January 27, 2007

う つ 病 の マ ク ロ フ ァ ー ジ 仮 説

 「 事 実 は 小 説 よ り も 奇 な り 」 と い う が 、竹 中 平 蔵 氏 が 著 し た 『 構 造 改 革 の 真 実 』 は 、緊 迫 シ ー ン の 連 続 で 読 み 出 し た ら 止 ま ら な い 。 上 京 の 折 「 紀 伊 国 屋 」 で 目 に 留 ま り 、夕 食 の 予 定 を 忘 れ る ほ ど 読 み 耽 っ て し ま っ た 。 サ ス ペ ン ス 小 説 を は る か に 凌 ぐ 迫 力 で あ る 。 竹 中 バ ッ シ ン グ ( 四 面 楚 歌 ) の 中 、金 融 再 生 を 果 敢 に 成 し 遂 げ た 執 念 が 伝 わ っ て く る 。

 金 融 改 革 を 断 行 し た こ と で 得 ら れ た 貴 重 な 教 訓 を 、竹 中 氏 は 述 べ て い る 。 「 戦 略 は 細 部 に 宿 る 」 と い う こ と 、「 無 謬 性 に こ だ わ る 官 僚 マ イ ン ド 」 が 改 革 を 阻 む こ と 、「 過 去 の 政 策 と 行 政 の 総 括 」 を キ チ ン と 行 な う こ と 、 の 三 つ で あ る 。 こ れ は ま さ に 医 療 行 政 に も 当 て は ま る 。 医 療 に 競 争 原 理 が 導 入 で き な い の は 、医 療 改 革 と い う 「 お 題 目 」 を 唱 え て い る だ け で 、医 療 現 場 や 国 民 の 声 が 反 映 さ れ な い 、行 き 当 た り ば っ た り の 政 策 が 行 な わ れ て き た か ら で あ る

 「 う つ 病 の マ ク ロ フ ァ ージ 仮 説 」 を ご 存 知 で あ ろ う か 。 マ ク ロ フ ァ ー ジ ( 貪 食 細 胞 ・ 好 中 球 ) は 感 染 や ス ト レ ス に 晒 さ れ る と 血 中 に 増 加 し 、イ ン タ ー ロ イ キ ン ( I L ) -1 や I L - 6 や イ ン タ ー フ ェ ロ ン ( I F N ) な ど の 炎 症 性 サ イ ト カ イ ン を 大 量 に 放 出 す る 。

 こ れ ら は 視 床 下 部 で の コ ル チ コ ト ロ ピ ン 放 出 因 子 ( C R F ) の 分 泌 を 亢 進 さ せ 、血 中 の コ ー チ ゾ ー ル ( 糖 質 コ ル チ コ イ ド ) 値 を 上 昇 さ せ る 。 ま た 、シ ク ロ オ キ シ ゲ ナ ー ゼ ( C O X ) を 活 性 化 さ せ 、プ ロ ス タ グ ラ ン ジ ン ( P G ) の 産 生 を 高 め る 。 I L - 1 は さ ら に ヘ ル パ ー T 細 胞 に 働 き 、液 性 免 疫 ( B 細 胞 ) や 細 胞 性 免 疫 ( キ ラ ー T 細 胞 ) を 活 性 化 さ せ 、外 敵 を 死 滅 さ せ る 。

 こ の よ う に サ イ ト カ イ ン は 、外 的 侵 襲 か ら 生 体 を 守 る た め に 必 要 な 、生 理 活 性 物 質 で あ る 。 し か し 一 方 で 、脳 内 神 経 伝 達 物 質 で あ る モ ノ ア ミ ン ( ノ ル ア ド レ ナ リ ン 、セ ロ ト ニ ン 、ド パ ミ ン な ど ) に よ る 神 経 情 報 伝 達 を 阻 害 す る 働 き も 有 す る 。 う つ 病 ( 気 分 障 害 ) 患 者 の 血 中 で は 、マ ク ロ フ ァ ー ジ 、I L - 1 、I L - 6 、I F N や P G が 増 加 し て い る

 こ れ ら の 変 化 は 抗 う つ 薬 の 投 与 に よ り 症 状 の 改 善 と と も に 正 常 化 す る 。 C 型 肝 炎 の 治 療 に 用 い ら れ る I F N で 、「 病 的 行 動 」 と 称 さ れ る 抑 う つ 症 状 ・ 睡 眠 障 害 ・ 倦 怠 感 ・ 錯 乱 な ど が 生 じ る こ と は よ く 知 ら れ て い る

 子 宮 内 膜 症 に は 慢 性 疲 労 症 候 群 や 線 維 筋 痛 症 や ア レ ル ギ ー 疾 患 が 、高 率 に 合 併 す る こ と が 報 告 さ れ て い る 。 慢 性 疲 労 症 候 群 や 線 維 筋 痛 症 で は 、【 炎 症 】 を 示 唆 す る 症 状 や 【 抑 う つ 】 な ど の 精 神 症 状 が 認 め ら れ る 。 た し か に 子 宮 内 膜 症 の 患 者 に は 、イ ラ イ ラ や 抑 う つ を 伴 う こ と が 多 い よ う で あ る 。

 こ こ で 以 前 の ブ ロ グ を 思 い 出 し て い た だ き た い 。 子 宮 内 膜 症 の 病 巣 で は 、C O X と P G の 産 生 が 増 加 し て い る の で あ る ・ ・ ・ ・ ・ ・。 掌 蹠 膿 疱 症 の 患 者 で も 精 神 症 状 ( パ ニ ッ ク ) を 経 験 し た こ と が あ る 。 炎 症 性 サ イ ト カ イ ン が 中 枢 神 経 に 作 用 し 、精 神 症 状 を 惹 起 す る こ と は 、間 違 い あ る ま い

  抗 う つ 薬 の 投 与 で 精 神 症 状 の 改 善 と と も に 、炎 症 反 応 も も と に 戻 る と い う 。 気 分 障 害 で は 血 中 の コ ー チ ゾ ル ( ス テ ロ イ ド ) が 増 加 し て い る 。 リ ン パ 球 に は ス テ ロ イ ド 受 容 体 が 存 在 す る 。 う つ 病 で は 交 感 神 経 ( ノ ル ア ド レ ナ リ ン 神 経 系 ) の 活 動 が 亢 進 し て い る 。


Posted by tozai4949 at 12:00│TrackBack(0)ヘルス/ビューティ 

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