近年、全国大会レベルでも頭角を現しつつある大分東明高校駅伝部(女子)。画像ストックがある程度できてきましたので、トレーニングウェアを中心にご紹介していきます。

2021年4月の画像です(第29回金栗記念選抜陸上中長距離大会)。
多田妃奈選手(左、当時2年)と竹原さくら選手(右、当時3年)で、春先らしくジャージ着用です。
当ブログとのお付き合いの長い方、陸上ウェアに詳しい方なら、メーカーの違いに気がつかれたことでしょう。竹原選手はasics、多田選手はmizunoです。
学年から判断すると、2020年度入学生からジャージとウィンドブレーカーをmizunoに切り替えたようですので、今春(2022.3)でasicsのウェアは姿を消したことになります。
asicsは2020年シーズンを境にかなり大がかりなモデルチェンジをおこなっており、ウィンドブレーカーを含めて今回掲載しているモデルは既に展開を終了しています。


000-大分東明 駅伝 202104



































000-大分東明駅伝202204 多田妃奈(3)




mizunoジャージの全身画像(多田選手)。
シンプルなカラーリングがいいですね。




















ウィンドブレーカーでの集合写真から。
2021年11月・全九州高校駅伝前に撮影
正面とサイドの切り替えがわかりやすい画像を並べてみました。
ジャージにもウィンドブレーカーにも共通していることですが、メーカー変更時にイメージの変化が少ないモデルを選択しているのも特徴です。
同じパープルでも、asicsのほうが微妙に濃いことがわかります。
ウィンドブレーカーのベンチレーションは、シャツはasicsもmizunoも背面真ん中よりやや上に入っています。パンツは、膝に入っているのは共通ですが、カットラインはasicsが水平なのに対してmizunoは内側から外側に上がるようになっています。これは膝を曲げたときに動きやすいように設計されているのだそうで、1990年代初頭のウィンドブレーカーでは既に採用されていたようです。


大分東明 駅伝202111全九州高校駅伝



















大分東明 駅伝2022全国高校駅伝



















下はウィンドブレーカーの特徴的な背面切り替えがわかる画像です。
手前後ろ向きの選手はasics、奥左横向きの選手はmizunoを着用しています。

大分東明 駅伝 202111 大分県高校駅伝















ベンチコートはライトグリーン。ジャージやウィンドブレーカーとは異なるカラーを採用しています。

2021年11月 第72回全国高校駅伝競走大会大分県予選

大分東明 駅伝 202111 第72回全国高校駅伝競走大会大分県予選




















次の1枚は興味深い画像です。2019年12月、全国高校駅伝を前にした武井萌夏選手(当時3年生)。


000-大分東明 駅伝 201912 武井萌夏

















武井選手は、世代的にはasics採用期に属します。ところがベンチコートはmizunoですので、2019年12月の全国高校駅伝からmizunoへの切り替えが始まっていたことがわかります。


大分東明 駅伝 2019 武井萌夏(3年)





























以下、現行モデル(mizuno)トレーニングウェアの型番とイラストです。
 ジャージ
 シャツU2JT8A1500、パンツU2JT801500
大分東明JS





















 ウィンドブレーカー
 シャツU2JT8D1600、パンツU2JT831600
大分東明WB




















 ベンチコート(ロングボアコート)32JT8L0100

大分東明BC















ランシャツ・ランパンも2019年20シーズン以降はasicsからmizunoに変わっています。それでもデザインがほとんど変わらないように見えるのはジャージやウィンドブレーカーと同様です。
撮影条件によって色がレモンイエローに見えるのですが、実際の色はライトグリーンで、ベンチコートと同じです。
2019年全国高校駅伝の画像では、ウェアのメーカーロゴがほとんど見えませんが、asicsのランパンは左足側にロゴがくるので、それが見えないということはmizunoということになります(よく見ると、右足側にRun Bird ロゴの一部が見えます)。

2019年11月 大分県高校駅伝

大分東明 201911県高校駅伝 磯部涼美


























2019年12月 全国高校駅伝

大分東明 駅伝201912全国高校駅伝 竹原さくら



























2020年12月 全国高校駅伝

大分東明 駅伝202012


























最後にシューズの話をひとつ。
2020年の駅伝界は厚底シューズが席巻しましたが、大分東明は県高校駅伝で全選手が WAVE DUEL NEO を着用しました。WAVE DUEL NEO は、ミッドソールの素材に柔らかさと反発性、軽量性に優れた Mizuno Enerzy lite を、基幹構造としてクッション性・安定性を両立させた MIZUNO WAVE を採用しています。駅伝部の公式ツイートによると、全選手が区間賞を獲得したそうです。
このあたりは、メーカーからの協力要請があったということなのでしょう。
全国高校駅伝では、各選手が自前のシューズを着用しています。


大分東明 駅伝202011 WAVE DUEL NEO