こんな席から観戦した




















2017年12月31日、蒲田にある大田区総合体育館にボクシングの3大世界戦を観に行ってきた。
前日に地元横浜の文化体育館(ジモティはブンタイと呼ぶ)で開催された井上尚弥の試合にも行きたかったのだが、予算不足で涙を呑んだ。

会場の大田区総合体育館。京急蒲田駅からは徒歩5分と言ったところ。
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入場者に配られたプログラム。昔はボクシングの興業では、プログラムの「ご挨拶」ページには、黒いグラサンの関係者が出て来たものだが、今はそんなことはない。健全化されたのだ。
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世界戦興業の妙味は前座にもある。これはライト・ヘビー級6回戦。重量級ははっきり言ってレベルが引くが迫力はある。フィリピンから来た噛ませ犬は伸びてしまった。
L heavy




















デビュー戦の4回戦ボーイのセコンドとして登場した「スパイダー根本ジム」の根本会長。30年以上前の現役時代を知る身としては懐かしさを禁じえない。
Spider 根本




















ワタナベジムの年末興業はずっとテレ東だったが、今回はTBS。そのため演出にはカネを使っていることが窺い知れる。
そろい踏み!




















内山はまだ体形が崩れていない。ひょっとしてまだリングに未練を持っている?
内山




















3大世界戦の皮切りはミニマム級の京口の防衛戦だ。
国歌 京口




















きびきびした好試合だった。
世界戦 京口




















コーナーに詰める!
コーナーに詰める




















ボクシングではこれもお約束。
ラウンドガール 白




















見事TKOで防衛成功。おめでとう!
防衛成功!京口




















二つ目は日本人対決だ。
日本人対決 入場




















挑戦者の五十嵐は元世界王者で負けたら引退、の立場だけに声援は大きかった。
五十嵐入場




















「君が代」のみの国家吹奏。
日の丸斉唱




















前半は五十嵐が押したが、次第に王者木村のラッシュに押され気味になる。
五十嵐右ストレート




















お約束。
ラウンドガール 青




















最後は若い王者の木村が五十嵐を倒した。7月に中国で世界を奪い、初防衛で2017年を締めくくった。
木村勝利




















そして、メインイベントのIBF・WBA統戦。
統一選 青コーナー入場



















WBA王者の田口入場。
統一選 田口入場




















試合前のこの時の緊張感が好きだ。
統一選 田口 国歌




















田口は中盤からペースを握った。
統一選 試合




















ラウンドインターバルの様子。
統一選 両コーナー




















結果は田口の判定勝ち。田口を撮るつもりだったが・・・
お姉さん




















しかし、ボクシングの観戦は楽しい。観客は試合展開に合わせて固唾を呑んだり拍手喝さいを送ったりする。
勝者への祝福はもちろんだが、勇敢な敗者の健闘にも惜しみない拍手を送る。「ツウ」のファンのパンチが効いたヤジも楽しい。
スポーツ観戦はこうでなくちゃ、と思わせる。のべくまくなし同じコールを連呼する野球より、こちらのほうが明らかにぼくの価値観に合っている。
また、会場に足を運びたいと思う。