毛ふさふさの画家なのでハゲの私はその点では平伏したけどね。
それにしても驚いたのはNHKのカメラ。全裸モデルの生のバストをじっくり撮り捲っていた。あんなカメラワークが許されるのだろうか? テレビでオッパイ映像は常識だった『8時だよ、全員集合』の最盛期ではないのだ。まったくEテレなら何でもありか? はっきり言ってあのカメラワーク気持ち悪いんだよね。前半がターナー(1775〜1851)が描いた秘蔵濡れ場水彩画、真ん中が全裸モデルの細密描写ライブ、後半が男性ホモデッサン。いろいろな性の形があっていいらしいけど、テレビはある程度強制的に見せられるメディアだ。ま、厭なら消せばいいんだけど、『日曜美術館』はずっと見てきたし、まず消さないよね。信用があるもの。厭なものを見てしまった。私は性行為に偏見がありすぎるのだろうか? そう言えば、半裸男性3人のキモい踊りもあった。なんだアレ?
でも、9割以上の人はノーマルらしい。なんでもおおように理解ある知識人でありたいけど、平等思想の押し売りはご勘弁願いたい。テレビは恐ろしい、のだ。

昨日は町田でコバルトブルー(ルフラン本物)とスタンドリンシードオイル(ニュートン)を買った。ブロックスのスタンドオイルが残り少なく、いろいろ試している。こうなってブロックスが抜群にいいことを知る。

今日は昼から都心に出て『ビュールレ・コレクション展』と『プラド美術館展』と『プーシキン美術館展』と立て続けに三つ見た。この話はまた明日。

数年前に表参道で企画個展をやってくれたギャラリー・ウーゴスの中尾氏がネット上の常設展「菊地理イッキ描きギャラリー」を開設してくれた。どんどん増えて額装された作品43点が綺麗に並んでいる。こちらもぜひご高覧ください。グーグルなどから「菊地理イッキ描きギャラリー」で検索できます。私のホームページからもリンクしてあります。
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5月19日(土)〜7月8日(日)府中市美術館で長谷川利行展開催(140点くらい)されます。全国5か所の循環展覧会です。
天気:雨のち曇り。晴れ間も。
作品:F15「春の日の海」:現在ホームページにアップ中。
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記憶はあいまい

(火曜日)
第一次世界大戦のときドイツ軍はパリに進攻していなかった。調べようと思いながら、つい忘れて更新してしまった。フランス軍はマルヌの戦いに勝ってパリを守った(1914年9月〜12月)。とにかく大変な時代。想像してもゾッとする。これは自慢だけど、私は『チボー家の人々』(マルタン・デュ・ガール・白水社)を読破したのだ。読んでいるときはまさに第一次世界大戦の恐怖のなかにいた。高校時代からずっと読んでいた。4年ぐらいかかった。
今よく日本年表を見直したら『出家とその弟子』(倉田百三)も1916年の出版とあった。
とにかく大正期の文化は凄かった。
でも、ブログなどに書くときはよく調べないとヤバい。申し訳ありませんでした。
文章は勢いで書くからついつい書き進めてしまう。後で調べようと思いつつ忘れる。たいへん危険である。

今日は21日付でアップしたホームページの画像が一部ピンボケだったので入れ替えた。歩いて町田を往復したのでウォーキングは十分。金券ショップでプラド美術館展のチケット1600円を1400円で買った。ヌード展やビュールレ・コレクション展は売ってなかった。ターナー展も長谷川利行展もなし。自力で行くしかない。プーシキン展は65歳以上なので1000円で入れる。

数年前に表参道で企画個展をやってくれたギャラリー・ウーゴスの中尾氏がネット上の常設展「菊地理イッキ描きギャラリー」を開設してくれた。どんどん増えて額装された作品43点が綺麗に並んでいる。こちらもぜひご高覧ください。グーグルなどから「菊地理イッキ描きギャラリー」で検索できます。私のホームページからもリンクしてあります。
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天気:曇り

もう来ているかも

(月曜日)
もうとっくに来ているのかもしれない。ただ見えていないだけなのかもしれない。
いやいや、昨日の続きの話だ。大正デモクラシーのとき(1910〜1922ぐらい)のようなでっかい文化の塊の話。大正デモクラシーは政治のところだけ見ると、そんなにいい時代とばかりも言えない。なんと言っても1914年は第一次世界大戦の始まった年だ。いい時代なわけがない。
しかし、文化面だけ見ると、美術はもちろん、文学や科学でも画期的な進展があった。
わが世代の若いころの必読書もだいたいこの時代。夏目漱石とか森鴎外とか芥川龍之介なんかもみんなこの10年間に最高の作品を残している。
ヨーロッパではモネ(1840〜1926)が睡蓮を描いていたんだよね。ドイツ軍のパリ進軍などもあり、モネにとっては最悪の状況だった。
で、いま第二次世界大戦後70年を過ぎて、日本はおそらく世界一の繁栄を誇っている。こんな国に文化が花開いていないわけがない。だから、もうとっくに来ている可能性は大きい。

今日までマンション勤務の早番。6時ごろ起きた。ウォーキングや筋トレも十分。だけど、ほんと健康でいるのも楽じゃない。まさか70歳近くまで腕立て伏せにヒーヒー言うとは思わなかった。厳しいね。ま、プールは楽しいかも。でも苦しいか。よくわからない。絵を描いているときに「ああ、楽しいなぁ〜」と感じる瞬間はある。それもほんの少しだけだ。だいたい苦しい。思うように描けないものね。そのほんの少しが涅槃寂静なのかな?

数年前に表参道で企画個展をやってくれたギャラリー・ウーゴスの中尾氏がネット上の常設展「菊地理イッキ描きギャラリー」を開設してくれた。どんどん増えて額装された作品43点が綺麗に並んでいる。こちらもぜひご高覧ください。グーグルなどから「菊地理イッキ描きギャラリー」で検索できます。私のホームページからもリンクしてあります。
20年間の作品から厳選したせいか、好評です。

5月19日(土)〜7月8日(日)府中市美術館で長谷川利行展開催(140点くらい)されます。全国5か所の循環展覧会です。
天気:曇りのち小雨
作品:F15「ランプのある静物」
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そろそろ来てもいい

(日曜日)
昨日はプールに行きたかったので、じっくり見られなかったけど『浮世絵モダーン』展(6月17日まで)は見ごたえ十分。小品だけどたくさんの版画が並んでいた。私の目当ては戸張孤雁(1882〜1927)。裸婦や風景画3点だけあった。他の作家も達者だねぇ〜。ホント巧い。伊藤深水や川瀬巴水、橋口五葉、吉田博などおなじみの大正期の版画家だ。こういう人たちの傑作も、いつも私が主張する関東大震災(1923年)以前の10年間(大正デモクラシーの時代)が多い。もう100年も間のことかぁ〜〜〜。
そろそろ次の傑作の時代が来ていてもいい。日本の科学はノーベル賞をたくさんもらって凄いことになっている。音楽もけっこういい線行っている感じ。絵はサブカルチャーかなぁ〜。マンガ界は凄いことになったよね。
あたしゃ、ひたすら油絵を描くけどね。

数年前に表参道で企画個展をやってくれたギャラリー・ウーゴスの中尾氏がネット上の常設展「菊地理イッキ描きギャラリー」を開設してくれた。どんどん増えて額装された作品43点が綺麗に並んでいる。こちらもぜひご高覧ください。グーグルなどから「菊地理イッキ描きギャラリー」で検索できます。私のホームページからもリンクしてあります。
20年間の作品から厳選したせいか、好評です。

5月19日(土)〜7月8日(日)府中市美術館で長谷川利行展開催(140点くらい)されます。全国5か所の循環展覧会です。
天気:晴れ。最高気温30℃かも。真夏日?…にはならなかった。

幸福な人はいない

(土曜日)
私の浅はかな仏教解釈はかなり正しいかもしれない。つまり最初に「涅槃寂静」があるという説。昨日も録画した『こころの時代〜宗教・人生〜「アメリカで生きる人生」』(NHK・今年4月14日放送)を見ていたが、この日系3世のケネス・田中さん(70歳)というオッサンばかりを大映しにする最悪の映像。致し方ないので目をつぶって話だけ聴いていた。この人は浄土真宗のお坊さん。当然英語がペラペラだ。日本語もペラペラ。ここは凄い。でも、この人も「最初に『一切皆苦』があり最後に『涅槃寂静』に至る」と語っていた。順番が違うんだよね。でもいいけどね。真宗系にしては、上座部仏教なども経験して、マインドフルネスなどの重要性を語っていた。
最初の講義で「根本的に自分が幸福だと思う人は手を上げてください」とトンチンカンンな質問。「幸福な人はいない。幸福なひとときがあるだけだ」というもっとも大切な名言を知らないらしい。
マインドフルネスだか坐禅だかヨガだか知らないけど、とにかくゆっくり呼吸をして、ある程度の分量(1万歩前後でいいと思う)をコンスタントに毎日歩く(雨に日は無理して歩かなくてもいいと思う)ことが大切。
お釈迦様は人格者だからいろいろな道徳的なことも言うけど、そういうのは簡単に真似できない。方向性としては頑張ってみる、みたいな。私なんて、もともと下町のクソ餓鬼だったんだから上品には生きられない。申し訳ありません。
「涅槃寂静」に入れば「諸行無常」になり「諸法無我」になる。「涅槃寂静」に入るというのは何かに熱中することだ、と思う。それは歩行の場合もある。丹田呼吸の場合もある。作業の場合は多いけど、仕上がりを気にしすぎるとダメだと思う。それは邪心だ。「勝つと思うな思えば負けよ」なんだよね。美空ひばりの『柔』なんだよね。

今日からマンション勤務の早番が始まる。早起きだけど、しっかり朝食を食べるので太る週だ。もうすでに昨日からその兆がある。ま、致し方ない。
帰宅後、版画美術館の『浮世絵モダーン』展(本日初日なので無料)を見て、そのすぐ後25mプールに行った。記録的な高気温だったのにとても空いていた。身体は軽くはなかった。その後用事が出来て夕寝とかしていない。

数年前に表参道で企画個展をやってくれたギャラリー・ウーゴスの中尾氏がネット上の常設展「菊地理イッキ描きギャラリー」を開設してくれた。どんどん増えて額装された作品43点が綺麗に並んでいる。こちらもぜひご高覧ください。グーグルなどから「菊地理イッキ描きギャラリー」で検索できます。私のホームページからもリンクしてあります。
20年間の作品から厳選したせいか、好評です。

5月19日(土)〜7月8日(日)府中市美術館で長谷川利行展開催(140点くらい)されます。全国5か所の循環展覧会です。
天気:晴れ
作品:F15「ポロネーズ」:先週HPにアップした絵。
180316-15
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