December 02, 2007

「悪血」 (瘀血) の正体!

北京市高速道北京市高速道2 




1991 年 、北 京 を 訪 れ た 。  写 真 は 朝 の 8 時 過 ぎ 、ホ テ ル の 高 層 よ り 眺 め た 立 体 交 差 で あ る 。 自 動 車 専 用 道 と 自 転 車 ( 歩 行 者 ) 専 用 道 が 区 別 さ れ た 、超 近 代 的 イ ン フ ラ で あ る 。 そ れ か ら 16 年 も 経 過 し 、 来 年 に 北 京 オ リ ン ピ ッ ク を 迎 え る ‘ 北 京 ’ の 現 況 は ?  想 像 で き な い 。 走 り 始 め た ‘ 獅 子 の エ ヴ ォ ル ー シ ョ ン は 、凄 ま じ い 勢 い で つ づ く !

北 京 で の 病 院 視 察 は 、 中 国 衛 生 部 か ら の 招 聘 状 を い た だ い て い た の で、‘ 熱 烈 歓 迎 ’ を う け た 。  夕 方 か ら の 病 院 関 係 者 と の 懇 親 会 は 、‘ 互 恵 ’ と い う 名 に 相 応 し い 交 流 会 と な っ た 。 彼 ら は 初 対 面 な の に、自 分 の 意 見 ( 考 え ) を は っ き り 述 べ る 。 日 本 に 留 学 し た と い う 方 か ら 、「 パ チ ン コ は ビ ジ ネ ス に な る と 思 う か ら、一 緒 に や り ま せ ん か 」 と 誘 わ れ た の に は 驚 い た 。

鎖 国 や 藩 制 時 代 の D N A が し み こ ん だ 、日 本 人 の イ ン ト ラ ヴ ァ ー ト ( 内 向 性 格 ) と は 違 い 、“ 彼 ら は エ ク ス ト ラ ヴ ァ ー ト な の で あ る ” 、そ の よ う に 著 者 に は 感 じ ら れ た 。 華 僑 が 他 国 の 経 済 ( 政 治 ? ) に 深 く 食 い 込 ん で い る 、の も 頷 け る 。 中 国 語 の ア ク セ ン ト に は 、彼 ら の バ イ タ リ テ ィ を 感 じ さ せ る 。

近 代 の 名 医 張 錫 純 先 生 は そ の 著 、『 医学衷中参西録 』  の 中 で 、「 虚 労 を 治 す と き に は 、血 が 痺 ( ひ ) し て 行 ら な く な る の を 防 ぐ べ き 」 と 述 べ て い る 。 同 様 の 主 旨 を 、 滑 伯 仁 ( 元 代 ) は 「 補 剤 を 用 い る 時 に は 、 桃 ( 桃 仁 ) 紅 ( 紅 花 ) な ど の 破 血 疏 絡 の 薬 剤 を 加 え る と 、効 果 が 早 く 現 わ れ る 」 と 述 べ て い る 。

周 学 海 ( 清 代 ) は 、 「 瘀 血 に よ っ て 引 き 起 こ さ れ た 虚 損 に は 、活 血 法 を 用 い 、虚 に い た ら し め た 禍 根 を 断 つ べ き 」  と 述 べ て い る 。 古 来 よ り 中 国 伝 統 医 学 で は 、‘ 薬 が 病 巣 に 到 達 で き な い と 、十 分 な 効 果 が 現 わ れ な い ’ 、こ と を す で に 認 識 し て い た 。 西 洋 医 学 で は 今 ま さ に 、病 巣 に 到 達 し や す い 薬 剤 の 開 発 に 躍 起 で あ る 。

唐 容 川 ( 清 代 ) の 『 血 証 論 』 に 、「 気 を 載 せ る も の が 血 で あ り 、血 を 運 ぶ も の が 気 で あ る 」 と あ る 。 「 気 は 血 の 帥 、血 は 気 の 母 」 と 同 義 で あ る 。 ‘ 血 ’ が よ ど み な く ス ム ー ズ に 流 れ る た め に は 、‘ 気 ’ の 推 進 力 が 必 要 と な る 。 気 の 鬱 滞 ( 気 滞 ) や 気 の 不 足 ( 気 虚 ) で は 、血 の 流 れ も 鬱 滞 し 、瘀 血 が 形 成 さ れ や す い 状 況 が 生 ま れ る 。 ま た 、気 滞 や 気 虚 で は 津 液 ( 水 ) の 流 れ も 鬱 滞 す る た め 、病 理 産 物 で あ る 痰 飲 も 産 生 さ れ や す い 。 痰 飲 は 血 の 流 れ の 障 害 物 と な る た め 、瘀 血 の 産 生 を 助 長 す る 。 ス ト レ ス ( 気 滞 ) や 慢 性 疾 患 ( 気 虚 ) で は 、瘀 血 の存 在 を 常 に 念 頭 に 置 く 必 要 が 生 じ る 。

気 虚 や 気 滞 な ど で 血 流 が よ ど む と 、血 管 壁 に 対 す る ‘ ず り 応 力 ’ が 上 昇 す る 。 す る と 血 管 内 皮 細 胞 か ら 放 出 さ れ る 、血 小 板 の ‘ 凝 集 ’ や 血 液 の ‘ 凝 固 ’ を 抑 制 す る 生 理 活 性 物 質 が 減 少 す る 。 こ の た め 血 液 の 粘 性 が 亢 進 し 、‘ ド ロ ド ロ ’ し た 血 液 に 変 化 す る ( 微 小 循 環 障 害 ) 。 微 小 循 環 障 害 に よ り 血 管 内 皮 細 胞 が 傷 害 を 受 け る と 、炎 症 惹 起 物 質 で あ る イ ン タ ー ロ イ キ ン が 産 生 さ れ る 。 瘀 血 と は パ ー シ ャ ル に は  「 く す ぶ り 型 ( 潜 在 性 ) 血 管 内 炎 症 」 と で も 呼 ぶ べ き 病 態 を 包 含 す る 概 念 、と 考 えら れ る 。

傷 寒 論 』 の 第1 0 6 条 に 「 太 陽 病 不 解 ,熱 結 膀 胱 ,其 人 如 狂 ,血 自 下 ,下 者 愈 。 其 外 不 解 者 ,尚 未 可 攻 ,当 先 解 其 外 。 外 解 已 ,但 少 腹 急 結 者 ,乃 可 攻 之 ,宜 桃 核 承 気 湯 」 と あ り 、第 1 2 4 条 に は 「 太 陽 病 ,六 七 日 表 証 仍 在 ,脈 微 而 沈 ,反 不 結 胸 ,其 人 発狂 者 ,以 熱 在 下 焦 ,少 腹 当 鞕 満 ,小 便 自 利 者 ,下 血 乃 愈 。 所 以 然 者 ,以 太 陽 随 経 ,瘀 熱 在 裏 故 也 。 抵 当 湯 主 之 」 と あ る 。 と も に 病 邪 が 下 焦 ( 血 分 ) に 影 響 を 及 ぼ す と 、「 其 人 如 狂 」 ま た は 「 其 人 発 狂 」 と い う 状 態 を 呈 す る こ と を 述 べ て い る 。 桃 核 承 気 湯抵 当 湯 は と も に 瘀 血 を 除 く 方 剤 で あ る 。

先 に 述 べ た イ ン タ ー ロ イ キ ン は あ る 種 の腫 瘍 の 治 療 に 用 い ら れ る が 、か な り の 確 立 で「 病 的 行 動 」 を 引 き 起 こ す 。 そ の 症 状 と は 、抑 う つ ・ 興 味 の 喪 失 ・ 食 欲 減 退 ・ 睡 眠 障 害 ・ 倦 怠 感 ・ 錯 乱 ・ 無 快 楽 症 な ど で あ る 。 こ れ ら は 「 虚 労 」 の 症 状 にも 似 る 。 「 虚 労 」 と 「 瘀 血 」 の 関 係 を つ な ぐ も の が 、イ ン タ ー ロ イ キ ン の よ う な 炎 症 誘 発 物 質 で あ る と 思 わ れ る 。 さ す れ ば 、そ の 引 き 金 が 「 ず り 応 力 」 と い う こ と に な る 。 私 見 : ず り 応 力 瘀 血 ト リ ガ ー 説 で あ る 。

Posted by tozai4949 at 21:21│TrackBack(0)ヘルス/ビューティ 

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