今季ここまでのMLBとNPBで共通するキーワードがある。それは「判定」であり「審判」だ。

大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)の打席で首を傾げたくなるストライクを巡る判定は、再三日本のメディアでも紹介された。さらにボール判定に不服な態度を見せた佐々木朗希(千葉ロッテ)に対する白井一行球審の対応は、ワイドショーでも取り上げられるほどクローズアップされた。ジャッジの精度だけでなく、審判の権威や尊厳についても考えさせられた開幕後の1か月だった。

アメリカでは審判の「ロボット化」は確実に進んでいる。球審がAI判定を参考として最終的なジャッジを下すというもので、完全な自動化ではないが、MLBは提携先の独立リーグでの実験を経て、2021年以降傘下マイナーリーグでも限定的ではあるが運用されている。

もっとも、そう遠くないうちに実現するであろうMLBでの採用は、個人的には間違いないと思っている。しかし、導入したからといって全ての問題が解決するのだろうか?

考察するには、二つの視点が必要になる。まずは、選手や球団側からのもの。そして、もうひとつはファンの視点、野球の将来にとっての是非だ。

先に現場の視点から述べてみよう。

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