あぁ、阪神タイガース―負ける理由、勝つ理由 (角川oneテーマ21 A 77)阪神監督経験者の楽天、野村監督による阪神論。
ここ4、5年阪神強くなりましたが、
それまでは、毎年のごとくBクラス、最下位争いと低迷し続けた原因を
野村監督が分析した本。
多少、野村監督が阪神で結果を出せなかった「敗軍の将、兵を語る」
な感じもあります。
で、阪神が弱かった最大の原因は、
阪神の選手は、勘違いしている選手が多いことだそうな。
スポーツ新聞などメディアは、
関西では、他の球団なら、無名選手LVの選手が
阪神の選手と言うだけで、持ち上げられる。
しかも、メディアは阪神の選手からコメントが欲しいので、仲が悪くなりたくない。
だから、成績不振でも批判記事はほとんど書かない。
結果として、分不相応に入団当初から周りに持ち上げられた選手は、
勘違いを起こし、他のチームに比べてわがままな選手になる。
監督が、自分を上手く使わないからチームは弱いとという思考になる、ということだそうな。
あとは、選手に批判がいかないので、チームの不振の批判は、監督、フロントへ向かう。
しかも、その批判が半端ではない。
甲子園の通用門ではなく裏口から出ないと危ないと感じるLV。
そんなこともあって、監督が短期間ですぐ変わる。
弱いチームにもかかわらず、長期的な視点でのチーム強化が出来ない。
他にも、巨人にだけ勝てばよい思考、
フロントの内紛の多さ、戦力補強する気の無さなども理由に挙がってます。
自らの失敗に関しては、
戦力補強する気のない編成部を改革しきれなかったこと。
通称「野村の考え」と呼ばれる冊子を一部の選手を除いてまとも聞きさえしなかったこと。
チームの核となる「エースと4番」を作れなかったこと。
そんな中で、孤立していったことなどを挙げています。
野村監督が辞めた後、現日本監督の星野が阪神監督なって優勝したわけですが、
それに関しては、星野監督がわがままだった選手の意識を「熱」で変えたこと、
野村監督が編成部に訴えても実現しなかった補強が、
星野監督は、訴えるだけでなく必要な選手に自ら交渉して、
あとは「これだけ金がかかる」と具体的に交渉までやって
補強を実現させたことなどを挙げています。
今の阪神を支える金本、下柳あたりのことですね。
どうなんでしょうか?
確かに、阪神の選手、他の地域に比べてそんなに持ち上げられてるのでしょうか?
他の地域の事情がわからないですし、
選手がそんなにわがまま、勘違いしているのか、というのも
少なくとも、自分の成績見れば、現状はわかりますからね。
そんなに勘違いをするとも思えないのですが。
まぁ、適当にやってる選手が居そうな気はしますが、それは他球団も同じ気しますし。
ただ、阪神OBがあまり他球団でコーチ、監督をやっていないという指摘があって
言われてみれば、それはそんな気がしないでもなく、
教える側になり得ないわがままさがあるのかもしれません。
ただ、まぁ阪神ファンではないおれには、今一ピンとこない部分多々。
個人的には、弱者が強者に勝つには、
個人ではなくチーム中心の野球とデータ重視という野村監督の考えが
あちらこちらににじみ出しているのが印象的でした。
野球好き、特に阪神ファンが読んでどういう感想を持つのか、そういう興味が出てくる本でした。
あぁ、阪神タイガース 本